小さな店とジークフリート

地図上に気になるカフェを発見していってみたら崖っぷちみたいなところだった。
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絵にかいたような小さなお店。
お店の人と差しでの会話タイムになること間違いなし。
昔だったら逃げたけどいってみようかなぁ・・なんてやってるといきなりドアが開いて。
あっ・・こんにちは。
外観から想像するよりさらに小さな部屋。
面と向かいすぎちゃってて写真どこじゃない・・あっテラス席だ・・
寒いのはわかっているけど車に上着を取りにもどり、テラス席をお願いする。
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最近人間力みたいなのが下がっていて他人と会話を楽しめる自信がなかった。
どうぞと言われたひざ掛けがあったかいね。
コーヒーとすごくシンプルなカップケーキ。
最近食いすぎだからちょうどいいよこれくらいが。
ちょっと寒いけれど眺めは最高。
この下で伸びていた木々は切ったんだろうな。
普通じゃ使い物にならないような山の斜面を買ってこれを建て、定年後に夢を夫婦でかなえたみたいな感じかな?
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上を見ればこんな感じ。
ああいいねぇ・・
今は寒いから何にも聞こえないけれどもう少しすれば鳥の声が聞こえるようになるんだろう。
夏は蝉の声か、涼しくてよさそうだ。


ワーグナーのジークフリート牧歌という曲があります。
妻にプレゼントするために書かれた曲で、ひそかに練習をしたオケ団員が朝の寝室前で演奏した。
何も知らされていなかった妻は大変感激した・・
みたいな話が超絶有名。

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そういう用途で作曲されたからがさばるティンパニなんかは出てこない。
初演と同じく各パート一人みたいにこじんまりやってもいいし、大オーケストラでやっても十分耐えられる内容を持っていると思います。曲中絶えず鳥が鳴いているんだけれど、二人にしかわからない意味があるんだそうだ。
何だか知らないけどいいねえ。

楽劇ニーベルンゲンリングの3日目は「ジークフリート」。
楽劇用の素材で書いた曲かと思っていたけど、ジークフリート牧歌のほうが先なんだそうだ。
最後の方にこの音楽がちょっと出てきます。
眠らされていたブリュンヒルデを目覚めさせたのはジークフリート。

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牧歌とほとんど同じだけど聴いても気づかない違いが6小節目に。
まともに見たの1回だけだけれど多分戸惑うブリュンヒルデが心を開いてゆく場面。

そしてワーグナーと妻でリストの娘なコジマの間にできた男の子の名前はジークフリート。
超絶天才の孫で息子だもん周囲がその才能に期待するのは当然か・・
いろんなレッスンも受けたみたいだけど彼の作品を聴くことはない。
周りの笑顔がだんだん雲っていくつらさ・・を感じたかは知らない。
指揮者としてはいけたんだそうだ。
人柄もよく人に好かれたという。
そうか・・
良い人生だったんじゃないかなぁ。
よかった。

またいいとこ来れたな会話は無かったけどまあいいかと思いながらお店を出ると外で木を切ってたご主人が気さくに話しかけてくる。
ロフトもあるんだよ見た?みてってよ
外の声が聞こえるのかドアが開いて奥さんがどうぞみたいな感じで・・
という事で再び上がって写真を撮ったりして
お店の人もなんか楽しそうだった。
人と触れ合うというか人に喜んでもらうことが何よりの楽しみなんだろうなぁ・・
本気でそう思ってる人に触れると私みたいなのでも暖かい気持ちをもらえる。
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こういう素敵な部屋を見ると自分もこんな部屋をオーディオルームにして・・とよく夢見た。
最近そんなものを手に入れても耐え難い虚しさに襲われるだろうと感じる。
こういうの建てる人は皆あれでしょ人と触れ合いたいとか、夜は親しい仲間を呼んでとか・・

わざと雨の日に来てここでゆっくりしてみたい。
またいつか。

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クラシック音楽が好きです。

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