近鉄大阪線

大阪から帰るなら普通は行きと同じ新幹線一択だ・・
しかしまたあの立ち客であふれた列車に乗るのかと思うとうんざりする。
指定を取ればいいんだろうけど座れてもなんかつまらない。新幹線飽きた。
大阪から名古屋へは近鉄も特急を走らせていて伊勢中川というところにそれ用の短絡線があるとかいうはなしは鉄道マニア子供としては当然押さえるべき話であった。
列車速度は新幹線に勝てるわけもないし、路線も大回りなので時間は倍くらいかかる。
でも比べて少し安いしゆっくり座っていけるあたりがメリットなんだろうと思う。
私の場合名古屋からまた新幹線に乗り継がなければならないのでコスト的なメリットというのは出ないどころか通しで新幹線に乗るより若干損かもしれない・・つまりそんな選択は通常ない。
でも子供のころに一度だけ目撃したあの短絡線を渡ってみたかった。
法隆寺からなら王子で乗り換えて大和八木だっけ・・から名古屋行き特急というのが正解みたいだ。
でも折角だから始めから全部のろうとか思って関西線でいったん戻る・・そしてまたちゃんと調べずに・・
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なんとなく天王寺で降りるという頭があり適当に降りる・・帰りのラッシュ時間ですごい人・・

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駅を出ると道を挟んで近鉄の阿部野橋という駅・・あべのハルカスってここ?
近鉄の駅があって特急券の券売機もあるので何の疑いもなく目的地名古屋のボタンを押す・・
あれ?
出てくる列車のリストを見ていると何かおかしい・・直通列車がなくて乗り換える案ばかり・・・
ここも近鉄のターミナルには間違いないのだけど私は勘違いしていた。
ここは南大阪線のターミナルで大阪線のターミナルは難波だった・・・実際は上本町か?何でもいいや行くべきは難波・・
気づくまで少し時間がかかり列車を一本のがす・・
相変わらずのアホである。
いいのそれで。
舌打ちするような同行者もいない。
自分が笑えればそれでいいだけ。

まあいいじゃない。
思い出がひとつ増えた。

御堂筋線で難波へ行き・・無事席を確保できた。
奈良行きの特急と交互に出るのかな。
ちょうど夕方のラッシュ時間帯で狭い地下駅は混雑中・・
どこが・・ってうまく言えないけれど、ああ大阪っぽいなという印象の人いますよね?
おっさんにも若い女性にも。決して悪い意味じゃなくてですよ。
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こんな顔のロボットが出てくる映画がなかったっけ?
地下を少し走っていくつか都心の駅に停車・・
ドン!・・・!?隣にお客が・・
若い女性・・爪を長く伸ばして・・阪急マルーンみたいな色のマニュキュア・・イヤホンをしてスマホをずっと打っている・・・
今風ですね・・
途中心に残る車窓が何度も過ぎていく・・
写真を撮りたいと思ったけれど、今隣にキモいのがいるとかTwitterに書かれたりするといけないと思ってやめた。

なんとなく青山トンネルの西側はみんな奈良県のなのかと思っていたら違うんですね。
名張とか三重に入ってから峠のトンネルなんだ・・・
手前にも山越えのいい景色があった・・あの辺りが県境なのかな・・
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伊勢中川駅へは入らず短絡線を渡る・・
興味ないと何のことかわからないですよね・・・
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結構最近改修したんですよねこの短絡線。
スマホの人は名張で降りたので遠慮なく写真を撮りまくる・・


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いいでしょう夕日・・

昔、小学生のころ用があって伊勢に行った。遊びにではなかったけれど出かけられればなんでもうれしかった。
帰りに特急に乗り窓の外を食い入るように眺めた。
実際日も暮れちゃってもう真っ暗だったけど。
ふとあるところで田んぼの向こうに民家が見え、二階の窓に明りが燈っているのが見える。
そしてそこに勉強机が見えた・・
どうしてそう思ったかは忘れたけれどそこで勉強しているのは女の子だと思った記憶がある。
赤いカバンが・・見えたとは思えないし、根拠なんかなくて思春期に入りかけていたということかもしれません。
その同じ家を再び見つけることが・・できるわけはなかったけれど
記憶と同じような景色はまだそこに延々と広がっていました。
あれから30年、あったことも見たこともないその人は今どこでどうしているだろうか?
もうその子供も勉強机もいらない年頃になっているかもしれない。
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行く前はなんとなく何のイメージもなかったけれど、行ってみたら刺激をもらって
もっといろいろ見てみたいと思うようになった。
よかった・・ここでまた無関心無気力だったらもう生きててもむなしくなっちゃうもんね。

思い切って大阪へ行ったりしたのは行ってみたかったからでもあるけれど、悪い癖でしょうもないことが頭の中を埋め尽くしてうつうつとしてしまうのが止まらなかったから。
遠くに行けば何か変わるんじゃないかと思ってみたりしていた。
でもそんなわけなかった。


https://www.youtube.com/watch?v=ZCRz2UdN0fs

シューマンの詩人の恋の終曲。
やけに力強く前向きに歌っているのは自分を縛り苦しめる忌まわしき思い出を葬り去るんだ・・みたいなこと。
その棺桶はとてつもなく重く大きなもの・・

私が心惹かれるのは、シューマンがその後につけたこの音楽。
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歌詞はないので、力強い言葉に続くこの変ニ長調の音楽に何を見るのかは聴き手に任されています。

私の気持ちや考えも毎日変わる。
ここに聴くものも毎日変わる。
私が何だろうと関係なく毎日は過ぎていく。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:5 

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クラシック音楽が好きです。

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