パルジファルみたいな店
晴れているから出かけようと車を走らせれば一気に分厚い雲が空を覆う。
とりあえず離れた街までいってみたけどだめだ・・
まあそんなもんでしょう。適当に飯食って帰ろう。
その辺にあった昔の喫茶店みたいな外観のお店に入ってみると今風の奇麗な感じにまとまってた。
いい意味でニトリっぽいというか・・こういうのも嫌いじゃないです。
メニューを見ると特にどの国というわけじゃないけどエスニック的な料理が売りみたい。
メインと飲み物がをこの中から選んでください的なセットを頼んで・・
エスニックをアピールしながら醤油ドレッシングで和風じゃね?みたいなサラダの後、

牛筋とか蒸し鶏とかもあったけど海鮮フォー。
昔は肉一択だったけど海鮮。
お好みでライムとパクチーを・・
あーそれ風ですね。
パクチーはどこかで食べて懲りた。先日別なお店で飲んだドクダミ茶にもめげた。
ライムはいいかな。
フォーってもっと白いもんかと思っていたけど、なんだか透き通った麺。
おいしく食べました。

ドリンク付きというといつも適当にアイスコーヒーなんて言っちゃうけど今日はパインジュース・・南国っぽいかと思って。
どこもそうだけどこういうのは女性基準なのか腹八文目くらい。
どっかカフェ行こう・・
これは!というところは行ってみたら休みだったので2件目・・駐車場に車線というか並びを無視して停めた車があり、本当はあと一台はいるはずなのに停められない・・
なんだこれ・・なんて思っていたら店主らしき人が出てきて店の車か何かをどけるからそこへどうぞと案内してくれた。
築60年くらいの古民家改装系。古民家カフェって今そこら中にあるのね。
入るといきなりいい感じの空間・・こっそりスマホで写真を・・
とやっていたらさっきの優しい店主がいら立った感じですみませんうち写真駄目なんです!
確かに玄関開けていきなり写真とか非常識だ。ちょっと恥ずかしい。
でっかい声であっごめんなさーい!恥ずかしさをごまかすために・・
座って落ち着いてみればやっぱりなかなかいい感じの世界が出来上がっている。
古い和室に変な飾りつけをしちゃって浮いちゃってるお店もけっこうありますよね・・あそこは好みの問題か・・
ここは落ち着けるいい世界だ。
小さいけど写真禁止みたいな表示があるのを嫁さんが発見。
この空間そのものが創作というか作品というかとても大事なものなんでしょうね。
これをちゃんと感じて楽しんでくれる人だけが来ればいい・・みたいな。
表面だけなぞったようなのが安易にSNSにとかも嫌なのかな・・
分かるような気もする。
私はここ初めてだし店主と話したこともないんだから本当はどう思っているのかなんて知らない。
ちょっとこれ思い出したりして。
https://www.youtube.com/watch?v=_Vv-s0LR6zg
ワーグナーの最後の作品
舞台神聖祝典劇 パルジファル
一部の音楽を聴くだけで楽劇自体はちゃんと見ていない為いい加減なのですが、宗教作品でもあると思う。
作者はむやみに上演するなくらいのことを言ったんじゃなかったっけ・・
ワーグナーは自分の作品を理想的に上演できる専用の歌劇場を建設しました。
そしてこの作品はそのバイロイト祝祭劇場以外での上演を禁じた・・・
作家も人間なので作品ができた以上できるだけ多くの人に知ってもらい、できれば称賛してもらいたいと思うのが普通でしょう。
歴史上の芸術家で生前誰にも理解されず・・というのがありますがあれだっていつの日か現れるであろう自分の理解者に向けてやってたわけで誰にも知られなくていいと思ってたのとは違うもんね。
半面、作品が自分の手を離れれば自分の意図と全く別な解釈をされ扱われる可能性があるということもよく知っている。
それは芸術作品の宿命でもあるんだけれど、特別目をかけた大切なわが子だけは・・みたいな
自分の意図を理解し共感してもらえるという前提でそういう人とだけやりたい・・
若い駆け出しの作曲家がその手の主張をすればあっという間に抹殺されてその世界にはいられなくなる。
指揮者の岩城の本にそんな人がいたことが書かれてあって笑った。
それはいつの時代でもそうでしょう。
世の中厳しいのね。
著作権が切れるとその指示はすぐに破られた・・
みんな上演したくて仕方ないし聴きたくて仕方ないような作品をかける人はそんなこと言っても許されるんでしょうね。
後光が差すような前奏曲。

後半にターンが出てくるところがあるんだけれどここが私にはとても印象的です。
ターンが出てくると愛とか祈りとか強い人間の意志を感じる。
こちらもこの曲には変な思い込みがあって、心の浮ついているときには聴かない。
冬の静かな日、心が音楽を欲したときに心で聴くみたいな・・

写真撮るなっていうんだからこれもまずいよね本当は。
Googleマップのレビューを見たら写真載せまくり・・
店主の態度が悪いなんて書いてもあった。まあそういうのはどんな店にも書いてあるもんだけど。
いろんな人が来て色々あるんだろうね。
自分がとてもとても大事にして触れることもためらうような・・・を、
他人は気付かず土足で踏んづけていく・・
笑いながら砂をかけられることもある。
世間に向け戸を開ければいろんな人が入ってくる。
そこをうまくやったり力でねじ伏せながら進んでいくのが人間社会と人生なんでしょう。
戸を開けなければ大切なものは守られる代わりに風も通らずカビが生えて腐ってゆく・・
この店もそこがんばってるんでしょ?
私も閉め切っちゃって腐ってるタイプかと思いますが、まぁまた頑張りますよ。
私はいいと思いますよこのお店。
ゆったりとした大切な時間とか、大事な人とステキな時間を過ごしたとか思ったらここは良いんじゃないかな。
隣に川が流れているからか開けられた窓から入ってくる風は涼しいを通り越して少し寒いくらいだった。
あれなんですよね、私はもともとインスタ映え?馬鹿か!みたいなオッサンだったんですが自分がブログに写真載せるのが楽しくなっちゃって何やってんだという話で。
いまスマホでみんな見られるため山奥の絶対誰も気づかなそうなお店が大人気で満員だったりする。
商売をやる方にはいい時代かもしれません。
宣伝費ってバカにならないんでしょう。
気に入ってもらえるお店ができたらいまはお客が勝手に広めてくれるんだから。
ワーグナーの楽劇みたいに。
反面、知る人ぞ知る・・みたいなお店は存在し得なくなっていくんでしょう。
絶対にSNSに投稿禁止!一人でもやったら閉店します・・みたいなすごい店がどこかにあったりするかな・・
コテンパンにけなす内容のレビューが一番上に来ちゃってずっとそのままのお店がある。
あれ店主は気づいてないんだろうけどだいぶ損してるよな。
反対にこれさくらくせーなってのもあった。
時代が変わりましたね。
とりあえず離れた街までいってみたけどだめだ・・
まあそんなもんでしょう。適当に飯食って帰ろう。
その辺にあった昔の喫茶店みたいな外観のお店に入ってみると今風の奇麗な感じにまとまってた。
いい意味でニトリっぽいというか・・こういうのも嫌いじゃないです。
メニューを見ると特にどの国というわけじゃないけどエスニック的な料理が売りみたい。
メインと飲み物がをこの中から選んでください的なセットを頼んで・・
エスニックをアピールしながら醤油ドレッシングで和風じゃね?みたいなサラダの後、

牛筋とか蒸し鶏とかもあったけど海鮮フォー。
昔は肉一択だったけど海鮮。
お好みでライムとパクチーを・・
あーそれ風ですね。
パクチーはどこかで食べて懲りた。先日別なお店で飲んだドクダミ茶にもめげた。
ライムはいいかな。
フォーってもっと白いもんかと思っていたけど、なんだか透き通った麺。
おいしく食べました。

ドリンク付きというといつも適当にアイスコーヒーなんて言っちゃうけど今日はパインジュース・・南国っぽいかと思って。
どこもそうだけどこういうのは女性基準なのか腹八文目くらい。
どっかカフェ行こう・・
これは!というところは行ってみたら休みだったので2件目・・駐車場に車線というか並びを無視して停めた車があり、本当はあと一台はいるはずなのに停められない・・
なんだこれ・・なんて思っていたら店主らしき人が出てきて店の車か何かをどけるからそこへどうぞと案内してくれた。
築60年くらいの古民家改装系。古民家カフェって今そこら中にあるのね。
入るといきなりいい感じの空間・・こっそりスマホで写真を・・
とやっていたらさっきの優しい店主がいら立った感じですみませんうち写真駄目なんです!
確かに玄関開けていきなり写真とか非常識だ。ちょっと恥ずかしい。
でっかい声であっごめんなさーい!恥ずかしさをごまかすために・・
座って落ち着いてみればやっぱりなかなかいい感じの世界が出来上がっている。
古い和室に変な飾りつけをしちゃって浮いちゃってるお店もけっこうありますよね・・あそこは好みの問題か・・
ここは落ち着けるいい世界だ。
小さいけど写真禁止みたいな表示があるのを嫁さんが発見。
この空間そのものが創作というか作品というかとても大事なものなんでしょうね。
これをちゃんと感じて楽しんでくれる人だけが来ればいい・・みたいな。
表面だけなぞったようなのが安易にSNSにとかも嫌なのかな・・
分かるような気もする。
私はここ初めてだし店主と話したこともないんだから本当はどう思っているのかなんて知らない。
ちょっとこれ思い出したりして。
https://www.youtube.com/watch?v=_Vv-s0LR6zg
ワーグナーの最後の作品
舞台神聖祝典劇 パルジファル
一部の音楽を聴くだけで楽劇自体はちゃんと見ていない為いい加減なのですが、宗教作品でもあると思う。
作者はむやみに上演するなくらいのことを言ったんじゃなかったっけ・・
ワーグナーは自分の作品を理想的に上演できる専用の歌劇場を建設しました。
そしてこの作品はそのバイロイト祝祭劇場以外での上演を禁じた・・・
作家も人間なので作品ができた以上できるだけ多くの人に知ってもらい、できれば称賛してもらいたいと思うのが普通でしょう。
歴史上の芸術家で生前誰にも理解されず・・というのがありますがあれだっていつの日か現れるであろう自分の理解者に向けてやってたわけで誰にも知られなくていいと思ってたのとは違うもんね。
半面、作品が自分の手を離れれば自分の意図と全く別な解釈をされ扱われる可能性があるということもよく知っている。
それは芸術作品の宿命でもあるんだけれど、特別目をかけた大切なわが子だけは・・みたいな
自分の意図を理解し共感してもらえるという前提でそういう人とだけやりたい・・
若い駆け出しの作曲家がその手の主張をすればあっという間に抹殺されてその世界にはいられなくなる。
指揮者の岩城の本にそんな人がいたことが書かれてあって笑った。
それはいつの時代でもそうでしょう。
世の中厳しいのね。
著作権が切れるとその指示はすぐに破られた・・
みんな上演したくて仕方ないし聴きたくて仕方ないような作品をかける人はそんなこと言っても許されるんでしょうね。
後光が差すような前奏曲。

後半にターンが出てくるところがあるんだけれどここが私にはとても印象的です。
ターンが出てくると愛とか祈りとか強い人間の意志を感じる。
こちらもこの曲には変な思い込みがあって、心の浮ついているときには聴かない。
冬の静かな日、心が音楽を欲したときに心で聴くみたいな・・

写真撮るなっていうんだからこれもまずいよね本当は。
Googleマップのレビューを見たら写真載せまくり・・
店主の態度が悪いなんて書いてもあった。まあそういうのはどんな店にも書いてあるもんだけど。
いろんな人が来て色々あるんだろうね。
自分がとてもとても大事にして触れることもためらうような・・・を、
他人は気付かず土足で踏んづけていく・・
笑いながら砂をかけられることもある。
世間に向け戸を開ければいろんな人が入ってくる。
そこをうまくやったり力でねじ伏せながら進んでいくのが人間社会と人生なんでしょう。
戸を開けなければ大切なものは守られる代わりに風も通らずカビが生えて腐ってゆく・・
この店もそこがんばってるんでしょ?
私も閉め切っちゃって腐ってるタイプかと思いますが、まぁまた頑張りますよ。
私はいいと思いますよこのお店。
ゆったりとした大切な時間とか、大事な人とステキな時間を過ごしたとか思ったらここは良いんじゃないかな。
隣に川が流れているからか開けられた窓から入ってくる風は涼しいを通り越して少し寒いくらいだった。
あれなんですよね、私はもともとインスタ映え?馬鹿か!みたいなオッサンだったんですが自分がブログに写真載せるのが楽しくなっちゃって何やってんだという話で。
いまスマホでみんな見られるため山奥の絶対誰も気づかなそうなお店が大人気で満員だったりする。
商売をやる方にはいい時代かもしれません。
宣伝費ってバカにならないんでしょう。
気に入ってもらえるお店ができたらいまはお客が勝手に広めてくれるんだから。
ワーグナーの楽劇みたいに。
反面、知る人ぞ知る・・みたいなお店は存在し得なくなっていくんでしょう。
絶対にSNSに投稿禁止!一人でもやったら閉店します・・みたいなすごい店がどこかにあったりするかな・・
コテンパンにけなす内容のレビューが一番上に来ちゃってずっとそのままのお店がある。
あれ店主は気づいてないんだろうけどだいぶ損してるよな。
反対にこれさくらくせーなってのもあった。
時代が変わりましたね。