楽器習いに行くか

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どうも夕食の後、マウスを握ったまま寝てしまう。
いい加減な時間まで寝ていると、犬が起こしに来てくれる。
私の周りを右に左にわんわん吠えながら
まだお風呂入ってないでしょ?・・おきなさいよー
あー何また寝ようとしてだめでしょ・・おきなさいってばぁー
あっそうだね・・と寝ぼけて起き上がると
すかさず椅子に割り込んで私がまた寝ないように陣取る。
おやつくれようとか寒いよ炬燵出さないの?とかいってる普段も可愛いけれど、
こういう時は娘ができたみたいで泣けてくる。

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最近気持ちが安定してきてさあこれから・・なんて思っていたのにネガティブ要素が入ってきた。その不安が単体で暴れるだけでなくずっと抱えこみ押さえこんでいたはずの不安を引っ張り出して活性化させていると思う。
ダメだ。
負けたらだめだ。
そんなもんについてごちゃごちゃ書いたりしてるのもだめだ。
ネガティブ思考をどれだけ重ねても何にもならないのはもうわかってるんだから。

それでやってみたいと思っていた楽器に近づくべく楽器屋がやっている音楽教室みたいなのに相談をいれてみたところ、楽器がなければレンタルもあるしとりあえず来てみればいいよというような回答がきていた。
通いやすい場所でやってるどころか、場合によっては歩いていけるような場所の教室でも対応できるかもという・・
わー。
楽器買おうとかまた失敗したらとかごちゃごちゃ考えてたけどそんなの関係なかった。
やってみようと思えばいいだけ。
楽器を先に買って我流で始めたりすればすぐに行き詰ってまた投げ出すのは目に見えている。
ちゃんとやりたい。

また失敗するかも・・がすぐに頭を埋め尽くす・・実際挫折したばかりだし・・その18年前・・25年前・・
でもそんなことばっかり言ってて、死に際にもっと何かすればよかったと後悔するのは絶対に嫌だ。
これがダメならほかを探せばいい。
いやいや、なんでいつもやる前から失敗することが決まっちゃってんのかな。
そこはまだいいじゃないか。
い・・いっちゃう?・・
テューバのときは思いついたその日の夜にはやりたいですとかどっかの団体に相談してた。
今はよし電話かけよ・・の前にちょっとブレーキがかかってる感じ。
なんだこれはずせよ。

いちいち大げさだと思うでしょ?
誰かから見れば、バカにみえるのかもしれません。
でもこんな人間だっていますよねこれだけ人がいれば。

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ボンタンも大きくなってきて
がんばってんなー


今時ワルターのグレートなんか聴いてるとどうこう言って馬鹿にされるのかもしれない。
そんなの大きなお世話ですけどね。

マーラーの弟子であるわけだけど晩年のステレオ録音はマーラー直系の荒れ狂いあばれる音楽では全然ないんだと思う。
古いモノラルの録音はほんとに一部しか聞いたことがないので何か語れるほど知らない。
マーラーみたいに楽譜にない音もどんどん重ねて・・というのはできるだけ控えようとしていたようにも感じる一連の録音だけど、グレートはスケルツォのでティンパニのC+Gにの他A+Eを鳴らしてしてる。
なにやってんだこれけしからんだろ!とかいうべきところなんだろうけど、これが刷り込まれちゃって結構好きだ。みたいなことをブログを始めたころに書いた覚えがあります。



https://www.youtube.com/watch?v=4S2FOCca3zc
1楽章でも結構やってて

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再現部の第2主題部後半で木管に弦の厚いユニゾンが答えるところ・・
みんなでE-C-Cのユニゾンをやっているんだけどティンパニだけは
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G-C-C
ハ長調基準に調律されたGとCをあてて対応。

ワルターのは
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ティンパニも露骨にE-C-Cをたたいてるのが聴こえる。
今時の感覚からするとこれは時代感覚を無視し表面的な効果を狙った不当な改作なのであってけしからん話ということなんだろう・・
だけど私ここ、何かすごくでっかくて暖かいものに
大丈夫だよ!
と言われてる気がして・・
生きててよかったんだくらいの気持ちに一人でなってたりするんですね。
あほかと思うんでしょう?
音楽て色々な力があると思う。

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なんかこの富士山おっさんに見える。
傘雲被ると雨だと言われてます。
確かにこの日午後から雨だった。
分かってんのに自転車で会社に行っちゃったりして。
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犬とお散歩すれば

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虫もがんばって働いてるし

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日も暮れる。

そこそこ美しい世界。
誰が何と言おうと、何をしてこようと、
私は私を・・
まいいやがんばろう。

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静岡 抹茶 さんま 音楽

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ここは静岡駅前。
平日で帰りのラッシュ真っただ中という感じ。
私の地元も子供の頃は駅前からひっきりなりに路線バスが発車していくのを見ましたが今はほとんど廃止されてしまったんじゃないのか。
でも静岡駅前はバスだらけ・・信号が変わるたびあっちからこっちから数珠つなぎのバスバスバス・・・場所次第なんだな。

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なんだあのビルあんなのあったっけ?
三つ葉葵がでっかく入って・・徳川家復興か?
なんで持ち運びに便利そうな形状してるんだ?
20年近く前、地元に帰ってきてからしばらく静岡へよく来た。大きな街で珍しい楽譜やCDが手に入るからというオタクな理由だった。24歳はそんなことよりほかにすべきことがあったと思うけれどそんなこと今更言っても仕方がない。
地下へ降りると・・
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なにか人だかりができてるなと思いみれば弦楽四重奏団が演奏していた。
スタッフという人がいるんだから、しかるべきところが企画しちゃんとした演奏家を招いて・・みたいなまじめな場なんでしょう。
しかし私は楽器をやる人拒否症が全然治っていないことを知る。
嫁さんが聴かなくていいの?と聞く声も聞き流して逃げる。


https://www.youtube.com/watch?v=izQJYJw3RRo

そしてこの曲はラヴェルの序奏とアレグロ。
新しい機構を持ったハープを開発したメーカーがそのデモンストレーションを兼ねた作品をドビュッシーに依頼した。
ライバル会社はこっちのがいいんだよ見てみろ的な曲をラヴェルに依頼したというような話だったと思う。ドビュッシーの曲も有名。
結局ドビュッシーに依頼したメーカーのハープは普及しなかった。
独奏ハープのほか弦楽四重奏とフルートにクラリネットというこの透き通った編成はハープを生かすという理由のほか、デモで使いやすいことを考慮してなのかまでは知らない。比較的小さくまとまっているこの感じもそういった用途を考慮しているようにも思える。
この曲結構有名なんだけれど、なぜか私はあんまり聴いてこなかった。これからというところかな。
今のところの印象として、うまみを投入しすぎた結果苦くなってしまって・・みたいなことをちょっと感じて・・でもこういうの変わっていくから。

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4重音のグリッサンド。
たくさんの特殊奏法や効果を持っているハープですがまず思いつくのはいろんな調でのグリッサンドですよね。
ハ長調基準の鍵盤でこれをグリッサンドするのは無理だから。
ハープはピアノの黒鍵に相当するものは持ないかわりに、7つのペダルでそれぞれの音を半音上げ下げします。括弧で書いてあるのはペダルへの指示でしょう?
ドビュッシーの交響詩海も2楽章にこんなのが出てきて見せ場になってる。
オケのスコアにあるハープの楽譜は基本的にピアノ譜みたいだけどよく見ると楽器特有の指示が出てきて弾けない人間もみていていろいろ楽しい。
女性奏者は長いスカートで足元まで隠すのでよく見えないけれど、サントリーホールだったか休憩時間にハープのをすぐ後ろから見下ろせる場所から眺めているとものすごい速さでペダルを上げ下げしながら弾いているのを見ることができた。
最近行ってないけど都響の首席ハープ奏者は男性。近くに座ればペダルもよく見えるのかもしれません。
パイプオルガン奏者には足鍵盤を弾くためのペダル用シューズというものがあるようだ。ハープはどうなんだろう?踏むだけじゃないく上げたりもするんでしょう?
ペダルティンパニの存在がマーラーを刺激して色々書かせいるけどきっとハープもそうなんでしょうね。すごいオケの優秀な奏者と接する機会があってしょうがなかっただろうから。
ラヴェルとかドビュッシーのスコアを見てるとハープ協奏曲かみたいな場面を見ることがあります。
ああいうのは絶対だれか特定の奏者の助言を得て書いてるんだよね?

聴いてて面白いなーと思ったのはカデンツァで
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フラジオ(弦の中央付近を軽く押さえて弾くとオクターブ高くくぐもった音色で鳴る)とそのオクターブ上の普通の音が書かれていて、不思議なエコーみたいに聴こえる部分・・

地下街にあった楽器屋にはバッハのコラール前奏曲が満載の楽譜があったりして喜んで買った・・
その楽器屋さんはもうなくなってしまい百均になってる。
今やクラシックの楽譜は相当珍しい版も含めネット上でただ見し放題だ・・
いいこともある反面、何かこう・・・あれですね。

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遊歩道になった商店街も元気。
こういうのもうだめなのかと思ったけどそんなこともないんだな。

CDを買ってたお店はそれほど広くないけれど、二階にジャズとクラシックの専用フロアだったような。
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けどこんな女性向けの増毛かなんかよくかわかんなお店になってた。

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奥は県庁。
後ろの石垣は駿府城のお堀。
家康の時代からあるものかはしらない。

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静岡鉄道のターミナルはJRとは別に繁華街に突っ込むような形。古い地方私鉄によくみられるパターンだと思う。
元々駅がそのままデパートになっている形だったけれど数年前に今風に立て替えられた。
デパートごと廃墟になりかかっているようなのも見るけれど静鉄はとても元気だ。

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何十年かぶりに新車が入ったんだよね。あれそうでしょう。
帰宅ラッシュで人もたくさん。
どこの県庁所在地にも小さな私鉄があったと思うけれど皆厳しくだいぶなくなっちゃったんじゃないだろうか・
静鉄が元気でいられるのは静岡と清水という2大都市間を結ぶ路線でその間学校や企業も満載で全線お客だらけという好条件に恵まれているからでしょうね。
その分というわけじゃないけどモノトーンな感じでマニア的な萌え感の少ない路線とかそんな話はいいか。

吉野に行ってから頭の中に抹茶がなんとなく存在し続けていて、そこそこの喫茶店でまじめなお抹茶を飲みたいと思っていた。
調べてきたのは
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駅からちょっとわきに入ったところにあるこんなお店。
まじめな喫茶店ではなくて、真面目な古いお茶屋がしゃれで出しているような抹茶カフェ。
まじめな抹茶もあったけれど何だかわかんないニトロ抹茶とかいうのを頼んでしまう。
なんだニトロって・・
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こんな感じの店内。
高いテーブルに、コントラバスが使う奴みたいな高い椅子。
待ってると運ばれてきたのは
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こんなグラスに入った冷たい抹茶。
これはしかしおいしかった。
苦みも上品というか。
これから抹茶もいけるかなぁ・・
まじめな抹茶が出てくるところに色々行こうかなぁ・・
隣の瓶に入ってるのは何とかケーキって書いてあった気がするけれど、アイスの下に抹茶のシャーベットや小豆の入った和風のパフェみたいなもの。
別段珍しいものじゃないけれど普通においしかった。
嫁さんは
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抹茶ラテ。
店員さんは若い女の子が二人。
突然女の子が客席にどん!と座りアイパッドとキーボードかなんかを広げいじりだす。やけにくつろいだ格好だから常連さん?なんて思ってたらリーダー格の店員だった。カウンター内の子からの問に
えぇ?・・あー・・・んー・・
特にどうとも思わないけれどお客の前でそんなとこ見せちゃいけないよなんて言ってみれば「一生懸命仕事をしているのにそんなことを言われるのは理解できない。パワハラだ」かなんかいいだすんだろな・・なんて思いながら食べる。
抹茶おいしかったよ。ありがとう。
駅へ戻ると
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ちびまる子ちゃん電車が来ていた。
作者亡くなっちゃいましたね。
そのまま上の階へあがって・・途中までは嫁と一緒に雑貨屋でああでもないとか言ってみるけど・・嫁さんが気が済むまでどこかで待ち・・
昔はこういう大規模商業施設といえばそこそこのレコード屋というかCD屋があったもんだけど全く影も形もないのは時代ですよね。
大きな本屋はまだあった。
「芸術」という列を探し行ってみると
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マーラーとかフルトヴェングラーなんていう見出しが目に入る。
クラシック系の本をそこそこ置いてある本屋さんを見つけると萌えたもんだけれど・・萌える本見つけられず。
いや違う、見つけようという気が希薄すぎ・・
まだなんかおかしいな俺。

建て替え前のデパート時代に最上階のさえないお好み焼き屋に入ったのを思い出しながら、今風のレストラン街で
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サンマを食った。
梅肉とこうじみそもついてきたので一緒に食べてみたけどけど、おいしいサンマの前では蛇足かなという感じ。
醤油無敵。
ものすごい待ち客がいるお店と、空席が多くあるのが見えるお店と・・
会社の帰りか若いこの集団が楽しそうに待っている・・ああいうのと縁のない人生だった。
じゃあもう一度やってみる?と神様が時間を戻してくれたら多分また同じように一人誘いから逃げて・・を繰り返すと思う。

外へ出ると、
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もう遅い時間なのにたい焼き屋さんが繁盛してた。
おいしそうなにおい。でももう今日は食べすぎ。

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ああいう渡り廊下を持ったデパートが子供の頃は地元にもあったんだよなぁ・・

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駅前。
中央のビルの中にはパイプオルガンを持ったホールがあって昔オルガンを聴きに行った。
初めて本物のオルガンを聞いたのはここだったかも。
昨日のようだけど考えてみるとあれももう15年以上前かも。
たまに来るといいねここも。
ありがとう。



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どんぐり 沼津 アーケード

昔ブラックな会社に使い倒されある地方の中核都市らしきところにいた時、政治家のパーティーみたいなのに人数の足しとして動員された。誰が主役だったか忘れたけどテレビでよく見た重鎮みたいな元国会議員も座ってたと思う。また別な偉そうな人が人が挨拶で激励っぽく「もう何年もシャッターが閉まったままのあの商店街何とかしてもらわないと困る」と言ってたのを思い出した。あれももう20年前。・・あの町に限らずどこかになんとか出来たところはあるんだろうか?
そこらじゅうで見かけた駅前のデパートの廃墟だけど自分の知るところはこの10年くらいでみんなマンションに建て替えられました。でも闇市から発展したようなアーケードとか商店街って、建て替えるとか無理ですもんね。多分日本中に同じような光景が今もあるのかなと思ったり。
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明かりが灯る。
何にもないのに人は歩いてる。
雨も降って気分はさらに暗い。

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脇にそれたところにある甘味処というか・・
むかし嫁さんにと来たのはもう10年以上前か。
お店の名前はどんぐり。

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昭和な感じ。
甘味のほかお茶漬け、きしめん、おでん・・
正直このサンプルを見ただけならここへは入らないかも。
それでも久しぶりに入ってみるのはこの店の

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この流しそうめんのでかい奴みたいなのに桶がが浮かんで流れるシステム・・
これをまた久しぶりに見たかったから・・

まず何しろ食券を買う。
食券なのには訳があって
それぞれ東海道の宿場名がついた席に着いたら
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おいてある宿場名入りの札に食券を挟んで

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流れてくる桶に乗せて流し・・
しばし待つ。
向かいにはガラスのショーケースがあってゲームウオッチがたくさん。
その周りにはフォノシートだっけ色のついたレコードみたいなが並び80年代のアイドルのシングル?のジャケット・・
聞こえてくるBGMも80年代の邦楽というかアイドルというか・・中山美穂がまだ子供みたいな声で歌ってるあの曲は知ってる。子供だった俺はラジオで流れたのをテープにとって聞いたよ。あとはなんだかわからないけどバブルより前な音楽・・
なんとなくそういうコンセプトで行きたいんすねここは。

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あっ、来やがった。
この日この時、ほかにお客さんがいなくて・・
だからあれ俺のだろ?

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あー来た来たとか言って

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出てくるものは昭和。
ほんとに昭和。

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自分のが流れてくるとき目の前の宿場名が光るのね。
嫁さんのお汁粉もしょぼ・・じゃない昭和。

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あの堰みたいなので流速が変わるのかお盆は加速と減速を繰り返しながら進んでいく。

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食べ終わったらまたみんな桶に入れて流すところまで説明書きに書いてある。

あれですよね。この記事面白い話題なはずなのになんか暗いですよね。
薄暗い店内のせい?お客さんいないから?
回転ずしみたいなのにも見慣れてもう30年以上だから?
Googleのレビューを見ても苦言めいたものが結構ある。
でもさ、ここはこれでいいんだと思う。
よく知らないけれどそこそこのお年の夫婦が二人でやっているようだ。人を喜ばせようと思って時代の流れから外れてこんなのを続けてる・・みたいな。
いまの感覚、基準で満額の合格点を要求するとかそういうもんじゃないんでしょう。
そういえば子供の頃、ミニSLが料理を満載した貨車をけん引して席までやってくる・・みたいなレストランがあった。
80年代初めの夢のある世界ってこんなだったような気もするなぁ。
今の子供はこんなの見て喜ぶのかなぁ?


https://www.youtube.com/watch?v=K52Ow6dZcPU

そしてこれはむかし作ったどんぐりという曲。
誰にも知られることなく消えていくだけの恥ずかしい人生なんだから関係ねーやと恥ずかしげもなくここに公開。

順番が逆だけどこの日
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久しぶりにアーケードを歩いてみた。
幼いころ、ここも駅前のデパートも人と物があふれて活気があり輝いるように見えた記憶がある。
中高生の頃、近所のレコード屋にはクラシックなんか置いてなかったからこのあたりまでCDや楽譜を買いに来たりもした。始めのうちは明るい記憶、頭がおかしくなってからは周囲が指をさし嗚咽を上げるのを気づかないふり・・の記憶。
あれももう30年くらい前なのか。まだまだ人がたくさんいた。

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その先には古いままのアーケード。
10年位前には外国人向けの怪しい低価格店があったりしたけれどもうそれすらなかった。

街がアニメの舞台になっているらしくそれ系のものがやたらにあり、遠くからくるらしいそれ系の人が嬉しそうにアニメの絵が入ったマンホールのふたの写真を撮っていたりする。先日はひき逃げした車が痛車だったのですぐばれたみたいなのがニュースになってた。

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なんだあれ?
近くにあった貼り紙によると期間限定でEVバスの試験みたいなものが行われているようだ。
あれも乗らないと写真撮れないようなところにアニメの絵が出るようにしたらいっぱい乗ってくれるんじゃないの?博打性を持たせて10回のると一回くらい超レア何とかが見られるみたいにしとけばいいんでしょう?


思うところがあって楽器屋に入ってみるとおねーさんが待ち構えてこちらをうかがっている。
いやだからそういうの苦手なんだって。
俺は嫁の付き合いで入っただけで楽器なんか興味のないおっさんだよ・・のふりをしてちょっと見るものを見て逃げた。
調べたらわかったけれどいろんな管楽器が安価にレンタルできるんですよね。
誰にも何にも言われてないのに私なんかは見たり興味を持ってはいけないんだと思い込んでいた、でもやってみたかった楽器を一度借りてみようかと思ってる。
お前どうせまた・・わかってるだろ?みたいな声を聞きながら。
目の前にある用事が片付いたら・・よし、あと一つ来週で・・なんて思ってると次の厄介なことが入ってきやがった。
本当にやりたいなら全部無視して勝手にどんどん進めないと一生やれないんだな。

お昼は近くのよく行くお店に。
時々行くお店に行き、エビツナおろしスパゲティーというのを頼んでみる。
今までずっと大盛みたいなのを頼んでいたからか普通盛というと再度確認される。
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気取ったパスタ屋で普通の量を頼んだら猫の餌みたいな量で出てきやがったこともあったけどここのは普通でも結構な量ですね。
これのいいところは何しろ食べてて罪悪感がないこと。
大根おろしにエビ、ツナ、オクラ、ちくわ、のり・・
実際はわからないけれどオイルレス肉レスな感じがして高尚な気分になる。
醤油をかけて・・とのことだったけれどおいしいだし汁が下にあるのであんまりかけなくてもいい感じ・
あっさりしているけれどものすごい食べ応え感もある。


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スープと。
おまけでゼリーのほかマンゴーラテみたいなものも出てきた。


まとまりもないしなんか薄暗い記事になっちゃったから
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次の日にみた富士山でも載せてみたりして。
まだまだ薄っぺらい雪だから日が差したら消えてっちゃうのね。
でも富士山の見本みたいな仕上がりでしょう?

Tag:作曲  Trackback:0 comment:14 

明るいメランコリー

嫁さんの車
いつものようにドアを開けたら鉄砲玉みたいに飛び降り・・
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たと思ったらまた戻ちゃった。
あれれどうしたの?

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お、お降りられまれり・・・
訳の分かんないことを言って降りようとしないのは
ここが病院だと知っているから。

別に病気じゃなくて爪切りに来ただけだけど。
診察台の上で世界一惨めな人みたいな顔になっちゃって・・

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終わっても興奮冷めやらず・・か、かえりますよ・・
興奮のあまり何を間違えたか自分からまた診察室へ入って行ったり・・
落ち着きなはれ。

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終わって安堵の図。
このままどこかへ連れてってあげようかと思ったけれどまだ爪から血が出ているので細菌侵入を嫌って帰宅。
初めて爪切ってやったときびっくりした。
人って爪切ったって血なんかでないでしょ?
犬も自分でびっくりしちゃって二人で大騒ぎになっちゃって・・

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10月も後半だけれど、朝顔は毎日花を見せてくれる。
他より成長が遅いことは劣っているのとは違うんだね。
今年はスダチの実はあんまりならなかった。
いいよたった1個だってなればならないことよりずっとすごい。

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夜になって会社から帰ると朝顔がまだ頑張って咲いて見せてくれてたり・・・
見てなんか言ってあげるとしぼんでいくんですよね。
なんていえばすかさず「そんなのただ気温が低かっただけだろ!」みたいなのが現れるわけだ。
そうだねさすがだね。


https://www.youtube.com/watch?v=2yU2TdWVBYM

これはプーランクのメランコリーという曲で。
メランコリーという言葉にはブラームスに見かける落ち葉が秋風にさらわれていくような世界を連想するけれど、この音楽そういうのとは全然違いますね。このタイトルには作者の皮肉が込められているんじゃないかと私は思います。
明るい月明りに照らされたノクターンみたいでもあるこの曲、おしゃれ音楽のようで意外にいろいろ面白い。

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調号変ニ長調ではじまる・・・素直に変ニ長調というわけでもないような気もするけれどまあそれがその先で

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ニ長調に転調してまた歌い始める。
自由なようで音楽には体系的な理論とルールみたいなものがあります。
変ニ長調とニ長調というのはとんでもなく遠い調でそこを一気に飛び越える転調なんてのは気が振れたような話で絶対にやっちゃいけませんよという合意のもとに何百年も音楽はやってきた。
半音って鍵盤だとすぐ隣だから最も近いんじゃないの?とか思っちゃいそうけどその距離じゃなくてね。4は2で割れるけど3じゃ割れないでしょう?・・ちょっと違うけど・・いや意外に違わないか。

ドイツにリヒャルト・シュトラウスという作曲家がいて、冒頭だけ誰でも知っているツァラトゥストラはかく語りきという曲があるわけです。
曲の結末でハ長調(でもハ短調でもないハ調か)とロ長調が同時進行する場面があるんですね。
ニーチェの書いた本は最初の3ページで読むの止めちゃったけどこの部分、人間と自然というどこまで行っても絶対融合しえないものの距離感を表現しているんだと思う。
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聴けばかなり不自然でどこまでも落ち着かない印象を受けるその部分は音楽史上前人未到のとんでもないことが行われた瞬間みたいなことになっており、何しろ一番大事なこの瞬間をこちらもそういうつもりで聴くわけ・・
こういうもの単体を考えたり作ることは別段難しいことじゃないし素人にだってできるんだけれど、それを公の場に芸術作品として出すだけじゃなく世間に認めさせるということは結構とんでもないことなわけだ。そしてそこを打ち破ってきた人間が歴史に名を刻む。
ところがこのプーランクというおっさんのこの曲はそこをそんな大げさな話の真逆、タバコ咥えて半笑いで「しらねーよ」みたいにさらっと通過してゆく。
まあ、だからと言ってプーランクが超絶革新的だとか偉大だとか言うのもまた違うとは思う。時代の流れや周囲環境もあるもんね。
それでもこれがこの人の強烈な個性なのは間違いない。調号が変わるところは新鮮な光が当たったかのようないい感じで超えるんだけれど、この冒頭の再現が半音上に出てくるところは結構すごい。
ちょっとこっちに置かせて・・と棚上げにさえたそれがいつの間にか話の本筋にすり替わっている感じ。
くだらねーと事こだわってるとおいてかれちゃうみたいな。

喜びの歌みたいにな中間部に感動してたのがおさまりまた冒頭が再現されるところ、
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今度は最初の半音下のハ長調になっちゃって・・さすがにここは楽譜無しでもあれ?とか思う。
このあれ?が大事だから。
あきらかにわざとやっています・・さらっと・・すごいね。
この人きっと、お酒飲んで話をさせても人を引き付けるような感じだったんじゃないかなぁ・・
男でも女でも両方いけたらしいけど、即興でこんなの弾かれて楽しい話と酒と・・ってそりゃツイてっちゃうだろうなぁ・・
俺は男は嫌だけど。

私は絶対音感のかけらもないし調性和声感覚とかそういうのも怪しい。
だから音だけ聴いてこういうのを聞き取る力がそういう感覚の強い人より劣るかもしれない。
劣るったって音楽で飯を食えるわけでもない俺にそんなもんいらねーけどね・・・本当は押せば音が出るような電子楽器と違い、管楽器なんかをやるならそういう力が必要。
この曲もただ耳で聞くだけだとなんか不思議で不安定な転調してる?くらいで終わっちゃう。
だから私にとっては弾かなくても弾けなくても楽譜を見て視覚的な発見を得ることに大きな意味と喜びがあるんですね。
知らねーよってな話でしょうけど。
わかると今度そのつもりで聴くようになり、何にも知らなかった時とは違うものが聴こえるようになてくる。
もともとそういうのを書こうと思ったブログなんだけど、そんなこと書いても読んでくれる人もあんまりいないだろうし思ったことを全部だらだら書くブログになちゃって・・
最近はいろんな人に読んでもらえてうれしいです。
ありがとう。

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自由なようで最後は元の調号に戻るところがいいですよね。それでまた最終音のあの感じ・・

次の日はすごくいい天気。
自治会の仕事を終えるとちょうど昼過ぎだ。
犬も一緒にパンでも食べにどこか行こうか?
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でっかい富士山。

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後ろの木々は紅葉してるんじゃなくて台風に潮風を吹き付けられ枯れちゃってるところ・・
ちょっと悲しい感じ。
来年、ちゃんと新芽が出てくれるのかな?
犬も今日はなんかいつもと違う。
いつもならつかれちゃってヘロヘロになりながらもっとどっかいこうよー!とかいうのに。
歩きだしたらすぐ自分からもう帰りましょう・・
季節外れな暑さのせいだよね?
家族というか娘で親友みたいだから、老いを意識するのは寂しい。
朝顔も、あんなに頑張ってくれると一日でも長く頑張れ!と思う反面、最後の日を予感して何だか寂しい気持ちが来たりする。
自分も最後を感じる日が来る前に、もう少し何かしておきたい。

ずーっと暗いというか憂鬱な気分の中にいたけれど、吉野山に登ったあたりからか頭の中にやってみようということを浮かべてみたらちょっと安定してる。
薄暗いマンホールの中で梯子につかまっていて下を見ればお前人間失格だろみたいな色の泥水。
今、上を見るとさらにその上に一本の掴み棒が見えた。
登れるかもしれない・・・
そういう感じ。
これだけで少し気持ちの温度が上がる・・でもだからと言ってここにとどまればあの掴み棒は消えてしまったり、落ちてきて私を引きずり落とす錘になったり・・
進もうと手をかければ届かないことに気付く瞬間や、砂でできた棒が崩れるのを見たり・・
傍から見ればへんなポエムに見えるのかもしれないけれど大きなお世話ですよね。人の中の世界なんか人それぞれなんだから。
経験的にこういう上昇した気分もあっという間になくなっちゃってあれは幻だったのかなんて思うのも知っているけれど、いいじゃない今が良ければ。

Tag:プーランク  Trackback:0 comment:4 

青の交響曲

獣道みたいな坂を下って吉野駅に着いたのは帰りの列車の発車20分前。
駅前の団子屋に入ろうかとも思ったけれど、おかみさん?待ち構えるようにこちらを凝視されたらかえって近づけないよ。
とかやっていると人がホームへ入っていくのが見えたから自分も。
自動じゃない人間改札を通るのは考えてみると久しぶりかな?今はもう切符にハンコを押したりもしないんですね。
今、指定席もスマホで取れる時代だけど各社システムがまちまちですよね。近鉄も新幹線も関係なく乗換案内みたいなのを見て購入ボタンおせば終わりとかなんないのかな。
半面、駅の券売機や窓口でえーと・・とか言って切符を買うのも旅の儀式みたいで全くないのも味気ないかなぁ。

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せっかくだからと切符を買ったこの特別列車の名前は「青の交響曲」
外観からこの豪華な列車は新車じゃなくて古い通勤車を改造したものだとわかる。そこがまた面白い。
正面下の黄色いランプが左右両方光っているのは特急の証。よく知らないけど見てると右のみ光れば急行、左のみは準急、無灯火は普通なんじゃないかな。地元で見かけないものはなんでも面白い。
写真を撮ろうと思うとおばさんが立ってずっと被りっぱなしになる。鉄道マニアの撮影会じゃないんだからそれで全然問題ないんだろうしでっかいカメラのマニアらしき人も黙って待ってた。
とか思っているとドアが開いたので入ってみる。

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わー
わくわくするよね。

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なんか豪華ですね。
手前の一人席が私の席。
なんかこう、落ち着いた客船みたいなコンセプトなんでしょうか。
個人的な好みでは吉野が視野に入るからと言って変に和風にしなかったところがとてもいいんじゃないかと思ったりします。最近そういう列車も流行りでしょう?
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こんなの結構好き。
ところどころにテーブルをはさんで向かい合わせになった席が。
4人とか2人というとあの席があてがわれるんでしょうね。
さらに考察するとあの席がある位置はもともと通勤車のドアがあった位置じゃないか?
種車の窓配置を極力流用しつつこんな素敵な車内に仕立て上げてなかなか素晴らしいねー。

3両編成の中間2号車は
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定員のないこんなラウンジ。
飲み物とかケーキとか結構素敵な感じでした。
奥のカウンター内では早くも何人かのアテンダントが忙しく働いてる。
彼女らは先ほどまで駅前の饅頭屋でなんか食ってた。

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別世界みたいだね。
そしてそこに自分もいていいことに一人で盛り上がる。

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普通電車で帰ろうと思ったけれど、ちょっとした思い出というかいい時間になった。

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すごいラウンジがあるのに、
私は自販機の缶コーヒー。
まだまだですね私。

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なんかいいでしょう・・・
特急だけど吉野線内は多くの駅に停まり準急みたいだ。
どの駅でも帰宅していく高校生がたくさん。
途中の飛鳥という駅が気になってしょうがない。
小さなローカル駅を装っているけれど、実は吉野山を越える驚きの地帯だろうここは・・
またいつか来てやる。
だけどなんだかいい時間だった。

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いろんな私鉄があるけど近鉄はスケールが別格。JRが発足したとき、JR四国より近鉄のがでかいと覚えた。
名古屋までは3つの特急を乗り継ぐんだけれど、ちゃんと一本の特急を利用するかのようなダイヤと料金体系が出来上がっていて。
それより真ん中の特急は3分しか乗らない事に笑いそうになる。
たった3分のために私の席が用意されてる。
スマホでサーっていうのもいいけど旅に出たらやっぱり紙の切符握ったりしてみたいなぁ・・


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ドアは種車の通勤車用両開きドアの構造を流用かぁ・・車いすを考慮してあえて幅の広い通路を確保したのかも。
さすがすね・・

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あーあいっちゃった。

橿原神宮前駅
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近鉄もいくつかの別な会社が統合されて出来上がった巨大私鉄であるので全線で軌間が統一されておらず、本線系の標準軌に対し

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南大阪線と吉野線は狭軌。
何言ってんのという話ですがレールの幅が2種類あるんですね。
両線が乗り入れるこの橿原神宮前駅にはこんなのがあった。

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レールが4本ありますがこの設備、
幅の狭い狭軌の車両が手前から入って行き、あの建屋の中でその外側にある標準軌用の仮台車に履き替え本線系の工場へ検査を受けに行く。
それがどうしたって、面白いんですよこういうのが。

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なんだこれ・・
もう大阪がすぐそこなんだなぁ・・

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3分乗車でまた乗換駅。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=702&v=2_epfVmP1uk

全然青の交響曲じゃないけどバッハのヴァイオリン協奏曲イ短調から・・
私はAの音に赤、Eの音に黄色のイメージがあり、イ短調で象徴的に解放弦のEがたくさん鳴るこの曲は聴いている間なんとなく朱色の図形的イメージが頭の中に浮かぶ。
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何度かこんなことを書いているけれど絶対音感はかけらもないため音だけ聞いて色のイメージがわくわけじゃない。
この曲イ短調だなとかこの音Aだなと認識して初めて赤く染まる。
インチキである。別にインチキじゃないか。聴き手として音楽を楽しむことと絶対音感を持っているかどうかは何の関係もない。
Gは緑のイメージなのでバイオリンがチューニングで解放弦のG、Dを同時に鳴らしてるなと思えば寒色系のイメージ。
私はDの音に青のイメージがあるけれど、Fに茶、Aに赤のイメージがあるためニ短調の曲はなんとなく紫色に見えて青とはちょっと違う。同じDでもニ長調のときには薄い水色になり・・もういいか

この曲を中学生のころに聴いてヴァイオリンにあこがれて‥
中学の音楽の先生にバイオリンが習いたいなんて言ってみたらすごく喜んでくれて・・
でも実現せず。
さすがにこれからヴァイオリンを習ってみようとは思わないけれど。

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名古屋までの特急は結構古い車両。
子供のころ本かなんかで見たこの折り畳み戸に萌えた記憶が。
もう日も暮れて車窓は楽しめない。
すぐ後ろでは友人同士で大阪まで買い物か何かに行ってきたんでしょうか年配の女性二人がそこそこ大きな声で話している。
介護する側からされる側へみたいな内容が多かった気もする。
降りる直前の「動けるだけ動いて・・悔いのないように・・」が、私の心に残った。
どこかからお前もだぞと言われてる気がした。

先程までいた大きなお寺のお香とお経と蝋燭の炎と・・あの世界が頭の中にずっと渦巻いていて、驚くことに、楽器とは別にお茶でも習いに行くか・・みたいな発想が浮かんだりして。
お茶ってでもなにすんだろう?
高校生に時一度だけ茶道の体験みたいな時間があった。
柄杓か茶筅の握り方を教わるのに目の前にある見本をまねることができず発達障害的なパニック沙汰を起こしたのを覚えている。楽器と同じだな。多分そういうところへ行けばまたそれに直面しいつも通りの展開となるかもしれない。
でもまあいいじゃない。
やらないかもしれないけれど、今まで頭の片隅にも浮かばなかったことをやってみたいなと思えたんだから。
俺の人生は俺のもんだ。好きにやって勝手に腐って終わってけばいい。
子供もいないし。
何にもしないまま終わっていくのが今一番怖い。

名張で結構人が下りる。三重県名張市・・とかテレビでたまに聞くけれど津とか伊勢のイメージから名古屋志向な文化圏のイメージを勝手に持っていました。でも大阪のベットタウンかなんかなんですね。
別にどうでもいいんだけど、何でも行ってみるとわかることってありますね。

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近鉄名古屋駅は地下駅。
35年くらい前にきて色々衝撃を受けた記憶も薄れていく・・

出張カバンで始まったこの話、そこは意味不明かもしれないこのままで終わりにさせてください。

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名古屋駅前の地下街でこんなものを食った。
食ってからまた後悔する。
ああもう俺若くないんだった。

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だれもいない吉水神社とおっさん

さえない気持ちのまま吉野山に登ったけれど飯を食ったら元気も出てきた。
せっかくだもん、何か見て帰ろう。
前の晩、さらっと調べると桜な話ばかりが山のように出てくるし観光協会の立派なサイトからは正直何が見どころなのか読み取れなかった。お前があほなんだろという事かもしれないけれど全然観光系じゃない人の写真から吉水神社というところに行った方がいいことだけわかり頭の中にいれて。

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なんだかすごい歴史的人物が登場する場所なはずなのに、こんな近所の裏手みたいな雰囲気のところを入っていく。
自治会が管理するお堂とかみたいだ。

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この先に駐車場があります・・ってとんでもない勾配のここを車で登っていくんだろうか?
というかこれほんとに世界遺産へ通じる道なんだろうか?

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門をくぐると

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また門
廃仏毀釈の後、神社という事になっているけど神社というわけでもないと思う。
うちの近所くんだりにも一つの建物の中に神様と仏像が同居しているのを見る。もともと日本人の中で神社と寺院を分けるという考えの方が不自然じゃないのか・・
ここは僧兵とかなんとかあれでしょ?宗教的拠点というより政治的軍事的拠点みたいなもんでもあったりして・・とか書いてみたけどよく知らないのにあんまり書かないほうがいいか。
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くぐると左手に見えるこの庭園は秀吉が設計したものだとある・・えーほんと?
いきなりはじまりましたね。
あの人がたくさんの家来や町人を連れて超巨大スケールな花見をやった話は有名でなんとなく知ってる・・・その本陣がここなんだって・・
しかし正直に言えば庭とか見てもよくわからない私には説明がなければこれが何なのかわからないとも思う。

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南朝皇居・・こうきょだもんね。
後醍醐天皇って俺でも知ってるよ。南北朝とか新田義貞とか・・
昔、私の住むこのあたりの近所で後醍醐天皇に派遣された新田義貞と足利尊氏の合戦があった。小学校への通学路にあった供養塔はどうも逃げ延びた新田方の家臣が絶命した場所だったりするらしい。
自分で書いて驚いたけれどどうでもいいようなこの近所も意外に歴史にまみれてるんだな。
しかしあらためて後醍醐天皇について書かれたものを読んでみたけれど何だか複雑すぎてよくわからない。
なんか知らないけどいつまでたっても安定せず、平和なんか程遠い時代があったのね。
そんな超絶歴史の舞台なはずなのに

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御用の方はベルを押して3分お待ちください・・・手書きで・・
なんだこれ・・
ベルって一回書いただけじゃ気が済まないのね・・

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手作りの傾いた柵・・
伊豆とか行くと個人がやってるインチキ博物館みたいなのがあったりしたけどあれみたいだ。
内緒で入っちゃえば入れそうなこれがほんとに世界遺産なのか?
待っていると白いひげを蓄えた・・なんだろう宮司さん?が来てくれて
なにか?・・
いや、なにかって・・・拝観させてもらえますか?
あーはいはいとか言って長い棒でなんかやってるから何かと思ったらブレーカーを上げてた。
歴史的にすごい場所だと知っているだけにこのギャップが面白い。
なんかこう田舎の市営公園みたいな・・
お金を払って中へ通してもらい、そこへ靴を脱いで上がってくださいと言われあがるといきなり
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ここは源義経と静御前が最後の時を過ごした部屋。
誰もいないので不思議な雰囲気。
音声ガイドがでっかい音で流れているのもなんというかこう・・昭和な観光地的みたいかなぁ。
でもガイドのおかげで非常にわかりやすくありがたい。
静御前16歳・・・そうかぁ・・
五条大橋のくだりとか勧進帳とか・・なんとなく存在自体がネタみたいな気もする義経だけど・・誰もいないこの場所で一人静かにしているとだんだん心が落ち着きその存在に思いをはせてい見たりする。
隣のあの一畳敷きのスペースは
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弁慶が控えて今後について思案していた場所・・だそうだ。
せっかく二人がいい感じなのに邪魔でしょとかいっちゃいけないんでしょうね。
ここはすごい場所だと実感する。
そういえば日本最初の書院造とかいうのもあったな。
あの床の間みたいなのや違い棚も・・
世の中みんなここのコピーなのか?

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畳の廊下を奥へ進むと

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後醍醐天皇玉座
天皇の玉座とかって私なんかがこんなに簡単に眺められていいんだろうか・・
だいたい後醍醐天皇って超絶有名じゃないか・・
後ろの金の絵みたいなのはすごみが違う。

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違い棚とかああいうのもあれか・・
さほど高くない天上・・
こんな狭いところに押し込められて、それはかなり厳しく屈辱的な事だったんでしょう・・
偉くもなんともない代わりに自由に好きなところに来てへらへらしてる自分はどんなに幸せなのか・・教えてもらった気もする。
ほんとに誰もいないから、廊下に正座してじっくりこの場の時間を感じさせてもらう。
ここは悲しい場所なんでしょう。
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金屏風には朝顔?
この日の朝、家にも咲いてたあんな色の朝顔が。
昔からみんな朝顔愛でてたんだね。
こんな超絶すごい場所なのに
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無造作に電源コードがステップルでとめてあったりして・・
どっかのおばーちゃんちみたいで笑ってしまう。
ほんとに世界遺産なのか?

外を見ると
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この建物は斜面に立っているのでこんな清水寺的な・・
結構肌寒い。
冬は厳しいんだろうなぁ・・
後醍醐天皇は風邪をこじらせてなくなったそうだ。

さらに進むと宝物がたくさん展示してあった。
むかし坊主めくりだったっけ?蝉丸という名をよく聞いた。
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これは蝉丸法師愛用の琵琶だそうだ・・
蝉丸が誰なのかよく知らないけれど、音楽家としても名を知られていたという。
俺も死ぬまでに何か楽器を習ってひとつくらいできるようになってやると意気込む気持ちと度重なる失敗によるトラウマが均衡して今また足踏み状態。いや、やるよ。
隣の鐘は秀吉が寄贈したもの。

急にコン!とかいうからラップ音かと思ってびっくりする。
みると
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うわっ・・割烹なんかにネタであるのとは違う本物感・・
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外には金峯山寺。

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義経の兜があった。
誰もいないので正座して顔を近づけガン見する。
小柄な人だったんですね・・
ひも・・じゃなくてこのなんていうんだっけ?これ・・今でも見ますよね糸を編んでいくやつ。
間近で見れるなんて・・これオリジナルなのかな?

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他にも天皇が作らせて愛用したなにかとか弁慶の持ってた武器とか・・
どこかの美術館なら特別展示とか言いって見張りが立ちそうなものが無造作に置いてある感じ・・
ほんとにすごすぎるとこうなっちゃうんだろうね。

この辺りで何人の人が後から入っきた様だった。
せっかくだからともう一周見て回った。

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秀吉愛用の屏風もその辺にぽって置いてあるんだもん。
(複製)と書いてあるものもあったから、書いてないものは皆本物なんでしょう?
すごいねここは。

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外庭へ回ってみる。
なんかよくわからないけれどドイツ国旗のついた名札みたいなのをしている外人のおじいさんが・・片言の日本語で話しかけてくるのでただの外人観光客とは違うだろう。
答えてあげたいけれど、問の内容がコアすぎて全く答えられない。
でも笑顔で会話ができて楽しかった。
奥さんらしい人はなんか冷めてるようにも見えた。あんまりおもしろくないかもな。
そういうのはどこでも同じ。

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吉野葛とかいうし、葛切りでもゆっくり食っていくかぁ・・なんて思っていたけれど吉光神社で予想以上に時間をとってしまい、ちょっとそんな感じでもなくなってくる。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=2428&v=ArHY-m8RJY8

ベートーヴェンは自身ピアニストでしたので数々のピアノソナタは彼にとって特別な作品なんだと思います。でも私はなんとなく愛称付きの超絶有名曲くらいしか聴いてこなかった。落ち着いていろいろ聴いてみようと思ったのがやっと最近。古い寺なんか見てみたいと思いだしたのと似ているかも。
思春期の頃にクラシックを覚えていろんな曲を知っていくことにワクワクした・・すごい世界がその先にあるような気がして。
でも考えてみればそんな世界なんかなかったし、あの頃はもっと別なものに興味を持ってワクワクしなくちゃいけなかったんじゃないのかとも思う。
14歳くらいの私の頭は多分8歳児くらいだったかもしれない。二十歳で14歳くらいだったとも思う。それでそのまま14歳くらいで止まってるかもしれない。子もできねーよなそりゃ。
でもいいの。年をとっても新しい曲を覚えていく楽しみがまだあったわけだから。
残念ながらこの人生はピアノを弾くというのとは無縁なところにあるけれど、もしそれができるとしたら誰に聞かせるでもなくこんなのを1人弾いてみたい。

もう一度階段を上がり
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金峯山寺。
拝観料払って中を見させていただこう。
内部は撮影禁止なので何にもないけれど、
さほど長くない距離を一周。いや半周くらいで自分の気分が変わってしまった。
そこかしこにある仏様に手を合わせながら・・最後はでっかい柱に手をついて目を閉じ・・・
しかし手前の柱は物乞いスケール間で圧巻ですよ。
巨大な立ち木を枝だけ落としてそのまま生かした感じでしょうか。
仁王様かな?が踏みつけている鬼の瞳がかわいかったり・・
なんかこう、ずーっといたしいたい気分だった。
お坊さんがお経をあげている声が響いて厳粛な・・・
そこへ「これは飾っておくタイプですかぁー?」
若い女性のピッコロみたいな高くて刺さる声。
彼女にとってはお寺もお店もお守りもアクセサリもみんな一緒なんだろう。
多分何人かグループのうち、でかい声で騒いでいるのは一人。
買えば気が済むのかと思ったけれど立ち去ることもなく長い時間ずーっと・・
声が大きいですよくらい言ってやろうかと思ったけれど目の前の坊さんが何も言わないんだからこれでいいのか・・いいの?
ちやほやされて生きてくるとあんなにな・・違う。世の中やったもん勝ちだ。
あれが正しいとも思わないけれど、私の正しいと信じてきたものも間抜けな茶番だった。
これも神仏からのお告げかもしれない。
いいからお前もなんか一つくらいやりたいことをやってみろよ・・

もう少しいたい気持ちもあったけれど時計を見ればいい時間。
こんなところに4時間もいられるのか・・なんて思ったけれどあっという間だった・
駅まで30分は見とかないと・・せっかく指定を取った特別列車に乗り遅れないように。
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工事が終わったこの門をまた見に来られるだろうか?
だろうかじゃなくて来ようとすればいいだけなんだよね。
死ぬまでに人込みの桜の時期にここに来たいと思えるようになれたら俺的に超絶進歩だよな。
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相変わらずのすごさ。

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相変わらずの人のいなさ・・・
お菓子屋さんからの「おかえりなさい。味見てって!」を笑顔で無視し・・

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ケーブルカーは休止中。
歩くのも楽しいからいいけれど、2回目以降はきついかな?

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赤い橋は渡らず、右へそれていく犬の散歩道みたいなのが近道。
つづら折れの車道を串刺しにしているような形でまたいったん車道に出るんだけれど

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この近道という看板がなければ

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見落とすような細道で帰ってゆく。

あーよかったなーとか口に出しながら。
不思議なところと素敵な時間だった。

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初雪と朝顔と白髪

吉野はちょっと続きもありますが次ということで。

10月も後半に入る。
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うーうーあー
朝顔がいじけていた。

周りの葉っぱをどかしてあげると
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ぱっと開いて見せてくれた。

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頑張る朝顔。
まだ新芽やつぼみもあって頑張る気だ。
ありがとう朝顔。がんばれ朝顔。
俺もがんばるよ。

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雲間から、たくさんの雪をかぶった富士山がちょっとだけ見えてた。
ちょっとだけ見えていると、あそこにはものすごい世界があるんじゃないかと思う。
周りの雲をどけてあげたら、
ぱっと開くのかな?



めんどくさい仕事をちょっと頑張ってみて家へ帰れば
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犬が出てきてくれる。

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はい遊びますよ!
の形。

涼しいを超えて寒くなったらコオロギの大音響が聴こえなくなった。
寂しい代わりに私にとっては帰宅後音楽が聴ける季節がやってきたということ。


https://www.youtube.com/watch?v=C3xnlW9Zkcg

この曲を聴くなら周りが静かなことが必須。まあどの曲もそうなんだけど。
デュトワMSOの惑星はおしゃれすぎて物足りないと感じる曲もある反面、この金星なんか彼ら(とデッカの録音)の個性にマッチして素晴らしいものがあると思う。
ホルストの組曲惑星というとスターウォーズみたいなSF的宇宙映像を浮かべて聴いたりしがち・・
でもこの音楽が言ってるのは占星術とかなんであって宇宙スペクタクルじゃないんじゃなの?・・なんて言いません。
誰がどう聴こうが勝手。
エイドリアン・ボールトが初演の時からそんな宇宙連想的演出をしたようなことを言っていたのを本で読んだ。

オーケストラ、最初の頃は弦楽合奏のほかフルート1本にオーボエ一本とかいうフォーマットでやっていものが時代とともにそれぞれ2本づつ、クラリネットも参加・・そのうち各楽器3本・・とどんどん拡大していきました。
19世紀末くらいになると3本そろえたクラリネットの上には高音に特化したEs管、下にはバスクラ・・とか言って同じ音色で上から下まで埋めようとする巨大編成オーケストラが出現するに至った。
同族の楽器だけで和音を鳴らしてみればクリアなハーモニーが聞けていいようだけどあんまりそれを裸で並べすぎるとかえって薄っぺらく聴こえることがあると思う。
別にホルストのこの作品がそうだというわけじゃないけれど。
言いたいことは、今じゃ私もこの組曲が結構好き。
病気かなんかで自分で総譜に書き込むことができなかったらしいけれど、チェックしてGOを出してるんだから彼の意思によるオーケストレーションんだということでいいんだろう・・なんだっていいし聴いてみれば楽しめるんだからそれでいいじゃん。

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このオーボエとイングリッシュホルンが作る和音、むかしはアホのアヒル兄弟みたいに聴こえて大嫌いだった。
今はそうは思わない。
慣れただけかもしれないけれど、歳をとってくると受け入れられなかったものに良さを感じて楽しめるようになる事がある。
歳をとるのもいいことだ。
失うものも多い代わりにわずかながらでも何かを得ているかもしれない。

惑星といえば、高校の物理で天体という項目がありました。
先生は天体は入試に出ないからと言って全く無視して次の項目へ飛んでいた。
真に受けてその部分はごっそり端折って勉強しなかったけれど、入試で問題を開くと思い切り天体の絵が描いてあって笑った。
誰のせいでもない自分のせいだから。もう受けた学校名も忘れた。
仮にそこで合格していたとしても途中からいまと同じルートに乗って同じここへたどり着いていたと思う。

そういえば、
私の頃、高校受験というのは中学の担任が各自の能力を慎重に見極め進路を指導し、失敗というのは基本的にありえないという事になっていた。
ところが私の年、ある先生のもと二人の生徒が失敗し騒ぎとなった。
一人は私と同じ高校へ通うはずだったのでよく覚えている。
その先生は次の年小学校へ移動となる話を聞いた。
そんな記憶も消えていたけれど何年か前に学年全体の同窓会というのに行ってみるとその先生が来ていた。
挨拶の段で、みんな知っている通り俺はあの後干された・・みたいなことを自分で話し始めた。30年近くたった今ようやくもういいだろうと中学へ戻ることができた的な。
落ちた人間は多分来ていなかったと思う。
今思えば、あの挨拶は彼にとっての大きな節目だったのかもしれない。落ちた当人も大変だったのかもしれないけれど、先生も長く大きなものを抱えてきたのかも。
全然違うかもしれないけど。

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勝手にそこにあると思ったすごい世界なんて実はどこにもないから。


いろんな人生があるけれど一度きりだ。
暗くいきれば暗いし、傍目にどう思われようと本人が明るければ明るい人生なんだろう。
若かった先生は白髪の初老という感じに・・でもあの頃と同じ童顔みたいな笑顔でもあったような。

白髪といえば嫁さんの目立つところに目立つ白髪が見えるようになってきた。
染めたら?
とか言っていいのか不明で何も言ってない。
そのままでもいいとは思うけれど、嫁さんの白髪って結構インパクトがあるんだな。
皆通る道なんだろうけれど。

Tag:ホルスト  Trackback:0 comment:3 

出張カバンとはるか彼方へ

ある朝、
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早起きをして、新幹線とこんなのを乗り継ぎはるばるここまでやってきた。
ワイシャツを着て手には出張カバン。

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階段を降りると別な路線が直交する乗換駅。
平日だけどもうラッシュはとっくに終わっており落ち着いている。
途中ものすごく晴れて暑いくらいなところも通ってきたけれど、長いトンネルを超えてからずっと曇りだ。

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ホームに立って次の電車を待っていると向かいには信号関係か鉄道がらみの設備的建物。
そこにある桜の紋章に目が留まる。
昔の社章なのかな・・・・
マニアならこれだけでここがどこかわかったりするんでしょう?

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ちょっと乗るとすぐまた乗換駅。
長い乗り換え通路はこの駅の生い立ちを語っていると思う。
始めてくるところなので何を見ても面白い。
パン屋のいいにおいになんか食おうかなんて思ってしまうけど駄目だよ今は我慢しなくちゃ。

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ローカルな感じの列車にのり、また性懲りもなく一番前に立つ。
みんな自分が席に座れればよく他人なんかどうでもいい感じだ。当たり前か。
通報されたりはしないでしょう。
昔ね、電車の中が地獄みたいに見えたことがあったの。それでも毎日乗って。
誰もいない始発に乗ればいいんだと気づくまでだいぶ時間がかかった。


https://www.youtube.com/watch?v=8KtY5dvF2_A

この曲は練習曲なんだろうけれど、半音階的にうねりながら上昇してゆく旋律に
捕らわれた鳥が大空へ飛んでいく夢をみる・・みたいなものを感じたりもします。


発車と同時に「終点のロープウェイは休止中、その代行バスも運休です」という放送が聞えた。
季節外れだと誰もこないのかな?いいねーそのくらいのが。
歩こう。
天気はなかなか晴れてこない。
でもいいよ。ここへ来たってだけで。
自分の気持ちも曇り。

グネグネ曲がった勾配緩和曲線とか
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石積のトンネルポータルやレンガの橋脚が路線の古さを教えてくれる。
けっこうたくさんあった途中駅でお客さんは皆降りてしまい、車内はなぜか不自然に立ってるスーツな人と私だけになる。
この先にそんなスーツで行くようなところがあるんだろうか?
早めに用件が済んだからついでに観光してというようにもみえないなぁ・・大きなお世話だし、よく考えれば自分も同じか。
この出張、依頼主は自分。

のんびりとした景色の中にふと絶景か?・・あ終わっちゃった・・みたいなのが何度か通り過ぎながら小一時間ほどで
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行き止まり式の終着駅。
ああいいねえ・・
隣にはオリエント急行みたいな外観のすげー電車。
最近各地に豪華に飾った特別観光列車を走らせるのが流行りですね。
ここにもそういうのがいる。
これには乗らない予定だったけどこの際帰りに乗ろうかな?

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散々もったいぶって書いてみましたがここは近鉄の吉野駅。
どこでもいいから日ごろの現実から遠くはなれたところへ行きたいと思いながら地図を眺めていてふと吉野が目に留まった。
京都や奈良へは修学旅行で行ったりするけど、正直名前だけよく知る吉野はどこにあるんだかもよくわかっていなかった。
古くから歴史に登場する場所というぼやけたイメージはあるけれど正確なことは何も語れない・・・桜の名所でしょ?みたいな・・
でもそれは歴史の説明じゃない。
吉野といえば百人一首から何から日本の歴史に何度も登場する超絶名所ですよね。
近所にあった和食レストランは最近たたんでしまったけれどいつ行ってもずっと正月みたいな琴のBGMが流れていた。その店名は「よしの」。日本人の中には吉野=高尚みたいなイメージがあるんじゃないかな・・ちがうかも。
どんなところか、行ってみれば何か感じるだろう。

あのオリエント急行みたいなのは「青の交響曲」という名前で近鉄が売り出している観光特急。デラックス券みたいなのが必要。
でもJRのグリーン券なんかに比べると冗談みたいに安いしさらにその先までの特急券と一括で買うと差額はほとんど小銭みたいな額だった。
あれで帰ろうと思うとあと4時間以上ある・・そんなに見るもんあるのかな?と一瞬迷ったけれどいいやゆっくりしてみようとその指定券を買う事にする。
青のシンフォニーと読ませるのは知っていたけれど窓口で思わず青のこうきょうきょくとか言ってしまう。駅員さんも気にせず「はい」とか言ってくれる。
私は序曲をオーバーチェアとか変奏曲をヴァリエーションとかいったりするのが嫌いだ・・でも交響詩はシンフォニックポエムの方が実体感がある気もする。シンフォニックダンスを交響的舞踊とかは中国人みたいで・・まどうでもいいか。
とりあえず歩き出せば
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なんかいい感じ。
ロープウェイは休止中。桜の時期はここに人が列をなすんでしょう?

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1人軟禁状態のゴンドラが寂しそうだ。

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近道とあった道はすぐにこんな山道になる。

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国際的にも有名な超絶観光地に向かうとはおよそ思えない山道になってきて笑う。
近所の林道みたいだな・・
本当に結構な山道なので、このあたりでふとカバンが邪魔・・あっ、駅のコインロッカーに入れてくるんだった・・・
もどる?・・いや遠いよ・・・上の方になんかあるだろう・・・

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駅があんなに下に見えるようになると吉野山の上・・
結構息が上がる。


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それらしい商店が立ち並ぶ・・
けどびっくりするくらい閉まってる。
時季外れの平日には人なんかこないし商売にならないんでしょうね。
桜の時期はここが人で埋まるんでしょう?

この先にコインロッカーなんてないだろうことは薄々わかっている。悪い癖というかいかれた頭は例によって・・ああなんでコインロッカー入れてこなかったんだろう・・みたいな考えても仕方ないことをリピートし始めてそれでいっぱいになる。多分病気というか脳の構造的欠陥だ。

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この門は黒門と言って有名らしい。
でもこの時はカバンが邪魔・・で頭がいっぱい。
実際、カバンはそんなに邪魔じゃない。

開いてる飯屋の前でメニューを眺め、ぼたん鍋かぁ・・
なんて思ってると中から「どうぞーお入りください」みたいなでっかい声が。
俺ね、その声聞いちゃったらもう絶対入れないから。

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わっなんか見えてきた。
千年級の予感が・・・補修工事してるの?
昔、修学旅行で法隆寺か東大寺かどこだったか・・工事していて門となんとか像が見れなかったことを思い出す。

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すげー。
保護ネットの向こうとはいえ、迫力の底力が違う。
よくわかんないけど国宝なんでしょうこれ・・これなんて言っちゃませんね仁王像でしょう。
こんなもんがいきなりぽっと現れるわけだよね・・美術館とかじゃなくて道の途上に・・
そしてその先には

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吉野金峯山寺
ここも迫力が違う。
ただでかいとか古いというのとは違うすごみが・・・
私的にはまず人がほとんどいないのがいいね。

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でも例によってまだこの時点で頭の中はカバンとコインロッカー。
しょうもないことに異常なこだわりを持って実生活に支障をきたすみたいな・・どっかで読むような話だ。
でももう何をどう分析したところで治るわけでも直せるわけでもない。欠陥でも変態でも私にとって私は私。
この場所を本当にちゃんとかみしめることができたのはもっとずっと後でもう一度来たとき。

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突然、原付で乗り付けた60すぎのおっさんが拝見受付というところへ駆け寄りお坊さんとでっかい声で話し始める。
というか1人一方的に話し続けてる。
始めは祭典の日程について問い合わせるような話だったけれど、亡くなった輪島が好きだったんやとかもうここと何の関係もないだろう・・
そんなんしらんがな!とかいってみたいけどいえるわけない。
当たり前だけどそこら中から聴こえてくる関西言葉が私には刺激的だし衝撃的だ。

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まだ性懲りもなくコインロッカーを探しながら歩く道に人はなく・・・
でもこのあたりは食事処や葛切りという看板のお店が何件が空いていて中には食事をしている人たちの姿も見える。
入ろうかなぁ・・と思いつつもっと先へ行ってみるかと・・

少し歩いた先のあるお店で、何かに惹かれるような気がしたので入ってみる。
時期が来れば満員になるんだろう広いお店の中はガラガラ。

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というか私の前にいたお客さんはみんな出て行ってしまい私一人きりだ。

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誰もいないのでやりたい放題。
桜の時期はこの外がみんなピンクに染まるんでしょう?
すごいところだよねここ。

写真を撮りまくってたらスマホの電池がなくなってきた。
カバンの中にあるバッテリーから充電して・・・
あ、カバン持ってきてよかったじゃないか・・もし駅において来たら今頃・・
と、ここでやっとカバンとコインロッカー地獄が終焉しそうになる。

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葛うどんと柿の葉寿司の定食というのがあったのでお願いした。
何だか知らないけど吉野っぽいし・・
観光地にありがちながっかりぼったくり感を覚悟しながら口をつけると・・
予想を裏切りすごくおいしい。
うどんはクリアな感じ。鰹の出汁がきいていて・・・あれ関西って昆布じゃないの?とか訳の分かんないことを考えながら。

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柿の葉を開けたら鯖のすしが出てきた。
葉っぱも食べるとかだったらどうしよう・・そんなわけないよな・
胡麻豆腐と柚子みそみたいなのもとてもうまかった。

お店のおかみさんはきっといい人だと思う。
葛うどんて何なんですか?みたいな会話をしたく・・のどまで出かかったけど駄目だった。
でも遠くへきて、何にも咲いてないとはいえ絶景を見ながら一人のんびりおいしいものを食べたりして・・・ここで急に気分が明るくなってきた。
よしせっかくだから楽しもうよ・・
きっかけってどこにあるかわからないけど
なんでもいいから気分が上向くと世界が変わりますよね。
私はパワースポットという言いようはあまり好きでないけれど、自分にとって特別な場所というのがあるよね。
それは名所とかじゃなくて構わない。
今回はたまたま超絶名所だけど。

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飯を食ったところの隣の店ではおばあちゃんがこちらに向かって笑顔でアピールしてる・・
ごめんなさい、俺それ見ちゃうともう入れないから。

Tag:ショパン  Trackback:0 comment:10 

古い集落と明治のトンネル

先週だっけ?3連休、天気が悪いという話だったのにすごく晴れてる。
どこかへ出かけなくちゃと思いはするもののあんまり盛り上がらない。
またどこへ行っても混んでるんだろう。
地図を見ているとバイパスの超大トンネルの隣に明治トンネル、昭和トンネルの文字。なんだここ昔から難所だったんだな。
近くには古い集落がどうのという表示。あまり見ない地名だな。レビューは一軒しかない。
人が全然いないのに良いところな予感。
よしここ行ってみよう。
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気分低迷中だったので低価格なうなぎ屋さんでうな丼を。
今日はサービスデーで大盛が無料ですがと言われ大盛って言っちゃって後悔する。
いいよたまのうな丼くらい。
1号線のバイパスをしばらく走って、見慣れたトンネルの手前を曲がり細い旧道をしばらく走って・・
駐車場とかトイレとか、そういうの全然何にもないので意識しなければ通り過ぎちゃうかもしれない。
そんなところ。ここなら怒られないかなという路肩に車を止めて。
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あーなんかいいですなー
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ちょうど勾配の延長にある太陽がまぶしくて何にも写らない。
観光客を意識して石畳になっていたり、各家には屋号を記したでっかい札があったり・・
でもよくある思いっきり観光地です的な感じではない。
各家みんな普通にリアル生活中な民家だ思う。
中には観光客をよく思っていない人もいると思う。そんな視線も感じながら。
とはいえよく見れば普通に建っちゃった昭和な家も各部を焦げ茶色に塗装したりして極力溶け込むような配慮があったり・・
途中秀吉が小田原攻めの前後に立ち寄って・・みたいな立札のある家があったり。
ここは間違いなく歴史のある家々なんでしょうね。
坂を登りきると
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こういうところにありがちな蕎麦屋。
蕎麦屋としては終了している時間だけどカフェタイム設定してますみたいな貼り紙。
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もうお蕎麦ないんですけど・・に笑顔ではい大丈夫ですとか言いながら
入るとこんな感じ。
スピーカーがあって・・この時は何にも流れていなかった。
時々ジャズかなんかを流して・・とかなんとかでしょう。
私には縁遠い世界。

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窓の外もいい感じ。

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嫁さんのコーヒーはなんだか本格的な味がしたそうだ。
そば饅頭とかいうのは一つもらったけど謎の芋みたいな味だった。

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そして私は酒粕チーズケーキと梅ジュース。
ケーキはどの辺が酒かすかわからなかったけれど梅ジュースは美味しかった。
先日の別なお店で出てきたアイスコーヒーはでっかいグラスになみなみと・・と見せかけて中身はかなりの割合で氷じゃんかというものだった。よくあるけどね。
この梅ジュースは正味重量がかなり多くて飲みごたえもあった。

お店の人はちょっとつっけんどんな感じで愛想がないとは言わないけれど、愛想がいいとも言えない感じ。
別に嫌な気分にもならないけれど、何か話しかけてみようかな的な気分は消滅。
でもまた小さないい時間でした。



https://www.youtube.com/watch?time_continue=490&v=HtIdTGA4yYs
ショスタコーヴィッチの24の前奏曲とフーガもバッハのやショパンの前奏曲集と同じようにハ長調、イ短調に始まって5度づつ進んでいって戻るみたいな並び。ほぼ曲順と作曲順が一致するとかどこかで読んだ。
曲順を追って聴き進めていくとどんどん個性的になっていくというかショスタコの自由な世界が炸裂していくような気もする。
この14番は変ホ短調。
武士の世界みたいじゃない?このプレリュード。何時でも死ぬ覚悟はできているみたいな。
でも続くフーガは荷馬車に揺られ進んでいく‥みたいないいフーガですね。
主題の絡み感もわかりやすいし。


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日が暮れると落ち着いいた街並みがよく見える。
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なんだかいい感じですよね。
古い集落の先は宇津ノ谷峠。
もう20年近く前、この峠を歩いて超えたことがあった。
その時の印象は「つかれた」。そんなにものすごい山を越えるわけではないので絶景が見えるわけでもなくしかし歩きにくく・・みたいな散々な印象だった。
東海道というとなんとなく箱根と大井川だけ超えとけばあとは平地みたいなでたらめな印象があるけれどそんなわけなくてこういう小さいけど無視できない峠をいくつも登ったり降りたりしていたんですね。
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振り向いてもいい感じ。
こんな難所なので明治に入るとすぐ地元の有志かお金持ちか知らないけれどトンネルを掘って有料トンネルとして事業化したようだ。
明治9年の開通というからかなり早いと思う。まだ東海道本線も全通していなくて、大阪と東京のあたりでちょろっとできてたくらいでしょう・・その後火災で枠組みが崩壊したとかいうのを経て明治30年代くらいのトンネルが今も現存するという。
なんだそれ、そんなのあるの知らなかった。見に行かなくちゃ。
本来の東海道から外れ、明治の道をちょっと歩いて登れば
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こんな公園。
トイレと・・
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なんか立体模型が。
補助金を活用したようなことが明記してある。
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写真じゃわかりづらいけれどこういうの直感的ですごく面白いよ。
駿府というか静岡は徳川家康の隠居所だもんね。
西の擁壁に当たるこの山、峠と時代と技術の進歩がどの位置にどんなトンネルを掘らせてきたか・・みたいなの。
こういう時、今じゃスマホでもその場の立体的な地形が簡単にみられるでしょみたいなことをすかさず言いたがる人がいるけれど一生友達になれないと思う。
元々誰とも友達になれないけどね俺は。
こんな雨ざらししじゃすぐにダメになっちゃわないのかな?屋根掛けてやればいいのに。
ちょっと進めば
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もっとおどろおどろしいものを連想していたんだけれど。
意外ときれいに整備されて・・
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なによりあのオレンジの光が温かい。
まだ日は出ているんだけど山の陰になってこのあたりは暗い。
その深い緑との対比もいいよね。
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照明自体は最近整備されたもので演出的なオレンジなんだろうけど・・
いいねえ。
こんなところがあるなんて知らなかった。
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しかしこの煉瓦ってのも暖かいものを感じますよね。
演出で作った最近のじゃないいほんとに古いものはやっぱりなんか違うよね。
レンガも明治初期にどこから入ったか、何人の技師に教わったかとかでいろんな流派というか技法があるみたいで、
現代ではそれを読んで鑑賞して楽しむ人もいます。
私はもと鉄道マニアな関係でなんとなくそんな話があるなと思う程度・・
これも見る人が見ればああ〇〇積みだよ・・とかいうんでしょう。
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割れちゃってるけどいいのかな?
そこそこ積んであって厚い壁を構成しているんでしょうね。
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向こうが言えてくるこのあたりはかなりの風が吹き込んできていて涼しかった。
面白いのはトンネルを出た瞬間に風感じなくなるのね。
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重厚なポータルには銘板が・・なんだか読めないけど。
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手前は少しだけ掘割。
明治時代、どんな人や車がここを通ったんだろう?
現在線のバイパスを走る車の轟音が聞こえる。

今はいろいろ言ったって車が買えて休みの日には遊んでたりできるんだもんね。
幸せだわ。

学生のカップルみたいなのがここに車を止めてトンネルを往復してきたみたいだ。
女の子のあの可愛い笑い声、ほんとは芝居なんでしょ?なんて思っちゃう私は嫌な年寄りだな。
いいね若いって。

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戻って振り向くと
やっぱりなんか武士の世界みたいな。

ここ良いところでした。
三連休なのにあんまり人もいなかった。
このまま有名にならずにいてほしい。
それは余計か。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:12 

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless

最近詰まっている感があり、昨日はそこそこ遠いところへ出かけてきた。
古い寺とか結構好きかもしれない。不思議と気持ちが入れ替わった気がする。
電車の中で年配の女性に会話の中に聞いた「動けるだけ動いて悔いのないように・・」は、神様か仏さまからの言葉のようにも思えた。
具体的に新しく挑戦してみたいことも浮かんで来ている。
物心ついたときから言われ続けしみ込んでいる「お前は無理だ迷惑をかけるからよせ」を排除したい。お前が一番迷惑だわ。
せっかくの新しい気持ちも時間とともに減衰して元に戻って行ったりするのだけど、少しづつ少しづつ何か進んでいけばいいと思う。

これは先週の全然別な話、なんか詰まって腐っている最中。
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MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
というのに行ってきた。コピペであって正式な名前は知らない。自分の中では「お台場のあれ」である。
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最初に知ったのはテレビの日曜美術館だったと思う。あの番組で出るからにはまじめな芸術作品でもあるんだろうけれどこの数日前には朝の番組でもタレントが適当に遊んでくみたいな軽い感じで扱ってた。どうとらえようが勝手なんでしょう。
単なるすごい映像が見られますみたいなのだったら興味もないどころか大嫌いで近づかないんだけれど、
例えばあの光の滝
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人が立つとこんな風に光の流れが変わる。
滝の位置に立てば光の水が頭にあたって跳ね返る。
壁や床に映るなにかを触るといろんなものがそれに反応して動いてくる・・
みたいなところに興味を引かれた。
嫁さんが調べると一日の入場数に制限をかけているらしく当日ふらふらいってもチケットが入手できないみたいだ。
急にとれた平日休みの前日に見ると空きがあるので行こうと思った。
チケットもスマホのQRコードをかざす感じでこんなの10年前からあるといえばあるけれど、その手前のユリカモメやコインパーキングや飯屋の支払いがそれぞれ別なシステムだというところがなんか進歩が全然ない気もする。

偉そうなことを書いたけれど実は降りるICを過ぎてしまい、つぎで降りてUターンしたら笛が鳴って展開禁止ですと捕まえられた。
白い自転車を引いた若い警察官はなまりがあって昔のTBSドラマみたいだった・・とか言ってる場合じゃないか。違反はいけません。
しかし罰金はいまだに窓口に行かないと払えないのか・・スマホでかざせるようにしてくださいというかもうつかまりたくありません。
そして、目指した場所は類似の全然違う場所だったことにこの後気づく。
元々気分が下がりっぱなしだから行ってみよう!と来たのにまた下がる・・・
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いつものすさんだ気分で入ったのだけれど・・・
珍しく性に合って私はここが気に入り、多分5時間程いたと思う。
時間をおいてもう一度行きたいくらいだ。
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視覚以外に音楽、効果音、香りも演出していたと思う。単に技術的な面白さがあるだけなら陳腐なデモンストレーションになってしまいそうだけど全然違う。
幻想的な世界が時間軸に乗って進行していてその中に自分も入り込み組み込まれる感じ。
変な専用眼鏡をかけるとか訳の分かんないコントローラーを持たされるとかそういうのは一切なし。
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薄暗いからなのか、人が大勢いると気分が下がる私だけれどこの日は全く問題なかった。
5時間弱くらいいたので時間とともに客層も変化していく。
外人もたくさん。地方の観光地みたいに中国人の団体押し寄せてと言うのじゃなくて。
人も世界に組み込まれるので、ある程度人がいたほうが絵になるのかも。

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これなんかプロジェクターは使わず、昔からある単純な仕掛けでできているようにみえたけれど、内容が昔のとは違うんだよというところでしょう。
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光の雨が降ってくるとこなんかなかなか良かったけれど、写真じゃ伝わんないか。

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でもこれなんか写真で見るとなかなか面白いよね。
当たり前だけどインスタ映えな今時撮影禁止になんかしたら誰も来ないだろう。

日本中に何とかの里みたいな施設があってイルミネーションで集客して生ビールを出してみたいなのがあると思う。
そのうちこれのコピーみたいなのが各所でみられたりするんじゃないか・・

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巨大水槽みたいなものを前にみんな何かやってる。

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これ皆が書いたやつでしょ。
動画じゃないとあれだけど単に絵が動くというレベルじゃなくて各魚の特性に応じリアルに変形しながら泳いでいくから・・この変な魚やイカが・・
自分もやってみた。
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こんなフグの型紙みたいなのをもらってきて
何十年かぶりにクレヨンを握る。
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自由にはみ出してねと書いてあったから
嫁さんをぶら下げる。
絵が稚拙だという話は今関係ない。

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お兄さんがスキャンしてくれるとすぐ

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あっ出てきやがった。

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嫁もぶら下がってる。

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自分の描いた絵がリアルに魚として動いてる面白さは
やってみないとわからないかも。
こんなの読んでて馬鹿じゃない?とか思うかもね。
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でも私は自分のフグが愛しくなっちゃってずっと見てた。
かなりでかい海空間をあっちこっち動きまわるから・・・インプットされたパターンとかそんなの全く意識させないの。
飯屋のでっかい水槽で魚が実際に泳いでたりするけど、あれよりよっぽど生き生きとしてて笑う。

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楽しいこの世界、一般人向けには作品なんだろうけど商業的にやっぱり技術と製品、作品を売るためのデモ的な側面を持ってるんでしょうね。
まあそれは当たり前か。
今偉大な芸術家として歴史に名を残している大作曲家たちも商才を自分で持っているか、そういう人と組めた人たちなわけだ。

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ここは大地というか・・
花が咲いたり蝶が飛んだりトカゲやワニが歩いていたりする・・それぞれはまたみんなが絵をつけたものだったりする。
さらに面白いのはトカゲは蝶を食べると増える・・みたいな生態系が形成されているらしいこと。
ワニやトカゲは人が足で踏みつけると止まったりつぶれたりする。あんまり踏まれると死んじゃうらしい。
私の描いた蛙とワニはすぐにいなくなっちゃったけど、
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嫁の描いたトカゲはなぜか長生きどころか大量に増えていた。
いろんなところを回って戻ってくるとそこら中に嫁のトカゲがいる。
そんなのを指さして嫁とけらけら笑って・・

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これも古典的な手法だけど

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写真映えしますね。

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一つのランプでいろんな色が出せるところが技術かとも思ったけど

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近所の庭に刺さってるソーラーランプも七色に変化するもんね。
他にも光るアスレチックみたいなのだとかトランポリンとか参加型のものが多数あった。

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これが面白いのでまた来て

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イカ

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いい歳したおっさんがあほかと思うだろうけど
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俺が楽しきゃいいんだから。
時間も遅くなると大人が受け狙いで書いたものが増えてくる。
面白い反面・・

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いろいろ楽しかった。

終了を予告する放送が次入ったあたりで退出する。
場所はお台場の観覧車の真下。
外は雨なのと違反切符きられたのを思い出してあーなんてまた下がる。
すぐ横に如何にもな感じの商業施設があるので飯を食っていくことに。
ちょっと高いけどいいやと選んで出てきたのは
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写真だとそこそこのものに見えなくもないけど・・予想をはるかに下回る内容で衝撃的だった。
東京の観光地みたいなところで飯といえば狭い高いしょぼいのイメージ。
分かってはいてもちょっと驚いた。
もちろん素敵なお店もいっぱいあるけど知らないしそういうところへ行かないだけでしょう。

技術的な面と、アートな面と、商業的に狙ってく面がうまくバランスしているところが面白かったと思う。
どれかだけが強すぎるとしらけるというか・・
人がいっぱいいたのに自分が変になっちゃわなかったなぁ・・・いじけてすさんだおっさんの心にも届く・・
たまにはいいかこういうの。

Tag:その他  Trackback:0 comment:8 

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