だれもいない吉水神社とおっさん

さえない気持ちのまま吉野山に登ったけれど飯を食ったら元気も出てきた。
せっかくだもん、何か見て帰ろう。
前の晩、さらっと調べると桜な話ばかりが山のように出てくるし観光協会の立派なサイトからは正直何が見どころなのか読み取れなかった。お前があほなんだろという事かもしれないけれど全然観光系じゃない人の写真から吉水神社というところに行った方がいいことだけわかり頭の中にいれて。

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なんだかすごい歴史的人物が登場する場所なはずなのに、こんな近所の裏手みたいな雰囲気のところを入っていく。
自治会が管理するお堂とかみたいだ。

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この先に駐車場があります・・ってとんでもない勾配のここを車で登っていくんだろうか?
というかこれほんとに世界遺産へ通じる道なんだろうか?

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門をくぐると

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また門
廃仏毀釈の後、神社という事になっているけど神社というわけでもないと思う。
うちの近所くんだりにも一つの建物の中に神様と仏像が同居しているのを見る。もともと日本人の中で神社と寺院を分けるという考えの方が不自然じゃないのか・・
ここは僧兵とかなんとかあれでしょ?宗教的拠点というより政治的軍事的拠点みたいなもんでもあったりして・・とか書いてみたけどよく知らないのにあんまり書かないほうがいいか。
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くぐると左手に見えるこの庭園は秀吉が設計したものだとある・・えーほんと?
いきなりはじまりましたね。
あの人がたくさんの家来や町人を連れて超巨大スケールな花見をやった話は有名でなんとなく知ってる・・・その本陣がここなんだって・・
しかし正直に言えば庭とか見てもよくわからない私には説明がなければこれが何なのかわからないとも思う。

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南朝皇居・・こうきょだもんね。
後醍醐天皇って俺でも知ってるよ。南北朝とか新田義貞とか・・
昔、私の住むこのあたりの近所で後醍醐天皇に派遣された新田義貞と足利尊氏の合戦があった。小学校への通学路にあった供養塔はどうも逃げ延びた新田方の家臣が絶命した場所だったりするらしい。
自分で書いて驚いたけれどどうでもいいようなこの近所も意外に歴史にまみれてるんだな。
しかしあらためて後醍醐天皇について書かれたものを読んでみたけれど何だか複雑すぎてよくわからない。
なんか知らないけどいつまでたっても安定せず、平和なんか程遠い時代があったのね。
そんな超絶歴史の舞台なはずなのに

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御用の方はベルを押して3分お待ちください・・・手書きで・・
なんだこれ・・
ベルって一回書いただけじゃ気が済まないのね・・

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手作りの傾いた柵・・
伊豆とか行くと個人がやってるインチキ博物館みたいなのがあったりしたけどあれみたいだ。
内緒で入っちゃえば入れそうなこれがほんとに世界遺産なのか?
待っていると白いひげを蓄えた・・なんだろう宮司さん?が来てくれて
なにか?・・
いや、なにかって・・・拝観させてもらえますか?
あーはいはいとか言って長い棒でなんかやってるから何かと思ったらブレーカーを上げてた。
歴史的にすごい場所だと知っているだけにこのギャップが面白い。
なんかこう田舎の市営公園みたいな・・
お金を払って中へ通してもらい、そこへ靴を脱いで上がってくださいと言われあがるといきなり
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ここは源義経と静御前が最後の時を過ごした部屋。
誰もいないので不思議な雰囲気。
音声ガイドがでっかい音で流れているのもなんというかこう・・昭和な観光地的みたいかなぁ。
でもガイドのおかげで非常にわかりやすくありがたい。
静御前16歳・・・そうかぁ・・
五条大橋のくだりとか勧進帳とか・・なんとなく存在自体がネタみたいな気もする義経だけど・・誰もいないこの場所で一人静かにしているとだんだん心が落ち着きその存在に思いをはせてい見たりする。
隣のあの一畳敷きのスペースは
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弁慶が控えて今後について思案していた場所・・だそうだ。
せっかく二人がいい感じなのに邪魔でしょとかいっちゃいけないんでしょうね。
ここはすごい場所だと実感する。
そういえば日本最初の書院造とかいうのもあったな。
あの床の間みたいなのや違い棚も・・
世の中みんなここのコピーなのか?

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畳の廊下を奥へ進むと

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後醍醐天皇玉座
天皇の玉座とかって私なんかがこんなに簡単に眺められていいんだろうか・・
だいたい後醍醐天皇って超絶有名じゃないか・・
後ろの金の絵みたいなのはすごみが違う。

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違い棚とかああいうのもあれか・・
さほど高くない天上・・
こんな狭いところに押し込められて、それはかなり厳しく屈辱的な事だったんでしょう・・
偉くもなんともない代わりに自由に好きなところに来てへらへらしてる自分はどんなに幸せなのか・・教えてもらった気もする。
ほんとに誰もいないから、廊下に正座してじっくりこの場の時間を感じさせてもらう。
ここは悲しい場所なんでしょう。
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金屏風には朝顔?
この日の朝、家にも咲いてたあんな色の朝顔が。
昔からみんな朝顔愛でてたんだね。
こんな超絶すごい場所なのに
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無造作に電源コードがステップルでとめてあったりして・・
どっかのおばーちゃんちみたいで笑ってしまう。
ほんとに世界遺産なのか?

外を見ると
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この建物は斜面に立っているのでこんな清水寺的な・・
結構肌寒い。
冬は厳しいんだろうなぁ・・
後醍醐天皇は風邪をこじらせてなくなったそうだ。

さらに進むと宝物がたくさん展示してあった。
むかし坊主めくりだったっけ?蝉丸という名をよく聞いた。
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これは蝉丸法師愛用の琵琶だそうだ・・
蝉丸が誰なのかよく知らないけれど、音楽家としても名を知られていたという。
俺も死ぬまでに何か楽器を習ってひとつくらいできるようになってやると意気込む気持ちと度重なる失敗によるトラウマが均衡して今また足踏み状態。いや、やるよ。
隣の鐘は秀吉が寄贈したもの。

急にコン!とかいうからラップ音かと思ってびっくりする。
みると
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うわっ・・割烹なんかにネタであるのとは違う本物感・・
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外には金峯山寺。

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義経の兜があった。
誰もいないので正座して顔を近づけガン見する。
小柄な人だったんですね・・
ひも・・じゃなくてこのなんていうんだっけ?これ・・今でも見ますよね糸を編んでいくやつ。
間近で見れるなんて・・これオリジナルなのかな?

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他にも天皇が作らせて愛用したなにかとか弁慶の持ってた武器とか・・
どこかの美術館なら特別展示とか言いって見張りが立ちそうなものが無造作に置いてある感じ・・
ほんとにすごすぎるとこうなっちゃうんだろうね。

この辺りで何人の人が後から入っきた様だった。
せっかくだからともう一周見て回った。

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秀吉愛用の屏風もその辺にぽって置いてあるんだもん。
(複製)と書いてあるものもあったから、書いてないものは皆本物なんでしょう?
すごいねここは。

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外庭へ回ってみる。
なんかよくわからないけれどドイツ国旗のついた名札みたいなのをしている外人のおじいさんが・・片言の日本語で話しかけてくるのでただの外人観光客とは違うだろう。
答えてあげたいけれど、問の内容がコアすぎて全く答えられない。
でも笑顔で会話ができて楽しかった。
奥さんらしい人はなんか冷めてるようにも見えた。あんまりおもしろくないかもな。
そういうのはどこでも同じ。

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吉野葛とかいうし、葛切りでもゆっくり食っていくかぁ・・なんて思っていたけれど吉光神社で予想以上に時間をとってしまい、ちょっとそんな感じでもなくなってくる。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=2428&v=ArHY-m8RJY8

ベートーヴェンは自身ピアニストでしたので数々のピアノソナタは彼にとって特別な作品なんだと思います。でも私はなんとなく愛称付きの超絶有名曲くらいしか聴いてこなかった。落ち着いていろいろ聴いてみようと思ったのがやっと最近。古い寺なんか見てみたいと思いだしたのと似ているかも。
思春期の頃にクラシックを覚えていろんな曲を知っていくことにワクワクした・・すごい世界がその先にあるような気がして。
でも考えてみればそんな世界なんかなかったし、あの頃はもっと別なものに興味を持ってワクワクしなくちゃいけなかったんじゃないのかとも思う。
14歳くらいの私の頭は多分8歳児くらいだったかもしれない。二十歳で14歳くらいだったとも思う。それでそのまま14歳くらいで止まってるかもしれない。子もできねーよなそりゃ。
でもいいの。年をとっても新しい曲を覚えていく楽しみがまだあったわけだから。
残念ながらこの人生はピアノを弾くというのとは無縁なところにあるけれど、もしそれができるとしたら誰に聞かせるでもなくこんなのを1人弾いてみたい。

もう一度階段を上がり
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金峯山寺。
拝観料払って中を見させていただこう。
内部は撮影禁止なので何にもないけれど、
さほど長くない距離を一周。いや半周くらいで自分の気分が変わってしまった。
そこかしこにある仏様に手を合わせながら・・最後はでっかい柱に手をついて目を閉じ・・・
しかし手前の柱は物乞いスケール間で圧巻ですよ。
巨大な立ち木を枝だけ落としてそのまま生かした感じでしょうか。
仁王様かな?が踏みつけている鬼の瞳がかわいかったり・・
なんかこう、ずーっといたしいたい気分だった。
お坊さんがお経をあげている声が響いて厳粛な・・・
そこへ「これは飾っておくタイプですかぁー?」
若い女性のピッコロみたいな高くて刺さる声。
彼女にとってはお寺もお店もお守りもアクセサリもみんな一緒なんだろう。
多分何人かグループのうち、でかい声で騒いでいるのは一人。
買えば気が済むのかと思ったけれど立ち去ることもなく長い時間ずーっと・・
声が大きいですよくらい言ってやろうかと思ったけれど目の前の坊さんが何も言わないんだからこれでいいのか・・いいの?
ちやほやされて生きてくるとあんなにな・・違う。世の中やったもん勝ちだ。
あれが正しいとも思わないけれど、私の正しいと信じてきたものも間抜けな茶番だった。
これも神仏からのお告げかもしれない。
いいからお前もなんか一つくらいやりたいことをやってみろよ・・

もう少しいたい気持ちもあったけれど時計を見ればいい時間。
こんなところに4時間もいられるのか・・なんて思ったけれどあっという間だった・
駅まで30分は見とかないと・・せっかく指定を取った特別列車に乗り遅れないように。
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工事が終わったこの門をまた見に来られるだろうか?
だろうかじゃなくて来ようとすればいいだけなんだよね。
死ぬまでに人込みの桜の時期にここに来たいと思えるようになれたら俺的に超絶進歩だよな。
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相変わらずのすごさ。

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相変わらずの人のいなさ・・・
お菓子屋さんからの「おかえりなさい。味見てって!」を笑顔で無視し・・

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ケーブルカーは休止中。
歩くのも楽しいからいいけれど、2回目以降はきついかな?

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赤い橋は渡らず、右へそれていく犬の散歩道みたいなのが近道。
つづら折れの車道を串刺しにしているような形でまたいったん車道に出るんだけれど

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この近道という看板がなければ

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見落とすような細道で帰ってゆく。

あーよかったなーとか口に出しながら。
不思議なところと素敵な時間だった。

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初雪と朝顔と白髪

吉野はちょっと続きもありますが次ということで。

10月も後半に入る。
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うーうーあー
朝顔がいじけていた。

周りの葉っぱをどかしてあげると
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ぱっと開いて見せてくれた。

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頑張る朝顔。
まだ新芽やつぼみもあって頑張る気だ。
ありがとう朝顔。がんばれ朝顔。
俺もがんばるよ。

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雲間から、たくさんの雪をかぶった富士山がちょっとだけ見えてた。
ちょっとだけ見えていると、あそこにはものすごい世界があるんじゃないかと思う。
周りの雲をどけてあげたら、
ぱっと開くのかな?



めんどくさい仕事をちょっと頑張ってみて家へ帰れば
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犬が出てきてくれる。

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はい遊びますよ!
の形。

涼しいを超えて寒くなったらコオロギの大音響が聴こえなくなった。
寂しい代わりに私にとっては帰宅後音楽が聴ける季節がやってきたということ。


https://www.youtube.com/watch?v=C3xnlW9Zkcg

この曲を聴くなら周りが静かなことが必須。まあどの曲もそうなんだけど。
デュトワMSOの惑星はおしゃれすぎて物足りないと感じる曲もある反面、この金星なんか彼ら(とデッカの録音)の個性にマッチして素晴らしいものがあると思う。
ホルストの組曲惑星というとスターウォーズみたいなSF的宇宙映像を浮かべて聴いたりしがち・・
でもこの音楽が言ってるのは占星術とかなんであって宇宙スペクタクルじゃないんじゃなの?・・なんて言いません。
誰がどう聴こうが勝手。
エイドリアン・ボールトが初演の時からそんな宇宙連想的演出をしたようなことを言っていたのを本で読んだ。

オーケストラ、最初の頃は弦楽合奏のほかフルート1本にオーボエ一本とかいうフォーマットでやっていものが時代とともにそれぞれ2本づつ、クラリネットも参加・・そのうち各楽器3本・・とどんどん拡大していきました。
19世紀末くらいになると3本そろえたクラリネットの上には高音に特化したEs管、下にはバスクラ・・とか言って同じ音色で上から下まで埋めようとする巨大編成オーケストラが出現するに至った。
同族の楽器だけで和音を鳴らしてみればクリアなハーモニーが聞けていいようだけどあんまりそれを裸で並べすぎるとかえって薄っぺらく聴こえることがあると思う。
別にホルストのこの作品がそうだというわけじゃないけれど。
言いたいことは、今じゃ私もこの組曲が結構好き。
病気かなんかで自分で総譜に書き込むことができなかったらしいけれど、チェックしてGOを出してるんだから彼の意思によるオーケストレーションんだということでいいんだろう・・なんだっていいし聴いてみれば楽しめるんだからそれでいいじゃん。

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このオーボエとイングリッシュホルンが作る和音、むかしはアホのアヒル兄弟みたいに聴こえて大嫌いだった。
今はそうは思わない。
慣れただけかもしれないけれど、歳をとってくると受け入れられなかったものに良さを感じて楽しめるようになる事がある。
歳をとるのもいいことだ。
失うものも多い代わりにわずかながらでも何かを得ているかもしれない。

惑星といえば、高校の物理で天体という項目がありました。
先生は天体は入試に出ないからと言って全く無視して次の項目へ飛んでいた。
真に受けてその部分はごっそり端折って勉強しなかったけれど、入試で問題を開くと思い切り天体の絵が描いてあって笑った。
誰のせいでもない自分のせいだから。もう受けた学校名も忘れた。
仮にそこで合格していたとしても途中からいまと同じルートに乗って同じここへたどり着いていたと思う。

そういえば、
私の頃、高校受験というのは中学の担任が各自の能力を慎重に見極め進路を指導し、失敗というのは基本的にありえないという事になっていた。
ところが私の年、ある先生のもと二人の生徒が失敗し騒ぎとなった。
一人は私と同じ高校へ通うはずだったのでよく覚えている。
その先生は次の年小学校へ移動となる話を聞いた。
そんな記憶も消えていたけれど何年か前に学年全体の同窓会というのに行ってみるとその先生が来ていた。
挨拶の段で、みんな知っている通り俺はあの後干された・・みたいなことを自分で話し始めた。30年近くたった今ようやくもういいだろうと中学へ戻ることができた的な。
落ちた人間は多分来ていなかったと思う。
今思えば、あの挨拶は彼にとっての大きな節目だったのかもしれない。落ちた当人も大変だったのかもしれないけれど、先生も長く大きなものを抱えてきたのかも。
全然違うかもしれないけど。

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勝手にそこにあると思ったすごい世界なんて実はどこにもないから。


いろんな人生があるけれど一度きりだ。
暗くいきれば暗いし、傍目にどう思われようと本人が明るければ明るい人生なんだろう。
若かった先生は白髪の初老という感じに・・でもあの頃と同じ童顔みたいな笑顔でもあったような。

白髪といえば嫁さんの目立つところに目立つ白髪が見えるようになってきた。
染めたら?
とか言っていいのか不明で何も言ってない。
そのままでもいいとは思うけれど、嫁さんの白髪って結構インパクトがあるんだな。
皆通る道なんだろうけれど。

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出張カバンとはるか彼方へ

ある朝、
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早起きをして、新幹線とこんなのを乗り継ぎはるばるここまでやってきた。
ワイシャツを着て手には出張カバン。

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階段を降りると別な路線が直交する乗換駅。
平日だけどもうラッシュはとっくに終わっており落ち着いている。
途中ものすごく晴れて暑いくらいなところも通ってきたけれど、長いトンネルを超えてからずっと曇りだ。

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ホームに立って次の電車を待っていると向かいには信号関係か鉄道がらみの設備的建物。
そこにある桜の紋章に目が留まる。
昔の社章なのかな・・・・
マニアならこれだけでここがどこかわかったりするんでしょう?

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ちょっと乗るとすぐまた乗換駅。
長い乗り換え通路はこの駅の生い立ちを語っていると思う。
始めてくるところなので何を見ても面白い。
パン屋のいいにおいになんか食おうかなんて思ってしまうけど駄目だよ今は我慢しなくちゃ。

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ローカルな感じの列車にのり、また性懲りもなく一番前に立つ。
みんな自分が席に座れればよく他人なんかどうでもいい感じだ。当たり前か。
通報されたりはしないでしょう。
昔ね、電車の中が地獄みたいに見えたことがあったの。それでも毎日乗って。
誰もいない始発に乗ればいいんだと気づくまでだいぶ時間がかかった。


https://www.youtube.com/watch?v=8KtY5dvF2_A

この曲は練習曲なんだろうけれど、半音階的にうねりながら上昇してゆく旋律に
捕らわれた鳥が大空へ飛んでいく夢をみる・・みたいなものを感じたりもします。


発車と同時に「終点のロープウェイは休止中、その代行バスも運休です」という放送が聞えた。
季節外れだと誰もこないのかな?いいねーそのくらいのが。
歩こう。
天気はなかなか晴れてこない。
でもいいよ。ここへ来たってだけで。
自分の気持ちも曇り。

グネグネ曲がった勾配緩和曲線とか
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石積のトンネルポータルやレンガの橋脚が路線の古さを教えてくれる。
けっこうたくさんあった途中駅でお客さんは皆降りてしまい、車内はなぜか不自然に立ってるスーツな人と私だけになる。
この先にそんなスーツで行くようなところがあるんだろうか?
早めに用件が済んだからついでに観光してというようにもみえないなぁ・・大きなお世話だし、よく考えれば自分も同じか。
この出張、依頼主は自分。

のんびりとした景色の中にふと絶景か?・・あ終わっちゃった・・みたいなのが何度か通り過ぎながら小一時間ほどで
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行き止まり式の終着駅。
ああいいねえ・・
隣にはオリエント急行みたいな外観のすげー電車。
最近各地に豪華に飾った特別観光列車を走らせるのが流行りですね。
ここにもそういうのがいる。
これには乗らない予定だったけどこの際帰りに乗ろうかな?

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散々もったいぶって書いてみましたがここは近鉄の吉野駅。
どこでもいいから日ごろの現実から遠くはなれたところへ行きたいと思いながら地図を眺めていてふと吉野が目に留まった。
京都や奈良へは修学旅行で行ったりするけど、正直名前だけよく知る吉野はどこにあるんだかもよくわかっていなかった。
古くから歴史に登場する場所というぼやけたイメージはあるけれど正確なことは何も語れない・・・桜の名所でしょ?みたいな・・
でもそれは歴史の説明じゃない。
吉野といえば百人一首から何から日本の歴史に何度も登場する超絶名所ですよね。
近所にあった和食レストランは最近たたんでしまったけれどいつ行ってもずっと正月みたいな琴のBGMが流れていた。その店名は「よしの」。日本人の中には吉野=高尚みたいなイメージがあるんじゃないかな・・ちがうかも。
どんなところか、行ってみれば何か感じるだろう。

あのオリエント急行みたいなのは「青の交響曲」という名前で近鉄が売り出している観光特急。デラックス券みたいなのが必要。
でもJRのグリーン券なんかに比べると冗談みたいに安いしさらにその先までの特急券と一括で買うと差額はほとんど小銭みたいな額だった。
あれで帰ろうと思うとあと4時間以上ある・・そんなに見るもんあるのかな?と一瞬迷ったけれどいいやゆっくりしてみようとその指定券を買う事にする。
青のシンフォニーと読ませるのは知っていたけれど窓口で思わず青のこうきょうきょくとか言ってしまう。駅員さんも気にせず「はい」とか言ってくれる。
私は序曲をオーバーチェアとか変奏曲をヴァリエーションとかいったりするのが嫌いだ・・でも交響詩はシンフォニックポエムの方が実体感がある気もする。シンフォニックダンスを交響的舞踊とかは中国人みたいで・・まどうでもいいか。
とりあえず歩き出せば
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なんかいい感じ。
ロープウェイは休止中。桜の時期はここに人が列をなすんでしょう?

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1人軟禁状態のゴンドラが寂しそうだ。

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近道とあった道はすぐにこんな山道になる。

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国際的にも有名な超絶観光地に向かうとはおよそ思えない山道になってきて笑う。
近所の林道みたいだな・・
本当に結構な山道なので、このあたりでふとカバンが邪魔・・あっ、駅のコインロッカーに入れてくるんだった・・・
もどる?・・いや遠いよ・・・上の方になんかあるだろう・・・

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駅があんなに下に見えるようになると吉野山の上・・
結構息が上がる。


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それらしい商店が立ち並ぶ・・
けどびっくりするくらい閉まってる。
時季外れの平日には人なんかこないし商売にならないんでしょうね。
桜の時期はここが人で埋まるんでしょう?

この先にコインロッカーなんてないだろうことは薄々わかっている。悪い癖というかいかれた頭は例によって・・ああなんでコインロッカー入れてこなかったんだろう・・みたいな考えても仕方ないことをリピートし始めてそれでいっぱいになる。多分病気というか脳の構造的欠陥だ。

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この門は黒門と言って有名らしい。
でもこの時はカバンが邪魔・・で頭がいっぱい。
実際、カバンはそんなに邪魔じゃない。

開いてる飯屋の前でメニューを眺め、ぼたん鍋かぁ・・
なんて思ってると中から「どうぞーお入りください」みたいなでっかい声が。
俺ね、その声聞いちゃったらもう絶対入れないから。

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わっなんか見えてきた。
千年級の予感が・・・補修工事してるの?
昔、修学旅行で法隆寺か東大寺かどこだったか・・工事していて門となんとか像が見れなかったことを思い出す。

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すげー。
保護ネットの向こうとはいえ、迫力の底力が違う。
よくわかんないけど国宝なんでしょうこれ・・これなんて言っちゃませんね仁王像でしょう。
こんなもんがいきなりぽっと現れるわけだよね・・美術館とかじゃなくて道の途上に・・
そしてその先には

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吉野金峯山寺
ここも迫力が違う。
ただでかいとか古いというのとは違うすごみが・・・
私的にはまず人がほとんどいないのがいいね。

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でも例によってまだこの時点で頭の中はカバンとコインロッカー。
しょうもないことに異常なこだわりを持って実生活に支障をきたすみたいな・・どっかで読むような話だ。
でももう何をどう分析したところで治るわけでも直せるわけでもない。欠陥でも変態でも私にとって私は私。
この場所を本当にちゃんとかみしめることができたのはもっとずっと後でもう一度来たとき。

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突然、原付で乗り付けた60すぎのおっさんが拝見受付というところへ駆け寄りお坊さんとでっかい声で話し始める。
というか1人一方的に話し続けてる。
始めは祭典の日程について問い合わせるような話だったけれど、亡くなった輪島が好きだったんやとかもうここと何の関係もないだろう・・
そんなんしらんがな!とかいってみたいけどいえるわけない。
当たり前だけどそこら中から聴こえてくる関西言葉が私には刺激的だし衝撃的だ。

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まだ性懲りもなくコインロッカーを探しながら歩く道に人はなく・・・
でもこのあたりは食事処や葛切りという看板のお店が何件が空いていて中には食事をしている人たちの姿も見える。
入ろうかなぁ・・と思いつつもっと先へ行ってみるかと・・

少し歩いた先のあるお店で、何かに惹かれるような気がしたので入ってみる。
時期が来れば満員になるんだろう広いお店の中はガラガラ。

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というか私の前にいたお客さんはみんな出て行ってしまい私一人きりだ。

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誰もいないのでやりたい放題。
桜の時期はこの外がみんなピンクに染まるんでしょう?
すごいところだよねここ。

写真を撮りまくってたらスマホの電池がなくなってきた。
カバンの中にあるバッテリーから充電して・・・
あ、カバン持ってきてよかったじゃないか・・もし駅において来たら今頃・・
と、ここでやっとカバンとコインロッカー地獄が終焉しそうになる。

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葛うどんと柿の葉寿司の定食というのがあったのでお願いした。
何だか知らないけど吉野っぽいし・・
観光地にありがちながっかりぼったくり感を覚悟しながら口をつけると・・
予想を裏切りすごくおいしい。
うどんはクリアな感じ。鰹の出汁がきいていて・・・あれ関西って昆布じゃないの?とか訳の分かんないことを考えながら。

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柿の葉を開けたら鯖のすしが出てきた。
葉っぱも食べるとかだったらどうしよう・・そんなわけないよな・
胡麻豆腐と柚子みそみたいなのもとてもうまかった。

お店のおかみさんはきっといい人だと思う。
葛うどんて何なんですか?みたいな会話をしたく・・のどまで出かかったけど駄目だった。
でも遠くへきて、何にも咲いてないとはいえ絶景を見ながら一人のんびりおいしいものを食べたりして・・・ここで急に気分が明るくなってきた。
よしせっかくだから楽しもうよ・・
きっかけってどこにあるかわからないけど
なんでもいいから気分が上向くと世界が変わりますよね。
私はパワースポットという言いようはあまり好きでないけれど、自分にとって特別な場所というのがあるよね。
それは名所とかじゃなくて構わない。
今回はたまたま超絶名所だけど。

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飯を食ったところの隣の店ではおばあちゃんがこちらに向かって笑顔でアピールしてる・・
ごめんなさい、俺それ見ちゃうともう入れないから。

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古い集落と明治のトンネル

先週だっけ?3連休、天気が悪いという話だったのにすごく晴れてる。
どこかへ出かけなくちゃと思いはするもののあんまり盛り上がらない。
またどこへ行っても混んでるんだろう。
地図を見ているとバイパスの超大トンネルの隣に明治トンネル、昭和トンネルの文字。なんだここ昔から難所だったんだな。
近くには古い集落がどうのという表示。あまり見ない地名だな。レビューは一軒しかない。
人が全然いないのに良いところな予感。
よしここ行ってみよう。
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気分低迷中だったので低価格なうなぎ屋さんでうな丼を。
今日はサービスデーで大盛が無料ですがと言われ大盛って言っちゃって後悔する。
いいよたまのうな丼くらい。
1号線のバイパスをしばらく走って、見慣れたトンネルの手前を曲がり細い旧道をしばらく走って・・
駐車場とかトイレとか、そういうの全然何にもないので意識しなければ通り過ぎちゃうかもしれない。
そんなところ。ここなら怒られないかなという路肩に車を止めて。
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あーなんかいいですなー
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ちょうど勾配の延長にある太陽がまぶしくて何にも写らない。
観光客を意識して石畳になっていたり、各家には屋号を記したでっかい札があったり・・
でもよくある思いっきり観光地です的な感じではない。
各家みんな普通にリアル生活中な民家だ思う。
中には観光客をよく思っていない人もいると思う。そんな視線も感じながら。
とはいえよく見れば普通に建っちゃった昭和な家も各部を焦げ茶色に塗装したりして極力溶け込むような配慮があったり・・
途中秀吉が小田原攻めの前後に立ち寄って・・みたいな立札のある家があったり。
ここは間違いなく歴史のある家々なんでしょうね。
坂を登りきると
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こういうところにありがちな蕎麦屋。
蕎麦屋としては終了している時間だけどカフェタイム設定してますみたいな貼り紙。
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もうお蕎麦ないんですけど・・に笑顔ではい大丈夫ですとか言いながら
入るとこんな感じ。
スピーカーがあって・・この時は何にも流れていなかった。
時々ジャズかなんかを流して・・とかなんとかでしょう。
私には縁遠い世界。

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窓の外もいい感じ。

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嫁さんのコーヒーはなんだか本格的な味がしたそうだ。
そば饅頭とかいうのは一つもらったけど謎の芋みたいな味だった。

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そして私は酒粕チーズケーキと梅ジュース。
ケーキはどの辺が酒かすかわからなかったけれど梅ジュースは美味しかった。
先日の別なお店で出てきたアイスコーヒーはでっかいグラスになみなみと・・と見せかけて中身はかなりの割合で氷じゃんかというものだった。よくあるけどね。
この梅ジュースは正味重量がかなり多くて飲みごたえもあった。

お店の人はちょっとつっけんどんな感じで愛想がないとは言わないけれど、愛想がいいとも言えない感じ。
別に嫌な気分にもならないけれど、何か話しかけてみようかな的な気分は消滅。
でもまた小さないい時間でした。



https://www.youtube.com/watch?time_continue=490&v=HtIdTGA4yYs
ショスタコーヴィッチの24の前奏曲とフーガもバッハのやショパンの前奏曲集と同じようにハ長調、イ短調に始まって5度づつ進んでいって戻るみたいな並び。ほぼ曲順と作曲順が一致するとかどこかで読んだ。
曲順を追って聴き進めていくとどんどん個性的になっていくというかショスタコの自由な世界が炸裂していくような気もする。
この14番は変ホ短調。
武士の世界みたいじゃない?このプレリュード。何時でも死ぬ覚悟はできているみたいな。
でも続くフーガは荷馬車に揺られ進んでいく‥みたいないいフーガですね。
主題の絡み感もわかりやすいし。


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日が暮れると落ち着いいた街並みがよく見える。
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なんだかいい感じですよね。
古い集落の先は宇津ノ谷峠。
もう20年近く前、この峠を歩いて超えたことがあった。
その時の印象は「つかれた」。そんなにものすごい山を越えるわけではないので絶景が見えるわけでもなくしかし歩きにくく・・みたいな散々な印象だった。
東海道というとなんとなく箱根と大井川だけ超えとけばあとは平地みたいなでたらめな印象があるけれどそんなわけなくてこういう小さいけど無視できない峠をいくつも登ったり降りたりしていたんですね。
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振り向いてもいい感じ。
こんな難所なので明治に入るとすぐ地元の有志かお金持ちか知らないけれどトンネルを掘って有料トンネルとして事業化したようだ。
明治9年の開通というからかなり早いと思う。まだ東海道本線も全通していなくて、大阪と東京のあたりでちょろっとできてたくらいでしょう・・その後火災で枠組みが崩壊したとかいうのを経て明治30年代くらいのトンネルが今も現存するという。
なんだそれ、そんなのあるの知らなかった。見に行かなくちゃ。
本来の東海道から外れ、明治の道をちょっと歩いて登れば
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こんな公園。
トイレと・・
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なんか立体模型が。
補助金を活用したようなことが明記してある。
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写真じゃわかりづらいけれどこういうの直感的ですごく面白いよ。
駿府というか静岡は徳川家康の隠居所だもんね。
西の擁壁に当たるこの山、峠と時代と技術の進歩がどの位置にどんなトンネルを掘らせてきたか・・みたいなの。
こういう時、今じゃスマホでもその場の立体的な地形が簡単にみられるでしょみたいなことをすかさず言いたがる人がいるけれど一生友達になれないと思う。
元々誰とも友達になれないけどね俺は。
こんな雨ざらししじゃすぐにダメになっちゃわないのかな?屋根掛けてやればいいのに。
ちょっと進めば
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もっとおどろおどろしいものを連想していたんだけれど。
意外ときれいに整備されて・・
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なによりあのオレンジの光が温かい。
まだ日は出ているんだけど山の陰になってこのあたりは暗い。
その深い緑との対比もいいよね。
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照明自体は最近整備されたもので演出的なオレンジなんだろうけど・・
いいねえ。
こんなところがあるなんて知らなかった。
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しかしこの煉瓦ってのも暖かいものを感じますよね。
演出で作った最近のじゃないいほんとに古いものはやっぱりなんか違うよね。
レンガも明治初期にどこから入ったか、何人の技師に教わったかとかでいろんな流派というか技法があるみたいで、
現代ではそれを読んで鑑賞して楽しむ人もいます。
私はもと鉄道マニアな関係でなんとなくそんな話があるなと思う程度・・
これも見る人が見ればああ〇〇積みだよ・・とかいうんでしょう。
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割れちゃってるけどいいのかな?
そこそこ積んであって厚い壁を構成しているんでしょうね。
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向こうが言えてくるこのあたりはかなりの風が吹き込んできていて涼しかった。
面白いのはトンネルを出た瞬間に風感じなくなるのね。
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重厚なポータルには銘板が・・なんだか読めないけど。
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手前は少しだけ掘割。
明治時代、どんな人や車がここを通ったんだろう?
現在線のバイパスを走る車の轟音が聞こえる。

今はいろいろ言ったって車が買えて休みの日には遊んでたりできるんだもんね。
幸せだわ。

学生のカップルみたいなのがここに車を止めてトンネルを往復してきたみたいだ。
女の子のあの可愛い笑い声、ほんとは芝居なんでしょ?なんて思っちゃう私は嫌な年寄りだな。
いいね若いって。

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戻って振り向くと
やっぱりなんか武士の世界みたいな。

ここ良いところでした。
三連休なのにあんまり人もいなかった。
このまま有名にならずにいてほしい。
それは余計か。

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MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless

最近詰まっている感があり、昨日はそこそこ遠いところへ出かけてきた。
古い寺とか結構好きかもしれない。不思議と気持ちが入れ替わった気がする。
電車の中で年配の女性に会話の中に聞いた「動けるだけ動いて悔いのないように・・」は、神様か仏さまからの言葉のようにも思えた。
具体的に新しく挑戦してみたいことも浮かんで来ている。
物心ついたときから言われ続けしみ込んでいる「お前は無理だ迷惑をかけるからよせ」を排除したい。お前が一番迷惑だわ。
せっかくの新しい気持ちも時間とともに減衰して元に戻って行ったりするのだけど、少しづつ少しづつ何か進んでいけばいいと思う。

これは先週の全然別な話、なんか詰まって腐っている最中。
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MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
というのに行ってきた。コピペであって正式な名前は知らない。自分の中では「お台場のあれ」である。
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最初に知ったのはテレビの日曜美術館だったと思う。あの番組で出るからにはまじめな芸術作品でもあるんだろうけれどこの数日前には朝の番組でもタレントが適当に遊んでくみたいな軽い感じで扱ってた。どうとらえようが勝手なんでしょう。
単なるすごい映像が見られますみたいなのだったら興味もないどころか大嫌いで近づかないんだけれど、
例えばあの光の滝
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人が立つとこんな風に光の流れが変わる。
滝の位置に立てば光の水が頭にあたって跳ね返る。
壁や床に映るなにかを触るといろんなものがそれに反応して動いてくる・・
みたいなところに興味を引かれた。
嫁さんが調べると一日の入場数に制限をかけているらしく当日ふらふらいってもチケットが入手できないみたいだ。
急にとれた平日休みの前日に見ると空きがあるので行こうと思った。
チケットもスマホのQRコードをかざす感じでこんなの10年前からあるといえばあるけれど、その手前のユリカモメやコインパーキングや飯屋の支払いがそれぞれ別なシステムだというところがなんか進歩が全然ない気もする。

偉そうなことを書いたけれど実は降りるICを過ぎてしまい、つぎで降りてUターンしたら笛が鳴って展開禁止ですと捕まえられた。
白い自転車を引いた若い警察官はなまりがあって昔のTBSドラマみたいだった・・とか言ってる場合じゃないか。違反はいけません。
しかし罰金はいまだに窓口に行かないと払えないのか・・スマホでかざせるようにしてくださいというかもうつかまりたくありません。
そして、目指した場所は類似の全然違う場所だったことにこの後気づく。
元々気分が下がりっぱなしだから行ってみよう!と来たのにまた下がる・・・
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いつものすさんだ気分で入ったのだけれど・・・
珍しく性に合って私はここが気に入り、多分5時間程いたと思う。
時間をおいてもう一度行きたいくらいだ。
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視覚以外に音楽、効果音、香りも演出していたと思う。単に技術的な面白さがあるだけなら陳腐なデモンストレーションになってしまいそうだけど全然違う。
幻想的な世界が時間軸に乗って進行していてその中に自分も入り込み組み込まれる感じ。
変な専用眼鏡をかけるとか訳の分かんないコントローラーを持たされるとかそういうのは一切なし。
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薄暗いからなのか、人が大勢いると気分が下がる私だけれどこの日は全く問題なかった。
5時間弱くらいいたので時間とともに客層も変化していく。
外人もたくさん。地方の観光地みたいに中国人の団体押し寄せてと言うのじゃなくて。
人も世界に組み込まれるので、ある程度人がいたほうが絵になるのかも。

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これなんかプロジェクターは使わず、昔からある単純な仕掛けでできているようにみえたけれど、内容が昔のとは違うんだよというところでしょう。
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光の雨が降ってくるとこなんかなかなか良かったけれど、写真じゃ伝わんないか。

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でもこれなんか写真で見るとなかなか面白いよね。
当たり前だけどインスタ映えな今時撮影禁止になんかしたら誰も来ないだろう。

日本中に何とかの里みたいな施設があってイルミネーションで集客して生ビールを出してみたいなのがあると思う。
そのうちこれのコピーみたいなのが各所でみられたりするんじゃないか・・

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巨大水槽みたいなものを前にみんな何かやってる。

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これ皆が書いたやつでしょ。
動画じゃないとあれだけど単に絵が動くというレベルじゃなくて各魚の特性に応じリアルに変形しながら泳いでいくから・・この変な魚やイカが・・
自分もやってみた。
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こんなフグの型紙みたいなのをもらってきて
何十年かぶりにクレヨンを握る。
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自由にはみ出してねと書いてあったから
嫁さんをぶら下げる。
絵が稚拙だという話は今関係ない。

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お兄さんがスキャンしてくれるとすぐ

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あっ出てきやがった。

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嫁もぶら下がってる。

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自分の描いた絵がリアルに魚として動いてる面白さは
やってみないとわからないかも。
こんなの読んでて馬鹿じゃない?とか思うかもね。
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でも私は自分のフグが愛しくなっちゃってずっと見てた。
かなりでかい海空間をあっちこっち動きまわるから・・・インプットされたパターンとかそんなの全く意識させないの。
飯屋のでっかい水槽で魚が実際に泳いでたりするけど、あれよりよっぽど生き生きとしてて笑う。

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楽しいこの世界、一般人向けには作品なんだろうけど商業的にやっぱり技術と製品、作品を売るためのデモ的な側面を持ってるんでしょうね。
まあそれは当たり前か。
今偉大な芸術家として歴史に名を残している大作曲家たちも商才を自分で持っているか、そういう人と組めた人たちなわけだ。

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ここは大地というか・・
花が咲いたり蝶が飛んだりトカゲやワニが歩いていたりする・・それぞれはまたみんなが絵をつけたものだったりする。
さらに面白いのはトカゲは蝶を食べると増える・・みたいな生態系が形成されているらしいこと。
ワニやトカゲは人が足で踏みつけると止まったりつぶれたりする。あんまり踏まれると死んじゃうらしい。
私の描いた蛙とワニはすぐにいなくなっちゃったけど、
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嫁の描いたトカゲはなぜか長生きどころか大量に増えていた。
いろんなところを回って戻ってくるとそこら中に嫁のトカゲがいる。
そんなのを指さして嫁とけらけら笑って・・

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これも古典的な手法だけど

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写真映えしますね。

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一つのランプでいろんな色が出せるところが技術かとも思ったけど

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近所の庭に刺さってるソーラーランプも七色に変化するもんね。
他にも光るアスレチックみたいなのだとかトランポリンとか参加型のものが多数あった。

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これが面白いのでまた来て

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イカ

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いい歳したおっさんがあほかと思うだろうけど
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俺が楽しきゃいいんだから。
時間も遅くなると大人が受け狙いで書いたものが増えてくる。
面白い反面・・

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いろいろ楽しかった。

終了を予告する放送が次入ったあたりで退出する。
場所はお台場の観覧車の真下。
外は雨なのと違反切符きられたのを思い出してあーなんてまた下がる。
すぐ横に如何にもな感じの商業施設があるので飯を食っていくことに。
ちょっと高いけどいいやと選んで出てきたのは
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写真だとそこそこのものに見えなくもないけど・・予想をはるかに下回る内容で衝撃的だった。
東京の観光地みたいなところで飯といえば狭い高いしょぼいのイメージ。
分かってはいてもちょっと驚いた。
もちろん素敵なお店もいっぱいあるけど知らないしそういうところへ行かないだけでしょう。

技術的な面と、アートな面と、商業的に狙ってく面がうまくバランスしているところが面白かったと思う。
どれかだけが強すぎるとしらけるというか・・
人がいっぱいいたのに自分が変になっちゃわなかったなぁ・・・いじけてすさんだおっさんの心にも届く・・
たまにはいいかこういうの。

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パンケーキと犬とススキ

朝起きるのが遅く、犬とお散歩などをしていたら朝飯が昼近くになってしまった。
もうお昼は省略して3時ごろ嫁さんが見つけたパンケーキ屋に行こうという話になる。
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行ってみると住宅地の中に先程覚えた店名の看板が見えてくる・・全然それらしくない雰囲気だけどいいのか?ここで・・
知らないけどなんとなく元車屋さんかなにかだったところを改装してるんじゃないかな。
入り口に見えるあそこにはテーブルでふさがれて入れないのが見える。
元ガレージみたいなところには外席があって女性が二人。
で入口は?
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←入口・・
昔ちょっとだけ住んだボロアパートの押入れというか古いタンスみたいな・・
これでいいの?開けたら工具の並んだ棚とかだったらどうしよう?
と思いながらこの木の戸を開けると店内だった。
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厨房付近だけ天上を吊って後は屋根を見せ、壁も張らず床は打ちっぱなしの・・
うまく処理してあってなかなか面白い・・よく見る感じといえばそうだけど。
天井板には断熱材みたいなのが吹き付けてあるけど・・でも夏暑くないのかな?大きなお世話か。
厨房には若い店員さんがいっぱい・・そっくりなの別な店で見た・・あのときは・・と思ったけれど席へ来てくれた人はみんな気持ちのいい接客で気分よくいられた。そんなことばっかり書いてるけどほんとにそこが一番大事だから私には。
BGMはモダンジャス。この手のおしゃれ店はモダンジャズ率が高いですよね。
なんかしっくりくるし、そういう感じだなぁとも思う。
逆に自分の大好きな曲をかけられたら気が散って困ると思う。

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ブレンドコーヒー。砂糖とミルク入れちゃう私なので味を語るのは無理だけどいいろんな店でなんか違うのはわかる。
で特に何か言いたくなるようなこともなく普通においしいコーヒーでした。

これにしようと決めたところで嫁さんも同じのにするというので
急遽それが何かわからないまま変わった名前の奴を頼んでみた。
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出て来たのはこんななみなみと注がれた熱いオレンジのソースというかジュースみたいなのにパンケーキが漬かってるもの。
なんかすごいな・・パンケーキのおかゆみたいな・・
上には冷たいアイス。
ばくっと食べたらジュースが染み渡ったパンケーキは予想を超えて熱くびっくりしたりして。



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嫁さんのブルーベリーとホイップクリーム。
3枚あると二人で両方食えていいね。
ブルーベリージャムみたいなのがたっぷりついてきたけれど、このケーキ中心部にも大量のブルーベリージャムが挟まってるみたいだ。嫁さんはこんなにたくさんいらないよねーとか言ってたけど、私はせっかくだから大量に載せて・・

おいしかったよ。
もし次食べる機会があったら私は湿ってないやつのがいいかなぁ・・


https://www.youtube.com/watch?time_continue=516&v=y1_o_wouW68

ショスタコーヴィッチの前奏曲とフーガ第7番はバッハみたいな前奏曲で始まって・・
その後の花のようなフーガがいいですね。
こんなフーガもあるんだなというか・・

暑かったのでずーっと犬と車で出かけられなかった。
ちょっと曇ったかからいってみようよと
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近くの丘の上。
暑くない代わりに富士山は雲の中。

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畑に入っちゃダメだよ。
北海道に行きたいけどいけない・・
これ見て北海道みたいだなぁ‥と。
実際行ったことあるといろいろ違うじゃんかとか思っちゃうけれど、そういう余計なことをいちいち考えなくていいんでしょうね。
小さく喜こんどきゃきゃいいの。


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すすきの花?なんか開いちゃって黄色いものが・・
お米の花に似てる?
いいねぇ・・色気づいてるわけでしょう。

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ここにも思い出があるんだけど、思い出しすぎるとまた暗い人生失敗指向に結び付きそうだからもう考えない。

ちょっとしたいい時間。
これが大事。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:2 

夕日

大井川の河口からまたかなり走って、御前崎のそのまた先。
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ずっとここに来たかったんだけどなかなかたどり着けなかった。
砂の丘。
その向こうには波の轟音が。
砂漠みたいな砂の上を歩いて丘を越えると
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空気も光も違う別世界があった。
よくネタでそんなことを言うけれどほんとにそんな感じ。
あの遠くに見える白いものは原発。

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結構な波が次々押し寄せて

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反対側には風力発電の風車が・・


https://www.youtube.com/watch?v=Iw6PzoKiomk
ショスタコーヴィッチも24の前奏曲とフーガを残しました。
バッハのを意識していることは明白ですね。
演奏しているタチアナ・ニコラーエワはチャイコフスキーコンクールで審査委員長をやっているのを昔テレビで見た。ソ連ピアノ界の重鎮だったんでしょうか。
この作品はまだ若い彼女のために書かれたんだったと思う。
そんなエピソードを知って、CDを買って来たのはもう15年くらい前か・・ちょっと聞きかじってそのまま放置していた。
今、急に聴いてみたくなり聴き始めたところ。
どれもいいじゃないか・・ショスタコ節を感じさせながらどこかバッハも感じて・・
この4番ホ短調が心に残る・・ちょうど写真のこの世界とも融合するようで・・
続くフーガは2重フーガなのかな。
あのテレビ番組を見たのもつい最近のような気がしていたんだけれど・・彼女が亡くなってもう25年も経っていたことを知り驚いた。
私はこの25年に何をしてきたと言えるんだろう?
・・とこれは1週間前に書いたのでこう書いてあるけれど、
過去を振り返ってみても何にも帰ってこないんですよね。

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なんかいいでしょう?

前来たときもそうだったけど、今日もカップルが一組いい感じになっていた。
そりゃそうだろう。



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不思議な色に染まる波を眺めながら


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日が沈んで行くのを眺める。
突然、
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今までと全然違うスケールの波が来たりする。
命だってもってちゃうんでしょ?
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夕日は何も言わずに見ているだけ。
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波の花が風に吹かれて・・
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ああ日が沈む。
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波に溶ける太陽。
半熟卵かよ
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大きな波にさらわれて・・そのまま二度と見えなくなった。
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最後のこの光景は素晴らしかった。

暑くもなく寒くもなく不思議な色の空気に包まれた時間だった。
臨死体験みたいだけどちゃんと生きてる。

最近ブログの更新を一日おきにしていたらネタもたまってきた。
それより誰とも話をしない私はブログが話し相手みたいになっているらしく、毎日毎時何かうだうだ書いていたいらしいことがよくわかった。Twitterはどうも苦手というか自分にはよくわからない。
また毎日更新に戻そうかとも思うけれどもうしばらく気持ちがバタバタしているので・・
書いたそばからあれだけど、バタバタしているような気がしているだけで冷静に整理すればそんなに大したものは抱えてないのかも。
嫌なことを考えないようにしようとしたら考えることがなくなっちゃて空白だらけになっちゃうから何か見つけないとね。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:0 

位相反転スイッチ

昨日飲みきれなかった飲み物を冷蔵庫に入れておいた事はきれいに忘れているのに、転回禁止で切符を切られたことは目覚めた瞬間から頭の中に充満している。
こういうの、逆にしたほうがいいんじゃないか?
昔から悔やんでもどうにもならないことや心配しても仕方がないことを考えるのに時間を費やし結局なんにもしてこなかった。反転スイッチみたいなものがあればいいと思うけれど見つからないので都合の悪いことを考えないようにして3日目。だけれどなかなかうまくできないね。
ちなみに単純に波の位相を反転させても誰も何も気づかないはず。ぶつかる複数の波のうち一つの位相を反転させた場合は大問題だ・・いいかそんな話。

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もう何日前だったか台風が近づく海の前のカフェで昼食をとろうと思った。

近くに大学があるのかお客さんのほとんどは学生だと思う。
BGMも全く聞こえないほど話声であふれておりかなり騒々しい。学食か社員食堂みたいだ。でも嫌な思いをしなかったというか周りの会話が少しも気にならなかったのは、みんな楽しい会話をしていたからだろう。
前回来たときは隣の女の子たちが彼氏かそれ相当の人か知らないがの悪口を延々言ってた。そういう攻撃的な会話があると耳が自動的に追ってしまう。思い出せばかなり昔から。ひどくなると存在しない会話が聞こえていた時期もあったかもしれない。
店員さんもみんな学生のバイトかな。メニューを見誤ったため修正に時間を取ったところイラつくそぶりを見せるのは若い感じで微笑ましいね。ひとこと言ってやろうか・・あイラついてんのは俺だった。でも丸く収まる。

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なんかわかんないけど前菜。
パンの上にあるのは鮭のすり身とマヨネーズみたいなのじゃないか。これどこかで瓶積め買って食わずに駄目にしたよなぁ。
たまに食う分には美味しいね。
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ハニーローストポークだったっけ・・
ガラスの器にはちみつがたっぷり・・多分かけて食べるんだろう。
一口やっていたけれど、おっさんにははちみつなしのが良かった。
文句みたいだけどそうじゃなくておいしかったよ。

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飲み物が付くというから柚子ティに。
柚子風味の紅茶かと思ったらはちみつゆずみたいなジュースだった。おいしかったよ。
ブラインドは勝手に調整するなの注意書き。
日の位置が変わったからか飯も食い終えるころ店員さんが
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ブラインドを開け始める。
カップルだらけだ。
皆楽しそうでいいね。
学生時代の友達や恋人って一生わすれない存在になったりするんでしょう?
いいね若いって。

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窓の向こうにはすごい波・・
またずっと見てた。


https://www.youtube.com/watch?v=2yU2TdWVBYM

そこからまた来るまでかなり走って・・
ここは
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大井川の河口。
海はあれまくり。
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ふり返ると見えるあそこは以前来たとき小さな動物たちの楽園みたいになっていて
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いいななんて思ったところ。

そして今日、もしかして誰かいてくれるかなと思って・・

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あの時とおんなじ猫が、おんなじ場所に寝ていた。
近づいて・・不憫で写真は撮れなかった。
多分いろんな病気を患っていると思う。

若くてかっこよかったあの鶏のはどこにもいなかった。
まあ、そうだろうなぁ・・・
みんないなくなっちゃったの?
俺もだれもいないよ。
子もいないから最後の時は

俺が勝手にそう思うだげで、あのねこはひとりじゃないかもしれない。大体そういうもんだ。
そういうのも考えないようにしたい。


動物たちがいない代わりなのか
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軽トラや自転車に乗ったお爺さんがたくさん集まってきていた。
なんなんだろうか?
軽トラのお爺さんはクラッチとエンジン焼いちゃいそうな轟音を上げつつ少しも進んでないみたいな・・
もう一台の軽トラはとんでもないところに停まってお爺さんはハンドルにもたれて寝てる・・・え?まさか・・
なんだこれ・・
次これるのはいつかわからないけれど、またみんながいるといいなぁ・・

Tag:プーランク  Trackback:0 comment:4 

ムカデ

寝ていると突然左手の先に激痛が走り夢の中に足が日本刀みたいなのでできたクモのような生物の姿が浮かぶ。
とっさに手を動かすと痛みは消え、時計の鐘が4回鳴ったのが聞こえたところでまた寝てしまった。
どのくらい時間がたったのか・・今度は腕に激痛が・・何かが服の袖の中を走ってる。考えるより前に痛ていて!と言いながら着ていたものを脱いでたたきつけた。その中には痛みの原因が潜んでいるはずであるけれど、めんどくさいのとあまりの眠さにまま寝てしまった。このあたりがちょっとあほだ。

翌朝、何もなかったことにして出勤。
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10月最初の日には台風のせいで咲けなかった朝顔、次の日には咲いて見せてくれた。そしてその次の日にはもう花はなかった。
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涼しくなったら犬が玄関まで出てきてくれるようになった。
でもちょっとツンデレ。
天気はいいので自転車で会社へ向かう。
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台風以降じりじり放電の音がしている鉄塔。
専有面積の問題からだろう2回線を2段で積んで片持ちとしたちょっと変わった構造。小さな子供のころ、パターンや法則をもって形が変化していく送電線鉄塔に興味をひかれた。こんなもんに興味なんか持たないでみんなと野球をしてカブトムシやザリガニを採って、誰かの家でファミコンをして・・そこをみんなと同じにできれば俺はこんな人間にならなかったのに・・と子供のころ思ってた。
思春期が来たらカラオケやボーリングに行ったりタバコをいじってみたり・・そこをみんなと同じにできたら・・しかしそれ俺じゃない別な人だな。俺の人生がダメなんじゃななくてたまたまこんなパターンで通過する命が一個あってそれの自我が俺なだけ。

帰宅すると壁に謎の物体がうごめいている・・
びっくりしてよく見ればでっかいムカデだ・・
謎の激痛の正体はやっぱりあんたか・・
ムカデはゴキブリを食ってくれたりしてその面では益虫らしい。以前なら見てもみぬふりをしたところではあるけれど、何か月か前にもムカデにかまれてものすごく痛い思いをしているため排除の文字が頭に浮かぶ。
蜂用の殺虫剤をかけてみたけれどまったく効かなかった。ほうきでうちの外ヘ掃き出したけれどこれなら最初から殺虫剤なんか使わなければよかったとちょっと後悔した。
苦しそうではあったのでかわいそうな気もした。

あれは私の中にあったよくない考えが物体化して家から外へ出たということの象徴なんじゃないか・・みたいのをすぐ考える。
考えが自分に都合のいい形になっているところがインチキ臭いと自分でも思いシラケてきて・・・

子供のころから虫の類を殺すことに抵抗があり、そこに弱い自分を重ねてみたりしていた。自分もそうされる側だという固定観念が影響しているのか・・その子供時代ももう遠くなり、普通なら我が子の子供時代が遠くなったくらいなことを言ってもいい年齢になってた。


https://www.youtube.com/watch?v=C_EVGOe6R88
プーランクのノクターン第5番は"Phalenes"    
翻訳してみると「蛾」
蛾じゃなくてもいいから聴き手に何亜w感じさせるように弾くのってきっとすごく難しそうですね。

翌朝、布団から出て階段を降りると・・なんか見覚えのある姿・・
まさかの巨大ムカデ。え?また?
さて・・なんて考えていると意外に足が速くどっか物の隅に隠れて見えなくなってしまった。
内容は忘れちゃったけれどまた腐ったことが頭の中を流れていたので、捨てたはずの自分の腐った部分が返ってきやがったのかと思った・・
放っとこうかと思ったけれど嫁さんが騒いでいる声で再びムカデと対面。
目がないらしいので頭を左右に振って探るようにする姿はちょっとかわいいと言えばかわいい。
人に注目されているのを察知して止まり、様子見をしている姿もかわいいと言えば・・
あんななかでも意外にいろんなこと考えてたりして。仲間に追い越されて落ち込んでみたり、あの時の出会いを何でいかせなかったんだろうとか腐ったり・・

昨日の反省から、殺虫剤は使わずほうきでうちの外へ出てもらった。
ものすごいスピードで戻ってくるから構えていたら途中で曲がっていった。
調べるとムカデを一匹殺すとすぐまた一匹が出てくる・・みたいな話があるようだ。
今そういう時期なのかもしれないと思いつつ、やいっぱり何かを教えに来てるんじゃないかと思ったりして。

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もう力尽きたのかと思った朝顔は雨の中また咲いて見せてくれた。
冷たい雨に青いかわいい花が似合うよね。

Tag:プーランク  Trackback:0 comment:10 

海の交響曲

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青いねぇ‥太陽の光も・・
いいねぇ・・
ここは
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東名の由比パーキングエリア。
機能的にはトイレがあるだけで普段は素通り。
駐車場もこんな路肩の延長みたいな感じでその外はもう海。
なんとなくここから海が見たくなって。
私のすぐ後ろにつけた車からは30代くらいの営業風な男が一人おりてきた・・・営業にしてはラフか・・なんだか知らないけれどすごい笑顔だ。
家族でも連れてるかと思ったけど車にはほかに誰も乗って内容で本当の1人だ。
この気持ちいい海の光景と空気にやられちゃって?
きっとあの人心のベースに幸せがあるんでしょうね。
帰れば小さな子と嫁さんと最愛の家族がいるとか・・
そんなところ知らないしどうでもいいけれど、いい景色を見ていい気持になれるってすごく得難い大事なことだよね。
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あの小さな建物はトイレだろうけれど二階というか屋上に上がれるみたいだ。
階段を上ると
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こんな小さな花壇が作ってあり、小さな花を見たらほっとした・・
俺も歳食ったなぁ・・じゃなくて、なんか分かりやすいイベント施設とか行かなくていいの。
これでいいの。
こんなちょっとしたいい時間があればいいの俺は。
昔はかなりモテた的なおじさんもやってきて海の写真撮ってた。
いい人生ですか?なんて聞いてみたいけど悲しい結果になりそうだから黙っとく。
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左端にちょっとだけ富士山。真ん中は愛鷹山。右に見えるのは箱根の駒ケ岳?違うかも。でも箱根。


そのさきは
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こんな感じ。
何にもないけれどいい感じ。
ここの机おいて飲み物だしてくれたら変に気取ったカフェなんかよりずっといいんじゃないか。
いいなぁ・・赤ちゃんを連れた幸せ家族がやってきたので退散する。


https://www.youtube.com/watch?v=_WsW5UPNIxM

ヴォーン・ウィリアムズというイギリスの作曲家の交響曲第1番は「海の交響曲」と呼ばれる曲。ジョン・ウィリアムズじゃなくて。
テューバという楽器にかかわる人にとっては、ほとんど唯一のテューバ協奏曲の作者として有名でしょう。
付き合いで「いい曲ですね」なんて言ってみたこともあるけれど、聴き手としては正直あんまり・・
テューバ協奏曲はラヴェルとかプロコフィエフみたいな人に書いてほしかった。

いろんな作曲家について読んでいるとイギリスから呼ばれたので行って音楽活動してきたという話がよく出てきます。
ブリテンとかエルガーやホルストなど近代には有名な作曲家もいるイギリスだけど古典からロマン派の黄金期にベートーヴェンみたいな超絶大作曲家がいないのは偶然じゃなくて訳があるらしい。
でも訳を知ったところでないものを聴くことはできないんだからいいけど。

昔、マーラーの交響曲を一通り覚えるともっとそんな曲はないかと探したことがあった。今考えると内容じゃなく外面的な面でだな。
ショスタコは家いける曲もあるのだけど鉛のインゴットみたいな印象の曲が多く閉口した。
そこにヴォーン・ウイリアムズという作曲家がかなり後の時代に大編成オケのロマンティックな交響曲を書いているらしいという情報を得た。どうやって調べたかは忘れたけれどオケに合唱とオルガンも加わる1番と7番のCDをとりあえず買って来た・・
しかしちょっと聴いてそれっきり。

このネタを書くに当たり25年ぶりにこの交響曲を聴いてみた・・もう25年だもんなぁ・・
さわりだけちょっと聴いてやめるつもりで聴き始める・・
冒頭、
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きらびやかな巨大オケの向こうでオルガンが響き、合唱がのってくる。
おいしい感じのメロディーとハーモニー・・ああいいねぇ・・
でもマラ8のパクリみてーだな・・遅れてきたロマン派とかいわれてんだっけ?過去のいろんな名作の2番煎じじゃないの?
いやいや・・・すぐそういうこといっちゃうのは生い立ちとひねくれて腐った性格のせいだけど、それでずいぶん人生損してきたでしょう・・・
ここ素直に聴いときましょうよ・・なんだっていいじゃない・・
そう思えば聴けないことはない・・これもスコアでも見ながら何度も聞けば大好きな曲になる可能性があるかなぁ・・なんて思いながら2楽章までは聴きとおせた。
非情に口当たりがよく嫌なところが全くないためすんなり聞ける分、どうしてもどっかで聴いたようなアイディアじゃねーかとかこの人しか聴かせてくれない何かってのがここにあるのかな?みたいないじわる考えが走ってしまいながら・・・
スケルツォが始まったところでストップを押してしまった。
でもきっといい曲ですよ。
と書いた次の日また聴いた。
今は大好きなマーラーの8番だって始めは訳の分かんねーうるせー曲だと思っていたのを何度も聴いて色々と気付いて行ったんだった・・きっとこれも・・

イギリスではこの人大作曲家という事になっていてきっとこの曲も大人気なんでしょうね。
日本で武満徹とか言ってる感じ?もっとすごいんでしょうね。
日本にも好きな人はいっぱいいるのかもしれない。
しかし、25年たっても覚えている部分は昨日聞いたかのように覚えてるもんなんだね。
ほんとに25年もたっちゃってるのかな?その間何もしなさ過ぎ宝記憶が埋まってないのかな?

音楽はみんなこうやって大嫌いだったり意味不明だったものを無理に何度も聞き続けることで好きになっていく。
でも人と知り合い会って話せば話すほど相手が遠ざかってゆく・・
それは俺の自信のなさと稚拙さとなんかの狭さと・・
またこういう思考になっちゃうんだけど、まあいいや。

高速を降りて海沿いを走っていると
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海がすごいことになっていた。
台風来るからね。
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車を止めて眺めてみたりして。
この日この後場所を変えながら本当に長い間波の様子を見ていた。
だまし討ちみたいに忘れたころに今までと全然違うでかいのが来るんだよね。
こんななのに水の中に入ってふざけている人も見た。
先日若い人が流されて亡くなったのはこのあたりじゃないかと思う。
死んじゃったら終わりだ。
振り向けば
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久能山東照宮。
一昨年だったか階段を登って・・・
おみくじを引いた。
不妊治療をやっていたので「待ち人来ず」にはがっかりしたし、「己の身の程を知れ」は楽器をやろうとしていることかななんて思って。
徳川家康を祭った神社なんだからあれは家康からのメッセージなんだろうか?
両方とも今その通りになった。
先日某所でひいたおみくじにもろくなことが書いてなかったからまだしばらく碌なことがないんだろうか?
でも、お前は無駄だからもう死ねとは書いてなかったから。
聴かなかった曲の一曲でも好きになれたら生きてるかいがあったという事だし、まだやることはあるはず。

Tag:音楽を聴く話  Trackback:0 comment:8 

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