さむい

寒いですね。
寒いのでこんなのを書いているときも毛布を掛けて座椅子に座っているのですが、犬が毛布の中に入って膝の上に乗ってきます。
重いし、いびきいびきがうるさいんだけど結構温かい。
お互い相手を暖房器具だと思っている。
何か温かい曲・・
思いついたのはブラームスのヴァイオリン協奏曲
の第2楽章。
ピアノ協奏曲の第2番はチェロが出てきてチェロ協奏曲みたいになっていましたが、こちらはオーボエ協奏曲みたいになっちゃっています。
35年くらい前、テレビで流れていたハムか何かのCM、暖炉の火の手前にハム・・だったような。そこでこのオーボエソロが流れていた・・それが刷り込まれていまだに暖かい=この曲
これCD買ったんだけどあまり聴いていません。名盤らしいですね。
オーボエ結構癖のある音?
どうも私強く興味があるのは曲そのものみたいで、よくある「あそこのあの人の音は***!」みたいなのあまり・・

オーボエ協奏曲というか、暖かい木管アンサンブル・・
このオーボエのメロディー、主役なはずのソロヴァイオリンは歌わせてもらえないんだもんね。
ブラームスはヨーゼフ・ヨアヒムという天才ヴァイオリニストと若いころに知り合い、ともに演奏旅行をしたんだっけ?
とにかく同志というか親友だったんだろう。
作曲する際、ヨアヒムは数々の助言をしたんだけどブラームスはいい加減うざがった・・みたいな話がある。
定型通りの3楽章構成で、1楽章ではソロのカデンツァが要求されている。
でもブラームスがほかの作品でやっていたことを考えると、彼がやりたかったのはカデンツァなんかない交響曲みたいなコンチェルトだったんじゃないかなぁ・・
このオーボエが主役をみんな持ってちゃってるのはその腹いせ・・では全然ないんだろうけど。
またこういうとヨアヒムが悪い奴みたいだけど、それもまた間違いだろう。
彼のおかげでこの作品の今があるんだとも思う。

自筆譜。
結構すごいことになってんのね・・