霧のレストランで

こんなこと言ったら怒られちゃうのかもしれないけれど、天気が悪いといつも霧がかかっていそうな山裾にできたニュータウンがあります。
峠を超えて家へ帰る途中、その入り口にレストランの看板が・・
あれこんなとこに?
何度も通っていたのにレストランがあったなんて気づいていなかった。
4857.png
早速いってみるとその日は絵に描いたように霧の中。
普通の民家の向こうにそのお店はあった。
4858.png
おしゃれ系古民家イタリアンみたいに変に気取っている感じではなくて・・
一歩間違うと家庭的定食屋に見えてしまうような景色が目に入りつつ、イタリアンレストランなんだよ感をなんとかキープして・・
まあいいかそんなの。
これくらいが落ちつけていいよ。
窓際の席に座ってはみたけれど窓の外は白い世界。
これはこれで・・

4859.png
入り口の向こうにも果てしない白い世界。

いくつかのセットメニューの中から
4860.png
クレソンのスープとポークカツレツのボローニャ風・・
ライスってのはなくてパン一択。
固めのフランスパンみたいなの。
おいしかったですよ。

最初は無音だったけど、知り合いらしい先客が帰るとBGMにショパンのワルツ集がかかり始めた。
誰の演奏かは知らないけれど結構好きな感じ。


https://www.youtube.com/watch?v=Dmzx7Psjm0M
作品64の3
すまして気取ってるだけなのかと思うと・・
4892.png
形式的一定のパターンを繰り返していく舞曲的な音楽ではなくてかなり長いスパンで何か一つのことを歌っていく無言歌みたいなワルツだ。中間部も形式的にまたく別な音楽が始まるのではなくて主部のソプラノが言い残した言葉を受け継いでおっさんが歌いだす。
なかなかなんだか語っているいい曲だと思いますよこれ。
ある有名サイトには目新しいもののない曲なんて書いてあった。
誰がどう思うかは人それぞれだもんね。


食後には飲み物も出てきていい気分。
よくある独立したシェフ一人と奥さんのご夫婦でやってるというやつでしょう。
厨房が見えてシェフがあれ?とか言いながら料理しているのが見える。
前にも別なお店でこんなことがあったんだけど、奥さんをしかりつけるような乱暴な言葉遣いも近いから全部丸聞こえなんだよね。
関係ない他人のそういうので自分がいたたまれない気持ちになってしまうことがある。
ああいうのって夫婦だから聞いて感じるより実際はずっとたいしたことないというか言われたほうもそんなにダメージくらってなかったりするんだよね。

他人が怒ったり悩んだりしているような話を聞き必要以上に肩入れしてしまい暴走して気が付くとお前一人でなにやってんの?みたいな状況がよくある。
場合によっては都合よく利用できる人間として利用されちゃって気が付けばあれ?
ようは馬鹿なんだろうけど。
ブログを読んで感じたことからコメントを書くはいいけれど、その後の展開を読んでると私か感じたような話じゃなかったりするんだよね。
安易にコメントなんかしないほうがいいのかなと最近は思ったり。
人が苦手。世間が苦手。世界が苦手。

4861.png
あ晴れてきた!
このあと日の光が差して気持ちのいい時間だった。
いいや、他人とうまくやれなくても
人生が無駄に終わっていくような気がしても、
今いい気分だったらそれでいいじゃない。
旨いものを食えばいい気分になれるし、いい曲を聴けば幸せになれる。

ゆっくりさせてもらいいい気持ちでお店を出る。
車で走り出しふり返ると、
4862.png
やっぱりあの一帯は霧に包まれたままだ・・・
あのお店の窓だけ霧のない晴れた世界につながっているのかもしれない。
実はすごいお店なのかもしれない。

Tag:ショパン  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

カウンター
カレンダー
04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ