思ったのと違った
シフォンケーキ専門店というのに行きました。
嫁さんと初めて会った日に行った思い出の店、昔は小さなレストランでした。
俺のこと覚えていたらすごいななんて思いながら行ってみると、
そんなわけもなく薄暗い店内で寒いやり取りがあっただけだった。
シフォンケーキだけどデコレーションケーキみたいにクリームを飾り付けるのが売りなんだって。

チョコチップみたいなのがたくさん乗せてあって見た目は普通のチョコケーキ。
そのつもりで食べようとするとフォークを入れても全然切れない上に妙な反発力でチップがみんな飛んでバサッと落っこちちゃってんの。
この形だとうまく切れないから結局ドサッっとか横倒しにして食べちゃって・・
作った人には申し訳ない食べ方だけど、逆に作るほうも食べ手への配慮なんてないんでしょこれ?
俺だけがそんななのかもしれないけどなんでもいいよそんなの。おいしく食べました。
ありがとう。
プーランクというフランスの作曲家がいます。ピアニストでもありました。
音楽界がもう訳のわかんない前衛にいっちゃった20世紀前半に素敵なメロディをもつ音楽を書いた人。
私がエスプリなんて言葉を使うのはおかしいけどそんなことを言いたくなる・・だけじゃなくて
この人の音楽は天使が歌っているような純真無垢な心と酒場の酔っ払いみたいな音楽が同じ曲の中に違和感なく同居してるんだよね。
この人の作品に「オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調」という曲があります。
この動画、あの有名なレクイエムの作者でこの曲の初演でも弾いたデュリフレがオルガン担当。
初めて聴いたのはもう25年前くらいか・・
なんとなくサンサーンスの交響曲第3番のオルガンの出番が増えたやつ・・みたいな予想を勝手にして期待が膨らんでいた。
サンサーンスの第3交響曲は老舗の正統派的なケーキみたいな音楽だ。
本当は革新的なものも仕込んではあるんだけれど、基本的な材料や作り方は伝統的な基本をしっかり守っていて誰にも文句を言わせない・・みたいなの・・
そのつもりで聴いたプーランクのオルガンコンチェルト。

冒頭からオルガン登場・・いいねーと思った2小節目、いきなり舌を出しながら変な顔をしてるみたいな不協和音。
えーっ!?なんだこりゃ・・・と思ったのを覚えています。
君が思ってるようなこぎれいな音楽なんかやらないんだよ・・べぇー!みたいな。

4段譜で強烈な不協和音・・ガー!みたいな。
上品でおしゃれなケーキみたいなものを期待していたら雀の焼き鳥だった。
わざとえぐい味出してますみたいな・・
吉田類みたいな・・ちょっと違うか
よく見るといろいろ面白い。

両手でやるところ、それぞれパイプというか鍵盤を変える指示があって音に印影というか立体感が付きます。
そう思って聴くと面白い。
作者もオルガンを熟知しているのかな。

この辺で、あぁこの曲こういうのなのか、これはこれで面白そう・・・と盛り上がり始める。
ペダルの伸ばしが2オクターブ以上離れて書いてあるように見えておもしろい。
足鍵盤のピッチってどのくらいだっけ?すごい格好になったりして・・
今度聴く機会があったら奏者に注目すべき。
この辺りでまだ曲が始まったばかりなのだけど・・長々書いても仕方ないので・・
最初は何だこれ嫌だと思った音楽をだんだん好きになっていくことは多い・・そっちのが多いかも。
だんだんというか突然ぽっと何かが見えるとあとはパーッと見渡せるようになるんだよないつも。
30年後に急に好きになったというのもあります。
だから何がいいのかわからないきらいな曲も楽しみに取っておけばいいと思う。
世の中は自分が思っているのとは全然違うものかもしれない。
いやどうも違うみたいだ。
もっと悪かったってのは見ないようにして、実はよかったという方だけ発見していきたいね・・
嫁さんと初めて会った日に行った思い出の店、昔は小さなレストランでした。
俺のこと覚えていたらすごいななんて思いながら行ってみると、
そんなわけもなく薄暗い店内で寒いやり取りがあっただけだった。
シフォンケーキだけどデコレーションケーキみたいにクリームを飾り付けるのが売りなんだって。

チョコチップみたいなのがたくさん乗せてあって見た目は普通のチョコケーキ。
そのつもりで食べようとするとフォークを入れても全然切れない上に妙な反発力でチップがみんな飛んでバサッと落っこちちゃってんの。
この形だとうまく切れないから結局ドサッっとか横倒しにして食べちゃって・・
作った人には申し訳ない食べ方だけど、逆に作るほうも食べ手への配慮なんてないんでしょこれ?
俺だけがそんななのかもしれないけどなんでもいいよそんなの。おいしく食べました。
ありがとう。
プーランクというフランスの作曲家がいます。ピアニストでもありました。
音楽界がもう訳のわかんない前衛にいっちゃった20世紀前半に素敵なメロディをもつ音楽を書いた人。
私がエスプリなんて言葉を使うのはおかしいけどそんなことを言いたくなる・・だけじゃなくて
この人の音楽は天使が歌っているような純真無垢な心と酒場の酔っ払いみたいな音楽が同じ曲の中に違和感なく同居してるんだよね。
この人の作品に「オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調」という曲があります。
この動画、あの有名なレクイエムの作者でこの曲の初演でも弾いたデュリフレがオルガン担当。
初めて聴いたのはもう25年前くらいか・・
なんとなくサンサーンスの交響曲第3番のオルガンの出番が増えたやつ・・みたいな予想を勝手にして期待が膨らんでいた。
サンサーンスの第3交響曲は老舗の正統派的なケーキみたいな音楽だ。
本当は革新的なものも仕込んではあるんだけれど、基本的な材料や作り方は伝統的な基本をしっかり守っていて誰にも文句を言わせない・・みたいなの・・
そのつもりで聴いたプーランクのオルガンコンチェルト。

冒頭からオルガン登場・・いいねーと思った2小節目、いきなり舌を出しながら変な顔をしてるみたいな不協和音。
えーっ!?なんだこりゃ・・・と思ったのを覚えています。
君が思ってるようなこぎれいな音楽なんかやらないんだよ・・べぇー!みたいな。

4段譜で強烈な不協和音・・ガー!みたいな。
上品でおしゃれなケーキみたいなものを期待していたら雀の焼き鳥だった。
わざとえぐい味出してますみたいな・・
吉田類みたいな・・ちょっと違うか
よく見るといろいろ面白い。

両手でやるところ、それぞれパイプというか鍵盤を変える指示があって音に印影というか立体感が付きます。
そう思って聴くと面白い。
作者もオルガンを熟知しているのかな。

この辺で、あぁこの曲こういうのなのか、これはこれで面白そう・・・と盛り上がり始める。
ペダルの伸ばしが2オクターブ以上離れて書いてあるように見えておもしろい。
足鍵盤のピッチってどのくらいだっけ?すごい格好になったりして・・
今度聴く機会があったら奏者に注目すべき。
この辺りでまだ曲が始まったばかりなのだけど・・長々書いても仕方ないので・・
最初は何だこれ嫌だと思った音楽をだんだん好きになっていくことは多い・・そっちのが多いかも。
だんだんというか突然ぽっと何かが見えるとあとはパーッと見渡せるようになるんだよないつも。
30年後に急に好きになったというのもあります。
だから何がいいのかわからないきらいな曲も楽しみに取っておけばいいと思う。
世の中は自分が思っているのとは全然違うものかもしれない。
いやどうも違うみたいだ。
もっと悪かったってのは見ないようにして、実はよかったという方だけ発見していきたいね・・