シフォンケーキとピッチカート
休日。
カフェでお昼食べようかはいいけど家を出るのが遅すぎて着いたころにはランチタイム終了。
そうなるのは分かってても一応行こうとする適当夫婦。
代替えで入った近くのお店が意外に良買ったのでOK。
なんか今日はいい日なんじゃないか?
気分がいいので別なカフェでコーヒーでも・・

腹ごなしに海でもあるこ・・
人もまばらで静か。変な楽器をガンガン鳴らしてるような人も今日はいない。
適当にうろうろしていると

日もくれる。
まぶしーよ。
いいねー海って、いつでも適当に絵になって・・
日が暮れるといきなり寒くなるのね。
よしコーヒーいこ・・
すぐ近くに前から気になっていた看板があったので行ってみた。
屋敷跡を昔分譲したみたいなところへちょっと入るとそれらしき建物があった。
新しいそれは多分普通の民家を立て替えて1階をお店、2階を住居としたんでしょう。

狭さが返っていい感じ。
勝手な想像では定年後夫婦でお店を始められた?
違うかも。
メニューもそんなに多くなく単純明快。
何種類かのコーヒーと2種類のシフォンケーキだけ。

ご主人の「ここ置いとくから適当にやってください・・ごゆっくりね~」
でいきなりリラックスする。
おいしいコーヒー。
私はドラえもんのスネ夫んちで出てきたクリームがのってるああいうのがケーキだと思っていました。昔どこかでケーキを注文したらばさばさのパンみたいなのが出てきた。
なんだこれ!?と言う私に結婚前の嫁がそれがシフォンケーキだと教えてくれた。
あれ以来私の中でシフォンケーキは悪の枢軸であった。
でもこのシフォンケーキはとてもおいしかったふわふわで・・・・
ここにも近所の人と思われるおばさんがいてその話声が支配的だった。
最近このパターンが多いな。
聞きたくないけど耳に入ってくる・・いろんな考えの人がいるね。
その後しばらくは静かな時間も楽しめました。
ここ良いなぁ。
そういえば数年前に家を直しにきた大工が私がクラシックを聞くと知ると「この喫茶店にそういう人間が集まっているから言ってみなさい」と場所と名前を教えてくれたんだった。
性格的にそんなところへは絶対行かない私なので場所も名前も忘れてしまったけど、それは今日のここだった気もする。
でもそっちはいらない。
いいお店といい時間に出会えて今日は素朴に幸せ。
シフォンケーキがうまかった的な音楽のベートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ長調
柔らかく、暖かく、素朴な幸せみたいなものに包まれていて、影が一切出てこない感じが・・いや影もあるにはあるんだけど、
ほんとはそんなに悲しくないんでしょ?またすぐ笑顔になっちゃうんでしょ?という・・
始めなじめないときはそこを悪く取って深みがないなんて感じていたこともありました。
1楽章で2つの主題のキャラクターが似ているのも悪く言えば欠点のような気もする。
ブラームスはそのあたりを強く意識して自分曲を書ていると思う。
文句めいていますけれどこの曲も好き。
初めて聴いてからあっこれいい曲だと感じるまで30年かかりました。
生きていた意味があったという事だ。
この先も長く生きれば30年後に今理解できないものが好きになるかもしれない。
今はもそんなこと言わないのかもしれないけれど昔はメンデルスゾーン、ブラームスと合わせて3大ヴァイオリン協奏曲とか言われていました。
ブラームスのやつはソロに一度もピッチカートが出てこないんですよね。
なにかこう、意地でも出さないという意思が伝わってくるようで面白い。
私は芸披露みたいなのを書きたいんじゃないんだよという意思表示というか。
ヨーゼフ・ヨアヒムの助言にうんざりしていたという話があるけど関係あったらおもしろいな。
ベートーベンのヴァイオリン協奏曲は

第3楽章に一か所だけピッチカートが出てきますよね。
ここしかないからすごく特別なものみたいに聴こえる。
私の聴いてる盤の動画は見つけられなかったから適当に古いの。
こういう曲だからクラシックを聴く人は自分のお気に入りの奏者や盤があって熱く語るんでしょう。
この曲もいったん忘れられかけたけどヨーゼフ・ヨアヒムが演奏しまくってよみがえらせたんじゃなかったっけ?
ブラームスのためにシューマン宛のへの紹介状を書いたのもヨアヒムだし、アルトゥール・ルービンシュタインの才能を発見したのもヨアヒム。作品としてはコンチェルトのカデンツァとかしか知らないけれど、歴史に大きく名を残すべきおっさんなんですね。
なんか喋ってる録音が残ってたと思う。
演奏が聴いてみたかった。
カフェでお昼食べようかはいいけど家を出るのが遅すぎて着いたころにはランチタイム終了。
そうなるのは分かってても一応行こうとする適当夫婦。
代替えで入った近くのお店が意外に良買ったのでOK。
なんか今日はいい日なんじゃないか?
気分がいいので別なカフェでコーヒーでも・・

腹ごなしに海でもあるこ・・
人もまばらで静か。変な楽器をガンガン鳴らしてるような人も今日はいない。
適当にうろうろしていると

日もくれる。
まぶしーよ。
いいねー海って、いつでも適当に絵になって・・
日が暮れるといきなり寒くなるのね。
よしコーヒーいこ・・
すぐ近くに前から気になっていた看板があったので行ってみた。
屋敷跡を昔分譲したみたいなところへちょっと入るとそれらしき建物があった。
新しいそれは多分普通の民家を立て替えて1階をお店、2階を住居としたんでしょう。

狭さが返っていい感じ。
勝手な想像では定年後夫婦でお店を始められた?
違うかも。
メニューもそんなに多くなく単純明快。
何種類かのコーヒーと2種類のシフォンケーキだけ。

ご主人の「ここ置いとくから適当にやってください・・ごゆっくりね~」
でいきなりリラックスする。
おいしいコーヒー。
私はドラえもんのスネ夫んちで出てきたクリームがのってるああいうのがケーキだと思っていました。昔どこかでケーキを注文したらばさばさのパンみたいなのが出てきた。
なんだこれ!?と言う私に結婚前の嫁がそれがシフォンケーキだと教えてくれた。
あれ以来私の中でシフォンケーキは悪の枢軸であった。
でもこのシフォンケーキはとてもおいしかったふわふわで・・・・
ここにも近所の人と思われるおばさんがいてその話声が支配的だった。
最近このパターンが多いな。
聞きたくないけど耳に入ってくる・・いろんな考えの人がいるね。
その後しばらくは静かな時間も楽しめました。
ここ良いなぁ。
そういえば数年前に家を直しにきた大工が私がクラシックを聞くと知ると「この喫茶店にそういう人間が集まっているから言ってみなさい」と場所と名前を教えてくれたんだった。
性格的にそんなところへは絶対行かない私なので場所も名前も忘れてしまったけど、それは今日のここだった気もする。
でもそっちはいらない。
いいお店といい時間に出会えて今日は素朴に幸せ。
シフォンケーキがうまかった的な音楽のベートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ長調
柔らかく、暖かく、素朴な幸せみたいなものに包まれていて、影が一切出てこない感じが・・いや影もあるにはあるんだけど、
ほんとはそんなに悲しくないんでしょ?またすぐ笑顔になっちゃうんでしょ?という・・
始めなじめないときはそこを悪く取って深みがないなんて感じていたこともありました。
1楽章で2つの主題のキャラクターが似ているのも悪く言えば欠点のような気もする。
ブラームスはそのあたりを強く意識して自分曲を書ていると思う。
文句めいていますけれどこの曲も好き。
初めて聴いてからあっこれいい曲だと感じるまで30年かかりました。
生きていた意味があったという事だ。
この先も長く生きれば30年後に今理解できないものが好きになるかもしれない。
今はもそんなこと言わないのかもしれないけれど昔はメンデルスゾーン、ブラームスと合わせて3大ヴァイオリン協奏曲とか言われていました。
ブラームスのやつはソロに一度もピッチカートが出てこないんですよね。
なにかこう、意地でも出さないという意思が伝わってくるようで面白い。
私は芸披露みたいなのを書きたいんじゃないんだよという意思表示というか。
ヨーゼフ・ヨアヒムの助言にうんざりしていたという話があるけど関係あったらおもしろいな。
ベートーベンのヴァイオリン協奏曲は

第3楽章に一か所だけピッチカートが出てきますよね。
ここしかないからすごく特別なものみたいに聴こえる。
私の聴いてる盤の動画は見つけられなかったから適当に古いの。
こういう曲だからクラシックを聴く人は自分のお気に入りの奏者や盤があって熱く語るんでしょう。
この曲もいったん忘れられかけたけどヨーゼフ・ヨアヒムが演奏しまくってよみがえらせたんじゃなかったっけ?
ブラームスのためにシューマン宛のへの紹介状を書いたのもヨアヒムだし、アルトゥール・ルービンシュタインの才能を発見したのもヨアヒム。作品としてはコンチェルトのカデンツァとかしか知らないけれど、歴史に大きく名を残すべきおっさんなんですね。
なんか喋ってる録音が残ってたと思う。
演奏が聴いてみたかった。