2018/01/21

泣けるところ

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昔、アマチュアオーケストラのコンサートに行った。
アマオケもいろいろだけど、頑張ってやってみましたみたいなのじゃなくてちゃんと作品を楽しませてくれるコンサートだった。
チェレスタが登場する曲だったのだけど楽器が用意できないらしくてシンセサイザーで代用していた。全体がpppみたいになる中チェレスタのつぶやきにみんなが注目する曲だ。
・・さぁいよいよチェレスタ・・・
出てきた音は安っぽいピアノの音・・・えー?みたいな。
リハの後いったん電源切るかなんかしてリセットしちゃったんでしょうか。
すぐなんかボタンを押してチェレスタになっていたけど
色々あるよね。

チェレスタといえばくるみ割り人形の金平糖の踊りが有名で、興味がなくても聞いたことのない人はいないくらいだと思います。

原題は何だったか忘れちゃったけど金平糖じゃないらしい。
まあとにかくイメージぴったりというか・・

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ここで言いたいのは楽器の選定がよかったというだけじゃなくて元々作曲されていたこの曲、半音階進行を含んで冷たくかわいい氷の妖精みたいなこの音楽がいいからここはいいんですよね的な話・・
ラヴェルも「よくオーケストレーションされた作品などというものはない。よく作曲された作品というもののみがあるだけだ」
みたいなことを言ったという。
ラヴェルをオーケストレーションの魔術師みたいに言うことがあるけれど、当時からそうだったんだろう。
それにくぎを刺しているんだと思う。見落としちゃいけないところだろう。



それよりくるみ割り人形のチェレスタでもえるのは終曲の一番最後。
組曲じゃなくて全曲版の・・
フィナーレにふさわしい優雅で堂々としたワルツが盛り上がっていよいよ締めか!というところで、


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急に視点がさっと引いて雪の夜、小さな明かり・・チェレスタとハープの雪が舞うなか妖精たちが踊る姿が遠景的に流れるんです・・・
何だか知らないけれど私ははここを聞いてると涙が出そうになるんですよ。。



正直バレエの内容はあんまり興味がないんだけど、
子供の心の中にだけあるような高貴で無垢な世界万歳!・・永遠につづけ!


ブログだから書いてるけれど人には絶対こんなこと言わない。
元々人と話もしないけれど。