失敗して思い出して冬の旅
犬とお散歩。

後ろのあの農業倉庫、私には笑っているように見える。
最近は歳のせいか仏頂面で歩いていることも多い犬だけどふと振り返ったら満面の笑顔で走ってた・・のに私の視線に気づきサッと仏頂面に戻る・・なんだそりゃ?
このとき昼には喜多方ラーメンが食いたいなーとか思ってた。
喜多方へはいけないけれど喜多方に本店があるチェーン店が近くにあるから・・

これはもう結構前、喜多方にあるその本店で。
おいし・・あでも近所のあの店と同じコンセプトで・・考えてみれば当たり前か。
家の近所で本場と同じ味が楽しめてることはわかったけど、こんな遠くまで来ていつもの味かと思うと微妙な気持ちになった思い出。
結局、嫁さんの大反対にあいラーメン屋には行けなかった。
代わりにすぐ近くに最近できた店へ行ってみるとまれにみる大失敗感に打ちひしがれたりもしたけどいいかそんなの。
会津と言えば、

会津若松から只見線というそれ自体が秘境みたいなローカル線に乗ってみたことがあった。
全線乗り通そうと思うと列車は一日2本だか3本しかなく、景色見たさに日が暮れてしまう前の列車をと思えば会津若松で前泊し朝5時半ごろの始発に乗る以外になかった。

会津盆地をしばらくまっすぐ走りいよいよ山へぶつかるあたりでちょうど日がでて明るくなり、谷に沿って山へ分け入るとむかし話みたいな景色が見え始める。

長距離を走る列車は遅れなんかを取り戻すバッファみたいな意味でか、主要駅で長時間停車することがある。
記憶では寒くて寂しい印象もあるけれど今こうして写真を見ると、綺麗なところですね。
一本のレールに何本もの列車が乗る鉄道にとって、追突や正面衝突を防ぐ手段は絶対的必要不可欠な問題なのだけど、

このタブレットというものを使う昔からの仕組みがこの時点でかなり珍しく、見てみたかった。
今はもうどこにも見られないんじゃないかな?
運転手さんも外へ出て体を伸ばしてとかかな。

本当は途中のどこかで、小さな宿に泊まりつつとかがいいんだろうけどなぁ。

なにかと思ったら消火栓。
雪の積もり具合に合わせて何段階もの取水口があったと思う。
きっと、雪にないところで生まれ育った私には想像もできない苦労がいろいろ沢山あるんだと思う。

静かですね。
地元の人の他、ただ乗り通すこと自体が目的な人もいたけれどキッパーな時期にありがちな目障り耳障りな変な人はいない静かな車内だった。
いまはたしか災害で長期に不通になっているんだったと思う。
逆にそんな場所だから鉄道が残ったともいえる?

ゆっくり進む。
旅って感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=aWs6ZrJd3LU
これはラヴェルの作品でフォーレの名による子守歌。
フォーレがなくなった際、音楽雑誌が追悼企画として複数の作曲家に呼びかけたのに応じてという話で

ガブリエルフォーレの綴りが音名化というか旋律化されてるという・・

BAHCとかDSCHなら聴いてそれとわかるけどこんなの聞いただけじゃ何だかわかんないですよね。
でも面白いね。
小さいけれどいい曲ですねこれも。

長大な峠のトンネルを超えると青空がみえた。
冬季通行止めなのか雪に埋もれた国道の鉄橋なんかの他にはほんとに何もない景色が印象的。
ふだん雪の降ることがないところに住んでいるから、

こんな景色を見ると心中大騒ぎ。
一人ジョイント音に耳を傾ける汽車旅って音楽みたいですね。
平野に降りると終わりの予感に寂しいような気持になった。
5時間乗ったと言ってもあさの5時台からだから終着駅でまだ10時台。
でもどこへ行きたいとも思えず何をする気にもなれずそのまま家へ帰ってしまった。
私の頭はそれを虚しかったから・・と記憶しているんだけれど、
満足したから・・でいいじゃないね。
何でも極端に悪く受け止め記憶してしまうこの頭。
何故こんなふうになっちゃったかはいいとして、
死ぬまでに少しでも開放したいと思う。
大丈夫、できると思う。
少し前くらいなつもりのこの旅も、調べるとちょうど10年前の今頃だった。

後ろのあの農業倉庫、私には笑っているように見える。
最近は歳のせいか仏頂面で歩いていることも多い犬だけどふと振り返ったら満面の笑顔で走ってた・・のに私の視線に気づきサッと仏頂面に戻る・・なんだそりゃ?
このとき昼には喜多方ラーメンが食いたいなーとか思ってた。
喜多方へはいけないけれど喜多方に本店があるチェーン店が近くにあるから・・

これはもう結構前、喜多方にあるその本店で。
おいし・・あでも近所のあの店と同じコンセプトで・・考えてみれば当たり前か。
家の近所で本場と同じ味が楽しめてることはわかったけど、こんな遠くまで来ていつもの味かと思うと微妙な気持ちになった思い出。
結局、嫁さんの大反対にあいラーメン屋には行けなかった。
代わりにすぐ近くに最近できた店へ行ってみるとまれにみる大失敗感に打ちひしがれたりもしたけどいいかそんなの。
会津と言えば、

会津若松から只見線というそれ自体が秘境みたいなローカル線に乗ってみたことがあった。
全線乗り通そうと思うと列車は一日2本だか3本しかなく、景色見たさに日が暮れてしまう前の列車をと思えば会津若松で前泊し朝5時半ごろの始発に乗る以外になかった。

会津盆地をしばらくまっすぐ走りいよいよ山へぶつかるあたりでちょうど日がでて明るくなり、谷に沿って山へ分け入るとむかし話みたいな景色が見え始める。

長距離を走る列車は遅れなんかを取り戻すバッファみたいな意味でか、主要駅で長時間停車することがある。
記憶では寒くて寂しい印象もあるけれど今こうして写真を見ると、綺麗なところですね。
一本のレールに何本もの列車が乗る鉄道にとって、追突や正面衝突を防ぐ手段は絶対的必要不可欠な問題なのだけど、

このタブレットというものを使う昔からの仕組みがこの時点でかなり珍しく、見てみたかった。
今はもうどこにも見られないんじゃないかな?
運転手さんも外へ出て体を伸ばしてとかかな。

本当は途中のどこかで、小さな宿に泊まりつつとかがいいんだろうけどなぁ。

なにかと思ったら消火栓。
雪の積もり具合に合わせて何段階もの取水口があったと思う。
きっと、雪にないところで生まれ育った私には想像もできない苦労がいろいろ沢山あるんだと思う。

静かですね。
地元の人の他、ただ乗り通すこと自体が目的な人もいたけれどキッパーな時期にありがちな目障り耳障りな変な人はいない静かな車内だった。
いまはたしか災害で長期に不通になっているんだったと思う。
逆にそんな場所だから鉄道が残ったともいえる?

ゆっくり進む。
旅って感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=aWs6ZrJd3LU
これはラヴェルの作品でフォーレの名による子守歌。
フォーレがなくなった際、音楽雑誌が追悼企画として複数の作曲家に呼びかけたのに応じてという話で

ガブリエルフォーレの綴りが音名化というか旋律化されてるという・・

BAHCとかDSCHなら聴いてそれとわかるけどこんなの聞いただけじゃ何だかわかんないですよね。
でも面白いね。
小さいけれどいい曲ですねこれも。

長大な峠のトンネルを超えると青空がみえた。
冬季通行止めなのか雪に埋もれた国道の鉄橋なんかの他にはほんとに何もない景色が印象的。
ふだん雪の降ることがないところに住んでいるから、

こんな景色を見ると心中大騒ぎ。
一人ジョイント音に耳を傾ける汽車旅って音楽みたいですね。
平野に降りると終わりの予感に寂しいような気持になった。
5時間乗ったと言ってもあさの5時台からだから終着駅でまだ10時台。
でもどこへ行きたいとも思えず何をする気にもなれずそのまま家へ帰ってしまった。
私の頭はそれを虚しかったから・・と記憶しているんだけれど、
満足したから・・でいいじゃないね。
何でも極端に悪く受け止め記憶してしまうこの頭。
何故こんなふうになっちゃったかはいいとして、
死ぬまでに少しでも開放したいと思う。
大丈夫、できると思う。
少し前くらいなつもりのこの旅も、調べるとちょうど10年前の今頃だった。