ちいさないいこと
近所のおばさんがくれた。

なんか南国の花みたいだ。
これはオクラの花なんだそうだ。
オクラって地味なイメージだけどこんな花が咲くのね。
この数日前にも嫁さんがもらった。
食べられるから食べなさいということだったらしく、逃げようと思ったけど嫁にいいから食べなさいと言われ食べた。
よく噛むとオクラの味がする・・らしいんだけど正直自分にはよくわからなかった。
でもありがとう。
食えたとかうまかったとかそういう事じゃなくて、
こんなのもらえるなんて、なんか心が少し明るくなる。
素直にうれしいと思えると事はとても重要な事。
すさんでるとこんな出来事も
どういう意味だろう?出て行けという事だろうか?・・・
今は書いててそんな反応は病的だと思う。しかしそういうときが実際によくある。
いま、そうじゃない。
そう思えることが大切ないいこと。
全然別な日。
スーパーへ買い物に行って帰る道、ちょっとだけドライブしたいとか嫁さんがいいだした。
家の窓から景色は市境の向こうで農家とほとんど山・・犬の散歩で歩く以外立ち入る理由もない。時々あるく道から分岐し奥の方へ伸びる道がある。なんとなく気になりつつ入っていったことはなかった。そうだあそこへ入ってみようか。
結構奥まで家があり、今でも牛や馬をつないでいるんじゃないかというような古い農家を見つけて驚く。
並の古民家カフェなんかぶっ飛ぶような・・・こんな近くにこんなところが隠されてたのか。
そこからは山道・・ふもとに住んでいる人が100年前とかから上の畑に上った道じゃないかなぁ・・
しばらく登ると急に視界が開け、

ちょっとした畑の向こうに丘・・その上には送電線鉄塔。
夕日が空を赤く染め・・
なんかこの景色にはまってしまった。
堆肥臭い空気にも。
家のすぐ近くに、こんなところがあるなんてずっと知らなかった。
これだけだけど、この日もここへきて自分の心がほぐれた気がした。
次の日だったか、近づく台風の影響か空がやけに晴れてびっくりするほど輝く夕日に辺りが照らされたことがあった。
暑いから犬の散歩は夜までお預け・・
夕食後犬と出かけると・・・夜空には見たこともないような明るさと数の星がいっぱい・・・
https://www.youtube.com/watch?time_continue=715&v=in4UO9r_ar0
これはブラームスのピアノ協奏曲第2番。
青春の門(読んだことないけど)みたいだった第1番とは違い、成熟した大人のブラームスの作品。
中学生のころ、そういう知識はあってもまだ実感的にそんなことを感じながら聴くことはできなかった・・・でも
第1楽章の展開部の終わりから再現部の入り・・
海か草原か・・波打つ景色の上に
星が出てくる。
沢山の星、美しい星たち・・

そこへ現れる冒頭主題・・
ここすごく凝っていて歌いだしたホルンに星のピアノが応答・・と見せかけてそれはフルートに渡し、1小節遅れて本来の豊かな応答上昇和音みたいなのを弾く。
魔法みたいだよこれ。
何にもわかんなぼんくらな私だったけれどここに驚き感動し虜になった・・
こんなすごい音楽があるのか・・・。
私にとってはちいさなでも素晴らしい思い出。
そしてその時聞いていたのはこの盤。
人気がないというか通り一遍な批判的論調によって抹殺されたみたいになっちゃっているこの盤。
ずっと廃盤だったと思う。いまだってたまたま出たボックスに入ってればみたいな感じでしょう?
私は今でも愛聴盤。
今この動画なんとなく動かしたらあの頃の自分の心みたいなものが頭の中になだれ込んできた。
スコアをめくりながら毎晩聞いた。
いま思えばあの年代は部屋にとじ込もってこんなもんに感動してるより外へ出て話して触ってぶつかって・・
でももうわかってるそのころのそれが失敗なんじゃない。もうその時はそれしかできなかった。
正すのならもっとずっと前。
その先は書いたらいけないと思う。
この記事、花をもらったのといい景色を見たという穏やかな気持ちで上向きな記事を書き終えてあった。
そこにまた変なことを大量に加筆して暗い方向にもっていこうとしていた。
これは、いいことじゃない。
書いちゃったネガティブなことはいったん削除。
小さないいことを拾って、明るくいきたい。
少なくともこの記事は、それで閉めたい。
玄関でまた小さな花が咲いてるのもいいこと。
隣で犬がひっくり返って寝てるのもいいこと。

なんか南国の花みたいだ。
これはオクラの花なんだそうだ。
オクラって地味なイメージだけどこんな花が咲くのね。
この数日前にも嫁さんがもらった。
食べられるから食べなさいということだったらしく、逃げようと思ったけど嫁にいいから食べなさいと言われ食べた。
よく噛むとオクラの味がする・・らしいんだけど正直自分にはよくわからなかった。
でもありがとう。
食えたとかうまかったとかそういう事じゃなくて、
こんなのもらえるなんて、なんか心が少し明るくなる。
素直にうれしいと思えると事はとても重要な事。
すさんでるとこんな出来事も
どういう意味だろう?出て行けという事だろうか?・・・
今は書いててそんな反応は病的だと思う。しかしそういうときが実際によくある。
いま、そうじゃない。
そう思えることが大切ないいこと。
全然別な日。
スーパーへ買い物に行って帰る道、ちょっとだけドライブしたいとか嫁さんがいいだした。
家の窓から景色は市境の向こうで農家とほとんど山・・犬の散歩で歩く以外立ち入る理由もない。時々あるく道から分岐し奥の方へ伸びる道がある。なんとなく気になりつつ入っていったことはなかった。そうだあそこへ入ってみようか。
結構奥まで家があり、今でも牛や馬をつないでいるんじゃないかというような古い農家を見つけて驚く。
並の古民家カフェなんかぶっ飛ぶような・・・こんな近くにこんなところが隠されてたのか。
そこからは山道・・ふもとに住んでいる人が100年前とかから上の畑に上った道じゃないかなぁ・・
しばらく登ると急に視界が開け、

ちょっとした畑の向こうに丘・・その上には送電線鉄塔。
夕日が空を赤く染め・・
なんかこの景色にはまってしまった。
堆肥臭い空気にも。
家のすぐ近くに、こんなところがあるなんてずっと知らなかった。
これだけだけど、この日もここへきて自分の心がほぐれた気がした。
次の日だったか、近づく台風の影響か空がやけに晴れてびっくりするほど輝く夕日に辺りが照らされたことがあった。
暑いから犬の散歩は夜までお預け・・
夕食後犬と出かけると・・・夜空には見たこともないような明るさと数の星がいっぱい・・・
https://www.youtube.com/watch?time_continue=715&v=in4UO9r_ar0
これはブラームスのピアノ協奏曲第2番。
青春の門(読んだことないけど)みたいだった第1番とは違い、成熟した大人のブラームスの作品。
中学生のころ、そういう知識はあってもまだ実感的にそんなことを感じながら聴くことはできなかった・・・でも
第1楽章の展開部の終わりから再現部の入り・・
海か草原か・・波打つ景色の上に
星が出てくる。
沢山の星、美しい星たち・・

そこへ現れる冒頭主題・・
ここすごく凝っていて歌いだしたホルンに星のピアノが応答・・と見せかけてそれはフルートに渡し、1小節遅れて本来の豊かな応答上昇和音みたいなのを弾く。
魔法みたいだよこれ。
何にもわかんなぼんくらな私だったけれどここに驚き感動し虜になった・・
こんなすごい音楽があるのか・・・。
私にとってはちいさなでも素晴らしい思い出。
そしてその時聞いていたのはこの盤。
人気がないというか通り一遍な批判的論調によって抹殺されたみたいになっちゃっているこの盤。
ずっと廃盤だったと思う。いまだってたまたま出たボックスに入ってればみたいな感じでしょう?
私は今でも愛聴盤。
今この動画なんとなく動かしたらあの頃の自分の心みたいなものが頭の中になだれ込んできた。
スコアをめくりながら毎晩聞いた。
いま思えばあの年代は部屋にとじ込もってこんなもんに感動してるより外へ出て話して触ってぶつかって・・
でももうわかってるそのころのそれが失敗なんじゃない。もうその時はそれしかできなかった。
正すのならもっとずっと前。
その先は書いたらいけないと思う。
この記事、花をもらったのといい景色を見たという穏やかな気持ちで上向きな記事を書き終えてあった。
そこにまた変なことを大量に加筆して暗い方向にもっていこうとしていた。
これは、いいことじゃない。
書いちゃったネガティブなことはいったん削除。
小さないいことを拾って、明るくいきたい。
少なくともこの記事は、それで閉めたい。
玄関でまた小さな花が咲いてるのもいいこと。
隣で犬がひっくり返って寝てるのもいいこと。