ワインカーブ

蔵元カフェからプラプラ走り出す。
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このあたりは住宅街にブドウ畑がまみれているというかブドウ畑の間に民家があるような・・
住んでいる人には当たり前の光景なんだろうけど、私には珍しく、驚きの風景。

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ブドウって今頃なるのか。
そんなこと意識したことないから。
こんなの眺めながら
これもいい時間。
そしてついたところは

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なんだっけ、名前なんかいいや。
中央本線の旧トンネルがワインカーブとか呼ばれているところ。
小さいながらも観光施設的な何かがあって、ソフトクリームでも売ってるのかと思っていた。
でも実際にはなんというか詰め所とトイレみたいなイメージ・・ちょっと言いすぎか。
反対側にもトンネルがあって

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その向こうにある駅からここまで遊歩道だったと思う。
いつか行ってみようなんて思っててずっと来なかった。
来てみれば、何か問題があるらしく遊歩道のトンネルは

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立ち入り禁止。
そんなに超絶トンネルマニアなわけじゃないしどうでもいいか。
これもかなり古い。
明治期の開通だろう。
のぞけば
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レンガ積みの直線トンネル。
曲線のトンネルを掘るって結構技術がいるんもんなんじゃないか?
PC枕木に違和感を感じて案内板を読めば、このトンネル結構最近まで現役だったようだ。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=340&v=CexJQ8VWJfY

バッハのブランデンブルク協奏曲6番の2楽章。
ワインと聞いてこの曲がBGMとか安直で適当っぽいですね。
いい曲だと思うけれどそんなに聴くこともない。
バッハの頃、芸術家という概念はまだ確立されていなくて貴族や教会に属する音楽職人みたいな感じだった。
わたしはアーティストです、これが作品ですなんて言ったって誰も相手にしてくれない。
雇ってくれて給料をくれるところの需要にこたえるのが仕事。
しかし使われてるだけではなく自己表現みたいなのをその中に強く発揮した人を歴史は見逃さなかった・・
それは今でもおんなじか。

両端楽章にはオーナーの貴族のおっさんが合奏に参加できるよう、妙に簡単なパートが一つ作ってあるんだったけ?
間違えたり音程外したりしてた時、どのくらい文句言われたのかなその人?
苦虫噛んだような顔で素晴らしいとか言ったのかな?
相手が誰だろうとそんなのダメだろとか言って注意したりしたのかなバッハは?
あの人血の気の多いようなのと決闘したりどっかに文句言って牢屋に入れられたりもしているし。

そして、ワインカーブ。
見学できると聞いたけど鉄の扉があって、勝手に入っちゃまずそうだな。
詰め所みたいな建物に入ってみるとおじさんが一人こちらをにらみつけている・・・
睨んじゃいないんだろう。
こういうのになれない人特有の一生懸命感が間違って放出されてる感じ。
受け答えも接客業じゃないよ的にこちらに圧迫感を与える感じ・・・
こちらもいい歳だし、悪気は皆無なこともわかるよ。
ノートに名前を記帳して。

さあ、鉄の戸を開けて・・
柵から先は立ち入り禁止ですといわれたけど
ほんとに入ってすぐ柵がありいくらも進めない。
ちょっとのぞくだけ。
入り口付近で轟音を上げているのはエアカーテンかな。
このひんやりとした空気というか室温は自然のものなんだろうか?

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なんか貸しロッカーみたいなのが並んでいて、オーナーとか書いてある張り紙があって・・
ああなんとなくそういうのなのねこれ。
私は酒が嫌いなのでワインとかには一切縁も興味もない。
セクハラや障害者への理解みたいなものが急に進んでいるようだけど
下戸への理解が進むのは100年後くらいだろう。
じゃなくて、
涼しくてなかなか気もちいいね。
そんなことよりここは明治の頃に開通して何十年間も蒸気機関車が走ったトンネルだから、
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煙のすすがレンガに媚びりついて結構な層になってるんですね。
これが見ものでしょう。

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こんな近くで見たのは初めてだ。
今じゃ考えにくいけれど、昔は登り勾配の超大トンネルにSLが入ればその煙によって機関士は命を失う危険があった。
ここはどうか知らないけれど結構殉職者が出たような話を読んだことがある。
道路がどこにでも走って普通の個人が車に乗れる現代とは違い、かつてはその命がけで運行された鉄道が国を作る原動力だったわけだ。
今その証拠をここに見ているわけで。
私が物心ついたときにはすでに無煙化は達成されていたわけだけれど、子供の頃にはまだ主要駅のホームに鏡のついた石の流し台があったのを覚えてる。
お客もみんなトンネル内の煙で真っ黒になった顔をあそこで洗ったんだそうだ。



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向こうの方では新線を特急電車がゴーっとかいって走っていく。

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クラシック音楽が好きです。

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