紫陽花はまだだった
以前雨上がりに行ったお店にまた行った。

今日はいい天気だ。
そんな超絶絶景というわけでもないけれど、これくらいがいいか。

こんな席もあったけれど木の内装に囲まれた奥の部屋へ案内される。
シェフのいらっしゃいませ!が聞こえる。
前回来たとき、お客を大事にしたいと思ってるという気持ちはすごく伝わってきた。
久しぶりだけど俺のこと覚えてるかな。
日替わりワンプレートみたいなのを頼んで待っていると

キャベツのポタージュ。
この添えられた赤い大根がうまいんだよね。
そのままかじってもうまい。
ここにあるという事はスープにつけて食ってみろよという事でしょう・・
ああうまいな。
そうだここは近所の野菜を食わせようというお店らしいんだった。

サラダ・・わなんか奇麗なゼリー寄せがついてる。
ランチのサラダというと小皿にキャベツの千切り・・みたいなこう原価計算というのが頭に浮かびそうな景色が多いけれど・・
こういうのおっさんは喜んじゃうけど。
もちろんおいしい。
オクラが見えるけど、花びらも浮かんでいた。
エビなんかも入って・・

メインはポークカツレツ。
同じ料理を別なところで食ったばかりだけど結構違うね。
なんかおいしかったよこれ。
それでこの周りに置かれた素焼きの野菜の数々がいいんですよ。
下味のつけ方がうまいんだか野菜が元々うまいのか、食っておいしい。
いろんなものがいろいろあってそれぞれ手間をかけてある。
またそれを切り分けて丁寧に食ってたりするといつの間にか満足感が来てこの量で満腹になるのね。
この店好きだなぁ・・・
まだあまり発見されていないのか変に混まないのも私にとってはいい。
でもお店的には大人気で満席・・を狙わなきゃね。
帰り際、シェフが挨拶してくれる。
築地のカレー屋で懲りたので話をしようという気にはなれなかった。
でもでっかい声でまた来まーす。とか言って帰ってきた。
ほんとにまた行こう。
気分がいいのでそのまま帰らず山を登って峠を越える。
紫陽花がたくさん植えてあってあじさい電車ってのが・・
と思い行ってみたけれど、

まだ咲いてなかった。
また一部の人間にしかという話ですがあの杭みたいなところに80と書いてあります。
勾配が80‰という事なんですがそれはとんでもないことなんです。
鉄のレールの上を鉄の車輪が転がる鉄道というのは少ない力で重いものを運べる代わりに、無理をするとすぐ滑って空転します。
だからゴムタイヤの車に比べると坂がやたらに苦手。
ケーブルカーやアプト式でもないのに

こんな急坂が平気であるのはは日本ではこの路線だけ。
前にも書いたけれど宮ノ下といえばプロコフィエフ。
ここへ来たことがあるらしいから。
https://youtu.be/dtt39G-3ft4?t=9m47s
ピアノコンチェルト第3番の2楽章でも。
なんかひょうひょうとしたテーマの後、トリルで出てくるピアノがいきなりびっくり転調で歌いだす。
こういうこと平気でやっちゃうから。
嫁さんが蚊に刺された。
痒そうだから帰ろう。
その嫁さんがなんだか行っているので見てみると

白い花。つつじ?
そのなかに

赤白混合の花を発見。
両方の遺伝子を持ってるんだ・・
こんな感じのカップアイスがあったよなぁ・・・
今はおっさんになってカップアイスを食おうとも思わなくなったなぁ・・