黄金
運転免許証の書き換えに行ってゴールド免許復活。

交通安全委員会だっけ?反射材でできてるらしいこんなのをくれました。
子供やお年寄りに持たせれば光って守ってくれんのかな?
おっさんが鞄にぶら下げてたら逆に逮捕されそうかな。
ゴールドといえばラインの黄金。

ベースから始まってホルンによる変ホ長調の生成の動機?が積み重なっていき・・
ラインの川底がだんだん現れてくるみたいだ・・
もっと大げさに何もない無から世界空間が生まれていくみたいでもある。
変ホ長調主和音で始まるわけですが、シューマンの「ライン」もそうですよね。
ライン川って変ホ長調な川なんでしょうかね?
知らないと何だか優雅でメルヘンチックな世界を連想してしまいますが茶色い濁流が怒涛のように流れる川らしいです。
初めて聴いたのは高校生のころでFMでした。
当然舞台の上は見えないしどんな筋で何をやってるのかも知らなかった。

この世の光がすべてそろったようなこのページの直後、

何の予告もなくいきなりヴォークリンデが歌う世界へ切り替わった時の驚きを今でも忘れません。
突然その世界の中に自分も引き込まれたと思った。
実際はふにゃーって幕が開いたりするのかな?
下手に舞台が見えていなかったのがかえってよかった。
ラインの黄金を守る3人の乙女が戯れている。
そこにアルベリヒという変なのがちょっかいを出すところからすべてが始まります。
俺はアルベリヒのファンだけどね。

音楽から、この流れはゆったりとした優雅なものではなくバチャバチャとはねる波を持ったかなり速いものなのがわかる。
低弦のピッチカートは川の深さと豊かな水量・・

神々の黄昏に出てくるときはヘ長調で上から降りてきてた。
実際の上演も4晩かかるこの物語、
長い時間といろいろな出来事を経て指輪となった黄金はラインの乙女に手に戻り、神々の城も何もかもライン川に飲み込まれて元サヤに戻るということなんだろうけど・・

フロスヒルデ(ラインの乙女の1人)は取り戻した指輪を高く掲げ・・
前後違う調なのにここだけラインの黄金の冒頭と同じ変ホ長調なのは元に戻った・・ということを示しているのかなぁ・・
でもこのすぐ後に転調してすべてを飲み込むラインの波は変ニ長調なんですよね。
ここもボーっと聴いていると当たり前のように過ぎていくけど、音楽的には結構強引な転調じゃないですかね。
神々の黄昏だけど、ラインの黄金の最終場面と同じく神や天国の調性である変ニ長調に完結するところが怪しい。
穏やかになったライン川の波の上を乙女たちが指輪をもって泳いでいる・・・
けどその光景を照らしているのは神の光だから変ニ長調なんでしょここ・・
実は黄昏てなくて神々のペースじゃないのか。

最後に叫ぶのがハーゲンなのも・・
ブリュンヒルデがあんなに高尚で感動的な自己犠牲とかなんとかやってんのを見たところで改心するとかそんなの全然関係ないんだよねこの人。
ラインの乙女は彼の首に腕を回して水中に沈めてしまうみたいなすごいはなしだけど・・
ハーゲンはアルベリヒと人間のあいのこだっけ?
神々は実は黄昏ていないし、人間は死んでも何度でも新しく生まれてくるから。
実際何も終わってなくて、またいろんな思惑を持ったそれぞれが新しい世界でおんなじことを繰り返すよということでしょう?
少しもハッピーエンドじゃない。
救いはバイオリンが歌い続けるあの歌。ジークフリートを身ごもっている事を知ったお母さんの喜びの歌・・
希望もまた生まれてくるんだね。
何をごちゃごちゃこじつけてんだという話ですね。
こういうのをああでもないこうでもないと考えるのも楽しみの一つ。
ただ耳で聴いて終わり以上の内容を持ってるんだから。
ワーグナーだけがやったわけではないけれど、この人は音楽そのものが意味を持って語るということを徹底的にやりました。
短い旋律や和音の動きそのものに意味やキャラクターを持たさせ、さらにそれらの変形や組み合わせが違う意味を生んでいく・・
これは凝りだすと本当にオタク的にいつまででもああでもないこうでもないと言っていられると思う。
音楽の持っているものが非常に大きい為オペラが嫌いな私にも聴いてみたいと思わせる。
しかしドイツ語を聞いて理解でない私には音だけで全曲聴きとおすのはさすがに厳しい。
この壮大な物語をオペラじゃなくて音楽だけで表現する巨大交響曲にまとめてステージに上げてくれたら・・
ロリンマゼールがCD1枚にまとめたやつを持っているけどあれは如何せん小さくまとめすぎでちょっと・・
脚本は全然別なものだけど、それを実現して聴かせてくれるのがグスタフ・マーラーの交響曲だと思う。
免許書き換えで一ネタと思いこんなの書いたら久しぶりに指輪を聴いてみようかなと思うに至りましたので私としては良かった。

交通安全委員会だっけ?反射材でできてるらしいこんなのをくれました。
子供やお年寄りに持たせれば光って守ってくれんのかな?
おっさんが鞄にぶら下げてたら逆に逮捕されそうかな。
ゴールドといえばラインの黄金。

ベースから始まってホルンによる変ホ長調の生成の動機?が積み重なっていき・・
ラインの川底がだんだん現れてくるみたいだ・・
もっと大げさに何もない無から世界空間が生まれていくみたいでもある。
変ホ長調主和音で始まるわけですが、シューマンの「ライン」もそうですよね。
ライン川って変ホ長調な川なんでしょうかね?
知らないと何だか優雅でメルヘンチックな世界を連想してしまいますが茶色い濁流が怒涛のように流れる川らしいです。
初めて聴いたのは高校生のころでFMでした。
当然舞台の上は見えないしどんな筋で何をやってるのかも知らなかった。

この世の光がすべてそろったようなこのページの直後、

何の予告もなくいきなりヴォークリンデが歌う世界へ切り替わった時の驚きを今でも忘れません。
突然その世界の中に自分も引き込まれたと思った。
実際はふにゃーって幕が開いたりするのかな?
下手に舞台が見えていなかったのがかえってよかった。
ラインの黄金を守る3人の乙女が戯れている。
そこにアルベリヒという変なのがちょっかいを出すところからすべてが始まります。
俺はアルベリヒのファンだけどね。

音楽から、この流れはゆったりとした優雅なものではなくバチャバチャとはねる波を持ったかなり速いものなのがわかる。
低弦のピッチカートは川の深さと豊かな水量・・

神々の黄昏に出てくるときはヘ長調で上から降りてきてた。
実際の上演も4晩かかるこの物語、
長い時間といろいろな出来事を経て指輪となった黄金はラインの乙女に手に戻り、神々の城も何もかもライン川に飲み込まれて元サヤに戻るということなんだろうけど・・

フロスヒルデ(ラインの乙女の1人)は取り戻した指輪を高く掲げ・・
前後違う調なのにここだけラインの黄金の冒頭と同じ変ホ長調なのは元に戻った・・ということを示しているのかなぁ・・
でもこのすぐ後に転調してすべてを飲み込むラインの波は変ニ長調なんですよね。
ここもボーっと聴いていると当たり前のように過ぎていくけど、音楽的には結構強引な転調じゃないですかね。
神々の黄昏だけど、ラインの黄金の最終場面と同じく神や天国の調性である変ニ長調に完結するところが怪しい。
穏やかになったライン川の波の上を乙女たちが指輪をもって泳いでいる・・・
けどその光景を照らしているのは神の光だから変ニ長調なんでしょここ・・
実は黄昏てなくて神々のペースじゃないのか。

最後に叫ぶのがハーゲンなのも・・
ブリュンヒルデがあんなに高尚で感動的な自己犠牲とかなんとかやってんのを見たところで改心するとかそんなの全然関係ないんだよねこの人。
ラインの乙女は彼の首に腕を回して水中に沈めてしまうみたいなすごいはなしだけど・・
ハーゲンはアルベリヒと人間のあいのこだっけ?
神々は実は黄昏ていないし、人間は死んでも何度でも新しく生まれてくるから。
実際何も終わってなくて、またいろんな思惑を持ったそれぞれが新しい世界でおんなじことを繰り返すよということでしょう?
少しもハッピーエンドじゃない。
救いはバイオリンが歌い続けるあの歌。ジークフリートを身ごもっている事を知ったお母さんの喜びの歌・・
希望もまた生まれてくるんだね。
何をごちゃごちゃこじつけてんだという話ですね。
こういうのをああでもないこうでもないと考えるのも楽しみの一つ。
ただ耳で聴いて終わり以上の内容を持ってるんだから。
ワーグナーだけがやったわけではないけれど、この人は音楽そのものが意味を持って語るということを徹底的にやりました。
短い旋律や和音の動きそのものに意味やキャラクターを持たさせ、さらにそれらの変形や組み合わせが違う意味を生んでいく・・
これは凝りだすと本当にオタク的にいつまででもああでもないこうでもないと言っていられると思う。
音楽の持っているものが非常に大きい為オペラが嫌いな私にも聴いてみたいと思わせる。
しかしドイツ語を聞いて理解でない私には音だけで全曲聴きとおすのはさすがに厳しい。
この壮大な物語をオペラじゃなくて音楽だけで表現する巨大交響曲にまとめてステージに上げてくれたら・・
ロリンマゼールがCD1枚にまとめたやつを持っているけどあれは如何せん小さくまとめすぎでちょっと・・
脚本は全然別なものだけど、それを実現して聴かせてくれるのがグスタフ・マーラーの交響曲だと思う。
免許書き換えで一ネタと思いこんなの書いたら久しぶりに指輪を聴いてみようかなと思うに至りましたので私としては良かった。