突然思い出したりするのはお告げ
生活圏外な街で。

普段そんなこと言わない嫁さんがこのさとちゃんは旧タイプで貴重だとかいいだした。あの塩の看板も懐かしい。
万屋的要素も持った薬局だったんだろうけど今もうやってないのかな?
行きたいのはここじゃなくその向かいの

こんな小さなスーパー。
公衆電話と自販機と野菜のタネみたいな棚、バケツに香花・・
子供の頃こういう個人商店がスーパーと名乗ってるみたいなのがそこら中にあり、そのうちのいくつかによく行った。
巨大資本にやられてそう言うのが一掃されちゃってもう20年以上になるだろうか。
嫁さんはさっそく店の前に並んだ花の苗を行くかかごに入れる。
正面から見るととても小さなお店に見えたけれど意外と奥行きがある上にL字になっている店内には、魚屋みたいな立派な鮮魚コーナーと、でっかいコンロやなべも丸見えな総菜屋が。
手書きの値札も懐かしいけれどローカルな石鹸とか何とか日用品、レジの裏側にちょっとある文房具の棚の横には孫のために昔のおもちゃ・・な、なつかしいな。
単に雰囲気勝負なだけじゃなくて、魚屋はいろんなものが安いし旨そうだ。
イルカがあったり・・量り売りの魚卵煮とかなまこも面白かったし

この赤くて細長いガーみたいな魚はやがらというそうだ。
よく知られた魚なのかもしれないけどいつものスーパーにはこんなの絶対に並ばないから・・
青柳とこのやがらの刺身を買って帰った。
調べたら高級魚だって書いてあったけどものすごく安く売ってたのね。
ニンニクの擦ったのが添えてあったからニンニク醤油で・・おいしかった。
昔、近所にもこんなスーパーがあった。
二十歳くらいか帰省した際に行ってみるとお客さんの姿もなく、威勢の良かった社長が静かなおじいちゃんになってたのが目に焼き付いている。もう最末期だったんだろう。
そのときレジに立っていたのは中学校の吹奏楽部で一緒だったあの娘だった。
そのまんまとてもきれいな女性になっちゃってて衝撃をう・・普通なら下心とかなしでも笑顔でバイト?とか声をかけるところだろう。
でも私は頭を病んで人は自分を生ゴミだと思っているみたいな病的被害妄想から抜け出せていなかったため、話しかけるどころか顔を見ることもできずに終わっ・・彼女を思い出すことはこれよりもう一つあって、
別な高校に通ったけれどお互い吹奏楽部に入ったためどこかのホールで出くわしたことがあった。
中学の時とは違う楽器を手にもち、あーっとかいいながら声をかけてきたその笑顔は私が何か言うのを待っていたと思う。
あの頃私はまだ人間として死んでなかったのだけど自己肯定力が薄すぎ逃げてしまった・・しかしそれも特に心にとどまる事もなくたくさんあったはずの他記憶と同様に遥か彼方へ埋もれて消えていた。

ヒラメも安くて買えそうな・・買ってけばよかった・・
40歳のある夜、出かけた遠方から帰宅すべく車で峠を越えたあたり・・
なんの脈略もなく突然笑顔で楽器を持った彼女の姿が頭に浮かび止まった。
なんでそうなったのかわからないけれどその瞬間から私の心は動揺しかき回され、俺の人生は無駄に過ぎてしまったとかこの人生は失敗だとか言うのが止まらなくなる。
ちょうど子供を持つという事について危機的な状況が重なっていたのもあるかもしれずそちらはそちらでやれることをやっていたのだけれど、人生失敗妄想止まらずノイローゼみたいになってしまい。
俺は何をしたかったんだろう?
音楽?・・できるわけな・・
そこからいろいろ考えもう一回お告げみたいなのが来たのがトリガとなり
間違えてできないのに社会人吹奏楽団へ入って結局逃げたり・・
5年くらいかかってたどり着いたところが今。
今やっと自分もやっていいのかなと思えるようになり手にしているのは、あの子が持ってた楽器。
あの子が持ってたからやろうと思ったとかじゃなくて、
お前死ぬまでに一つくらいやりたいことを見つけてやってけよと誰かが言ってくれたと思ってる。
何言ってるかあんまり伝わんないかなと思うけど自分が書きたかったの。
https://www.youtube.com/watch?v=G57YPRPAVu4
これ中学生のころに萌えて何度も聴いてた。
ソロヴァイオリンはもちろんだけどオケの中のある楽器に注目して・・

出来たよーとか言って魚の煮つけみたいなのが丸ごと入ったでっかいパックを笑顔で・・
ああいうの言っとくと作ってくれるのかな?
近所にこんなお店があったらか楽しそうだな。
このスーパー見てるとみんなほしくなっちゃうのね。
家の周りにはほんとに一軒もなくなっちゃった。
買いすぎても行けないから帰ることにしたけどまたこのあたりに来たら行ってみようと思う。
非常に重要なようで恋愛感情をもったでもないし実は一度の会話もしたことがなかったかもしれないあの人、同窓会には来てなかった。
死ぬまでに一度話す機会があったらいいなと思うけれど。
お前そう思うなら自分でそうなるようにしてみろよという声が聞どこかからこえる気がしないでもない。

普段そんなこと言わない嫁さんがこのさとちゃんは旧タイプで貴重だとかいいだした。あの塩の看板も懐かしい。
万屋的要素も持った薬局だったんだろうけど今もうやってないのかな?
行きたいのはここじゃなくその向かいの

こんな小さなスーパー。
公衆電話と自販機と野菜のタネみたいな棚、バケツに香花・・
子供の頃こういう個人商店がスーパーと名乗ってるみたいなのがそこら中にあり、そのうちのいくつかによく行った。
巨大資本にやられてそう言うのが一掃されちゃってもう20年以上になるだろうか。
嫁さんはさっそく店の前に並んだ花の苗を行くかかごに入れる。
正面から見るととても小さなお店に見えたけれど意外と奥行きがある上にL字になっている店内には、魚屋みたいな立派な鮮魚コーナーと、でっかいコンロやなべも丸見えな総菜屋が。
手書きの値札も懐かしいけれどローカルな石鹸とか何とか日用品、レジの裏側にちょっとある文房具の棚の横には孫のために昔のおもちゃ・・な、なつかしいな。
単に雰囲気勝負なだけじゃなくて、魚屋はいろんなものが安いし旨そうだ。
イルカがあったり・・量り売りの魚卵煮とかなまこも面白かったし

この赤くて細長いガーみたいな魚はやがらというそうだ。
よく知られた魚なのかもしれないけどいつものスーパーにはこんなの絶対に並ばないから・・
青柳とこのやがらの刺身を買って帰った。
調べたら高級魚だって書いてあったけどものすごく安く売ってたのね。
ニンニクの擦ったのが添えてあったからニンニク醤油で・・おいしかった。
昔、近所にもこんなスーパーがあった。
二十歳くらいか帰省した際に行ってみるとお客さんの姿もなく、威勢の良かった社長が静かなおじいちゃんになってたのが目に焼き付いている。もう最末期だったんだろう。
そのときレジに立っていたのは中学校の吹奏楽部で一緒だったあの娘だった。
そのまんまとてもきれいな女性になっちゃってて衝撃をう・・普通なら下心とかなしでも笑顔でバイト?とか声をかけるところだろう。
でも私は頭を病んで人は自分を生ゴミだと思っているみたいな病的被害妄想から抜け出せていなかったため、話しかけるどころか顔を見ることもできずに終わっ・・彼女を思い出すことはこれよりもう一つあって、
別な高校に通ったけれどお互い吹奏楽部に入ったためどこかのホールで出くわしたことがあった。
中学の時とは違う楽器を手にもち、あーっとかいいながら声をかけてきたその笑顔は私が何か言うのを待っていたと思う。
あの頃私はまだ人間として死んでなかったのだけど自己肯定力が薄すぎ逃げてしまった・・しかしそれも特に心にとどまる事もなくたくさんあったはずの他記憶と同様に遥か彼方へ埋もれて消えていた。

ヒラメも安くて買えそうな・・買ってけばよかった・・
40歳のある夜、出かけた遠方から帰宅すべく車で峠を越えたあたり・・
なんの脈略もなく突然笑顔で楽器を持った彼女の姿が頭に浮かび止まった。
なんでそうなったのかわからないけれどその瞬間から私の心は動揺しかき回され、俺の人生は無駄に過ぎてしまったとかこの人生は失敗だとか言うのが止まらなくなる。
ちょうど子供を持つという事について危機的な状況が重なっていたのもあるかもしれずそちらはそちらでやれることをやっていたのだけれど、人生失敗妄想止まらずノイローゼみたいになってしまい。
俺は何をしたかったんだろう?
音楽?・・できるわけな・・
そこからいろいろ考えもう一回お告げみたいなのが来たのがトリガとなり
間違えてできないのに社会人吹奏楽団へ入って結局逃げたり・・
5年くらいかかってたどり着いたところが今。
今やっと自分もやっていいのかなと思えるようになり手にしているのは、あの子が持ってた楽器。
あの子が持ってたからやろうと思ったとかじゃなくて、
お前死ぬまでに一つくらいやりたいことを見つけてやってけよと誰かが言ってくれたと思ってる。
何言ってるかあんまり伝わんないかなと思うけど自分が書きたかったの。
https://www.youtube.com/watch?v=G57YPRPAVu4
これ中学生のころに萌えて何度も聴いてた。
ソロヴァイオリンはもちろんだけどオケの中のある楽器に注目して・・

出来たよーとか言って魚の煮つけみたいなのが丸ごと入ったでっかいパックを笑顔で・・
ああいうの言っとくと作ってくれるのかな?
近所にこんなお店があったらか楽しそうだな。
このスーパー見てるとみんなほしくなっちゃうのね。
家の周りにはほんとに一軒もなくなっちゃった。
買いすぎても行けないから帰ることにしたけどまたこのあたりに来たら行ってみようと思う。
非常に重要なようで恋愛感情をもったでもないし実は一度の会話もしたことがなかったかもしれないあの人、同窓会には来てなかった。
死ぬまでに一度話す機会があったらいいなと思うけれど。
お前そう思うなら自分でそうなるようにしてみろよという声が聞どこかからこえる気がしないでもない。