心にわさび

伊豆の踊子に出てくるらしい旧道のトンネルへ行こうかと思った。
昔一度行ったことがある。
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でもこの先でと雨水がわだちを深く掘り下げてしまっていて・・あ、その先には警備員と重機?
ダメだこりゃと後退してると後ろに車。車種も色もいかにもそのまま突っ込んできて空ぶかなんかししそうな・・
でも、たまたまあった待避所で静かに待っていてくれた。
方向転換してすれ違う際、この先いけないんですか?と聞かれたのでやめた方がいいと思うよと言うと彼も下の駐車場に車を停め歩いて登っていった。
知らない人と普通のやり取りをした・・ただそれだけのことなんだけど、炎天下に木陰に入った時みたいな気持ちに。
いい話のつもりで書いてみたけど結局人とうまくやれないアピールか。

自分も歩こうかと思ったら嫁さんが調子悪いらしい。
休憩すれば大丈夫とか言ってるのは全然大丈夫じゃないから察してくれくらいの意味か。やめよここは。
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あるのも知らなかった細い峠道に入ってみると、近所にもありそうなどうという事のない田舎道だけど時々奇麗な絵を見せてくれる。
峠を超えてしばらく下ると
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ちょっとした看板と、農家優先駐車場に長く止めるなという注意書き。
そりゃそうだ。でも誰もいない。
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わさび田
ワサビ谷って感じ。
こんなところがあるのは知らなかった。
写真を撮りながらちょうど日の光が当たらないなぁ・・なんて思ったけれど
考えてみるとわさび田だから直射日光が当たっちゃまずいんだ。
この谷は時刻によって太陽が動いても直接日が当たらないような位置にあるんでしょうか・・

https://www.youtube.com/watch?v=DwO-H2NVHBY

この日すごく暑かったのにこの日陰は涼しく気持ちのいい風が撫でるように吹いてきてちょっと驚いた。
いいとこだろなぁ・・
夜には蛍も飛んでるんでしょうね。
観光地というのじゃないので人もいないしそれ系のものもなにもない。
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峠の向こうに浄蓮の滝というのがあって中学に入ったころに電車とバスを乗り継ぐ小さな旅行中に立ち寄った。生れてはじめての冒険旅行みたいなものだったかもしれない。
1人ではなく友達と3人・・・そうね、あの頃友達と呼べる人間がいた。
何をするわけでもできるわけでもないけれど、世の中には明るい日が差していると感じていた時期が私にもあった。
あったし、それがずっと続くと思っていた。
そこでわさびソフトというのを食ったことを今でも覚えてる。そんなものどこにでもあるのかもしれないけれど、自分にとっては初めての旅行で初めて食った土地の名物というか・・
その後何年たったのか、嫁さんになる人と知り合うとすぐに頭に浮かんだのは思い出のわさびソフトだった。
2つ買って1つを渡し懐かしいなと思ったかも忘れたけど後味にピリッとくるあのソフトクリームを食いながらふと見ると、困惑したような表情でほとんど食ってないソフトクリームが手に溶けて流れちゃっ・・
かしてと奪い取り茂みに投げ捨てた。
辛くて食えなかっただそうだ。食べるかどうかも聞かずに自分の好きなものを押し付けちゃうあたりがあれでしょう・・
あほみたいでも思い出は思い出だから。
自分の人生は不毛で失敗だというような気がいつもしているけれど、別にすべての部分が不毛の汚泥で塗りつぶされているわけじゃないのね。
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自分で自分を否定断罪して動けないように縛ろうとするのにはわけがある。
・・どうしてもこういうの書こうとしちゃうのね。
やめましょう。
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パイプがいっぱい置いてあるのはパイプを使って育てるなんとか式というのらしく・・

近所の家はどういう仕組みか知らないけれど庭のパイプからものすごい量の地下水がじゃぶじゃぶと流れ出ている。
子供の頃はそこに黒いむしろをかけて小さなわさび田を作っているようだった。
子供心に見せてほしいと思っていたけれどそれが言えなかった。
付随して色々な記憶が出てくるけれどどれも碌なものがなく、ここに書ける内容じゃない。
書きたくてしょうがないのは誰かにわかってもらいたいからだけど、他人にわかってもらいたいというのはそもそも間違いだとわかった。
所詮、孤独だ。
自分は木だと思えばいいのかなぁ。
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いいところだなぁ・・
木はさぁ、どう思ってんのかな?
俺に足があって歩けたら、口があって喋れたらお前なんかよりずっとうまくやってやるのにとか・・
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わさび田は、ずっと下流の方まで続く。
途中、わさび園営業中みたいな旗をたくさん見たけどあれなんだろう?
山葵漬け屋みたいなのかな?
アルコールアレルギーだと酒粕の入ったものも食えません。飲まないから通なわさびも縁がない。
欠陥人間でごめんね。
よく牧場が小さなジェラート屋みたいなものを庭先でやって成功しているけれど、わさびカフェやってくんないかな。
くんなくていいか。

わさびって抗菌作用みたいなものを持っているんだっけ。
すぐ臭くなってくる心の中にもわさびを置いときたい。
一番効果があるのは人との楽しいやり取りじゃないかと思っているけれど、ただのないものねだりか隣の芝生かもしれません。

日の光と緑っていいね。


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なにやってんだとこれやってんだ

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こんな景色の中にあるお店に行った。
夢のある自作風の建物、物語に出てきそうな室内、素敵な小物、人の沢山写った写真・・
でも私は店主の言動は不適切で不愉快、ここへきたのは失敗だと思った。思ったのにブログには絵になる写真を並べ素敵なお店と悪いのはHSPな私みたいなものを書こうと・・
なにやってんの俺?
始めから素敵な店に行ったというネタを書く前提でそれ系店にのこのこ出かけてた自分もあほだ。
頑張らなきゃいけないのはそんなとこじゃないだろう。
都合よく作った自分の虚像が人に褒められているという妄想世界の中で生きていたことが人生中に何度かあった。その間リアル自分は何をするわけでもないので多くの時間を無駄にしてきた・・と、何かしなくちゃと考えるようになった今頃思う。
また自分と別にunagiさんが動き出しちゃったら後で怖いよ。
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最近犬は暑さと加齢もあるのかなかなか歩かない。
涼しかったある夕方、嫁さんと3人で結構な距離を楽しく歩いてくれた。
犬は人間よりずっと短い時間で寿命を全うするから今という時間をほんとに大事にしてあげなくちゃと思うんだけど、時間が長いからと言って私の今がどうでもいいわけでもないよね。
あるようで実は全然ないかもしれないしね時間。
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毎日通っている楽器の練習場に入ったところ。
この部屋はもともとスタジオじゃないので狭い・・狭いけど一応防音。
私の前にどんな人がどんな用途で使ったかが椅子の位置なんかでわかる気がする。
近所の若い人なのかカラオケ代わりに使ったりもしているみたいだけどこの椅子配置はそれじゃないかな。
1人でギターを練習したり、どっかで何かやるんだろう管楽器と伴奏のキーボードでとか・・
いろんな世界や楽しみがあるんだろうね。
ロビーみたいなところがあって毎回お金を払い次の予約を入れに行くのだけど、いつもバンドの仲間みたいなのが店主と楽しく話していたりする。全然関係ない人同士でも楽しくやっているのかもしれない。
初めの頃店主からなんか探るような感じで話しかけられていたような記憶があるのに今全く話さないのはやっぱり俺が・・
いやそういう話じゃなくてさ、
音楽って誰かと合わせるというところにも無限の難しさと面白さと喜びみたいなものがあるんですよね。
ですよねってお前はやってねーだろという話だけど。
でもそこをちょっとかじって知ってるの。知らないから憧れてるでも何でもいいけど
いつかそこへ行きたいという気持ちもあるけれどそれは遥か彼方の話で妄想の対象にもならない。
でもただ楽器をやりたいですじゃなくて、こういうことがしたいというのがもちろんあります。
それもずっと先だろうけど、そこは時々というかしょっちゅう思い描いて・・
・・・何書いててもお前が言うなみたいな声が聴こえちゃってほんとに困った頭だねこれ。

最近練習してて楽しい・・と思ってることに気付いた。
時間が来ても、もっと吹いてたいなぁ・・とか
それはねぇ・・結構すごいことなのね。
今まではただ必死なだけだった。
またすぐどっかいっちゃうかもしれないけどね。
教則本には指使いその他を覚えるための機能的な練習曲に交じって、どっか外国の民謡みたいなものが置いてあったりする。そういうのが結構よくて吹いてると耳について家に帰ってきてからもしばらく頭の中で鳴っていたりするんだよね。
時には歌っちゃったり・・いまもフランス民謡というのが頭の中に流れてる。
縁がないのかと思った音楽に私もすこし触れて・・・

https://www.youtube.com/watch?time_continue=676&v=2vK1855d3Gc
この曲じゃないんだけれど、
教本上にモーツァルトのあるメヌエットが出てきた。
あの人も旋律に歌い癖みたいなものがあるから、吹いてみるそれは紛れもなくモーツァルトのものだなと感じるわけ。
もう何十年もクラシック音楽が好きで、でも楽器とは縁がなくてと言う人間にとってはこれは・・
傍目には嘲笑もんだったりするんだろうけど関係ない。
誰もなんにも関係ない。
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ジャガイモの花。

レッスンに行った。
きつく怒られもしたけれど、色々もらったダメ出しはつぎから取り組まなくちゃならない点を具体的に教えてもらえたわけで実はかなりありがたい。
私にはわかりません!みたいな時とは雲泥の差だ。
教えてもらうってありがたいんだね。
45歳になって知る。

楽器を片付けながら話してくれる先生の表情が硬かったことが、頭の中でどんどん膨らみあれは私が悪いからなのだ・・と変換されていくのはいつもの癖。
でもあなたは音楽経験があるからいいですね。・・・自信を持ってください。と言う言葉があったことを忘れないようにここに書いて自分で読んだりして。
考えてみれば私はいつも挫折して、やりたかったけれど一度もやれていない音楽経験のない人だと思っているので第三者からの音楽経験があるから・・と言う言葉は驚きの宝石みたいなもんだ。
人からもらった肯定的な言葉を自動的に社交辞令だそんなもんと遮断してしまうこの頭、いろんな原因でこうなってしまったのだけど、そこを直すためにも自分で頑張って自分ができると本気で実感できるまで・・
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綺麗な景色って、どっかいかなくてもそのへんにぽっとあるんだよね。
そういうことに気付き注視するようになったのはブログのおかげ。
いろんなお店に行ってみようと思うようになったのもブログのおかげ。
自分の心を羅列しているうちに整理が進んだのもブログのおかげ。
unagiさんは単なる名前だから、変な魂を入れないように気を付けましょう。

Tag:モーツァルト  Trackback:0 comment:5 

静かにしてくれと思ってたら誰にも相手にされてなかったけれど蛍

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遠くの街で。
小さな町なのになぜかカフェや喫茶店がたくさんあるようだ。観光地だからかな?
面白そうな店があるらしいのに安直にレビューの数が一番多いところに入る。
今思うとなにか負けてた気がする。
なんだ負けてるって・・
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この時なんでか無感動で、
最近こういうとこ行きすぎてちょっと麻痺しちゃってんのかななんて思ってた。
お香のようないい香りがするなぁ
と思ったら
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香り付きな蚊取り線香だった。
もう夏か。

棚田見に行こいうよ。
車で近づこうとすると、田植え祭のため一般車進入禁止みたいな看板が。
この日がじゃなくて、この週末に向けて準備は整ったというところかな。
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禁止とあるから少し離れた駐車場から歩いて・・
このあたりもみかんの花が炸裂していて、いい香りに包まれる。
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あ、みえてきた。
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もう植えてあるのか・・
いいね小さく丸い田んぼ。
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下の方にはまだ田植え前の・・田植祭はここでやるんですかね。
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だれもいない。
誰もいないと安心って、俺は泥棒か。
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気づかなくていいようなことにばかり神経がさえて
嫌なことばかり気づく。
よせばいいのに考え、嫌な気持ちになる。
何も感じないようになりたい。
何も考えないようになりたい。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=917&v=2bH1-HRi29c
この曲も、高い丘の上からの夕陽を眺めて・・
海じゃなくて湖だし、田んぼじゃなくてぶどう畑だったろうけど。
このころブラームスは人生中の一番良い時期だったんじゃないかと聴いてても思う。
他人にそんなことを言われたら本人はすごい嫌味を返しそうな気もするけど。
この人も微妙な心を持った人で、いろいろ読んでるとどうも初対面の人間には意図しないのに攻撃的な態度をとってしまうことがよくあったようだ。
チャイコフスキーだったか、ものすごく嫌な奴だとか書いてた。
そうしたかったんじゃないのになっちゃったんでしょ?
なんであいつはいつも人を傷つけるんだ?なんて言われてることに誰よりも気づいてる。本人もそんな自分に内心傷ついていてたりするんだよねきっと。
他人の心の内を覗いたようなことを言うのは一番やっちゃいけないことだと思うし実際は全然違うんだろうけど、100年前の人だしいいの今はそういう事にしとけば。

最近また音楽をちゃんと聴いていないな。
楽器の練習をしているので音楽と無縁という事はないんだけれど。
心がマヒしてるのか・・
ほんとに何も感じないようになっちゃったらダメだよね。
くだらないことを考えるのは、いいことを感じないからだ。
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蛙の声や鳥の声。
いろんな声が聞こえるのに、静かだと感じる。
今日はびっくり夕景にはならないのかも。
なんなくたっていいよね。

あのね、家の裏はどうでもいいような休耕田と住宅地なんだけど
でも蛍がいるんですね。さっき見てみたら2匹ほどが光って見せてくれた。
うちのすぐ裏にいるのに、ずーっと気付いていなかった。
いると思わないといるものも見えないんでしょうね。

昔、自分は人として扱われず汚泥のようなものなのかと感じていたことがあった。言葉で書けば一行だけど、その記憶は今も私を縛っていると思う
すがる思いでもらってきたお守りを蛍のいるあの川に投げ捨てたことを思い出した。
助けてくれないじゃないかと。
神様にたてついていいわけはないのはわかっていてもその時もうどうしようもなかった。
でも死のうとか思わなかったんだから相当助けてもらえていたのかもしれない。
あれから私の意識はどこかで途切れることもなく連続しているけれど、何か変われたんだろうか?

今、蛍を見てうれしいと思えた。
綺麗だと思うし、またみたいとも思う。
だから多分私は大丈夫。
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いいでしょう?
あの2つの岩、よく見るとしめ縄が渡っているのね。
あそこにも神様。

Tag:ブラームス  Trackback:0 comment:2 

人生までは洗い流せません。

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天気いいと何でも綺麗に見えるね。
このあたりで鮎釣りしている人を見るのは何月ごろだったっけ?
そこそこ走って峠を2つ越えて、
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海でも見ようよ。
青いねーいいねー
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釣りしてる人がいる。
学生の頃、刺身を食いたいけれど金もないし、外へ出ない人間なので釣りでも始めてみようかと思ったことがあった。
竿を買い海まで行ったような記憶もあるけど釣った記憶がない。
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小さな港のそばに
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露天風呂?
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行ってみるとこんな風呂がいきなり・・
手を入れてみるとかなり熱い。
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脱衣室もある。というか脱衣場の建物が周囲への目隠しを兼ねているのかも。
その分海はみえなくなってしまい窮屈というか魅力半減というか・・
こんなとこで入る人いるのかな?
ああ、海から来て水着でか・・砂浜ないけど・・
これが例えば下北半島の先の方とか、オホーツク海に面した・・とかだったら入っちゃうかな・・
あとで調べたらやっぱり水着着用とかどっかに書いてあるそうだ。

この日のお昼に
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高菜と明太マヨネーズだったかな。
マヨネーズ無敵。
このお店で感じたことを素直に書いてもいい事なさそうだからやめる。
音楽で言うとこんな感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=qj-aeqCZlvs
全然知らなくても好意的な興味を持って聴こうとすれば冒頭からあ?これパロディかな?とか思い引き付けられる人もいるでしょう。
ハ長調で始まる練習曲集最初のこの曲は、聴き手に対しての作品としても書かれていてこれも作者の狙いというかネタなわけでしょう。くそ真面目に凝り固まった音楽世界や評論家、もしかすると教育者やメソッドへの当てつけというか嫌味でもあるのかもしれません。
でも知らないと勝手弾きでウオーミングアップでもしているのか、ふざけているのか?くらいにしか聞こえない人もいるかもしれない。
怒る人もいるかもしれない。
一方弾き手はそんなことには関係なく真剣で必死だ。

ああそうだったのかぁ・・と思えたのは食い終わってお店を出る時だった。
そこで笑顔になって見せたところで、知らぬが故の気分のまま過ぎてしまった時間が書き換えられるわけじゃない。
そんな感じ。

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穴が開いてら。
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釣り人がなんかくれるの待ってるのかな?
くれない人に用はありません・・
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あそこをくぐると違う自分になったりしませんか。
いちいちいらんことを感じないでずっと笑ってられる人に。
なるわけないですか。

お店の話じゃなくて、
色々と嫌なことばかりだ。
周りが嫌に見えるのはお前が嫌な奴だからだろ。
そうですか。
心のぬめりみたいなのを洗い流してくれる海か温泉に行きたい。
ないよそんなもん。
弱気になったりしてるとどんどんそういうの呼んじゃうからね。
しっかりしないと。
しっかりしないとなんて思うからしっかりしてない自分を断罪してとかまたはじまるんだから、
どうでもいいよみんなほっとけ。

でもさ、
今、薄っぺらくてほっとくと粉々になっちゃいそうな薄膜みたいないいことを積み重ねてるから。
あんまり薄いんで何枚も重ねてるのに全然形になってこないけれど、でもずっと続けていれば色くらいは見えてくるかもしれないし・・
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きれいだね。
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誰もあんたのことなんか気にしてないから。
魚くれる人以外は興味ないの。
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遊んでくれるのかと思ったけどいまいち壁を乗り越えられなかった。
なんかくれないなら遊んであげません。
そうですか。

Tag:ドビュッシー  Trackback:0 comment:0 

異次元的な店

子供の頃、まだバイパスもなく近くの狭い国道には昼夜問わずトラックが数珠つなぎになって走っていた。違うか夜にだったかな?
映画のトラック野郎が流行ったのはもっと前だったと思うけれど、お祭りみたいに光ったトラックや運転席が床の間みたいになったトラックを見たような記憶が。見たんじゃなくて探したのかな・・・そういうのが好きで憧れてたんだろう。
そして国道沿いにはトラック向けの飯屋がたくさんあったような記憶があります。
もう、ここにあったよなぁという跡や記憶すらなくなってしまった。
峠越えの道にはその残骸が廃墟になって・・・と思ってたら一軒が今も営業中な事に気付いた。
なんだ行ってみよう。
しょっちゅうその前を通ってたんだけどなぜか気に留まらなかった。
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初めて入る店の前の駐車場は未舗装だけどでかい。
でっかいのがたくさん入っても全然余裕。
嫁さんには行ってみる?と一応聞いて・・嫌だと言われて終わりというのも想定したけど大丈夫らしい。
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この看板犬は小屋の中で迷惑そうな顔をしており最後まで出てきてくれなかった。
戸を開けようとすると、あれ開かない?
反対側は?・・あ開いた。
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入った瞬間その世界観に包み込まれる。
結構なお客さん。えーっと・・・
いきなり異次元感が漂っているけれどよくある排他的な雰囲気では全然なくて、誰も何にも言わないけど自分はここにいてもいいんだなとなんとなく感じる。
いかにもトラックの運転手さんという人たち。
見入っているのはテレビ番組じゃなく、やくざ映画だ。
適当に空いてる席に座る。
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なんかちょっと昔の海の家みたいだな。
昭和・・とかそんなもんももう超えてると思う。
もう壁紙がはがれてるくらい何でもないことだ。
そういえば、タバコ吸う人がいなかったな・・なんでだろう?
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見渡してもトイレへの扉らしき物は見つからない。ああ外かなと思いつつ厨房を覗いてでっかい声で
トイレありますか?
目があった大将はプロレスラーみたいだ。
トイレ外なんですけね、山に向かってやってもらっていいですから・・
とか言い出すので笑っちゃった。
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あそこがトイレだけど詳細は文字化しないほうがいいと思う。
山には向かわなかったけど、あれは冗談で言ってるんじゃないと思う。

もどってくると、
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嫁さんのチキンカツが来ていた。
やっぱりでっかいね。
先に書いちゃうとここはでかいとか多いというのも特徴だけどそれだけじゃない。
美味い。
こういうでかいチキンカツって衣がとげとげして肉はパサ・・みたいなことも多い。
でもこれしっとりして柔らかですごく旨かったよ。
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わたしのはテキニンニクという名の定食。
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テキっていうから焼いてあるのかと思ったけどこれは煮豚じゃないかな・・
柔らかくてうまいのこれ。
衣がない分とんかつに比べて健康的だったりしないかな。こういうの食いたいんだけど以外にないもんね。
写真だとわかりづらいけれどオプションとかじゃなく自動的についてくる豚汁は具もやたらに多く量も多い。
なんかすごい。
今見ると野菜が少なめなのはみんな食わないからかな?
美味しいので自分一人なら食えない量じゃないんだけれど、
嫁さんのご飯が回ってくるのでなかなかきつい。
汗をかきながら最後は必至で・・
その間ずっとでっかい音量でやくざ映画のセリフが響いていた。
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日の当たる観葉植物は育ちすぎて窓や天井にぶつかって暴れてる。
メニューには刺身関係が結構あって、後から入ってきた人にはすごいのが出てた。
行けばわかる大きな特徴はあえて書かない。
会計しながら6時まで・・とか言ってるのが聞こえる。
食べるだけじゃなく、ここで長時間仮眠をとっていくみたいだ。


https://www.youtube.com/watch?v=v1CXY5NHvms
こんなの流したら怒られるかな?

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ここへくる人はみんなすごく遠くからくる人なんでしょう。
でもここを通る時は必ず寄るんだろう。
自分の家みたいに知らなきゃ絶対にわからないようなところから・・
あんまり書くといけないかな。

子供のころからトラック野郎という言葉は知っていたけれど実際映画を見たのずっと後になってからだった。思ってたのとちょっと違うイメージで笑った。もうみんな死んじゃったよね。
昔いた会社はトラックも持っているようなところだったけれど、自分のお金で少しずつついろんなものをつけてデコトラ化していくやつがいたのを思い出す。
もしかすると今は世の中的にそういう車は出入り禁止みたいな話もあるのかもしれません。まあそりゃそうだろう。
でもあいつものすごく車を大事にしてその勢いで仕事も頑張ってるようだったしあれはあれで悪いものには見えなかったなぁ。
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店から出るといきなりこの景色。
そういえば昔夜逃げした日この前の道も通った。
夜中の3時くらいだったかすぐ前にこんなでかいトレーラーが走っていて、カーブで後ろのタイヤが歩道の縁石をへっちゃらで踏みつけていくのを見てた。

重機運ぶのかな?
でっかいクレーンのクローラ片側のみ・・それでもはみ出しちゃってるよみたいなのとか、ああいうのすげーな。

食い過ぎたので近くの公園でもあるこうかと思ったけれど、嫁さんが食ったばかりで歩けないとか言い出す。
あてもなく車を走らせなんとなくたどり着いた堤防ぞいに車を停めほっつき歩く。
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電車の車庫みたいなとこ。ヘッドマークに手書きの令和。
ちょっと消えかかってて笑う。
なんだあれ、あれで走ったのかな?
調べたらあれ水族館のアシカが書いたんだそうだ。
それも面白いけれど何も知らずになんだあれ?とか言ってる方が面白かったかな。
知らないままの方がいいことっていうのも結構あると思う。
そういうの大事にした方がいいと思うけど、そんなのも知らないの?みたいなのが必ず出てきたりして。

嫁さんがあのお店にはもう二度といかないと言うのはまあそうだろう、むしろよく行ってくれたなと思う。
一人の時にまた行こう。
うちから近いこんなところにこんな店があったことになんで気づかなかったんだろう。なんでって気にしなかったからだけど。
単なる昭和な定食屋さんでは全然ない、異次元的な店だった。

Tag:ショパン  Trackback:0 comment:5 

縛りと温泉はいいけど噴火は怖い

地域としての修善寺はしょっちゅう通過するのにお寺としての修禅寺に行ったことがなかった。
迂回する県道へ回らず細い道をまっすぐ突っ込んでいくと人がいっぱいいるのが目に入ってくる。
なんかわかんないけどこの辺がその修善寺なんだろう。
典型的な温泉街の光景と待ってました的な駐車場。
この手のところは通り過ぎてちょっと行くとすごく安い駐車場があったりするもんでしょう・・あーあったと止めたそこはがら空き。
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狭いT字路で観光バスが曲がり切れずハマってた。
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新緑に橋の赤が映えますね。
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竹林なんて近所にもいくらでもあるけど、
気分が乗るとなんでもとてもいいものに見えるのね。
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モミジがいっぱいだから紅葉の頃はいいでしょうね。
何年か前に大水が出たんじゃなかったかな。
観光地だから景観に配慮して自然な形に仕上げてあるけれど、実は流量なんかを考慮した設計通りに整備されてる感じがしますね。いいねすごいね。

何軒かの甘味屋さん・・・遠くから来たならそういうとこへ行くのも楽しみですけどね。
近すぎるからかなんとなく盛り上がれず・・
こういう時素直に喜べる方が得ですよね。
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あれか。
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人がいっぱい。
一見日本人に見えても外人だったりする。
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よく見かける手を清める・・なんていうんだっけこれは、
さすがというか温泉だった。
あの出てるところから直接もらうと結構熱い。
飲めますよともあった。
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お参りして。
古いお寺へ行くと神社と寺の境目があいまいな感じの別世界感を見ることがある。
弘法大師が開いたみたいな話からなんかものすごいものを勝手に想像しちゃたけど、そういうわけでもなく普通にお寺って感じのお寺だった。
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肩に乗ってるのがうちの犬みたいでわらった。

浴衣で楽しそうに歩く若い青年を、地元のおじさんらしき人が呼び止めて浴衣の着こなしが違うと直してあげていた。
oh・・とか英語の彼は中国人の学生とかかな?
中国へ行ったとき、温泉はないのか?と聞いたらそもそも風呂へ入る文化がありませんとか言ってた。
なんで日本人は温泉が好きなんだろう?
なんでかは知らないけど、そこら中にあるもんとりあえず入っちゃうよね。
猿だって入っちゃうし。
最近温泉も入ってないなぁ行きたいな。
そういえば最近地震で驚いたけどまた箱根が噴火とか言ってら・・
震源地は芦ノ湖の西側ってうちのすぐそばじゃないか。
噴火は困るけど温泉出ないかなぁ。
住めなくなると困るからやっぱり出なくていいや。
温泉もどっか行くのとセットで楽しみというか、毎日自分の家に沸いてたらありがたみもなくなっちゃうかなぁ・・


https://www.youtube.com/watch?v=a7pnFTF6WJk
ドビュッシーも法則規則でがんじがらめに縛る西洋音楽のルールにうんざりしそこから脱しようとした。
この人から西洋音楽の崩壊が始まったみたいに言われることも多い。
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神や人間が自然より上にあるととらえるキリスト教的発想が根底にある気がするそれらを壊すというか避けようとすると、神も人間も自然の一部と感じ自然を素直に感じ捕えようとする東洋人の音楽感に似たものが出てくるところが面白い気もする。
全音音階とかそういう話は今どうでもよくて。
ボンジュールとかウィとか言ってるフランスのおっさんの頭の中であんな響きが鳴っていたのかと思うとまた面白いけどなぁ・・

宿に泊まって温泉に入って飲んで・・・とかできればほんとはいいでしょうね。
まあいいや茶でも飲みに行こう。
行こうと思ってた喫茶店はもう閉まってたので代替的なお店へ・・
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おしぼりですと言って持ってきたこれ。
笑うか何かするところだったのかもしれないけど無言でおわっちゃった。
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自家焙煎の珈琲的が自慢のお店なんだろう。
じゃ紅茶なんか頼んじゃいけないかなとも思ったけど、いけないってなんだよ。
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最近は紅茶にシフトしてます。
なんかフルーツ系のフレーバーティー。
ちっちゃなケーキが2個出てくるこれもおしぼりと同じコンセプトか。
美味しかったよ。
オーナーと奥さんかな、そこそこの年齢に見えるけど話の内容から多分俺より年下。
俺も歳食ったんだなぁ。
顔見知りらしいお客さんと楽しそうだ。
いろんな人生があるね。
俺の人生だって人生だけどね。

ここがじゃないけど、気が付けば最近ブログを書くために無理にカフェを探して行くようになっちゃっているのかも。
それはそれで楽しみだという事でもいいんだろうけど、なんで自分に縛られてるんだと思ったり。
季節も変わるし、自分も何か変えられるかな。

Tag:ドビュッシー  Trackback:0 comment:2 

おまけと虚しさと人生

20年くらい前、ネット上でいろんな人と交流しているうちに誰とも話さず劣等感の塊みたいな現実の自分よりネット上にいるunagiさんの存在感が勝ってしまったことがあった。自分本体がそれに嫉妬したりして、まあ一種の病気だろう。
気が付けば今またそうなっちゃってるのか拍手の数がガクッと下がったりすると自分の人格をが世の中から否定されたような気分になっ・・ちょっと異常でまずいな。話し相手が自分のブログとか依存しすぎ。
おまえそれ違うだろ・・と、また誰かが教えてくれてる気がする。
そんなこと考えながらどっかほっつき歩いてたら
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生まれてこの方そういうのみじんもない人間でごめんなさい。
刺さるこれ・・こういうのが目に入るの偶然じゃない気もする。

今どうすればいいかはわからない・・楽器?・・は今地道にやってるからいいじゃない。
どっか人のいる場に出ればいいんでしょうけど楽器は順番間違えて失敗したのを忘れちゃいけないだろう。
他に、呼んでくれる人はいっぱいいたけど・・酒の場と人間が嫌で逃げたでしょ。無理していけばまた始まるでしょ病気が。
じゃ何か他の・・DCD・・はいはい分かった。
楽器は頑張るとして、もう一つ何かを見つけて取り組まなくちゃいけないのかなぁ・・
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大草原と小さな犬。
老化と暑さで散歩に出かけてもまともに歩こうとしないから普段行かないやぶの中を歩いてみるとはりきっちゃって・・
そういえば悩み事真剣に話したの犬と猫だけだ。
驚くほど真剣に答えてくれたりして。
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この時うちのボンタンも咲きそうだった。
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この後パスタ屋に行った。
かなり前に一度来たことがある。
その時は食えればいいやくらいであんまり覚えもない。
ブログのいいところはただ食えればいいだけだった飯屋が鑑賞の対象みたいになることで、いいこともあるよね。
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ランチは+150円くらいでサラダとスープと飲み物が。
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お客さんでいっぱい。
ここも仲のいい女友達が集まって・・みたいになってた。
10年くらい前に屋台で始めた店が今ここまで来ました的な写真と説明が貼ってあった。
いいね・・人生頑張って生きてるなぁ・・・
私は惰性でここまで来ちまったけど。
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若鳥のジェノベーゼだったっけ。
バジルと聞いてパクチーを思い出したりめちゃくちゃだ。

このお店に最初にきたのは勤務先の取引銀行がくれるカードを提示すると特典がありますみたいな企画の加盟店だったからだ。
カード見せてもはぁ?とか固まった後ああそれは夜しか‥なんて言われることもある。
そもそもめんどくさいので私は嫌い。
どこでも聴かれるTSUTAYAのカードというのも持ってない。
30年前のレコード屋のポイントカードから始まってポイントがたまって何かもらったってのはほんとに数えるほどしかないなぁ・・
何時もたまる前に無効になっちゃったりどっか行っちゃったり・・電子マネーなんかのほっといてもたまるものがたまるくらい。
秋葉原にあった石丸電気3号館は毎回ポイントじゃなくて無期限の割引券をくれるのでお得感が高かった。

嫁さんはこういうのがあるとわかれば使いたいんでしょうね。
ここは前来たときはバニラアイスを笑顔でだしてもらった覚えがあった。
でこの日は
バニラアイス1でよろしいでしょうか?
よろしくないです2ですとかいえるんだろうか?
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二人でも1なんでしょうまあそりゃそうだ。
でもよく見れば2玉入っていて、嫁さんは取り出して自分の飲み物の上に浮かべてた。
逆にほのぼのする。
美味しかったし、ありがとう。

ワーグナーの楽劇は、魅力的な音楽が切り取られ単独でコンサートのステージに乗ることがよくあります。
当時からそういうものだったらしく、例えば全く未解決な不協和音で劇へ入ってゆくパルジファル前奏曲はそのままでは上演できないのでワーグナー自身が安定した形で終止する演奏会用エンディングというのを作曲している。
ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲というのがあって昔よく聴きましたがこれも楽劇ではこれも明確な終止を取らず第一幕へそのまま雪崩こんでいく。
この曲にも単独演奏用の独立したスコアがあるのでそのおしまいを見ると
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最後の2小節は単独演奏用に用意されたもので楽劇ではもう第1幕の最初の場面へ突入している。
これもワーグナーの手による編曲だと思うのだけど、書く前に読んどこうと思った裏付け的な記述がどこにも見つけられなかった。
コンサートでこの曲を演奏するならこの楽譜の通り演奏されればいいのだろうけどそれじゃ終われない人もいるみたいで、
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オペラのエンディングでは前奏曲のコーダがそのまま再現され強い整合性をとっているのだけど、その最後には3小節の堂々たる終止が置かれている。
これを取ってこのまま演奏する人もいるようだ。
同じなようでも前奏曲にはない合唱がいるし、派手なトランペットが鳴っている。なにより音楽のみを10分程度聴いてきたのと、巨大なオペラを体感してきたこの場面では聴き手の心理的状況は大きく異なるはずだ。
前奏曲の終結がオペラの最後に比べ一小節少なく若干遠慮したような形になっていることには大きな説得力があると思う。
でもそこに納得いかない人もいるんでしょうね。
どちらが正しいかではなく両方楽しめばいいと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=8lklpz-ipBE
私が初めて聴いて刷り込まれたのは単独演奏版、+2小節のほう。

おまけに絡めて書いたはいいけど、有名な曲なので聴く人はこんなことは知っているだろうし聴かない人はそもそも・・
こんなもん書いてて何が楽しいの?という声がずっと聞こえ放棄しかけたこの記事。
他人に見せられないような話につながっちゃって延々書いていたのを削除して公開。
この曲とても肯定的で強い推進力みたいなものを持ってるのね。
こんな人にはなれないけどこんな気分を持てるようになりたい。
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窓の外には氷・・・
もうそんな時期か。

子供の頃車にひかれかけたことやその後自分が車で人を巻き込む事故を起こしそこなったこと思い出すと、そこで終わっていたはずの私の今はおまけみたいなもんだといえなくもない・・のか。
本気でおまけだと思えたらなんでも楽しいしありがたく思えるかもしれない。
そんなの無理だけど。

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これは今日。
ボンタンの花が開こうというところ。
同じ樹の中にももう咲き終わっちゃって実の赤ちゃんを持っているグループや、まだ全然咲かずこれから魅せるよという感じの集団など色々いる。
私もまだこれから何かできるかなぁ?
何かしてから死にたいなぁ・・
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これジャガイモの花かな?
きれいですね。
庭の樹撤去して自分の好きなものを育てるか・・は今いる木が不憫でできないなぁ。
ぶどうの苗買ってくるは嫁さんも一致して盛り上がってるけどまだ着手してません。
とりあえず草をいくつか抜いてきた。
楽器の練習もいってきた。
ダメ元で削ってみたリードが鳴るようになってて驚いた。
ちょっといいこともあるから。

Tag:ワーグナー  Trackback:0 comment:7 

みかん街道

地図上にたまたま見つけたお店に行ってみた。
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メインを頼むと飲み物とサラダのほか数点のおかずみたいなのが取り放題というお店。
よく見れば価格に見合うような感じでそんなに品数もないのかもしれないけど、空間を広く取ったり容器や置き方なんかの工夫で1ランクくらい上に見せる。
いいじゃない。
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ニトリの2階で飯食ってるみたいな感じ。
ソファーはお茶にはいいけど飯は食えないよね。
土日は時間制限を設定しますみたいな張り紙があったから結構混むようだ。
子供の遊び場が作ってあって若い家族もターゲットなんだろう。
この時は空いてた。
最近どんな店でも静かなら素晴らしい店に見えるようになってきちゃった。
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ステーキがあったから。
スープは冷製。ちいさーっと思ったけれど取り放題と合わせるのでこれで十分。
味も馬鹿にしたもんじゃなかったよ。
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アイスティーにちょっとリンゴジュースを入れて‥とかいい歳したおっさんがあほか。

お店の前の道は昔の東海道。
ずっと進むと
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こんな感じになって。
街道沿いにあった昔からの建物のが今も残っているんだと思う。
その先はコンクリート舗装で離合もできない農業用道路を登ってゆく。
両脇はみかんとビワの果樹園。
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ふと開けるとこんな光景。
鉄道、国道、高速道路が絡み合っちゃって難所だ。
台風のでっかい波がみんなさらっちゃってる動画を見た。
そのせいであそこにあったうどん屋は閉店してしまった。
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振り向けば富士山。
ここ東海道だったはずだし、大名行列とか
象が江戸まで歩いたとか天皇が江戸へとかみんなここからあの富士山を見たのかなぁ・・
実際は船で沖をスーッと通過とかだったりして。
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これみかん・・みかんじゃないのか・・なんとか柑?
ちょうど花の時期で、ものすごくいいにおいがしていた。
でも実がついてるっておかしいですよね。
この畑は放棄されてるのかな?
子供のころ、果物といえばみかん。こたつといえばみかん。汽車旅のお供にみかん。ジュースといえばみかん。田舎から送られてくるものといえば・・・みかんだらけだったけど、気が付けばみかんの存在感が著しく低下しているような気がしないでもない。

未完といえばマーラーの交響曲第10番
嫁が浮気しやがったという自伝的発想で書かれているわけだけど、生まれかけているこの作品はもうそんな個人的事情をはるかに超えた普遍的なものになっていると思う。
言ってもしょうがないのはわかっているけど完成稿を聴きたかった。

https://www.youtube.com/watch?v=q-ziJ36BDMs
その第5楽章は

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筋書が完成しているだけでオーケストレーションや細部は未着手。
暗黒の泥沼みたいなところから聞こえるうめき声はやがて一本の笛になる・・
スケッチにはフルートの指定がすでにあって後年の補筆者が勝手に決めたものではない。
訴えるような笛は明らかに嫁さんを歌っている・・
それより未完に終わり暫定仮組みたいな形で演奏されるこの曲だけど、このフルートソロはマーラーの書いたどのフルートソロより、というか思いつくフルートソロの中でも最も美しいものじゃないかと思ったりする。
続きにもVl pppと楽器音色のイメージが確定してる。ひそかな声で歌う二つの声部が寄り添うようにというよりちょっとぶつかりながら絡み合う様子は何だか生々しいというか・・この辺り感動的なんだよなぁ・・
それだけ。

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その先にさった峠。
天気いまいちだけどまあいいよ。
昔よくカレンダーとかによくここからの写真が載ってましたよね。
高速道路も含め、日本の象徴みたいで。
明治になって京都から江戸へ向けて天皇がここを通過したときは鉄道なんかあるわけなかった。
下に見えているあの鉄道が開通したのは明治22年。
何にもないところからの22年は驚異的なスピードなんじゃないかとも思う。
この国をこれからどうすべきなのかみたいなビジョンと強い意志をもって頑張ってたんでしょう?
今だってみんな頑張ってんだろうけど、この国これからどこをめざすの?がいまいち描けてないでしょみんな・・あちがう?
その年マーラーはすでに歌劇場指揮者として成功し名を挙げていたみたいだ。
作曲家としては交響曲第1番・・ではないその前段階の別な曲を初演したところ・・
マーラーってどうも作品の近代的な内容や弟子の録音がステレオで残ったりしていることから大正の終わりから昭和の初めの人くらいのイメージがあるんだけど、もう一世代前の人なのね。

それからまたしばらく走って、
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ここはもっとずっと先。
久能山東照宮の前の海というか・・
ここまでくればなにか面白いことがあるかななんて思ったけどそんなもんあるわけないかった。
海に来ると不思議な人がいることがよくある・・
海って人を呼ぶのね。
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浜昼顔が咲いていた。
カフェを探すけれど行ってみたらツタヤの2階みたいなとこで嫌だとか別なところは行ったら休みとか。
途中ちょうど時間的にに大渋滞にはまる。
嫌気がさしてきたころそばの住宅地の中に隠れるようにある店を見つけ・・
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あの小さい入り口なんだろう?
あそこから入ろうか・・
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中にお客さんは一人。別にものすごくちっちゃい人とかじゃなかった。
灰皿があるけれど今のところ煙くない。
なんかいい感じだ。
BGMはなんていうのああいうの黒人系の・・ジェームズ・ブラウンとか出てきそうな・・聴いてて嫌いじゃないというかむしろ聴き入る。
こういう所でコーヒーと音楽を聴いて帰るってのもよさそうだなぁ。
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おっさんなのにまたチョコレートパフェ。
缶詰のみかんが沢山はいってた。
掘り下げていってコーンフレーク地帯かと思ったらまたみかんが出てきたりして。
そういえば最近あんまり見てなかったなチョコレートパフェ中のみかん。
どうも昔からチョコとみかんは自然と人工・・透明感とべた塗り・・みたいな感じで合わない気がするんだけどきっと定番なんでしょうね。
おいしかったよ。

Tag:マーラー交響曲第10番  Trackback:0 comment:4 

もう戻らないちいさな旅

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終わりかけた藤棚の下でボーっと過ごす。
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風が気持ちいいねー
こんな時間が実は大切らしいことはなんとなくわかるよ。
いつか思い出す日があるかもしれない。
嫁さんはちょっと体調が悪いらしいので、この後飯を食いがてら自転車で出かけることにした。
地元の商店街は衰退どころか事実上消えてなくなってしまって。
そんな中でも営業していた老舗の食堂。
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そこら中大渋滞で動かないような休日なのにここはがら空き。
それは時間のせいで、もう少し前の時間には常連さんが来ていたのかもしれないね。
好意の結構というかかなり好きだけど、一人のときじゃないと来れないから。
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なんの変哲もないようだけどおいしく炊けたご飯、しっかりとした味の味噌汁。もうそれだけでここに来てよかったなぁと思う。
こういうの今なくなっちゃったよね。
ごちそうさまでした。

自転車で走り出す。
道端のどうでもいいようなところに思い出を見つけててみたりして。
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40年前この景色を毎日見ていた。幼稚園児というやつだ。
向こう見える道はどこから来てどうやったら行けるんだろう?なんて思ってた。
すぐそこにあるのに、初めてあそこへ行ったのは今年。
自分はなんで変なんだろう?とも思ったけれど40年後の今年突然説明をもらえた。良い内容ではないけれどやっと自分に会えた気がしてる。
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コンクリートの直線的な三面張りばかりになってしまったけど、子供の頃はこんな100年前の石垣と適当に流れる用水路みたいなのがそこら中にあった。何をするでもなくそんなところをよくほっつき歩いた・・ひとりで。
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こんなのただの踏切でしかないけどこの時そこそこの景色に見えたの。
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こんなとこで寝てた。
日が当たって気持ちいいんでしょうね。
度胸もあるんでしょうかね。
ちょっとだけ目を開けて・・え?なに?
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この看板もまだ健在。
私的にはあのリアカーが気になる。
夕方になると馬の代わりの耕運機の手綱を引く夫婦がのったリアカーが毎日目の前を通過していったような記憶が。
そこらじゅうで見かけた記憶があるのに、いつの間にか幻みたいになっちゃったなぁ。
そういえばどこにでもあった木造の納屋とかトタン葺きも見なくなった。
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これも見る人が見れば面白いんでしょう?
勝手に写真撮ったけど怒られるのかなこれ?

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毎日見上げていた樹。
周りが写らないように撮ってるから何だかわかんないけれど成長してシベリアかよみたいな高さになってた。
この木近づくと匂いがあるんですよね。別にいい香りじゃないけれど。
香りの記憶ってのもまた何年たっても鮮明に残ってるもんなんだね。
樹は俺のこと覚えてるかな?
あの頃と同じく一人で眺める。
何も聞こえてこないし、何も起こらない。
いいよそれで。
通報されてもこまるし帰ろうか。

この日ものすごく晴れていたんだけど、

https://www.youtube.com/watch?v=Pp0gvonWc5M
ブラームスの歌曲「雨の歌」作品59-3
その旋律がヴァイオリンソナタに引用されていることからこの曲は作者にとって特別なものなのがわかる。
そこそこ長く歌われる詩の内容は
雨よ降れ・・
私の幼いころの記憶をもっと呼び覚ましてくれ・・
という感じのもの。
これだけなら雨音に昔の記憶を呼び覚まされというメルヘンチックな話として聴いてもいいのかなと思わなくもない。
でも後半なんか意味深いようなこと言ってるよね?

非常に印象深く重要だと思うのは次に置かれた小さな

https://www.youtube.com/watch?v=Vju3fso-1TY
「余韻」作品59-4という曲。
前奏無しでいきなり歌いだされる旋律は雨の歌と同じもの。
もう雨は上がり、日の光が見えている。
短い言葉で、自分の心は泣いているのだと告白する。

ここにある心は、単純に子供のころを懐かしんでいるのではない。
もう戻ることはできない、上書きすることのできない人生の結果としての今、受け入れざるを得ない今を歌っているんだと思う。
ピアノが明るく曲を閉じてゆくことが、逆に泣けてくる。

作曲者は生涯妻を持たず当然家族ももてなかった。
それが自分の人生だと悟った日があったはずだけれど、いつのことだったかは知らない。
その原因だったのかもしれない人が、この雨の歌を大変気に入っていたという話も有名。
思えばすごい皮肉だよなぁ・・
お前なにを一人で訳の分かんないこと言ってんの?と思う人もいるかもしれません。
有名な曲だから検索すればいろんな人がいろんなことを言ってるのを見る。
音楽は、いや音楽だけではなく何かを感じるという事は自分の人生経験によって作られたフィルタを通してみるという事だと思う。
何が正解で何が間違いという事はない。
人はみんなちがうんだから。
人と分かり合えればうれしいことくらい私も知っているけれど、それとは別問題ですよねこれは。


7022.png
帰ったらこの人は寝床で寝てた。
近所のライバルというかお互い猛烈にほえあった犬は実はこの冬に亡くなってしまったらしいことを聞いた。
感のいい犬だけど多分それは知らないんだろう。出てこないかなぁ・・っと今日も見上げている。
いつか死ぬんだけど、それまで楽しく生きたいね。



Tag:ブラームス  Trackback:0 comment:6 

孤立してても輪に入れるらしい

カフェに行きたいと思って調べると、ああいうのはみんな日没位で閉めちゃうんですね。
もともと空白地域でもあるらしく行きたいと思った店は25km先。
7001.png
夕日というには強すぎる太陽の当たる茶畑を見ながらのんびり走っていくとそこは予想通り見たことがありなんとなく気にもなっていたあの店だった。
7002.png
牧ノ原台地の北端くらいのところになるのか駐車場からいきなりすごい眺め。
大井川がちょうど扇状地に出たあたり。
大井川鉄道でSLが引く客車も見える。
なんであんな変な色に塗っちまったんだろうと思っていたけど目立つしあれでいいのかもね。
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座ると外を向く席もあったけどなんか座りづらい気がした。
多分暗くなると正面のガラスに自分がうつっちゃって外は見えないかもしれない。
7004.png
日が暮れて、少しずつ明かりが灯り始めた。

奥の席にはまだ定年でもないかなくらいの夫婦と若いカップルがテーブルを囲んでる。
若い女性がいい感じではきはき話すとおっさんが真剣に頷いて見せる。
あー、息子とその嫁さんが親を訪ねてきたというところかぁ・・いいね。
若い旦那は一言も喋んないけどわかる気がする。
嫁さんは非常にうまくというかはっきりいい感じで話を進めて・・頭もいいしいい嫁さんでよかったね。
ほんとは色々あるんだろうけどね。
次に来るときはもう孫がいたりするんだろう。
7005.png
アップルティー。
たくさん飲めるという貧乏くさい理由でしばらく紅茶にシフトしようかと思ったりして。

楽しそうな会話が続いていた向こうの人、
なんか食い終わったら親夫婦がうろうろし始めた・・
タバコを吸っていいのかな?みたいな。
いいと知ってそうなのに席を立つのは吸わない嫁さんに気を使ってんのか、すばらしいねー
いきなりマスターとリラックスした話が始まっちゃってほんとは気まずいから逃げてきた感が出ちゃってるのも微笑ましいよね。やっぱり孫がいないと間が持たないですかね。
しかしおじさん俺の近くに来て吸いやがったら俺が煙いじゃない。
なんて言えるわけもない。
他人にはわからない苦労みたいなものが相当あったりとかするんだろうけど、笑顔で過ごせるいい人生のいい場面て感じでいいね。
7006.png
日も暮れて、夜景。
いいじゃない。
あとから入ってきた家族は定食かなんかをオーダーしてる。
そうかもう飯の時間だね。
久しぶりに集まった家族や仲間御用達みたいなお店なのかもねここ。
普段何とも思ってないけど俺はそっち方向もいかれちゃってないわそういえば。

この次の日だったか嫁さんが出かけたので第9の第4楽章をかなり久しぶりに聴いた。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=3700&v=sJQ32q2k8Uo
なんだこれちょっと速過ぎじゃね?最近はこれくらいが流行りなのか?
私が聴いたのはこれじゃなくて古臭い演奏。
嫁に今の第9でしょなんて言われるのなんか恥ずかしいから・・
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テレビでここばっかり流すから、みんなここが第9だと思ってるんでしょう?
よく見るとオケのffに対し合唱はfで始まるのね。
自筆譜を見るとみんなfで書いてあるのでその後推敲したんでしょうね。
合唱がオケをかき消してるような演奏があったっていいんだろうけど、楽譜と作者の意図からは外れていると思う。
合唱は後半ffが出てくるのをちゃんと出せるのなら冒頭からでかく歌っても・・・・
実際歌うわけでも弾くわけでもないお前が言うなっていうんでしょう?
と書かずににいられないのも私の病的被害妄想。
しかしここ冒頭からfffで爆発するような印象があるけどそれは間違いなのね。
そもそもなんとなくお祭り騒ぎみたいなイメージで適当に聴いてたけどこの曲ほんとにそういう曲なのかな?
偉い人がそう言ってますとかみんなそう思ってますよじゃなくて、
ちゃんと自分で聴いてないかもいままで。それじゃそれはこれからの楽しみ。

中学の授業でこの部分の詩を丸暗記した。
歌ったんだろうか・・・あの頃病気出てなかったかもな。
フロイデーシェーネル から始まってボーダインザンフテンフリューゲルバ・・・ 
ちょうどクラシック音楽に興味を持ち魅かれたころ、嬉しがってすぐ覚えたと思う。
あれから何年だ35年くらいか、そのまま頭に焼き付いているから今でも歌えるし聴いてて歌詞がやけにはっきりと聴きとれるのね。それがどうしたという話だけどあの頃のまだ腐ってなくてこの先明るい世界があると思ってた、遠くなっちゃった俺とちょっとつながれたような気がして。くだらねーけどなんだか泣けてきた。
そんなものを覚えていたとしても全く何の役にも立ってこなかったしこの先もそうだろう。
でも今日のこれで・・先生ありがとう。
いらんこと書かなくてもいいけれど私の欠陥頭は昔から歌うという事もロックをかけ、具体的にはカラオケがダメでまっとうな社会人生活というのに支障をきたした。
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再び駐車場で。
後から結構お客さんが入ってくる。
多分みんな地元の人。ここきたの30年ぶりだよ・・
親に連れられ家族出来て、親となって子を連れてくるんでしょうね。
このあと見えているあの橋を渡ったあたりに関東というかうちの近所には全く見られないファミレスがあるので行った。
昔は九州に展開してたような気がするけれどいつごろからか中京地区にもあるみたいだ。
学生の頃や、仕事で鹿児島にいた頃何度か入った。
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20年以上前にあったものに比べると昨今のコスト的厳しさに対応して頑張ってるんだな感も感じる。
それでも安価なのにすごい量とそれなりの内容。
食器も食洗器でカスが付いたままなのが出てきたりはしてなかった。
大手ファミレスだめでしょ。

俺もだめだなしかし。
酒もカラオケも駄目だけどその他にも一般人が普通にこなす娯楽関係がいろいろできない変態・・それがバレるのが怖いから人を避け口をつぐみ・・そんなこと書かなくていいんだけど。
第九の歌詞の和約を読んでると皆いっしょになろう!とさけんでる中に
誰にも心を開けない様なのは出てけ・・みたいな一文が目に入ってドキッとする。
その出てく人をずっとやって来たのはいいとして、なんだ音楽までそんなこと言うのか?
でもよく見ると、嫁がいるでもいいしなんでもいいから何かあるだろ?それでいいからこっち来いよと言ってるようにも見える。
こんな人間を相手にしてくれる嫁さんと知りあい、
こんな人間なのになんとかなる会社と職種に潜り込むことができ・・
神様はいると思うなぁ。
せっかく神様が教えてくれたんだから、そこを見失わないように大事にしっかり頑張って生きていかないといけないですね。
今抱えたひとつはここに書いたらいけないと思う。
あとはもうとりあえず楽器の練習しよ。
もうそれだけ。

Tag:ベートーベン  Trackback:0 comment:6 

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Author:unagi
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