富士山と夫婦

富士山も車で雲の上みたいなところまで行けるのだけど、そういうところはこの時期は規制中。
何時でも行けるあたりじゃ大して涼しくもないだろうけど、
いってみようか
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晴れていればこの先に頂上が見えるんだろうなぁ。
そんなに標高は高くないので別世界感はないけれど、
曇っているせいかそこそこ気温は低くて22度くらい。
湿度があるので涼しいねーまでは行かないけれど、ふもとに比べれば・・
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標高もないので眺めはあんまり大したことな・・
わーすばらしー!
こんなけしきみたことないわー!
でっかい声で叫ぶおばあささんが乱入。
あの人きっと何が見えてもああいうんじゃないかな・・
いいね、そのほうが絶対いいよ。人生も素晴らしいはず。
都会の・・東急沿線の‥よくわかんないけど若いときは綺麗だったんじゃないか的な・・
後からいやいやついてくるあのお爺さんはきっと旦那さんでしょう。
でっかい一流企業で鬼の部長で通ってた人という感じ。
帽子のゴムひもをしっかり首にかけて・・苦虫をかんだような顔ってああいうのだよな。
お婆さんが仮設の展望台にのぼろうとすると、
やめとけ!はぐれたらどうするんだ!
あたしいくわー!
おい!やめろ!
ヒマラヤの氷河でも渡るのか・・
万事があんななのかな?
部下も、息子さんも、みんな大変だったんじゃないかなぁ・・
夫婦って色々難しいよね。
今は楽しそうだけど、あの歳までいろんなことがあっただろう。
今はやたらに明るく見えるあのお婆さんだって、ずっとあんなであったのかはわからない。泣いている日々もあっ・・大きなお世話だな。
最後までわらって一緒にいられたら勝ちですよね。


https://www.youtube.com/watch?v=Oyb0Bl8T_Gk
第2楽章はオーロラでも出てそうな北欧の夜という感じでいいですね。
これを聴くのは30年ぶりくらいかも。
第1楽章は中学の音楽の授業で聴かせることになっていたと思う。
学校の音楽の授業がきっかけででクラシック音楽に目覚める人というのは人口の何%くらいいるだろうか?ppmくらいなのかもしれない・・いまはもうそんな授業もないんだっけ?
クラシックを聴き始めの頃はとにかく少しでも知っている曲がわかりやすく聴きやすかったのでこれもやたらに聴いた。
教科書みたいなのに第1楽章の提示部くらいまでのピアノスコアがついていて興味を持って眺めた。
中学生に向けて弾いてみろという事な訳はないので、音楽ってのは見て読んで探って調べて考えて聴くもんだぞってのを教科書が教えようとしていたのかな?
違うのかもしれないけれど、私にスコアを読む楽しさを教えてくれたものの一つはあれだった。
そして、ピアノも弾けないし楽譜も読めないのに私はそれをたまたまあったエレクトーンで弾こうとしていた・・
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もちろん弾ける訳なんかないんだけれど、なんだか楽しかった。
あれも夏休みだったような気がする。
本当はそんなことやってないで外に出ていろんな人間と・・まあ仕方がない。
楽器の練習中音を取るために電源を入れている電子ピアノの鍵盤に手を置いてみると、手が覚えていて30年前に弾こうとしたものを勝手に弾いて驚く。
あほかってなところだろうけど、何だか懐かしいな。
その後この曲を聴かなかった理由も含め今聴くといろいろと思う事があるのだけれど、そういうのはいちいち言わなくていいんだと思う。
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外国人というか中国人が結構多い。
英語で会話する若い彼らは学生だろう。
中国は人々がはっきりと2極化していて大学行って勉強できるとか、海外旅行へ来るようなのは裕福層の人間だそうだ。
越えられない壁は、ずっと越えられないままのような話を聞いた。
でも中国人の通訳によると
いえそんなことありません、教育も受けていないような田舎の農民もマンションの転売なんかで金は持っていますから団体で日本へきて恥ずかしいをさらして・・みたいなことを言ってた。
そういう彼は裕福層に属している。仕事でなければ海外なんてこれませんよと言うけれど、でも日本へ留学していたことがあったわけだ。
そんなのどうでもいいいけれど、人間も世の中も音楽も想像以上に複雑で奥や裏があると思う。ないか。
ちょっと見たり聞いたくらいで真実を知ったような気になるのは全然違うんでしょうね。
もっといろんな国へ行っていろんな人と直接話していろんなものを見てとかしたかった。
したけりゃすればすればいいだけなんだろうけど。
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家へ帰ってきて、この日の富士山。
こんな毎日富士山を眺められるところにいるのに実はあの山の途中までしか登ったことがない。
ふと、今行かないと体力的に本当に一生いけないくなっちゃうかもなと思った。
年齢的にもう間に合わないと気づいて愕然としたのは子供のことが最初だった。
あの富士山はずっと昔から変わらずあの絵であそこにあるんだろう。
自分はあとどれくらい見ることができるだろう?
その時、嫁さんはいてくれるだろうか?
いいと思ってたのに実はそうじゃなかったと気付いたときはもう取り返しがつかない・・みたいなのって結構あるもんね。
気を付けないと。

Tag:音楽を聴く話  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

unagi

Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

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