雪印

私の住んでいる地域は温暖でめったに雪が積もることはありません。
何年かに一度湿った雪がというくらい。
車にスタッドレスなんか履いてないし雪の怖さも知らない人がみんなで路肩に滑り落ちてたり・・。
そんなところに住んでいるので雪景色なんか見ると大騒ぎです。
冬の北海道に行ってみたところ私の知っている雪とはまた違う雪があった。
湿っていない乾いた雪。
一面ベビーパウダーみたいだと思いました。
もうだいぶ前になるけど正月の2日くらいに美瑛に行ったときはまだ人も出てきていなくてその見たことのない世界を独り占めしているような気分になりました。
風で舞う雪がきらきら光って、大げさみたいだけどこの世とは別な世界に行ったくらいな気分になって楽しかった。
小さな子供がいる家なのか、乳母車の車輪の代わりにソリがついたようなのを見た記憶が・・
次の日になると各所は三脚であふれていた。
バスが来たと思ったらでっかいカメラを持った人がわらわら出てきたのはもっと後にいたっ時だっけ・・
あ文句じゃないです。私が勝手に人がいるのが苦手なだけ。
私の住んでいる辺りに振る雪はべじゃっとしたシャーベットみたいなもの・・
だから子供のころ図鑑で見た雪印のマークみたいな物は見たことがありませんでした・・

こんなのがその辺にふらふら落ちてくるのを見たときは感動しました。
嫁と二人で大騒ぎしながら・・

チェレスタを発明したのはパリの楽器職人でそれを最初に発見しくるみ割り人形に使ったのがチャイコフスキー。という話は有名です。
第二幕の最初の曲から出てきますがここ、楽譜の景色が・・
チェレスタと弦楽器の人口ハーモニクスという景色はいろんな作曲家にあるんですがやたらに使ってる・・じゃなかったうまく使いこなしているの印象が強いのはラヴェルですね。
フラジオレット自体は昔からあるんだろうけどこういうキラキラ世界みたいなの、チャイコフスキーがもうやってたんですね。

ハープとチェレスタとをバックに歌うハーモニクスな弦楽器・・・弦の透き通る歌はチェレスタが縁取りしています。
ここバレエでは何をやっているところなのか知らないけれど、聴いていると雪の妖精の世界みたいに聴こえます。
2本のヴァイオリンとピオラが・・
絃はD線が指定され、●を強く抑え、◇を軽く抑えると上の方に小さな音符で記された音が透明な音色で鳴ります・・みたいな
雪というか冬、実際生活していると苦労も大きくて大変なんでしょうね。
冬の北海道、また行きたいなぁ・・
川が凍ってるとか私には超絶驚きの風景なんですよ。
あんまり人もいないようなところがいいなぁ。
地吹雪とか命の危険がすぐその辺にあったりするんでしょう?なめてるとやばいんだよね。
あんまり無理しないで行けるようなとこでいいから・・