どこへ

また整体に行きました。
矯正の時力を抜く・・が最近の私の課題。
最初は何も意識しなくてもできていたことが、なぜかどんどんできなくなってゆく。
力を抜くというだけなのに。
楽器でもなんでもそう・・ダメになってゆく・・あ最初からか。
4113.png
いつもは寝たふりをして話もしないんだけど・・
探るような問いかけに答えると、話していいと思ったんだろう先生は込み入った話を始めた。
本音は別なところにあるけど適当に話を合わせる。
普段誰にも言わないけれど私にとっても重要な話なのでその場は少し心が動く。
最近またそこが心の中で騒ぎ出していたりもして。
とはいえ商売を挟んで接しているだけの赤の他人、本当に心を開いたりはしない。

この人ならと思う人が現れて誰にも言えない話をしたこともあった。
話してる間は救われるような気がしたりして・・
でもみんな空の雲と同じ・・いつまでもそこにあってはくれない。
形を変え、影を作り、遠ざかって消えていく。


ドビュッシーの子供の領分という大変有名な曲集のこの曲、


一人静かにたたずんで・・
この心のざわめきは何なのかもわからないし、どうすればいいのかもわからないし・・・
急に思いつめたように盛り上がったその先のこの掛け合い、今の私には

4114.png

どうすればいいかわからないよ。
そのままでいいよ。
ほんとに?
ほんとかどうかもどうでもいいんだよ。

と言っているように聴こえる。
勝手に私がそう感じるだけで、そんな曲じゃないと思います。
小さな羊飼いと言うタイトル。
訳の分かんねー曲だなんてずっと思っていたのに、今すごくいいんですよね。
なんかやけにモダンだよね。クラシック音楽の枠も出ちゃってるんじゃないかと思ったりして。
元々そんな枠は周りの関係ない人が勝手に当てはめようとしているだけでなんの意味もないことなのかもね。
ドビュッシーがこれを書いたのは43歳だそうです。
今の私も43歳・・その先を書くといろいろバレちゃうから内緒。
最近頭をよぎっていること、急に整体師が話し出したこと、急にこの曲を聴きたくなったこと、
関係ないようでみんなつながっていてどこかから何かを教えてきているんじゃないかと思ったりして。

この曲もそうだと思うんですが、この後に書くことになる前奏曲集という作品は音楽の歴史上で大きな変化点に存在するものだと思うんですよね。
いくつかの曲はベートーベンやブラームスになれた耳でそのまま聞くと気の狂った変態音楽のように聞こえてしまいます。
実際その切り替えができなくて長らく理解できなかった。
やっと最近、あの辺りの曲を聞こうと思えるようになってきました。
私にとってクラシック音楽は何十年もかけてゆっくり聴いていくものでもあります。
とりあえず生きている意味が一つここにあった。

Tag:ドビュッシー  Trackback:0 comment:2 

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Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

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