お地蔵様と音楽
春節で長い休みだった中国も動き出したみたいで電話をしたら
あけましておめでとうございますーとか言って明るかった。
あけましたかぁ・・
こちらも小さく連休だった。
休み中には久しぶりに音楽専用部屋でじっくり音楽を聴きました。
昔は音楽を聴いて涙とかあほかなんて思っていたけれど、目頭が熱くなるくらいのことは起こるようになってきた。これも歳のせいかなぁ・・音楽っていいよねぇ。
ちゃんと音楽を聴くことは1月以上なかったと思う。
風邪で調子が悪いというのもあったけれど、楽器の練習に時間と気をとられていたから。
毎日会社帰りに1時間、スタジオの個人練習室を借りて練習をするひとり部活。
まだ基礎もなってないんだと思うけれどそれでもレッスンに行くたび教則本のページは進んでいく。
曲をやるなんてずっと先の話ですよ・・は当然のことだと思っていて何の疑いもないけれど、教則本の1.とか2.とかいうやつだって5線上に音符がのっているんだから私にとって曲だ。
とにかくロングトーンだけを繰り返すところから始まってそれは今後も続くんだけれど、初めて音符を目で追いながら曲らしきものを吹き、いいでしょうという声を聴いたときは嬉しかった。

だるま山高原レストハウスから、夕日を受けて若干赤い富士山。
あと少し待てば桃色富士山が見られるかもしれない・・でも寒い。
寒すぎる・・次いこ。

峠を超えて少し下るとお地蔵さまがいる。
悲しい由来のあるこのお地蔵さまは、今は芸事の上達を願う人たちが訪れる場所でもあるという。
何か月か前、また楽器を始めようかという頃にここへきてお祈りしてみると
お地蔵さまがお前なんか知らねーよとそっぽを向いているように見え・・こっちも情けない自分を何だこりゃなんて思っていたからまあそりゃそうですよねーなんて自棄になったりして。
あの時、そっぽ向いていると思ったお地蔵さまが笑ってくれてる。
ちょっと嬉しい。
もう一体はとても微妙な表情・・いや、見るたびに表情が変わる。
・・・探るようなつもりで見ているときには厳しいお顔に見えるお地蔵様、
ふと思いついてまず自分が笑ってみる。
顔だけじゃなく心も笑顔にして・・・
そしたら、穏やかに笑ってくれたような気がした。
何馬鹿なこと書いてんだと思うでしょう。いいの。
きっとこういうのって自分の心を映す鏡みたいなものなんでしょうね。
何でも感じたりやったりするのはほかならぬ自分なんだから、自分というものを教えてくれているんだと思う。
一見、大した景色は見えないようにも思えるこの場所だけど、
脇にある細道を降りていくと

木製の小さな展望台があり、

素敵な景色が眺められる。
天橋立のちっちゃいようなのが見える場所は戸田。
向こうには三保なんかも見えてるけど写真だとわかんないか。

南アルプスとかでしょう?
バルトークというと、聴衆への分かりやすさにも配慮したらしい有名な数曲を除いてどれも難解で暗い音楽というイメージがあったりもする。
息子の書いた本を読んでいたら超絶技巧ピアニストでもあった彼がベートーベンのソナタを大事に丁寧に練習しているようなシーンが出てきた時にはちょっと意外というか驚いた。
そのバルトークの有名な作品の中にミクロコスモスというピアノのための曲集がある。
それが何なのかも知らないまま、CDで3枚組くらいの全集を昔買って来た。
聴き始めればすぐにわかるけれど、この曲集は初心者というかピアノを始めた子供から包括する教則本みたいなものなのであるようだ。進むにつれて難易度が上がってゆく。
おしまいの2巻に収められた曲はコンサートで弾かれることもあるというところが、ピアノを習っている人がよく口にするあの‥なんだっけ・・なんだか知らない練習曲と違うところなんでしょうか。
全然聞いていなかったけれどいま6巻を聞いてみるとなかなか面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=kPRxjd2ETSo
そして1巻の始めはこんな感じ。
ほんとに一番最初の基礎からというところなんだろうけど、でもすでに私には難しいというかちゃんとできないと思います。
歴史に名を遺したような人について書かれたものを読んでいると、まだ言葉も話せないような頃に大人が目を離すといきなり耳コピで曲を弾き始めてた・・みたいなのありますよね。
そうじゃない普通のすごく弾ける人はやっぱりみんなこんなところから始めるもんなんでしょうか。

日が暮れていく。
いつも夕陽を見ながら何かすごいことが起きるんじゃないかと期待している。
でも起きないねそんなの。

暮れた後しばらくたってからが神秘の時間・・もうちょっと後かな。
それより寒いよ。

お地蔵様ありがとうございます。
がんばります。
あけましておめでとうございますーとか言って明るかった。
あけましたかぁ・・
こちらも小さく連休だった。
休み中には久しぶりに音楽専用部屋でじっくり音楽を聴きました。
昔は音楽を聴いて涙とかあほかなんて思っていたけれど、目頭が熱くなるくらいのことは起こるようになってきた。これも歳のせいかなぁ・・音楽っていいよねぇ。
ちゃんと音楽を聴くことは1月以上なかったと思う。
風邪で調子が悪いというのもあったけれど、楽器の練習に時間と気をとられていたから。
毎日会社帰りに1時間、スタジオの個人練習室を借りて練習をするひとり部活。
まだ基礎もなってないんだと思うけれどそれでもレッスンに行くたび教則本のページは進んでいく。
曲をやるなんてずっと先の話ですよ・・は当然のことだと思っていて何の疑いもないけれど、教則本の1.とか2.とかいうやつだって5線上に音符がのっているんだから私にとって曲だ。
とにかくロングトーンだけを繰り返すところから始まってそれは今後も続くんだけれど、初めて音符を目で追いながら曲らしきものを吹き、いいでしょうという声を聴いたときは嬉しかった。

だるま山高原レストハウスから、夕日を受けて若干赤い富士山。
あと少し待てば桃色富士山が見られるかもしれない・・でも寒い。
寒すぎる・・次いこ。

峠を超えて少し下るとお地蔵さまがいる。
悲しい由来のあるこのお地蔵さまは、今は芸事の上達を願う人たちが訪れる場所でもあるという。
何か月か前、また楽器を始めようかという頃にここへきてお祈りしてみると
お地蔵さまがお前なんか知らねーよとそっぽを向いているように見え・・こっちも情けない自分を何だこりゃなんて思っていたからまあそりゃそうですよねーなんて自棄になったりして。
あの時、そっぽ向いていると思ったお地蔵さまが笑ってくれてる。
ちょっと嬉しい。
もう一体はとても微妙な表情・・いや、見るたびに表情が変わる。
・・・探るようなつもりで見ているときには厳しいお顔に見えるお地蔵様、
ふと思いついてまず自分が笑ってみる。
顔だけじゃなく心も笑顔にして・・・
そしたら、穏やかに笑ってくれたような気がした。
何馬鹿なこと書いてんだと思うでしょう。いいの。
きっとこういうのって自分の心を映す鏡みたいなものなんでしょうね。
何でも感じたりやったりするのはほかならぬ自分なんだから、自分というものを教えてくれているんだと思う。
一見、大した景色は見えないようにも思えるこの場所だけど、
脇にある細道を降りていくと

木製の小さな展望台があり、

素敵な景色が眺められる。
天橋立のちっちゃいようなのが見える場所は戸田。
向こうには三保なんかも見えてるけど写真だとわかんないか。

南アルプスとかでしょう?
バルトークというと、聴衆への分かりやすさにも配慮したらしい有名な数曲を除いてどれも難解で暗い音楽というイメージがあったりもする。
息子の書いた本を読んでいたら超絶技巧ピアニストでもあった彼がベートーベンのソナタを大事に丁寧に練習しているようなシーンが出てきた時にはちょっと意外というか驚いた。
そのバルトークの有名な作品の中にミクロコスモスというピアノのための曲集がある。
それが何なのかも知らないまま、CDで3枚組くらいの全集を昔買って来た。
聴き始めればすぐにわかるけれど、この曲集は初心者というかピアノを始めた子供から包括する教則本みたいなものなのであるようだ。進むにつれて難易度が上がってゆく。
おしまいの2巻に収められた曲はコンサートで弾かれることもあるというところが、ピアノを習っている人がよく口にするあの‥なんだっけ・・なんだか知らない練習曲と違うところなんでしょうか。
全然聞いていなかったけれどいま6巻を聞いてみるとなかなか面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=kPRxjd2ETSo
そして1巻の始めはこんな感じ。
ほんとに一番最初の基礎からというところなんだろうけど、でもすでに私には難しいというかちゃんとできないと思います。
歴史に名を遺したような人について書かれたものを読んでいると、まだ言葉も話せないような頃に大人が目を離すといきなり耳コピで曲を弾き始めてた・・みたいなのありますよね。
そうじゃない普通のすごく弾ける人はやっぱりみんなこんなところから始めるもんなんでしょうか。

日が暮れていく。
いつも夕陽を見ながら何かすごいことが起きるんじゃないかと期待している。
でも起きないねそんなの。

暮れた後しばらくたってからが神秘の時間・・もうちょっと後かな。
それより寒いよ。

お地蔵様ありがとうございます。
がんばります。