不要不急なひと

森のようなところ、未舗装の道を進んでゆく。
あれか・・

轍がついてどう見ても車通りまくりなのに通行止めの表示な踏切。
なんかいい景色でしょう?
よくないか。
私には名画なんかよりずっといいの。
たしか、JRにはもうこういう警報機のない踏切は一か所もないことになっていなかったっけ?
書類上は閉鎖によりないことになっているけれど実際黙認みたいな話なのかもしれないな。

興味がない人にはボロ小屋でしかないでしょうけれどこれは駅の待合室。
なんかいいでしょう?
最末端部が一日一往復で有名だったらしいこの路線だけど写真の時刻表だとここは一日数本程度の列車が往来してはいたようだ。
実際、ここは都市部からも近く知る人が時々来るみたいで人の出入りの気配はあった。
というか私たち直前にもマニア風情がいるのが遠目に見えてた。
列車の客というのはもしかするともう何年もいなかったのかもしれないけど。

傷んでもいるけど新しい時代に後付けされた駅らしく意外に近代的なたたずまい。
もともと秘境駅という言葉は小和田とか尾盛駅みたいな列車以外では絶対にいけない駅になんとか歩いていこうとする変態がネット上で使ってた言葉だったと思う。車で楽に行けるようなのは秘境とは言えないと思・・・とかこういう余計なことをいちいち言わずにいられないのは、何か満たされないという思いの代償かもしれないけど傍目には一言ダメ人間でしょうね。

この先、どこへつながっているんだろう?
すかさず〇〇だよって答えちゃう人が必ずいますよね。
わかっ・・きいてるんじゃなくて・・とかめんどくさいから最初から黙ってようかなとかやってるとダメ人間化が進行してゆく。
子供のころ読み入り込んだ絵本の世界みたいなこの路線は先日運行を停止したことがニュースになってた。
感染症問題がある中マニアが集まっちゃうのを警戒してゲリラ的に運行停止が前倒しされ、だれも何もできなかったようだ。
残念だけど仕方がないというところだろう。
この路線、昔はもっと遠くまで延びていたけれど戦時中にか不要不急路線として廃止された区間があるらしい。
私の近所にある路線も戦時中複線だったレールや橋が不要不急としてはがされ別路線へ転用された経緯がある。
それを幼いころ本で読んだので不要不急という言葉には子供のころからなじんでいた。

仕事から帰って夕方。
お茶が夕日で輝いてた。
いつも長期休み時には連休鬱的な症状が出るのだけど今年はそれはないのではないかと思っていた。
けど、ちゃんと出てくるのね。
お前は生きていてもしょうがないだろうというやつ。
自分自身が不要不急。
うるせーばーか。
ネットやテレビで、人とコミュニケーションが疎になると精神だけでなく身体的にもダメージをくらうから電話やSNSで積極的に友人家族と話をしましょうと啓蒙しているのが目に入る。
そのまま放置すると病気になったり早期に認知症になったりしますよか・・
これはちょっと前に書いたけどの記事にも載せられずおいてあったもの。
https://www.youtube.com/watch?v=3k9HuMPpg1M
暗く重い雪の道を進んで行くみたいなチャイコフスキーの交響曲第5番はこの人らしさがあふれバランスも良く・・若干、今で言うとインスタ映えみたいな要素がないでもなくそこを嫌う人もいたみたいだけれどでも彼の持っているもの、それまでやってきたものを出し切った一つの頂点みたいな曲だろう。
SNSはやらないしリアル知り合いもいないし、インスタ映えもなんのことだかほんとはわからない。
ほんとはそんなのが楽しい人になりたかったのかもしれない。
いや、なろうとしてみたのもつい最近だ。
でもいままた、自分は殻に閉じこもろうとし始めていると思う。
・・とか書いてあった。

自虐を並べてみたところで何かが変わるという事はない。
また玉砕覚悟で事を起こしてみるか、気持ちを切り替えるか・・
いつもと違うのは楽器吹いて俺はダメだとか言ってないところでしょうかね。
だけど調子がいいなんて調子にのると次の日もう変になちゃってもどらなかったりするのね、取り戻そうといつまでも練習しようとする。それがダメなのかも。そういうときは止めて忘れてみりゃあいい・・
ちがうよ、だらだらやってんなってことでしょ?
いままたどこかからメッセージみたいなのが来てる気がするのね。
ブログが楽しいはいいけどこれが唯一の話し相手でこんなもんの依存症みたいになっちゃて・・辞めなくてもいいけどそこにすがってりゃお前それで終わっちゃうよ?
ってなことじゃないかなぁ・・
でどうすればいいですか?と問えばいつも
それは自分で考えろ。