古い集落と明治のトンネル

先週だっけ?3連休、天気が悪いという話だったのにすごく晴れてる。
どこかへ出かけなくちゃと思いはするもののあんまり盛り上がらない。
またどこへ行っても混んでるんだろう。
地図を見ているとバイパスの超大トンネルの隣に明治トンネル、昭和トンネルの文字。なんだここ昔から難所だったんだな。
近くには古い集落がどうのという表示。あまり見ない地名だな。レビューは一軒しかない。
人が全然いないのに良いところな予感。
よしここ行ってみよう。
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気分低迷中だったので低価格なうなぎ屋さんでうな丼を。
今日はサービスデーで大盛が無料ですがと言われ大盛って言っちゃって後悔する。
いいよたまのうな丼くらい。
1号線のバイパスをしばらく走って、見慣れたトンネルの手前を曲がり細い旧道をしばらく走って・・
駐車場とかトイレとか、そういうの全然何にもないので意識しなければ通り過ぎちゃうかもしれない。
そんなところ。ここなら怒られないかなという路肩に車を止めて。
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あーなんかいいですなー
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ちょうど勾配の延長にある太陽がまぶしくて何にも写らない。
観光客を意識して石畳になっていたり、各家には屋号を記したでっかい札があったり・・
でもよくある思いっきり観光地です的な感じではない。
各家みんな普通にリアル生活中な民家だ思う。
中には観光客をよく思っていない人もいると思う。そんな視線も感じながら。
とはいえよく見れば普通に建っちゃった昭和な家も各部を焦げ茶色に塗装したりして極力溶け込むような配慮があったり・・
途中秀吉が小田原攻めの前後に立ち寄って・・みたいな立札のある家があったり。
ここは間違いなく歴史のある家々なんでしょうね。
坂を登りきると
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こういうところにありがちな蕎麦屋。
蕎麦屋としては終了している時間だけどカフェタイム設定してますみたいな貼り紙。
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もうお蕎麦ないんですけど・・に笑顔ではい大丈夫ですとか言いながら
入るとこんな感じ。
スピーカーがあって・・この時は何にも流れていなかった。
時々ジャズかなんかを流して・・とかなんとかでしょう。
私には縁遠い世界。

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窓の外もいい感じ。

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嫁さんのコーヒーはなんだか本格的な味がしたそうだ。
そば饅頭とかいうのは一つもらったけど謎の芋みたいな味だった。

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そして私は酒粕チーズケーキと梅ジュース。
ケーキはどの辺が酒かすかわからなかったけれど梅ジュースは美味しかった。
先日の別なお店で出てきたアイスコーヒーはでっかいグラスになみなみと・・と見せかけて中身はかなりの割合で氷じゃんかというものだった。よくあるけどね。
この梅ジュースは正味重量がかなり多くて飲みごたえもあった。

お店の人はちょっとつっけんどんな感じで愛想がないとは言わないけれど、愛想がいいとも言えない感じ。
別に嫌な気分にもならないけれど、何か話しかけてみようかな的な気分は消滅。
でもまた小さないい時間でした。



https://www.youtube.com/watch?time_continue=490&v=HtIdTGA4yYs
ショスタコーヴィッチの24の前奏曲とフーガもバッハのやショパンの前奏曲集と同じようにハ長調、イ短調に始まって5度づつ進んでいって戻るみたいな並び。ほぼ曲順と作曲順が一致するとかどこかで読んだ。
曲順を追って聴き進めていくとどんどん個性的になっていくというかショスタコの自由な世界が炸裂していくような気もする。
この14番は変ホ短調。
武士の世界みたいじゃない?このプレリュード。何時でも死ぬ覚悟はできているみたいな。
でも続くフーガは荷馬車に揺られ進んでいく‥みたいないいフーガですね。
主題の絡み感もわかりやすいし。


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日が暮れると落ち着いいた街並みがよく見える。
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なんだかいい感じですよね。
古い集落の先は宇津ノ谷峠。
もう20年近く前、この峠を歩いて超えたことがあった。
その時の印象は「つかれた」。そんなにものすごい山を越えるわけではないので絶景が見えるわけでもなくしかし歩きにくく・・みたいな散々な印象だった。
東海道というとなんとなく箱根と大井川だけ超えとけばあとは平地みたいなでたらめな印象があるけれどそんなわけなくてこういう小さいけど無視できない峠をいくつも登ったり降りたりしていたんですね。
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振り向いてもいい感じ。
こんな難所なので明治に入るとすぐ地元の有志かお金持ちか知らないけれどトンネルを掘って有料トンネルとして事業化したようだ。
明治9年の開通というからかなり早いと思う。まだ東海道本線も全通していなくて、大阪と東京のあたりでちょろっとできてたくらいでしょう・・その後火災で枠組みが崩壊したとかいうのを経て明治30年代くらいのトンネルが今も現存するという。
なんだそれ、そんなのあるの知らなかった。見に行かなくちゃ。
本来の東海道から外れ、明治の道をちょっと歩いて登れば
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こんな公園。
トイレと・・
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なんか立体模型が。
補助金を活用したようなことが明記してある。
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写真じゃわかりづらいけれどこういうの直感的ですごく面白いよ。
駿府というか静岡は徳川家康の隠居所だもんね。
西の擁壁に当たるこの山、峠と時代と技術の進歩がどの位置にどんなトンネルを掘らせてきたか・・みたいなの。
こういう時、今じゃスマホでもその場の立体的な地形が簡単にみられるでしょみたいなことをすかさず言いたがる人がいるけれど一生友達になれないと思う。
元々誰とも友達になれないけどね俺は。
こんな雨ざらししじゃすぐにダメになっちゃわないのかな?屋根掛けてやればいいのに。
ちょっと進めば
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もっとおどろおどろしいものを連想していたんだけれど。
意外ときれいに整備されて・・
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なによりあのオレンジの光が温かい。
まだ日は出ているんだけど山の陰になってこのあたりは暗い。
その深い緑との対比もいいよね。
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照明自体は最近整備されたもので演出的なオレンジなんだろうけど・・
いいねえ。
こんなところがあるなんて知らなかった。
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しかしこの煉瓦ってのも暖かいものを感じますよね。
演出で作った最近のじゃないいほんとに古いものはやっぱりなんか違うよね。
レンガも明治初期にどこから入ったか、何人の技師に教わったかとかでいろんな流派というか技法があるみたいで、
現代ではそれを読んで鑑賞して楽しむ人もいます。
私はもと鉄道マニアな関係でなんとなくそんな話があるなと思う程度・・
これも見る人が見ればああ〇〇積みだよ・・とかいうんでしょう。
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割れちゃってるけどいいのかな?
そこそこ積んであって厚い壁を構成しているんでしょうね。
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向こうが言えてくるこのあたりはかなりの風が吹き込んできていて涼しかった。
面白いのはトンネルを出た瞬間に風感じなくなるのね。
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重厚なポータルには銘板が・・なんだか読めないけど。
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手前は少しだけ掘割。
明治時代、どんな人や車がここを通ったんだろう?
現在線のバイパスを走る車の轟音が聞こえる。

今はいろいろ言ったって車が買えて休みの日には遊んでたりできるんだもんね。
幸せだわ。

学生のカップルみたいなのがここに車を止めてトンネルを往復してきたみたいだ。
女の子のあの可愛い笑い声、ほんとは芝居なんでしょ?なんて思っちゃう私は嫌な年寄りだな。
いいね若いって。

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戻って振り向くと
やっぱりなんか武士の世界みたいな。

ここ良いところでした。
三連休なのにあんまり人もいなかった。
このまま有名にならずにいてほしい。
それは余計か。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:12 

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