40年ぶりに破る

嫁さんは用事で出かけた。
盆休みでい人のいっぱいいるようなところへなんか行きたくないけどなんか食いに行きたい・・
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40年以上前から目に入っていたこの食堂に、自分には関係ないというか行ってはいけないところという認識がなんとなくあったのは多分幼いところに見聞きした親の一言に端を発しているんだろう。
もう何も覚えてないけど。
昔この前をさんざん通ったのは近くに住んでいたからだけど、そういえばあの頃たまに出前を取っていたことをふと思い出した。
あの出前はどこから来たのか・・ここじゃなかったのかな?
と思ったらどうしても行ってみたくなった。
車で前を通り過ぎるとの座るお客さんとお店の人が見え・・なんだ狭い店内がいっぱいっぽい?
常連と店員からのなんだお前?ビームみたいなのが予感され・・ダメダメ負けちゃダメ。
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戸を開けてみれば視線もなく・・どうぞと言ってもらえる。
3組のテーブルにお客さん一人。
さっき見えた人は車を駐車している間に帰ったらしいことを引き出したままになっている椅子が教えてくれた。
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あ戸を閉めちゃったけどこれわざと開けてるんだろなとまた開ける。
背後から熱風が吹き込むけどまあ今しょうがない。
まずはラーメンとチャーハンのセットかとも思ったけど暑すぎて無理。
先にいたお客さんは顔なじみみたいだ。
待ってる間マスクをしときなさいよと怒られてた。
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とんかつにケチャップがかかって出てくるところが昭和40年代という気がした。
デパートの屋上には小さな遊園地みたいなのがあり、でっかい遊園地では初代疋田天功のなんとかショーみたいな・なんだかわかんないけど。
もしかすると、出前でとんかつを頼んだことがあったかもしれない。
なんとなく皿にからしが乗ってる景色が頭に浮かんでくる。
お椀を出すとポットから中華スープを注いでくれた記憶がなんとなく・・
いま厨房にいる大将があの時のあの人なんだろうか?
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食ってると電話が・・懐かしいなあの呼び鈴。
ピンク電話がリリリリとかなって出前の依頼だ。
いや、この呼び出し音というかあの電話機が現役なのもちょっとすごいかな。
すぐそばに定期的に頼んでくれるお客さんがいるみたいだ。
しばらくすると、岡持ちが・・あの岡持ち昔見たのと同一だったりして・・そんなわけないか・・いやどうかな?
どんぶりにサランラップをぴんと張ったあれなつか・・
と一人密かに盛り上がる。
この何年か、自分が子供だった昔を思い出そうとするのはなんでかな?
自分に子がいないからかな。
意味が解んねーな。

お店の前の道は道路改良で広く開けた感じになって昔と違う。
大きな木があったんだろうか昔はこんなに空が見えないところだった気がするんだけど。

https://www.youtube.com/watch?v=Grf9n1vR2oM
この日まさに危険な暑さという感じで一面真っ白な明るさだった。
でもこのお店に行けたことがなんかこうどっかとんでもなく遠いところにでも行ったような・・
この景色と流れで心のオアシスとか言ったらあほかと思われそうだけど。

という話を嫁さんにしてみたところ
まさかの自分も行くと言い出したので
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あの新聞はさっきまで大将が座って読んでたやつ。
カウンターの奥に謎の昭和な装置があったけれど何かわからず。
これ事実としては近所の大衆食堂に入ったという話があるだけだけど、
なんだか自分にとっては40年越しの仇を捕ったというか
幻の神殿を発見したみたいな妙に特別な気分。
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テーブルの下には大量の漫画。
あの机昔よく見たよね。昭和40年代って感じがする。
壁に木目調の化粧板貼るのが流行ったのもあのころなんでしょう? 
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オムライスに
いいですね中華スープ。
多分初めて飲んだのはこの店のだと思う。
ちょっともらったら懐かしいと感じたから。
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特製焼肉定食にはウスターソースベースでちょっとケチャップを入れた家庭的な味というか昭和な味のソースがかかってた。
嫁さん的にはそれお好み焼きじゃないだそうでああそうか。

すぐそばにでっかい病院があって私も入院したことがある。
誰も知らないような田舎で評判もパッとしないけど、昔ある著名人がよく入院したらしい。
当時もそんな噂を聞いたけれどあまりに突拍子もない話でくだらない作り話だと思ってた。
でも本当どころか本人が自分でいろいろを書いて残していた。
食生活をコントロールするための入院なのにしょっちゅう抜け出しては近くのラーメン屋に行くとおやじがわかってて・・
同じことを別な誰かがやれば人間の屑みたいに言われるのに名があるとほほえましいエピソードとして語られるみたいなのは最近も別なところで見かた。
そのラーメン屋ってのがここかな?とずっと考えたけど
どうもそれはもう少しというか歩いていくには結構遠い別な店のようだ。
誰でも知ってるその著名人の名前を別に隠さなくてもいいんだろうけど、いろいろ書きすぎているので場所がわかってしまうようなことを書きたくないという心理が強く働いてしまい・・

そういえば自分が入院した時も糖尿の管理入院なのに勝手に着替えてどっか行こうとする人がいた。阻止する看護婦に俺がいいんだからいいじゃないか・・
いい歳してなんだありゃなんて思ってるところへお父さん!と小さな子を抱いた娘さんが見舞いに来たのを見ると、死んじまっていい人なんかどこにもいないんだろうなと思わないでもない。
うまくいっている親子というものを見ると衝撃を受けたりしていたあの頃。実は今も変わらない。
抱かれていた小さな子ももう大学生くらいなんだろう。
なんでもあっという間だな。
内容はともかく私にも生まれてからここへ至るまでの時間と出来事の積み重ねはあった。

また、こようかと思う。

Tag:音楽を聴く話  Trackback:0 comment:2 

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