平日の連なりはでっかい川、休日は河畔の茶屋だ
休日。
なのに目覚めた瞬間から仕事のことがよぎる。そんなのはみじんも出てこなくてくていいのに。

旧東海道が安倍川を渡るところ。
静岡というか駿府は徳川家康の隠居所だったし、安倍川は天然のお濠みたいなもんでしょうか、むかしは橋を架けるのは禁じられていて川越人足というやつかなんかですか?
今見えるあの橋は大正時代の架橋だそうで、その前はどうも木橋だったみたいだ。
そのすぐそばに

このお店。
駐車場と書いてあり所に車を突っ込むと店の中から職人さんらしい人が出てきて職人さんらしい荒い感じで誘導してくれた。
荒いけれど、毎日何度も同じことを繰り返しているなという流暢さみたいなのが感じられて。

中へ入るとちょうどお客さんが出ていくところで私たち以外誰もいなくなった。
この後人が押し寄せ立ち客があふれることになるとはこの時は思わず、こんな感じのお店なのかと思っていた。
好きにに座ろうとすると40年前は毎晩ステージでロックを歌っていたみたいな感じの女性が出てきて、お二人さん?じゃここへ座ってくれる?と誘導される。
あはいなんて言ってると早く決めてそこ見本あるから・・

え?あ、あれか。

見本たって、安倍川もちと、わさび醤油のからみもちしかない。
えーと安倍川2つと・・までいうと
わさびが1つねと女性が先に言っちゃっうから・・
皆同じなんでしょうね。。

あの中で男性の職人さんが二人かな・・お餅をちぎって丸めている。
お客さんが入ってきて「あの、駐車場はどこに・・」
すると怖い顔の職人さんが出てきてものすごい剣幕で「駐車場?そんなもん・・あるよ。」
え?
よこにあるだろ!
あ、そこですか?
もし自分がいきなりあんな風に言われたら頭にきて帰っちゃうところだけど傍で見ているとああ職人だなぁとか思って笑いそうになる。結局出て行って丁寧に案内しちゃってるところがまた職人さん。
次に入ってきたお客は夫婦そろって開けた戸を閉めずに中をうろうろしはじめる。さみーよあほーなんて言えるわけもない。
俺が閉めるかと思うけれどなんだ結局世の中やったもん勝ちかよ・・
とそこへ今度は別な職人さんが何やってんだ馬鹿じゃねーのかみたいなすごい顔で戸を閉めにきてまた笑いそうになる。
職人が怖いのは悪い人だからとか客を邪険にしているとかじゃないんだよね。

さあそして出てきた安倍川餅とからみもち。
プラスチックのケースに入ってないのを食うのは15年ぶりだ。
まずはからみもちから・・おいしいけれど味は予想されるそれそのまんまだ。
安倍川もちはもちろん安定のおいしさ。
からみもちは単体だとあんまりおもしろくないかもしれない。
甘い黄な粉とあんこの間にわさび醤油が来るこの面白さというか・・
シューマンの交響曲第3番「ライン」は、サービスエリアで言ったらうどんかカレーみたいな置いてないのはおかしいだろ的超絶有名曲。でも好んで聴くようになったのはつい最近。
LINEじゃなくてライン川沿いの街を散策してみたいな話だけれど作曲者の精神障害はすでに始まっており自覚もあった本人は相当つらかったはずで、表面の幸せいっぱいみたいなのだけがそこにあったわけじゃないところがミソかもしれない。
でも音楽は非常に明るく幸せなわけで3楽章なんかそのあまりにも純粋な白い蝶々みたいな音楽に泣けてく・・
だけど聴き始めてもしばらく、明るい日差しのしたみたいな楽章が3つ連続することに
おはぎをたくさん食った後にチーズケーキが出てきて、つぎはバニラアイスかよ?
それ単体はおいしんだけど続くときついよ・・でもくどいなぁこれ・・みたいな事を感じていた。
いまはそこまで思わないけれど。
それとは別に昔からシューマンのオーケストレーションをくどいとかメリハリがないとか鳴りがわるい感じる人たちがいた。しかし曲の魅力からは逃れられないためオーケストレーションに手を入れて時代の標準に合わせ演奏するのが普通に行われてきた。
グスタフマーラーという指揮者は自分の編曲を出版したりしており、その後の演奏者たちもそのアイディアを部分部分生かしたりして・・もいいか。
なかなかなじめなかった私にこの曲の良さを教えてっ暮れたのはマーラーの楽譜をかなり多く生かした演奏だった。
砂糖の量を減らし、チーズの量を減らす代わりに豆腐を使い、はちみつが指定されていたところをあえて醤油に差し替え・・
ちょっと違うけど・・
隠し味というには目立ちすぎな編曲でもあるため、常にそれは作品への冒涜だろという批判もあった。
あったが、シューマンとショパンに関しては手いれるよそりゃ派がずっとい続けた。
そのおかげで現在のこれらの曲の知名度、地位みたいなものがあるのかもしれず、単純に批判しなくてもいいんじゃないかとも思う。
一方で何やってんだ楽譜通りでもちゃんと演奏すればちゃんと聞こえるだろ!な人もいて
https://www.youtube.com/watch?v=q5LDTRSHS7Y
この動画の人はその筆頭だった。
これもいいよね。
近年はアカデミックにちゃんとやるのが筋でしょうみたいなのが主流なんだけど、逆に変なのも面白いじゃんかとか言って堂々とやれる時代にもなってきた。
どっちもやればいいんだよ。
色々楽しめたほうがいいじゃんか。
続く第4楽章は荘厳な大聖堂を描いているんだと思うけれどなじめないときはずっとワサビとガリだけ口に入れられているような気がして全然好きになれなかった。
今はそうは思わない。
明るい楽章が続く中、これがあることでこの曲はバランスしている塩もみも出るし・・
おいしかっただけじゃなく店のたたずまいもだけど何よりお店の人の強烈なキャラクターが東海道を舞台にしたお話の中の人みたいで面白い。
誰もいなかった店内にはあとからあとからお客が入ってきて、立ち客だらけで落ち着けない雰囲気となってしまった。
先ほどの「そこ座ってっとか早く決めて」もこうなっちゃうとどんどん捌かなくちゃ収拾がつかなくなっちゃうからなんでしょうね。
食い終わってんのに粘れる状況じゃないのですぐに店をでる。
嫁さんはそこが気に入らなかったみたいだ。
しばらく来れないか、次に来るのはまた15年後・・それだともう60近いのかぁ・・あっという間なんだなぁ・・
車を堤防に停めて少し歩いてみようか。

アーチじゃなくて直な鋼材をリベットでアーチ状に組んで・・みたいなのが時代を感じさせていいですよね。
それがまた堂々たる現役なところがいいじゃない。

水が全然ないのが面白い。

右折車線確保のためか終端部だけ新しいアーチ橋にかけ替えられていた。
せっかくだから一つ下流の橋を渡って帰ろう。

新幹線もわたる。

この川底を掘ってるのは水を誘導するため?
なんか知らないけど意味があってやってるんでしょうね・・
また一週間が始まるのか。
平日の連なりを進むのは橋のないでっかい川を渡っていくようなものだ。
今一見簡単に渡れそうな水量が足を洗っているけれど、命も持っていかれかねない深みがすぐそこに潜んでいることも知っている。
それは突然現れどうなるかは一瞬の判断で決まる。
みんな巻き込まれる事を恐れ離れてゆく。こちらを見ながら・・もしかすると、笑っていたりするかもしれない。
そんなことばかり考えていると仕事の前からつかれていたりして。
まいいや、うまくやってやる。
幸い、今週末には茶屋があるので団子食ってがんばろう。
なのに目覚めた瞬間から仕事のことがよぎる。そんなのはみじんも出てこなくてくていいのに。

旧東海道が安倍川を渡るところ。
静岡というか駿府は徳川家康の隠居所だったし、安倍川は天然のお濠みたいなもんでしょうか、むかしは橋を架けるのは禁じられていて川越人足というやつかなんかですか?
今見えるあの橋は大正時代の架橋だそうで、その前はどうも木橋だったみたいだ。
そのすぐそばに

このお店。
駐車場と書いてあり所に車を突っ込むと店の中から職人さんらしい人が出てきて職人さんらしい荒い感じで誘導してくれた。
荒いけれど、毎日何度も同じことを繰り返しているなという流暢さみたいなのが感じられて。

中へ入るとちょうどお客さんが出ていくところで私たち以外誰もいなくなった。
この後人が押し寄せ立ち客があふれることになるとはこの時は思わず、こんな感じのお店なのかと思っていた。
好きにに座ろうとすると40年前は毎晩ステージでロックを歌っていたみたいな感じの女性が出てきて、お二人さん?じゃここへ座ってくれる?と誘導される。
あはいなんて言ってると早く決めてそこ見本あるから・・

え?あ、あれか。

見本たって、安倍川もちと、わさび醤油のからみもちしかない。
えーと安倍川2つと・・までいうと
わさびが1つねと女性が先に言っちゃっうから・・
皆同じなんでしょうね。。

あの中で男性の職人さんが二人かな・・お餅をちぎって丸めている。
お客さんが入ってきて「あの、駐車場はどこに・・」
すると怖い顔の職人さんが出てきてものすごい剣幕で「駐車場?そんなもん・・あるよ。」
え?
よこにあるだろ!
あ、そこですか?
もし自分がいきなりあんな風に言われたら頭にきて帰っちゃうところだけど傍で見ているとああ職人だなぁとか思って笑いそうになる。結局出て行って丁寧に案内しちゃってるところがまた職人さん。
次に入ってきたお客は夫婦そろって開けた戸を閉めずに中をうろうろしはじめる。さみーよあほーなんて言えるわけもない。
俺が閉めるかと思うけれどなんだ結局世の中やったもん勝ちかよ・・
とそこへ今度は別な職人さんが何やってんだ馬鹿じゃねーのかみたいなすごい顔で戸を閉めにきてまた笑いそうになる。
職人が怖いのは悪い人だからとか客を邪険にしているとかじゃないんだよね。

さあそして出てきた安倍川餅とからみもち。
プラスチックのケースに入ってないのを食うのは15年ぶりだ。
まずはからみもちから・・おいしいけれど味は予想されるそれそのまんまだ。
安倍川もちはもちろん安定のおいしさ。
からみもちは単体だとあんまりおもしろくないかもしれない。
甘い黄な粉とあんこの間にわさび醤油が来るこの面白さというか・・
シューマンの交響曲第3番「ライン」は、サービスエリアで言ったらうどんかカレーみたいな置いてないのはおかしいだろ的超絶有名曲。でも好んで聴くようになったのはつい最近。
LINEじゃなくてライン川沿いの街を散策してみたいな話だけれど作曲者の精神障害はすでに始まっており自覚もあった本人は相当つらかったはずで、表面の幸せいっぱいみたいなのだけがそこにあったわけじゃないところがミソかもしれない。
でも音楽は非常に明るく幸せなわけで3楽章なんかそのあまりにも純粋な白い蝶々みたいな音楽に泣けてく・・
だけど聴き始めてもしばらく、明るい日差しのしたみたいな楽章が3つ連続することに
おはぎをたくさん食った後にチーズケーキが出てきて、つぎはバニラアイスかよ?
それ単体はおいしんだけど続くときついよ・・でもくどいなぁこれ・・みたいな事を感じていた。
いまはそこまで思わないけれど。
それとは別に昔からシューマンのオーケストレーションをくどいとかメリハリがないとか鳴りがわるい感じる人たちがいた。しかし曲の魅力からは逃れられないためオーケストレーションに手を入れて時代の標準に合わせ演奏するのが普通に行われてきた。
グスタフマーラーという指揮者は自分の編曲を出版したりしており、その後の演奏者たちもそのアイディアを部分部分生かしたりして・・もいいか。
なかなかなじめなかった私にこの曲の良さを教えてっ暮れたのはマーラーの楽譜をかなり多く生かした演奏だった。
砂糖の量を減らし、チーズの量を減らす代わりに豆腐を使い、はちみつが指定されていたところをあえて醤油に差し替え・・
ちょっと違うけど・・
隠し味というには目立ちすぎな編曲でもあるため、常にそれは作品への冒涜だろという批判もあった。
あったが、シューマンとショパンに関しては手いれるよそりゃ派がずっとい続けた。
そのおかげで現在のこれらの曲の知名度、地位みたいなものがあるのかもしれず、単純に批判しなくてもいいんじゃないかとも思う。
一方で何やってんだ楽譜通りでもちゃんと演奏すればちゃんと聞こえるだろ!な人もいて
https://www.youtube.com/watch?v=q5LDTRSHS7Y
この動画の人はその筆頭だった。
これもいいよね。
近年はアカデミックにちゃんとやるのが筋でしょうみたいなのが主流なんだけど、逆に変なのも面白いじゃんかとか言って堂々とやれる時代にもなってきた。
どっちもやればいいんだよ。
色々楽しめたほうがいいじゃんか。
続く第4楽章は荘厳な大聖堂を描いているんだと思うけれどなじめないときはずっとワサビとガリだけ口に入れられているような気がして全然好きになれなかった。
今はそうは思わない。
明るい楽章が続く中、これがあることでこの曲はバランスしている塩もみも出るし・・
おいしかっただけじゃなく店のたたずまいもだけど何よりお店の人の強烈なキャラクターが東海道を舞台にしたお話の中の人みたいで面白い。
誰もいなかった店内にはあとからあとからお客が入ってきて、立ち客だらけで落ち着けない雰囲気となってしまった。
先ほどの「そこ座ってっとか早く決めて」もこうなっちゃうとどんどん捌かなくちゃ収拾がつかなくなっちゃうからなんでしょうね。
食い終わってんのに粘れる状況じゃないのですぐに店をでる。
嫁さんはそこが気に入らなかったみたいだ。
しばらく来れないか、次に来るのはまた15年後・・それだともう60近いのかぁ・・あっという間なんだなぁ・・
車を堤防に停めて少し歩いてみようか。

アーチじゃなくて直な鋼材をリベットでアーチ状に組んで・・みたいなのが時代を感じさせていいですよね。
それがまた堂々たる現役なところがいいじゃない。

水が全然ないのが面白い。

右折車線確保のためか終端部だけ新しいアーチ橋にかけ替えられていた。
せっかくだから一つ下流の橋を渡って帰ろう。

新幹線もわたる。

この川底を掘ってるのは水を誘導するため?
なんか知らないけど意味があってやってるんでしょうね・・
また一週間が始まるのか。
平日の連なりを進むのは橋のないでっかい川を渡っていくようなものだ。
今一見簡単に渡れそうな水量が足を洗っているけれど、命も持っていかれかねない深みがすぐそこに潜んでいることも知っている。
それは突然現れどうなるかは一瞬の判断で決まる。
みんな巻き込まれる事を恐れ離れてゆく。こちらを見ながら・・もしかすると、笑っていたりするかもしれない。
そんなことばかり考えていると仕事の前からつかれていたりして。
まいいや、うまくやってやる。
幸い、今週末には茶屋があるので団子食ってがんばろう。