おしゃれとか人とか苦手だけど喋りたくなった
ここに店があると思っていなければ絶対気付かなそうなこのお店、穴場みたいなカフェをみつけたと思い

先月来てみた時は臨時休業だった。
小さな札にcloseとあるのが見えやっぱり俺らし・・あ、ちがう。
OPENの表示を何度も見て間違いないことを確認し・・

高台にあって街を見下ろす感じ。
もうここの時点でいいじゃない。
ザバザバと水音が聞こえ・・養殖場かな。
真新しい外観は一見今風な新築みたいだけれど実際はリフォームしたばかりという感じ。

入るとお店の人はいない・・
あでも気付いてでてきて案内してくれた。
始めあの窓辺の席に一人座っているお客さんがいた。
後ろ姿に見覚えが・・
いる訳のないところに知人の姿を見るのは、多分寂しいから。
いちいち情けないけどしょうがない。
高台の窓から街の家々を見下ろすこの景色にも見覚えが・・・
実際に見たんじゃなくてこんな高台のにあるようなアパートを借りて住もうと思ったことがあった気がする。
夜逃げしたとき・・はそれどころじゃないか。
いったん実家へ戻ったけれど落ち着いてしまわないよう正規の手続きを経てすぐどこか都会へ出て職を探そうと思っていた。
そのときかな。
偶然なのか導かれたのか戻ってみるとちょうどその直前に親の体に癌が発見されたところであった。
必要とされこの地にとどまり職を探したためあの景色は見ないまま。
それを、20年以上たってここで見たような気がした。
注文をしてトイレを借りると、塗装されたばかりで綺麗な扉や電気のスイッチの形状に感じる年代は昭和30年ごろ・・とてもいい感じだけど建物の構造に対して古すぎる・・

昔どこかで見たようなこの床。
ここはもと小さな工場の作業場だったのかな?それにしっちゃぁ・・
もうこれは絶対お店の人に聞いてみたい。
で注文したものを持ってきてくれた時に聴いてみた・・らお店のお母さんの話も止まらない。
ここは元アパートで・・から始まって、訳があってリフォームする際ちょうど解体が決まっていた市内の古い産婦人科の建物から色々もらってきてここに据えたんだそうだ。
床材は別なところの100年物と足場板・・私たちが自分で並べたんですよ・・
こういうのが大好きなんだそうだ。
あれは病院のカルテ入れ・・あれは病院の事務で使ってた机・・

そして私がひそかにここの主役だと思うこの厨房と客室をつなぐ木枠の窓
これは古い産婦人科のナースステーションの窓なんだって。
小窓がついててあそこからコーヒーとか出し入れして・・
まさに、ここ!という一番いいところに第2の人生を見つけたあの窓・・
あー、いろんなものが導かれたみたいにここに集まって命をつない・・
話に盛り上がっているとお店のお母さんもはっとして
あ、ごめんなさい。どうぞ熱いうちに食べてください・・

写真がちょっとぶれちゃってるのはお母さんとのしゃべりながらだから。
あごめんなさい話し込んじゃって・・またあとで・・
自家焙煎なコーヒーは飲みやすくておいしかった。
シラスとキノコが半分づつのピザも美味しいし量もちょうどいい。
珈琲につけてくれたお菓子はショウガが聴いてるから最後に食べてくださいね・・

日が入ってくるととてもいい感じ。
窓の下には養鱒場。湧水がガンガン出るんでしょうね。
時々出過ぎて街中の民家のしたとかから噴き出てしまいニュースになったりする。
昔、水不足に悩んで竜神さんをお祭りしてどうか水をくださいとお願いしたんだそうだ。
竜神様頑張りすぎ。
・・・から始まって、食べ終わったらまた出てきてくれたお母さんといろんな話をしたりして・・
人嫌いみたいなのでずっといると、楽しい会話ってのがびっくりごちそうだから。
楽しい時間をありがとう。
https://www.youtube.com/watch?v=8lvNjO3TQAA
あの宝石の星空みたいな変ニ長調のノクターンとセットで出版された嬰ハ短調のこの曲。
鍵盤楽器に多く見られるこの調は刺すような厳しい曲想となっていることが多いイメージもある。
でもこの曲冒頭からずっと嬰ハ短調の地平に着地することを避け、今とはちがう明るいところへ逃れようとしているようにも聞こえる。
上へ向かおうとする意志はどこか内向きで、繰り返される言葉は結論を言わずにはぐらかされたままだ。
狙った感じの左手のアルペジオはいつまでも最後の音がCisに縛られ続けていてどこへも逃れることができない。
代わりに強い口調で嘆きを叫び始める中間部はエネルギーを増幅させながら激しく上突進し明るく力強い爆発に至る。
そしておどけたように踊りだし・・
でも結局すべては打ち砕かれ暗いところへ引き降ろされてしまうんだけど。
それだけに、

はぐらかされていた結論が雨上がりのような明るい空の中へ響いて消えていくのを聴くと救われるような気がする。
最後の一言の上にあるcon duolo.は嘆くようにというような意味だと思う。
嘆きっぱなしの嬰ハ短調主和音で終わられちゃったらもう生きてもしょうがないのかなと思っちゃうよね。
この曲も、単なる夜想曲というのとはちょっと違う気がする。

いいなと思うところはどこでも、
日が陰り始めてからの時間も見もの。
でももうすぐ閉店時間か。

なんかいいですねこれ。
色々飾ったはいいけれど置いたものが浮いたりあばれちゃって見えるところも多いですよね・・なんて言えるようなあれじゃないけどさ俺は。
ここにある色んなものはみんな融合して同じ地平に溶け込んでる感じ。
お母さんのセンスというか人柄がものを呼んでここに集めてるんでしょうね。

長居してたらお茶を出してくれたりして。
あれ早く帰れということかな?まずかったかなと考え始めるのは・・自分をHSPだとか思ってたけど問題はそんなとこじゃないことがわかった。
こういう飲食店みたいなのの全くやったことのない素人だから内心ドキドキなんです・・
いえいえ、ピザも飲みのもの部屋も会話も、何の問題もないしどんなお店よりも素敵です。
看板が小さすぎるって怒られたんですよ
いや、そこがいいんだって。
このお店はきっとすぐに有名になるだろう。
そうなればもう自分は来れないと思うと寂しいけれど、そんなこと言ったってしょうがない。
またこれるといいな。

先月来てみた時は臨時休業だった。
小さな札にcloseとあるのが見えやっぱり俺らし・・あ、ちがう。
OPENの表示を何度も見て間違いないことを確認し・・

高台にあって街を見下ろす感じ。
もうここの時点でいいじゃない。
ザバザバと水音が聞こえ・・養殖場かな。
真新しい外観は一見今風な新築みたいだけれど実際はリフォームしたばかりという感じ。

入るとお店の人はいない・・
あでも気付いてでてきて案内してくれた。
始めあの窓辺の席に一人座っているお客さんがいた。
後ろ姿に見覚えが・・
いる訳のないところに知人の姿を見るのは、多分寂しいから。
いちいち情けないけどしょうがない。
高台の窓から街の家々を見下ろすこの景色にも見覚えが・・・
実際に見たんじゃなくてこんな高台のにあるようなアパートを借りて住もうと思ったことがあった気がする。
夜逃げしたとき・・はそれどころじゃないか。
いったん実家へ戻ったけれど落ち着いてしまわないよう正規の手続きを経てすぐどこか都会へ出て職を探そうと思っていた。
そのときかな。
偶然なのか導かれたのか戻ってみるとちょうどその直前に親の体に癌が発見されたところであった。
必要とされこの地にとどまり職を探したためあの景色は見ないまま。
それを、20年以上たってここで見たような気がした。
注文をしてトイレを借りると、塗装されたばかりで綺麗な扉や電気のスイッチの形状に感じる年代は昭和30年ごろ・・とてもいい感じだけど建物の構造に対して古すぎる・・

昔どこかで見たようなこの床。
ここはもと小さな工場の作業場だったのかな?それにしっちゃぁ・・
もうこれは絶対お店の人に聞いてみたい。
で注文したものを持ってきてくれた時に聴いてみた・・らお店のお母さんの話も止まらない。
ここは元アパートで・・から始まって、訳があってリフォームする際ちょうど解体が決まっていた市内の古い産婦人科の建物から色々もらってきてここに据えたんだそうだ。
床材は別なところの100年物と足場板・・私たちが自分で並べたんですよ・・
こういうのが大好きなんだそうだ。
あれは病院のカルテ入れ・・あれは病院の事務で使ってた机・・

そして私がひそかにここの主役だと思うこの厨房と客室をつなぐ木枠の窓
これは古い産婦人科のナースステーションの窓なんだって。
小窓がついててあそこからコーヒーとか出し入れして・・
まさに、ここ!という一番いいところに第2の人生を見つけたあの窓・・
あー、いろんなものが導かれたみたいにここに集まって命をつない・・
話に盛り上がっているとお店のお母さんもはっとして
あ、ごめんなさい。どうぞ熱いうちに食べてください・・

写真がちょっとぶれちゃってるのはお母さんとのしゃべりながらだから。
あごめんなさい話し込んじゃって・・またあとで・・
自家焙煎なコーヒーは飲みやすくておいしかった。
シラスとキノコが半分づつのピザも美味しいし量もちょうどいい。
珈琲につけてくれたお菓子はショウガが聴いてるから最後に食べてくださいね・・

日が入ってくるととてもいい感じ。
窓の下には養鱒場。湧水がガンガン出るんでしょうね。
時々出過ぎて街中の民家のしたとかから噴き出てしまいニュースになったりする。
昔、水不足に悩んで竜神さんをお祭りしてどうか水をくださいとお願いしたんだそうだ。
竜神様頑張りすぎ。
・・・から始まって、食べ終わったらまた出てきてくれたお母さんといろんな話をしたりして・・
人嫌いみたいなのでずっといると、楽しい会話ってのがびっくりごちそうだから。
楽しい時間をありがとう。
https://www.youtube.com/watch?v=8lvNjO3TQAA
あの宝石の星空みたいな変ニ長調のノクターンとセットで出版された嬰ハ短調のこの曲。
鍵盤楽器に多く見られるこの調は刺すような厳しい曲想となっていることが多いイメージもある。
でもこの曲冒頭からずっと嬰ハ短調の地平に着地することを避け、今とはちがう明るいところへ逃れようとしているようにも聞こえる。
上へ向かおうとする意志はどこか内向きで、繰り返される言葉は結論を言わずにはぐらかされたままだ。
狙った感じの左手のアルペジオはいつまでも最後の音がCisに縛られ続けていてどこへも逃れることができない。
代わりに強い口調で嘆きを叫び始める中間部はエネルギーを増幅させながら激しく上突進し明るく力強い爆発に至る。
そしておどけたように踊りだし・・
でも結局すべては打ち砕かれ暗いところへ引き降ろされてしまうんだけど。
それだけに、

はぐらかされていた結論が雨上がりのような明るい空の中へ響いて消えていくのを聴くと救われるような気がする。
最後の一言の上にあるcon duolo.は嘆くようにというような意味だと思う。
嘆きっぱなしの嬰ハ短調主和音で終わられちゃったらもう生きてもしょうがないのかなと思っちゃうよね。
この曲も、単なる夜想曲というのとはちょっと違う気がする。

いいなと思うところはどこでも、
日が陰り始めてからの時間も見もの。
でももうすぐ閉店時間か。

なんかいいですねこれ。
色々飾ったはいいけれど置いたものが浮いたりあばれちゃって見えるところも多いですよね・・なんて言えるようなあれじゃないけどさ俺は。
ここにある色んなものはみんな融合して同じ地平に溶け込んでる感じ。
お母さんのセンスというか人柄がものを呼んでここに集めてるんでしょうね。

長居してたらお茶を出してくれたりして。
あれ早く帰れということかな?まずかったかなと考え始めるのは・・自分をHSPだとか思ってたけど問題はそんなとこじゃないことがわかった。
こういう飲食店みたいなのの全くやったことのない素人だから内心ドキドキなんです・・
いえいえ、ピザも飲みのもの部屋も会話も、何の問題もないしどんなお店よりも素敵です。
看板が小さすぎるって怒られたんですよ
いや、そこがいいんだって。
このお店はきっとすぐに有名になるだろう。
そうなればもう自分は来れないと思うと寂しいけれど、そんなこと言ったってしょうがない。
またこれるといいな。