歩こう
地図を見ていると大きな川を挟んで北勢線とほぼ並走する路線があります。
こんな田舎なのに珍しいかな。
同じ会社なのでフリー切符1枚で両方乗れることになっている。
もと鉄道マニアなのでどちらの路線についても昔からよく知っていた。
おっさんになってやっと現場に来たんだ、歩いていけそうだし用もないけど乗ってみよう。
興味がないと用もないのに電車に乗ってお得とか言っているのは馬鹿に見えるかもしれない。
自分の知らない世界は間違っているかばかげていると思ってしまうのが人間だ。
そんなものなんだろう。
歳をとると楽になっていいねぇ。。

こちらはJR在来線と同じ幅の線路で見た目は普通。
今、田舎の路線はみんな朝夕の高校生の通学需要で成り立っているんでしょうね。
ほとんどだれも乗っていない。
私はその方がいいけれど。
なんかいい景色だよなぁ・・
田舎路線ではあるけれどこの路線は終端付近に全体が石灰石みたいな山と巨大セメント工場があって、

こんな貨物列車が数多く走るらしく、よく見ると 軌道は結構頑丈そうだ。
かなり遠くから超巨大規模でかじられちゃっている山が見えていた。
秩父の方にもこんなのがあるんだったよな。
日本は資源のない国だといわれるけれどセメントは自前で行けてしょうがないみたいだ。
銅も撮れたんだろうけど大規模露天掘りに比べたらコスト的に話にならないんだろう。
銅を大量に使う会社で仕事をしているけれど、国際銅相場と為替に振り回されちゃっていて・・
なんて私も仕事してます的なことを書いてみたりして。
長い貨物列車とのすれ違いができるように小さな駅でも複線部分の有効長をすごく大きくとってある。
どうでもいいかそんなの。
写真もたくさんあるけれど、普通の人には何が面白いか伝わらないもんなんだろうなぁ・・・
反対に私は世間で人気のなにか・・が全然わからずなじめない。
人と知り合うと最初はいいけれどそのうち共通の話題がなくなりみんな離れようとする。
もういいけどね。
セメント工場のある駅で降りてみる。
ここからならまた歩いて北勢線の駅に戻れそうだ。
時間があれば盛大な貨車の入れ替え作業が見られるらしいけれど、この時は全く動く気配が感じられなかった。
乗り損ねた電車で来ればいろいろ眺められたのかな。
こういうあのとき・・なら、というのを延々考えて肝心のものを見なかったりするのが私。
まあいいや、歩こう。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2215&v=BJFRx2xSYwE
ベートーベンでも。
前後を非常に牧歌的で豊かで気持ちのいい田舎音楽に挟まれて・・
この楽章は雨宿りみたいでもあり、なんかネガティブな事案を抱えて歩いているようでもあるかな。
全部明るい音楽というのは一歩間違えると安っぽく聴こえることがあります。
じゃあ人生を豊かにするにはたまに暗い感じが必要かな?なんて安っぽく書いてみたりして。

地図的にはどうもここを入っていくらしい・・
その先、地図には極端に細い道が河岸段丘を折り返しながら下りてでっかい渡る橋がつながって・・
と思いながら歩いていくと立て札。
この先落橋のため迂回してください。
え?落橋?いまどき落橋?
行けば通れるんじゃないの?と進んでみるとロープで道をふさいであった。
行ってみるはいいけれど全部無駄になって帰ってくるんだよいいの?
というメッセージのようだった。

あらら確かに橋落っこちてますね。
諦めて迂回・・地図的にはかなり大回りしないと別の橋へたどり着けないよう見える。
西日が暑いのと歩くのも飽きてきていて精神的にめげる。
まあいいや。
歩こう。
他に手もないじゃない。
ヘルメットをかぶって自転車に乗った中学生が下校中。
みんな低い声で「こんにちわー」はいこんにちわ。
ちょっとめんどくさそうだけどその誰にでも挨拶できるのは宝だよなんて年寄りみたいなことを考えながら・・・
歩いてみればのどかでいい景色だったりもするわけだ。

いいなぁーなんて思いながらももう写真撮るのもめんどくさくて適当にシャッター押したりして。
夜は危ないよなこういうとこ。
このあとぱっとしない景色が続き・・いつ駅に着くんだろうか?もう飽きた・・
国道で歩道のないところを歩きトラックとかダンプにぶっ飛ばされそうになったりしながら
へらへら歩いていればいつの間にか駅前。

今度はなんとなくいい感じのタイミングで次の電車の時間だった。
何度見てもこの狭い幅のレールと小さく愛らしい電車には笑ってしまう。
さあ帰ろうか。
調べると予定の時間までに家へ帰ることは絶対にできないことが判明。
やべ。
すぐ対策を打って。

西日を背に、黄金の中を行く。
誰とも話もしないし、出会いも心温まる話も何にもない小さな旅。
私は楽しかった。
こんな田舎なのに珍しいかな。
同じ会社なのでフリー切符1枚で両方乗れることになっている。
もと鉄道マニアなのでどちらの路線についても昔からよく知っていた。
おっさんになってやっと現場に来たんだ、歩いていけそうだし用もないけど乗ってみよう。
興味がないと用もないのに電車に乗ってお得とか言っているのは馬鹿に見えるかもしれない。
自分の知らない世界は間違っているかばかげていると思ってしまうのが人間だ。
そんなものなんだろう。
歳をとると楽になっていいねぇ。。

こちらはJR在来線と同じ幅の線路で見た目は普通。
今、田舎の路線はみんな朝夕の高校生の通学需要で成り立っているんでしょうね。
ほとんどだれも乗っていない。
私はその方がいいけれど。
なんかいい景色だよなぁ・・
田舎路線ではあるけれどこの路線は終端付近に全体が石灰石みたいな山と巨大セメント工場があって、

こんな貨物列車が数多く走るらしく、よく見ると 軌道は結構頑丈そうだ。
かなり遠くから超巨大規模でかじられちゃっている山が見えていた。
秩父の方にもこんなのがあるんだったよな。
日本は資源のない国だといわれるけれどセメントは自前で行けてしょうがないみたいだ。
銅も撮れたんだろうけど大規模露天掘りに比べたらコスト的に話にならないんだろう。
銅を大量に使う会社で仕事をしているけれど、国際銅相場と為替に振り回されちゃっていて・・
なんて私も仕事してます的なことを書いてみたりして。
長い貨物列車とのすれ違いができるように小さな駅でも複線部分の有効長をすごく大きくとってある。
どうでもいいかそんなの。
写真もたくさんあるけれど、普通の人には何が面白いか伝わらないもんなんだろうなぁ・・・
反対に私は世間で人気のなにか・・が全然わからずなじめない。
人と知り合うと最初はいいけれどそのうち共通の話題がなくなりみんな離れようとする。
もういいけどね。
セメント工場のある駅で降りてみる。
ここからならまた歩いて北勢線の駅に戻れそうだ。
時間があれば盛大な貨車の入れ替え作業が見られるらしいけれど、この時は全く動く気配が感じられなかった。
乗り損ねた電車で来ればいろいろ眺められたのかな。
こういうあのとき・・なら、というのを延々考えて肝心のものを見なかったりするのが私。
まあいいや、歩こう。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2215&v=BJFRx2xSYwE
ベートーベンでも。
前後を非常に牧歌的で豊かで気持ちのいい田舎音楽に挟まれて・・
この楽章は雨宿りみたいでもあり、なんかネガティブな事案を抱えて歩いているようでもあるかな。
全部明るい音楽というのは一歩間違えると安っぽく聴こえることがあります。
じゃあ人生を豊かにするにはたまに暗い感じが必要かな?なんて安っぽく書いてみたりして。

地図的にはどうもここを入っていくらしい・・
その先、地図には極端に細い道が河岸段丘を折り返しながら下りてでっかい渡る橋がつながって・・
と思いながら歩いていくと立て札。
この先落橋のため迂回してください。
え?落橋?いまどき落橋?
行けば通れるんじゃないの?と進んでみるとロープで道をふさいであった。
行ってみるはいいけれど全部無駄になって帰ってくるんだよいいの?
というメッセージのようだった。

あらら確かに橋落っこちてますね。
諦めて迂回・・地図的にはかなり大回りしないと別の橋へたどり着けないよう見える。
西日が暑いのと歩くのも飽きてきていて精神的にめげる。
まあいいや。
歩こう。
他に手もないじゃない。
ヘルメットをかぶって自転車に乗った中学生が下校中。
みんな低い声で「こんにちわー」はいこんにちわ。
ちょっとめんどくさそうだけどその誰にでも挨拶できるのは宝だよなんて年寄りみたいなことを考えながら・・・
歩いてみればのどかでいい景色だったりもするわけだ。

いいなぁーなんて思いながらももう写真撮るのもめんどくさくて適当にシャッター押したりして。
夜は危ないよなこういうとこ。
このあとぱっとしない景色が続き・・いつ駅に着くんだろうか?もう飽きた・・
国道で歩道のないところを歩きトラックとかダンプにぶっ飛ばされそうになったりしながら
へらへら歩いていればいつの間にか駅前。

今度はなんとなくいい感じのタイミングで次の電車の時間だった。
何度見てもこの狭い幅のレールと小さく愛らしい電車には笑ってしまう。
さあ帰ろうか。
調べると予定の時間までに家へ帰ることは絶対にできないことが判明。
やべ。
すぐ対策を打って。

西日を背に、黄金の中を行く。
誰とも話もしないし、出会いも心温まる話も何にもない小さな旅。
私は楽しかった。