人のいないところ観光
今日、今、仕事でピンチだ。
大丈夫、歯を食いしばって切り抜ける。
なんでブログに書き込みなんかしてんだという話ですが・・
お盆休み、遠出はできなくとも出かけてみたい。
でも人の大勢いるところは嫌。
車を走らせ、長い谷に分け入ってゆく。
昔は近いと思っていた谷の入り口自体が結構遠い。
谷に入るといきなり交通量が減ってのどかな旅となる。

こんな橋を渡りながら・・
この先、いくつもの橋が補強工事をしていたのには訳があった。
でもこの時は何も気づかず。
観光客相手っぽい施設は素通り・・
その場で挽いて打ったみたいな蕎麦屋は行きたいけど嫁さんが蕎麦はつまんないとか言い出したのでスルー
あっこれは・・と思うようなところを見つけたけどどうも違うので入らず・・いつも、こういうところで時間くてるから最後にたどり着いた行きたいお店が閉店だったりするわけなんだから・・
とか言ってると見覚えのあるトンネルが現れる。
ここはトンネルへ入らず脇へそれる旧道に入って・・

ここは古い水力発電所。
堰の横に魚道が作ってあるのも見えますね。
早川第三発電所は田代幹線という送電線路に接続されており、電力黎明期くらいから京浜地方に電力を送っていた・・・んじゃなかったっけ。
現在、送電線路は網目のようなネットワークになっておりどの発電所の電力がどのあたリへと言う考え方はちょっと違うと思う。
それでもこの発電所から伸びる送電線を追っていくと割とシンプルに私の家へもたどり着く。
なんとなくここから電気が来るような気がして思い入れのある発電所。
興味ないとあれでしょ。

山の上まで延びている銀色のが水圧鉄管でしょう。
あそこをすごい勢いで落ちてくる水が水車を回すわけ。
このときも稼働中でーす!っという音が響き渡っていた。
ここで面白いのは水車を回した水が放流されるこの川は富士川水系の早川であるのに、その水自体は山のはるか向こうにある大井川から取水しているという事。
大正時代くらいに工事がなされたと思うんだけどすごいよね。
いま、もっとずっと深いところだろうけれどその導水路トンネルとほとんど同じルートでリニア新幹線のトンネルが建設されようとしている。
発生残土の問題とかいろいろあるみたいだ。
橋が補強されているのはこれから残土を満載したダンプがひっきりなしに走りますよという事。

ここから田代幹線が始まるのね。
いまは直送じゃなくていくつかの変電所に引き込まれて分断され・・
興味ないとあれですよね。
建屋に飾られた社章がペンキで塗りつぶされていた。
ここだけでなく原発事故の後、こういうことが行われたようだ。
隠したってどう見ても東電の設備にしか見えないけどね。
しかし批判のつもりかいやがらせか設備を壊して回るとがそれはおかしいでしょう。
そのまたすぐそば、
ここもその筋の人には超絶有名

糸魚川静岡構造線・・・が露出しているところ
フォッサマグナというやつだ。
日本の継ぎ目というか・・
なんか崩れてうまっちゃってない?
知らないとこの見えてるがけ全体がフォッサマグナかと思っちゃうけれど、全然違うらしい。

あっ
左下の方に謎の矢印を発見。

なんかあの辺が大事なんだろうな・・
正直何だかよくわからない。
でも地質とかに詳しい人にとっては
面白くて仕方のない現場なんでしょうねここは
こういうの嫌がりもせず、多分なんのことだかわからないんだろうけど写真を撮ったりして笑っててくれる嫁さんには感謝の言葉しかない。
この後またそこそこ走って奈良田。
ここにはいつものダム湖のほかに古民家カフェなんてものがあるのを知った。
ちょっと良かったそのあたりは別に書くとしてそのまた先
行き止まり式なこの谷はスーパー林道みたいなのが峠を越えて長野県の伊那谷まで繋がっているらしい。
子供のころ、意味は解らないがテレビニュースでスーパー林道という言葉を頻繁に耳にし、なんかもめてんのかなと思った記憶がある。
今、スーパー林道はもちろん手前の県道も環境保護のためマイカー規制というのがかかっていて途中からはバスでしか進めない。
その末端。

ここにも水力発電所があり、これは山梨県営。
普通に見えるけれど、よく見ると普通はそんな場所に構造物なんか絶対作らないだろというところに強引に設置されている。
電源開発みたいなものへの並々ならぬ執念と努力と苦労とみたいななにかが・・

右側のトンネルは発電所へ向かうもので一般人立ち入り禁止。
水力発電所は無茶なところに無理やり作り付けてある感じのものが多く、山道を走っているとこんなトンネル入り口をよく見る。
正面は県道のトンネルで鉄格子みたいなゲートで完全封鎖。
最初は電源開発のための工事道路として彫られたからか、断面も小さく山深いところへ来たなぁ・・と言う印象。
このトンネルの名は開運隧道。
険しい山中に道を切り開く過程で隧道に開運と名付けた気持ちには打たれる気がする。
しかし目の前で開運が否定的に塞がれているとなんかもうダメみたい?
https://www.youtube.com/watch?v=ds-7XMPW7No
フォーレのペレアスとメリザンドという組曲に出てくるメリザンドの歌。
まだあきらめないでとランプの明かりに希望の光を見る
が、短い時間の末
私たちのランプの明かりは消えたのよ。
と締めくくられる。
非常に単純な伴奏がその光を表しているようでこの印象的な曲は忘れられない。
時々未来に何も見いだせない気がして閉塞的な気分になるけれど、
だからといってもう死ななくてはならないわけでもないんだし、
私は何でそんなこと思う必要があるんだろう?
別に許可車両は通過できるんだし、ここで希望が立たれているなんてことは全然ない。
ゲートを破った的なネタがネット上に見つかったりもする。
そうだなぁまぁゲートは破っちゃいけないけれど、人生上の足かせなんかこそっと潜り抜けちゃってへらへら笑っててもいいのかもなぁ・・

一般人立ち入り禁止なはずの水力発電所は申し出れば見学させてもらえるようだ。
この時はもう時間外。
私も電気関係な人間なのでぜひ見てみたい。
いつか見にこれるかな

ここでもまた橋の補強工事が行われている。
この小さな橋とその先の小さなトンネルをリニアトンネルの残土を積んだダンプカーがガンガン走ることになるらしい。
いいのかな?なんて思うけれど私がダメだといったって止まらないだろう。
この先この谷から外へ出るトンネルを掘ってそこから外へ残土を持っていくそうだ。
昔だったら見返り的にこういうところにも新しい長大な橋やトンネルが建設されるんだろうけど、今回はそれはしないと明言されてるとどこかで読んだ。
読まなくてもこの橋を補強してるという事はそういう事ですよね。
あんな狭いトンネルにガンガンダンプが突っ込んでくるんでしょう?
観光客の来る休日は中止するんだろうけど、そうなったらもう平日は近寄れないよなこんなとこ。
そんなごたごたも収まるのは何年後なんだろう?
静かになったそのころに、またここにこれるだろうか?
大丈夫、歯を食いしばって切り抜ける。
なんでブログに書き込みなんかしてんだという話ですが・・
お盆休み、遠出はできなくとも出かけてみたい。
でも人の大勢いるところは嫌。
車を走らせ、長い谷に分け入ってゆく。
昔は近いと思っていた谷の入り口自体が結構遠い。
谷に入るといきなり交通量が減ってのどかな旅となる。

こんな橋を渡りながら・・
この先、いくつもの橋が補強工事をしていたのには訳があった。
でもこの時は何も気づかず。
観光客相手っぽい施設は素通り・・
その場で挽いて打ったみたいな蕎麦屋は行きたいけど嫁さんが蕎麦はつまんないとか言い出したのでスルー
あっこれは・・と思うようなところを見つけたけどどうも違うので入らず・・いつも、こういうところで時間くてるから最後にたどり着いた行きたいお店が閉店だったりするわけなんだから・・
とか言ってると見覚えのあるトンネルが現れる。
ここはトンネルへ入らず脇へそれる旧道に入って・・

ここは古い水力発電所。
堰の横に魚道が作ってあるのも見えますね。
早川第三発電所は田代幹線という送電線路に接続されており、電力黎明期くらいから京浜地方に電力を送っていた・・・んじゃなかったっけ。
現在、送電線路は網目のようなネットワークになっておりどの発電所の電力がどのあたリへと言う考え方はちょっと違うと思う。
それでもこの発電所から伸びる送電線を追っていくと割とシンプルに私の家へもたどり着く。
なんとなくここから電気が来るような気がして思い入れのある発電所。
興味ないとあれでしょ。

山の上まで延びている銀色のが水圧鉄管でしょう。
あそこをすごい勢いで落ちてくる水が水車を回すわけ。
このときも稼働中でーす!っという音が響き渡っていた。
ここで面白いのは水車を回した水が放流されるこの川は富士川水系の早川であるのに、その水自体は山のはるか向こうにある大井川から取水しているという事。
大正時代くらいに工事がなされたと思うんだけどすごいよね。
いま、もっとずっと深いところだろうけれどその導水路トンネルとほとんど同じルートでリニア新幹線のトンネルが建設されようとしている。
発生残土の問題とかいろいろあるみたいだ。
橋が補強されているのはこれから残土を満載したダンプがひっきりなしに走りますよという事。

ここから田代幹線が始まるのね。
いまは直送じゃなくていくつかの変電所に引き込まれて分断され・・
興味ないとあれですよね。
建屋に飾られた社章がペンキで塗りつぶされていた。
ここだけでなく原発事故の後、こういうことが行われたようだ。
隠したってどう見ても東電の設備にしか見えないけどね。
しかし批判のつもりかいやがらせか設備を壊して回るとがそれはおかしいでしょう。
そのまたすぐそば、
ここもその筋の人には超絶有名

糸魚川静岡構造線・・・が露出しているところ
フォッサマグナというやつだ。
日本の継ぎ目というか・・
なんか崩れてうまっちゃってない?
知らないとこの見えてるがけ全体がフォッサマグナかと思っちゃうけれど、全然違うらしい。

あっ
左下の方に謎の矢印を発見。

なんかあの辺が大事なんだろうな・・
正直何だかよくわからない。
でも地質とかに詳しい人にとっては
面白くて仕方のない現場なんでしょうねここは
こういうの嫌がりもせず、多分なんのことだかわからないんだろうけど写真を撮ったりして笑っててくれる嫁さんには感謝の言葉しかない。
この後またそこそこ走って奈良田。
ここにはいつものダム湖のほかに古民家カフェなんてものがあるのを知った。
ちょっと良かったそのあたりは別に書くとしてそのまた先
行き止まり式なこの谷はスーパー林道みたいなのが峠を越えて長野県の伊那谷まで繋がっているらしい。
子供のころ、意味は解らないがテレビニュースでスーパー林道という言葉を頻繁に耳にし、なんかもめてんのかなと思った記憶がある。
今、スーパー林道はもちろん手前の県道も環境保護のためマイカー規制というのがかかっていて途中からはバスでしか進めない。
その末端。

ここにも水力発電所があり、これは山梨県営。
普通に見えるけれど、よく見ると普通はそんな場所に構造物なんか絶対作らないだろというところに強引に設置されている。
電源開発みたいなものへの並々ならぬ執念と努力と苦労とみたいななにかが・・

右側のトンネルは発電所へ向かうもので一般人立ち入り禁止。
水力発電所は無茶なところに無理やり作り付けてある感じのものが多く、山道を走っているとこんなトンネル入り口をよく見る。
正面は県道のトンネルで鉄格子みたいなゲートで完全封鎖。
最初は電源開発のための工事道路として彫られたからか、断面も小さく山深いところへ来たなぁ・・と言う印象。
このトンネルの名は開運隧道。
険しい山中に道を切り開く過程で隧道に開運と名付けた気持ちには打たれる気がする。
しかし目の前で開運が否定的に塞がれているとなんかもうダメみたい?
https://www.youtube.com/watch?v=ds-7XMPW7No
フォーレのペレアスとメリザンドという組曲に出てくるメリザンドの歌。
まだあきらめないでとランプの明かりに希望の光を見る
が、短い時間の末
私たちのランプの明かりは消えたのよ。
と締めくくられる。
非常に単純な伴奏がその光を表しているようでこの印象的な曲は忘れられない。
時々未来に何も見いだせない気がして閉塞的な気分になるけれど、
だからといってもう死ななくてはならないわけでもないんだし、
私は何でそんなこと思う必要があるんだろう?
別に許可車両は通過できるんだし、ここで希望が立たれているなんてことは全然ない。
ゲートを破った的なネタがネット上に見つかったりもする。
そうだなぁまぁゲートは破っちゃいけないけれど、人生上の足かせなんかこそっと潜り抜けちゃってへらへら笑っててもいいのかもなぁ・・

一般人立ち入り禁止なはずの水力発電所は申し出れば見学させてもらえるようだ。
この時はもう時間外。
私も電気関係な人間なのでぜひ見てみたい。
いつか見にこれるかな

ここでもまた橋の補強工事が行われている。
この小さな橋とその先の小さなトンネルをリニアトンネルの残土を積んだダンプカーがガンガン走ることになるらしい。
いいのかな?なんて思うけれど私がダメだといったって止まらないだろう。
この先この谷から外へ出るトンネルを掘ってそこから外へ残土を持っていくそうだ。
昔だったら見返り的にこういうところにも新しい長大な橋やトンネルが建設されるんだろうけど、今回はそれはしないと明言されてるとどこかで読んだ。
読まなくてもこの橋を補強してるという事はそういう事ですよね。
あんな狭いトンネルにガンガンダンプが突っ込んでくるんでしょう?
観光客の来る休日は中止するんだろうけど、そうなったらもう平日は近寄れないよなこんなとこ。
そんなごたごたも収まるのは何年後なんだろう?
静かになったそのころに、またここにこれるだろうか?