海原の小舟
この日は港にいってみた。

観光船みたいなのと釣り船が出たり入ったりしていました。
鷹かなんかがいっぱいいてパンなんか食ってるともってかれちゃうんですよね。
すーって降りてきてなんか持ってないか見に来る・・
結構でっかくて猫みたいなのがこっちを見ながら飛んでる感じ。

綺麗でした。
ラヴェルの「鏡」という組曲に海原の小舟という曲があります。
すげー曲だから聞いてみて。
光が・・波が・・
こんなのちゃんと弾けたら楽しいだろうなぁ・・

こんなピアノのアルペジオの塊みたいな音楽をオーケストレーションなんかしても詰まんないだろうな・・と思ってしまいそうなのに
なんと作者はこの曲のオーケストレーションに挑戦していた。
本人はかなりいいと思ったらしいんだけど評判が悪くて封印してしまったんだそうだ。
みんなピアノ版を知っていてそれが頭にあったんじゃないかな。

こんなことを言ったらいけないけど、ピアノ版のが圧倒的に好きだなぁ・・
というかピアノ版オケ版というより全く別な曲ととらえた方がわかりやすいかなぁ・・
誰か指揮者が、ラヴェルの曲は誰が演奏しても曲になるように書いてあると評していたけれど、この曲に関してはある程度表現を作りこんで行かないと何やってんだかわからないような演奏になっちゃうんじゃないかなぁ・・
これを聴いているとしかし、ピアノの曲もラベルの頭の中にあったのはただキラキラしてるような世界じゃなかったんだなと思ったりして。