コンプレックス食堂

海辺の絶壁みたいなところにある
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こんなお店に行きました。
今これ見ると地球は丸い感が出てますよね。
一度来てみると閉まっていてありがちな閉店廃墟化か?と思ったんだけどその後どうも営業しているらしく気になっていた。
よくあるようなランチの看板を見ながら店に入ると、店主と思われる白髪の男性が奥の方の席を案内してくれた。
ちょうどお昼時・・でも空いてる席もあって・・
座ると衝立みたいな物の後ろにある席でなんだかガタガタしだした。
人がたくさん入れ替わっている感じがする。・・なんだかずっとごちゃごちゃ言ってて・・・
オーダーを聞いてできるの出来ないのといっているのが聞こえてくる。
白髪の女性・・老夫婦が一生懸命やってるお店かぁ・・
まぁ、気長に待ちましょうか。

しかしこちらには水の一つも出てこないまま結構な待ち時間が経過する・・
いそがしいからね。
メニューを見るとランチとして漬け丼・・あとはコーヒーとサンドイッチ。
漬け丼一択かぁ・・まあいいや海が見えるんだしちょうどいいか。
とで青い海を眺めながら気長に待つ・・結構待つ。
ちょっとイライラしかけたところに白髪のマスターが水をもってきながら
「お飲み物でしょうか・・」
え、昼の12時で飲み物でしょうかはねーだろ・・
なんて言わずに笑顔でランチを・・・というと
今日はもうそれ終わっちゃってるんです・・・出直してください。

まぁ、わかるよ。
ランチの看板で迎えた客を、しばらく待たせてそれねーんだよ出直せよ・・・
気にはなったけれどに腹もたたず、
笑顔でそうですか、じゃあ帰ります。なんて言って出てきた。
結構な御歳にみえる白髪のマスターは、いっぱいいっぱいだったんだろうなと思えたから。

もし、バリバリやってそうな若いのがしたり顔でそんなことを言ったら違う展開もあったかもしれない。
腹を立てたとすればそれは飯を食えなかったことに対してではなく、自分がぞんざいに扱われたと感じたことに対してだろうと思う。そしてそれを操っているのは幼いころから自分は虐げられてきたという私の抱えたコンプレックスであると思う。
ちっちゃいねとか幼いねとかいうところでしょう。
でも、情けないけれどそれが私。
いや、自虐を書きたいんじゃなくて今ここで言いたいのは気分や感情って今起こっていることに対応して形成されているような気がするけれど、実は全然違うところにある全然違うものが操作してるんじゃないの?ということ。


まあいいやとか言いながらしばらく走ってみて住宅街の中にある民家風の
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こんなお店に・・
入ったらすごい臭い・・・料理のじゃない。
締め切った学生アパートのあの匂い・・人のいる部屋で換気が悪いとああなるよね。
そんなこといちいち書かなくていいのか。

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ランチのパスタが3種類くらいあった気がするけれど、
よく考えもせず自動的にボロネーゼ。
今考えるとやっぱりさっきのお店の出来事がまだ自分を波立たせてたんだな。
大盛っていうのはこらえることができた。

BGMは多分最近の流行歌と20年くらい前の流行歌が1曲づつ交互に流れていた。
やたらに音飛びしていたけどあれなんだろう?もう音飛びも死語になるんだろうなぁ・
私は中学生の時にクラシック音楽に目覚めましたがその前は普通に流行りものを聞いていました。
歌謡ベストテンみたいなラジオ番組をテープに録ったりして。
クラシックを知るとよせばいいのに他の一切を遮断してしまった。多分意識もしていなかったと思う。
今思うとそれは、お前がみんなと同じなわけないだろうというあの呪縛が作用したのかもしれない。
普通に話せばいいのに、どんな歌手のどんな曲を聴いているか人前で話さないように抑えた記憶がかすかにある。
みんなが知らないクラシックなら自分が聴いていてもいいと思った・・りはしないけれど無意識でそんな運びがあったかもしれない。
その辺でもう十分いかれている気もするけれど、その後いろいろあり、私は周囲の人間すべてを拒絶するような変態になってしまった。
その際流行歌は私の中で周囲の人間の象徴としてとらえられ病的に拒否される対象となった。
今はもう反射的に電源を切ったり席を立ったりすることは・・いや今でも続いているだよなぁ・・
20年前の曲を知っているのは長時間上司に当たる人間と車で同行した際、FMがずっとかかっていたから。
それがまた、20年前、30年前、もっと前の記憶を引きずり出しあああの時もダメだった・・みたいないらんものを呼び覚ます。
こんな人間なので当然誰とも話は合わないしカラオケも歌えない。
カラオケで歌えないのは曲を知らないからとはまた別な変態的何かのせいだ。
素人が歌っているのを聞くのも無理。
俺は・・


ボロネーゼを食いながら一人よせばいいのに落ちていく。
当たり前だけどボロネーゼは少しも悪くない。普通においしかったよ。
粉チーズねーのかよとか思いながら。
この日、ここに来るまで運転しながら寂しいとか一人くらい友達が欲しいとか何とかしてまた人と出会えるよう頑張らなくっちゃ・・とかなんとか夢見る中学生みたいな頭でいた。
そこにお前みたいな変態に友達だのなんだのってのがある訳ねーだろ。
お前自分でそれを一番よくわかっていて昔から一人の世界に逃げてたんじゃねーのか・・
等という声を聞く。
自分が自分に勘違いして調子に乗るなと言いながら押さえつける。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=757&v=X9Yv_CdgNAY
この曲、大好きなんですよ。
前にも書いたけれどこの曲旋律線が大きく異なる2つの版があるようだ。
私が好きなのはこれじゃないほう。
この曲、クラシックを聴き始めの中学生の時にはすでに聴いてました。
でも意味は分からずなんとなくいきなりソプラノが出てきてボソッと歌う曲・・くらいにしか思っていなかった。
沁みるようになったのは最近。
時々わずかに光って見える期待はしかし、すべて裏切られて暗闇に沈んでゆく・・

どうにもならない気分でこの後二日間ぐらいふさいでいたんだけど、全然関係ないきっかけでとりあえず持ち直しました。
何も解決してないからハッピーポジティブになんかならなくて相変わらずのグタグタグレーだけど。
気分や感情が実態とかけ離れたところで操作されているのなら、逆に自分で好きなように操作もできるのかもしれません。
でも笑顔で前向きに生きればいいことありますみたいなのに何のリアリティーも感じられない人間もいると思う。
まず現状を分解して観察、分析、把握するところから始めないといけないと思う。
しかしそんなの実際難しいよね。
素人が半端にいじるとかえって壊れて取り返しがつかなくなりそうですよね。


本屋の隅で売ってる自己啓発本とかはどんなに並べたところで何の意味もない。よせばいいのにあんな本結構買っちゃった。
中にはひどいのもあるよねえ・・
私も時々他人から西方のありがたいお経みたいな助言を何度もいただいてきた。
一見自分の進むべき道を照らしてくれそうなそれは毒を塗った刺でもある。
自分が自分で気づいて感じるまでは何も変われない。
自分しかいない。
嫁はいるか。
大丈夫。
俺は大丈夫。

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結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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