人や人のやっていることはちょっと見たくらいじゃわからない

むかし、仕事の関係で一時期住んでいた愛知県は喫茶店がすごい密度で存在していた。
どの店も看板に黄色い回転灯がついて回っていた気がする。そしてその向こうには別な店の回転灯が見えていたり・・
営業に同行したことがあって朝会社を出るとまず喫茶店。こんな朝早くからから客んとこ行ったって迷惑だろみたいな話しで。
モーニングは定食みたいなのが出てきてしかもうまかった。
あれから20年以上たったけれど今はでもそうなのかな?

2603.png
ここは家から一時間くらいの街。
ふと喫茶店が結構な密度で存在していることに気付いた。
何か理由があるのかもしれない。
そのうちのどれかに行こうと思い、いくつかの候補について嫁さんにここは?とか聞いてみる。
自分の行きたかったところは却下されて古民家カフェに決定。
古民家カフェは実はちょっと飽きているというか側ばっかりで中身は・・みたいな印象の店も多いので・・
と最近偉そうな事ばっかり言ってるななんか。
駅のすぐそば、古い町の細い路地を入ったところ。一通だらけだからただ目指せばいいというものでもない。ナビが案内してくれるのでいいけれど、自分で目指すんだとめんどくさくなって途中でやめそうだ。
駐車場に見えるこのスペースに車をとめれば道路にはみ出す。
歩きで来る人のが多いのかなここ。

2604.png
波平さんとか出てきそうじゃない?
中へ入ると土間にテーブルとソファーを置いた空間。でもそこには経った今は行ってきたという感じの先客が座ろうとしているところ・・何お前みたいな表情?
お店の人はい当たらず・・さっき見た障子の間は・・あ・・あれお店の人?
こんにちわーなんて言って見るとものすごく低くて小さな声でこんにちは・・
聴いた瞬間、30年くらい前の帝都物語というのに出てきた謎の軍人加藤を思い出した。

ここ入っていいんでしょうか?
どうぞ
くつは?
くつのままで・・
そんなの当たり前だろ何いちいち聞いてんだみたいな。
ものすごいビターというか・・
やっぱ古民家カフェっておかしいのかなと思いかけるけれど気を取り直して
2605.png
また低い声で二人席へって聴こえたからからそうしましょう。
畳をはがして板張りにしてるのか。

2612.png
ストーブがあったかかい。

2606.png
向かいでは古い家屋が解体されているところだった。
便所と風呂は外付けかぁ・・古い家だったんだろうなぁ・・とか。

2607.png
床の間には花。
この時はまだそんなにその意味も解らなかった。
どうも、若い男性の店主が一人でやっているみたいだ。
しばらくたってオーダーを取りに来た最後に低い声で
順番にやってます。おまちください。
と予防線みたいな一言を置いて行ったのを聞いて、おせーよみたいなクレームが来ることがよくあるのかなと思った。

することもないのでこの店のレビューをみるとあこの人がその原因かなみたいななんか切れちゃってる人がいた。
それより、
こんなどう見ても古民家にしか見えないこの店のレビューに
建物が古い気がする
という一文のみの記述があった。
私が感じたのとは違う意味で書かれているのかもしれない。
そのまんまかもしれない。
自分もこのブログに色々書いてみるけれど、こうと思って書いたことも読んでくれる人が同じように受け止めているとは限らないんだという事を時々感じます。
それはそういうもんだしそんなの当たり前なんでしょう。
むしろそのずれしろに面白さが・・くらいなことを言わなくちゃいけないのかもしれません。
わかってほしい、察してほしいなんて必死な思いで書いたことにしょんべんひっかけるようなコメントが付いて憤慨したこともあったけれど、まあそこもそういうもんだという覚悟がないならこんなのやめちゃったほうがいい訳ですよね。
こういうの書くとあれは私のこと?という方がいますが違いますよ。

子供のころからそういうのが嫌で、怖く、人を避けてきたところもあると思う。
とはいえそれはそういうものなんだからそういう覚悟で臨んていかなければ一生隅っこで黙ってるしかないんだよな。
この歳になって今更勉強させてもらいました。

しかしあれですね、もう時代が変わって障子も床の間も見たことないような人が人口の何%かになっていたりするんでしょう。

BGMはジャズ。
どこ行ってもジャス。
いいと思うそれで。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=261&v=nA-qcCwWSJE
1人一丁でもフーガをやっちゃう。
他にもっとすごいフーガがあって、あれにくらべるとこちらはそんなに厳格、濃密というんじゃない気も。
だけど印象的ないいテーマですよねこれ。

私たちのほかに二組のお客さんがいる。
ほんとに順番にやってるのがわかる。
実際結構待って、
2608.png
カフェオレが出てきた。
なんとかという名前がついて嫁さんが頼んだのより100円高いんだけれど、どこがどう違うのかとかはわからない。

2609.png
嫁さんのうさぎちゃん・・♡
嶋田 久作の加藤みたいなあの人がこれを?・・
結構な量のあるこれをゆっくり飲みながら・・
でものみ終わっちゃうよという頃にケーキが登場。
ハッとする。
2610.png
お皿に書かれたソースによる・・なんていいうのこういうの?

2611.png
嫁さんのは梅の樹かな?
両方とも、もうすぐ春ですねみたいなことを言ってるんじゃないか?
ぐじゃぐじゃぐじゃーみたいなのはよく見るけど、
これはしっかりアートなんじゃないか。
この店の真骨頂みたいなものを見た気がして見直したというかああここ来てよかったなという気分になった。
愛想がいいばかりがいい店じゃないんだな。
生クリームのロールケーキだったかな?
ロールケーキ自体は普通っぽいけど生クリームが大量に乗って本当に生クリームだった。

一瞬やっぱり古民家カフェは・・なんて思ったりもしたけれど、いい時間になりました。

2613.png
帰り際に土間の部屋を撮ってみたりして。
細かいことは忘れちゃったけれど最後に支払いをする際、ちょっとした一言をもらって魔人加藤かと思っていた彼の印象が少し和らいだような気がした。
固い氷が溶けて暖かい何かが出てきたみたいだった。
細かいことは忘れちゃったけど。
床の間と、べつなとこにも生けてあった花が印象的に思い出される。

2614.png
行ってよかった。
またいつか・・

Tag:バッハ  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

カウンター
カレンダー
01 | 2019/02 | 03
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 - -
ランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ