2020/02/28

中二病とレアハンバーグ

昔は遠出と言えば一日中走り数百キロのとかだったけれど今は小一時間走れば遠出。
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世間の今とは関係なくもともと人のいっぱいいるようなところは苦手で近寄らない。
ここはそんな超絶観光地のすぐ裏みたいなとこだけどこんなに静かでのどか。
こういうところにある店はおもしろいと行ってみると定休日じゃないのにやってないという事が多い。
つぶれちゃってるわけじゃないんだろうけど。
この日も店の看板にcloseの文字を見てなんだそりゃと思いかけたけれどのどかな景色と暖かい陽射しがまあいいやと思わせてくれる。
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逆光で写ってないけどこのあたり大樹に守られた小さな祠がいくつもあったり。
しかし他の店にったって結構遠い。
ランチな時間終わっちゃうなと焦りながらも
もんびりな景色。

10キロほど下って
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こんなお店。
一度通り過ぎる。
レビューとか情報がなく外観だけだったら多分入らなかったと思う。
入ると誰もいなかったけれどていねいに迎えてもらえ、
当店メニューはハンバーグのみですがよろしいですか?
はーい。
意味も解らず返事をしちゃったけどほんとにハンバーグ一択で肉の量が選べるだけ・・いいじゃないわかりやすくて。
夫婦でやっているようで外にはイベント車。
カレンダーを見ると休日はいつもどっかへ出かけて営業してるみたいだ。
好きなんだろうな。
イベント会場みたいなところ、楽しいんでしょうね。
そういうのが苦手ってこんな人間はいかにも欠陥っぽいけどまあしょうがない。
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肉は生でも食べられる安全なものだけど好みに合わせて焼いてねみたいな言葉とともに登場のこれ、
箸を入れてみて分かったけれど
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ひき肉だけでできているのではなく
スライスした形のある大きな肉をひき肉でつないである感じ・・
これが食ってみるとうまい。
何というかこう・・野生な感じというか・・
ばらしてガンガン焼いてもいいんだろうけど私は半生な感じでどんどん食っちゃった。
まずは塩から始めて後でこのソースを・・と言う話だったけど
ソースも塩もなしでみんな食っちゃった。
あんまりうまかったからもとでかいのにすればよかったかなぁ・・と思いながら。

中学に入ってクラシックに目覚めるとはじめはバッハだった。
ある日管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲が入ったCDを買ってきて

https://www.youtube.com/watch?v=zwCAAKUc9Uk
何がブランデンだかも知らないままぼーっと聴いてると突然耳に焼き付いたあの音楽が鳴ってびっくりしたのを覚えてる。
今考えるとこの時点からわずか2年ほど前はまだ小学生で、給食の時間が終わることを知らせる音楽として毎日流れてたのはこの曲だというだけじゃなくこの演奏この録音だった。
小学生の私にそれがバッハなんてことはわかるわけもなく、興味も・・なくはなく結構好きで毎日聴き入っていた気もする。
このCDを買ったんだからその時はまだそうじゃなかったんだろうけど、この直後から私はカラヤンを極端に拒絶した。
この人は芸術家として優れていたのは間違いないんだと思うけれどメディアとうまく利用しあうことで成功してきた感もあり世界的大スターを超えもう神格化の域に・・まだそこまで考えなかったかもしれないけれどこのころ音楽に興味のない人間でさえあっちもこっちもカラヤンカラヤンと言ってるのがなんだか気に入らなかった。
この時中二だったしリアル中二病である。
そしてそれはまだ続いている。
もう一つ言うと音楽には演奏スタイルに流行のようなものがあり、1964年のこの演奏はかなり古く時代遅れで・・人によっては間違っているとか耐え難いとか言うかもしれない。
昨今の流行り系のも聞いたりもするけどね。
鼻で笑ったり、正しいことを知っている私が無知なお前に教えてあげようみたいなのを始める人もいると思う。
どこに何がいたって人間鎖国な私には関係ないんだけど、でもたまに脳裏浮かぶと回避のため何も言わないにしようと思ったり・・
でも何度も何度も聴き体の中にしみこんでしまったこの演奏は今でも時々聴くし私はこれが好きだとあえて書いときたい。
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ランチのドリンクサービスで紅茶。
猫舌なのと楽器の練習で下唇が擦り切れたようになっており
熱くてしばらく飲めず・・
後から来た夫婦はいつものとか言って常連さんみたいだ。
ビールを飲みながら肉をばらして豪快に焼き煙の中に消えていた。
ここから国道は使わず昔からのという感じの狭い道をのんびり走ると何とも言えないのどかな景色が続く。
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ところどころにまだこれから花開こうという河津桜の並木が見られた。
よく見るとどれも発電所用の導水路に沿って植えられているようにも見えるけど電力会社が植えてんのかな。
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こんなあるわけのないところに4車線道路があるのは・・
は詳細を調べたらちょっと書く気がしなくなってしまった。
今は何もなかったかのように静か。
人生は一度きり。
リアル中ニのころは好景気を前にして人は個性を主張していくべきだみたいな話があふれていたような気がする。
思春期だったのと何一つまともにできないコンプレックスを抱えた私には何だかわかんないけどその話が都合よく、みんなと同じである必要がないとか、みんなと同じはくだらないなどと思った覚えがある。
クラシックなんて好んで聴くやつはいないばかりか馬鹿にもされたけれど、この訳の分からない主張には都合がよかった。
結果として今の私はこんなになっちゃって・・
こんなになっちゃった・・は、本当はあったあるべき姿とは違う今という逃げ口上なのであってその考えが色んな悪臭を生んでいると思う。
どんな内容であれ私はこうなるはずだったのであって、これが私なの。
こんなこと書いてんのも中二病臭いな。
ブログって中二病かもな。
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ゆっくりわたっていく猫殿。
どうぞどうそまってます。
この日、田舎付近をボーっと走り回って私は心の腐ってるところが干されたような気がした。
来てよかった。