明転

何日か前からやけに首筋が張ってるのは疲れというより風邪の予兆かなと思っていた。
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仕事してて寒気まではいかないけど体に違和感が走っていることを感じる。今風邪なんかひいたらまたいろいろと大変し面倒だ。
まずいな養生しようと思って帰宅すると犬が嫁さんと散歩へ出かけようというところ。
犬はものすごくうれしそうにぐるぐる回りながら一緒に行こうよー!
あー・・・いこーかー
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あんなにはりきってたのにちょっと歩いてもうかえりますよ!の形。
鉄砲玉みたいだった頃もあったけど最近はお歳で・・でも今日は俺も帰りたいからいいか。

あのね、この先暗い事がだらだら書いてあって自分でこれもダメ記事かななんて思ってた。
今から急に書き直そうと思ったのは、楽器を練習したらものすごく調子が良かったから。
アホみたいだけどそれだけで気分が根こそぎ反転しちゃって。
昔気になる異性が笑顔で話しかけてきたりしたらいろんな暗いものなんかふっとんで明るくなったりしたでしょ・・そんなことあったかな?・・音楽がこっち向いてくれるかもしれないと思えば・・
でもそれ続かずに、勘違いしないでみたいなのが来るかもしれないのも一緒だけど。
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銅が焼けたみたいな夕日がいいね。
電気関係やってますと銅が焼けるって非常にネガティブな話なんですけどね。
もうエアコンは必要なくなったけど楽器の練習はエアコン部屋でしてる。
隣家から遠く音漏れのリスクが少しだけ減るのと・・なんでだろ?
楽器を組み立てに別部屋に行こうとすると犬もわかっててついてくる。
じっと組み立てるのを見てて・・よしあっち行こって呼んでもらうのが犬の楽しみ。
さっと立ち上がって勢い良いよく3歩あるいてまた座る。
いこ! っさささ・・・座る・・
呼ばれるのが嬉しいから3回くらい繰り返して・・
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今日は練習中静かに寝そべって聴いてた。
自分も調子がいいから短い時間だけどいろいろできた。
ときどきワンワン吠えてなんだ!?なんていったりするけどあれは
あんたその吹き方ちがうよ駄目ですよ!
とかいってくれてるのかな?
・・こういうのに真顔で馬鹿にしたような返事をする人が結構いるのが世の中だけどそんなのもどうでもいいねー
選んだリードがたまたま当たりのやつだったのか風邪っぽくて調子悪いから今日はほどほどでいいやみたいな気持ちが逆に脱力につながったのか・・そもそも調子がいいと思ってんのは勘違いなのか・・
なんでもいいよ久しぶりによかった。
ちょっと肌寒いくらいだけど楽器吹いてると体が熱くなってくる。これも勘違いの間違いなのかな?
まあいま、この勢いで風邪も治りそうだよ。
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遠くの山には雨が・・50年くらい前まで山は金になる場所で普通に人が入ってたらしいけどいまはもう道も消えて。

先日シェーラザードにマーラーにと色がついて派手目なものを聴いた後、久しぶりにベートーベンの交響曲第5番を聴きたくなり・・聴いたはいいけどやっぱり2楽章以降だけ、第一楽章をでかい音で聴けない私は・・とか書いてあったけどそんなのももういいや。

https://www.youtube.com/watch?v=DCofg-MFhsA
ワルターのじゃなくてもいいんだけど・・一枚の収録時間が3分くらいだっけ?SP時代から録音しまくりだったこの人は時間的制約のないステレオ録音になっても徹底的にリピートを省略してる。それだけにどこだったかあえてリピートしてるのを見つけるといろいろと感じるものもあるけど。
ベートーヴェンはリピートで冒頭に戻っていくのを覚えてる耳に衝撃を与えるような形で展開部の冒頭を始めていることが多く、そこがうまいし面白いわけでいきなり先行っちゃうのはどうかと・・でも聴いてだめってことは全然なく。
運命というのはベートーヴェン自身が曲を説明するにあたってだれかに語った言葉で・・という伝説は実は嘘だろみたいな話ももはやどうでもよく、だれも何にも言わなくたって聴けば明確にすごい力をもって聞こえてくる不動の調絶対的枠組みとそれとは違う温かくて柔らかい人間的なもの、狂ったように勝ち誇る勝利の歌、弱っていくかのような運命・・みたいなものが容易に聴きとれ・・
この曲、暗かったものが偶然や誰かのおかげで明るくなるのではなくて、人間の確固たる意志があって自己要求を実現する勝利を得たのだ!!!!みたいなカチドキをこれでもかという程挙げて終わってくのを感じるのね。
最後はもう勝ち誇りすぎて冗談になっちゃってるの。
こんな重くまじめの極致みたいな作品に冗談を持ち込んで高度に芸術化させてるところがベートーヴェンなわけだ・・
もういいか。
いやよくないか、この曲も運命なんて言葉を先に意識して聞いちゃうから最初のあれを立ちはだかるネガティブみたいに捉えてそれしかないと思いがちだけどさ、勝鬨の下で支えてたりするところもあるわけで戦う強い意志を支えるポジティブでもあるわけじゃない。それで・・
もういいか。

なんでもいいから俺にはこれがある!ってのを持ってれば全然違う人生もあったかなと思ったりもするけれど・・なかったなそういえば。そういうのは能動的になんかすることから来るものなのであって音楽いろいろ聴いてますみたいな超内側な話はそれに代わってはくれな・・そんなことは書かなくていいのか。
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犬、最近急に歳をとっちゃってなかなか遠くへ歩かなくなっちゃった。
老犬みたいな歩き方で・・
でもね、実は結構歩けて走れることも知ってる。
もしかして、膝の調子が悪い私合わせて・・じゃないだろうけど。
家の周囲にはでっかいのからちっちゃいのまで分譲地がいくつかあって、家を建てた人たちはもうみんな定年を過ぎた。
そんな人たちが散歩をして回るから犬と歩いてるといろんな人と顔を会わせる。
いろんな人と顔見知りになって話をした。
犬だけ有名になっちゃってて誰だか知らない人が犬の名を呼びながら笑顔で近寄ってきたりする。
なんかわかんないけど犬のおかげ。
きっと楽器がうまくいくのも犬がいてくれるおかげ。

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力抜いて体に気を付けて

記事を書き上げたはいいけど読む人はしらけるかもな没にするかと考えているところ。
結構書き込んで曲も貼ってそれぞれに関連付けた主題が二つくらい並行して貫通し・・なんで駄目なのかと考えるとやっぱり最初に写真を貼ったレストランに自分がシラケてるからかな。とってつけたようなフォローを書いたところでそこから派生した別な話もとってつけたようなものになっちゃうのか。
代わりになにか書こうかと最近行ったけど記事には拾わなかった飯写真を並べてみる。
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これは夏の初め、よく行くそこの畑でとれたという野菜がおいしい和風なカフェで。
夏だから冷しゃぶで・・おいしかったんだけどなんで載せなかったんだっけ?
マンネリだなと思ったのと、私は一流みたいな隣のうるさい客が気に入らず楽しめなかったなんて思ってたからかも。
時間がたてばそんなことは忘れてきれいな料理の写真だけが残る。
お店と料理は好きだから載せていいかな。
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デザートもきれい。
いいなと思うお店はすぐ大人気になっちゃうからあんまり静かが好きとか言いすぎてると行くとこなくなっちゃうよね。

ブログなんてブログでしかないのに、私の場合話し相手がこれしかないから変に力が入っちゃってるのもおかしいかも。
へんなモードに入ってるとふとさめて自分でしらけたり。
力抜かないとダメって楽器と一緒ね。
一緒どころか実際リンクしてて、今までやるとおかしくなるからやらずにいたことをやろうとして苦戦してるのと、使ってた中古マウスピースがついにいかれたので別なのに替えたら調子がくるって・・ダメだと思うとどんどん力が入って駄目になるスパイラルに突入して。
そうすると記事書いててもなんだか人を攻撃するようなことを書こうとしたり俺はだめだみたいなことを書こうとしたり・・
はじまっちゃうみたい。
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これは嫁さんが調子悪く一人で出かけた時。
行きたかった店は臨時休業で代わりに行った店は時間切れか無視される。次に行ったところは営業中の札が出てるのに暖簾が・・とかの後。
ジューとか言いながら持ってきた肉を目の前で切って焼いてのパフォーマンス付きで店内は煙ってる。
おいしかったし価格的にも妥当だし・・でもチェーン店だったのと、周りに小さな子供を連れた若い家族がなぜかいっぱいいたという印象が強く残っており子のいない俺に子がいればもうあの親くらいで・・みたいな話をグダグダ書きそうでいけないと思ったから。
案内から注文から持ってきたり水を入れてくれたりを担当してくれた店員さんはパートだろうけどものすごくよくしてくれたのが印象に残ってる。
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牧場のジェラート。
この時は嫁さんが精神的に沈んでた。
なんでかは書いちゃいけないか。
ここから割と遠くないところに広大な草原みたいなとこで牛が放牧されてるの見るので、こでは一生小屋に入りっぱなしなのかなとか考えてたけどそんなの大きなお世話だ。
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それよりだいぶ前から体に謎の湿疹が出たり消えたりするんだけど、
どうも楽器の練習してて駄目だ俺はと思うと出て、よし大丈夫だ行けると思うと消える気がする。
馬鹿だと言われそうだけど人間の体って結構そうだよね。
どうすんのこれ。
楽器も人生も力を抜くとうまくいくんだろうことはわかってる。
でも力抜こうとするとすごい力はいるじゃない。
人生はもう手遅れだけど楽器はなんとかしたくて・・そこでムキになるからまた・・

ここにもう一つ別な店の料理写真を貼ったけど嫌な事を思い出しちゃったからやっぱり削除。
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これはつい最近行ったバイパス沿いのラーメン屋。
昔同じ場所にあった店がまずかったのと、今の店に変わってからも看板その他の印象で絶対まずいだろうと行こうとしなかった。
嫁さんが行きたいというから行ってみると、まず複数の店員さんが大きな声で親切で頑張ってる感じがとてもよかった。
ものすごく安価なのにそこそこの量があって、ちゃんとおいしかった。
ただ食ってるうちにあのチャーシューが胃に伸し掛かってきてああそうだもう自分は若くないんだと・・何回おんなじようなこと書いてるんだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=U6vJmHiHBMo
あのCMまだ健在だろうか?
ブラームスはシューマンによって発見され世に紹介されたけれどその前にシューマンへブラームスを紹介したヨーゼフ・ヨアヒムという人がいた。1982年まで生きてたアルトゥール・ルービンシュタインもヨアヒムによって発見されたのだということがまた驚きだけど、そんな人がショパンの前奏曲とエチュードを昔のモノラルでしか残さず新たに録音しなかった理由として
弾けない曲があるから・・
といってたらしいことが気になってしょうがない。
弾けないの意味はその辺に転がってるのとは違うだろうことは誰にでもわかるとしてそれで・・

新幹線ですぐ後ろの席に営業マン二人組が座ったことがあり、うち一人が延々自分の話を弾丸みたいに吐き出してた。
連日日本中を飛び回ってるらしいその人は、休みの日は朝から晩まで病院通いで大量の薬を飲んでるようなことを言ってたと思う。
外食ばっかりなんだろうなぁ・・油いっぱいのラーメンとか食ってんだろうなと思った。自分でそう言ってたんだったかな?
自分も気を付けようと思ってもう何年たってんのか。
何一つ達成していない私は早死にしてしまったらほんとにみじめなので、もう少しまじめに何とかしなくちゃいけないなと思います。

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おやこと時間

連休中日、嫁さんは出かけて行ったし昼飯でも食いに行くか。
出かける前に短い曲を一曲なんて聴いてみると火がついてしまい今日は音楽聴くのと楽器の練習でうめつくそうと思った。
もう日が暮れると虫が大音響で鳴くので音楽を真剣に聴ける時間は意外に短い。早く帰れる近くのあの店にしようか。
行ってみれば駐車場がいっぱい。それじゃと用意してあった第2案の店に行けばシャッターが。なんだよと戻ってくるとちょうど人が出てきて駐車場へ向かうのが見える。
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中へ入って目に入る先客さんはまさかの女子高生と若いお母さん・・高校生の親を若いとか思うような年寄りに俺もなったのか。
エアコンの風が当たる席に着き、それほど多くもないメニューで迷った末に天丼。
後ろのテレビは首都高が大渋滞だとか言ってる。
連休だし子供がいたりすると今は今しかないしどっか連れてってやりたいだろうな。
近くの同種なお店は安価なのにいろんなものが載った天丼が出てきたからああいうのがてくるのかと・・
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え?って思っちゃったのは内緒。
そうかでも天丼てこういうのだよね。
医者に炭水化物を減らせと言われたのに大盛出来ますか?なんていっちゃうのはなおらない癖みたいいなもので、もうそんなになくてもいいんだけど。
俺も自分のを一つ落としてでも子供にもう一皿とか考えたんだろうか?。
お店のお母さんもあの親子が気になるんだろう、絶えず水はいるかとかなんとか世話を焼いてる。そして私の水を入れに来てくれたのは親子が帰ってからだ。
店のおばさんが何か話しかけ母さんがこちらを向くとあれ?
子供にそっくりなお母さんに見覚えが・・頭はすぐに昔の記憶を引っ張り出してきて再生する。
20年くらい前今の職場へ転職する際クッション的に短期間アルバイトをしたことがあった。
自己嫌悪の極致みたいなのに染まって生きてる最中だったから周囲に馬鹿にされ嫌われていたという思いで終わったけれど、その後しばらくしてからどっか明後日みたいなところで思いがけずそこにいた女の子から話しかけられた。
あの人は今こんなことをしていて・・あのひとは・・とかよくある話ではあったけれど笑顔で話してくれたことに驚き、ちょっと救われたような気がした・・・
・・・そんな、20年も前の記憶と今たまたま目の前にいる人を結びつけてるのは病的であるかもしれないし、いかに人と接触し記憶を残す機会がなかったかという事を示していると自分で思う。
だけどちょっと特徴のあるあの目とか・・もしかして・・・
仮に本人だったとしても話しかけたりすれば通報ものであろう。
子供の年齢なんかからも・・もういいか。
本人かどうかは別としてみんなそれぞれの人生を生きているんだろうし長い時間がたってしまったんだという事をしみじみ感じ考える。
お母さんが開けっ放しで出てっちゃった戸を先に出た娘さんが何やってんのという顔で閉めに来てたのが微笑ましい。いや、すばらしい。
いいね、親子って。
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自転車で行けばいい距離だけど足がな・・でもそろそろのろうか自転車。馬鹿みたいに負荷をかけなきゃ意外にに乗れるから。
音楽聴こう思って早く帰ってきたのに今こんなのを書いてる。
忘れるともう書けない気がして。
別に残す必要もないんだけど。
飯屋に行く前に聴いたのは

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2387&v=YHrstmOPKBQ&feature=emb_logo
これで
凡人が考えれば普通に下降して上がるだろう物が
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エチュードみたいなギザギザ12連符だったのを見て昔衝撃を・・
でも高校の頃CDを買ってきて驚き感動したのはもっと別なところというかほとんどあらゆる場面。
今更デュトワじゃないだろうというところもあるかもしれない。
この頃レコード会社の戦略に乗って世界的有名指揮者として驀進中だったこの人の盤をいろいろ買ってよく聴いた。世の中真っ暗だったけど音楽は聴いた。
あたりまえだけど演奏家もどんどん若手が出てきて世代交代してゆく。
私の知らない間に若い人が活躍し始め・・というその若い人に代わる若い人がもうガンガンやってるらしいけど名前もよく知らない。
いや名前なんかにとらわれ名前で聴いてるようじゃダメなのかも。
名前に惹かれていったコンサートもあったけど誰だか知らないけどそんなのいいやと通った中に感動があったりするし感動をくれたのは誰だったのかは後からわかればいいのかなとも思う。
ごちゃごちゃ言ってないでまたコンサート行けばいいんだけど。
訳の分かんない間に時間はどんどん過ぎてゆき、何もしなければ何もないまま終わってゆく。

飯屋で親子を見た話は帰ってきてすぐ書いたからここに残ってるけど、数日たった今書こうと思ってももう形にならなかったかも。
ほんの数日前だけど蝉がまだ結構鳴いてたんじゃなかったっけ?
今涼しいを超えてちょっと肌寒いくらい。
あんなに暑かった日々はすぐそこにあったはずなのにもう嘘みたいですよ。
何でもどんどん過去へ消えてゆく。
自分が消えちゃってもその作品が何百年も残る芸術家はすごいよね。
子孫のなかに自分を残せた人もすごいね。

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幻の店

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表示に導かれこんな山門みたいなのをく車でくぐると農家の庭。
ちょうど出てゆく先客をよけるためいったん突き当りに突っ込むと門で曲がり切れない車がバックしてくる・・止まる気配ないこりゃああれだ・・クラクション鳴らしまくっても止まらずいろんなことが頭に浮かびかけ・・というところでこの時まだ誰だかわかってない人が大声を出してくれたのが効いたのか惨事に至らず。
家からそう遠くなくしょっちゅう通る道沿いだけどまさか店があるとは思ってなかった。
地図上に表示を見つけた時は誰かのいたずらか間違えだと思ってた。
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さっきのおばさんが消えていったここはどう見てもお店には見えないけど。
背後はトラクターの入った納屋。
奥は普通に母屋。
なにこれ、ただの農家じゃない。
嫁さんはあの勝手口みたいなところから入るんじゃないかというけど・・いやちがうだろ・・
おかしいなと思って門から外に出てみると
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ああった。
入口
よかった。
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氷って書いたのが下がってるこれは古井戸。
よくあるネタで作ったのじゃなく多分むかしからの本物。
入口の戸を開け中へ入ればさっきのお母さんが迎えてくれた。
ああなんかいいとこじゃない。
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グッピーいっぱいの水槽を眺められる席へ。
グッピーには悲しい思い出が・・は置いといて、メニューが結構いろいろあって迷う。
ここはブルーベリーを作ってる農家のカフェだから、全面ブルーベリー。
色々乗ったケーキセットが超絶お得感。料金をプラスするとコーヒーが生ブルーベリージュースにとあるので折角だから頼んでみると
今だけだからね!
気にしたこともなかったけどブルーベリー今が収穫できる時期の一番最後らしい。
コーヒーは一年中飲めるけどこれは今だけだから・・・
なんだそれ期待が高まるじゃない。
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やってきました。
グッピー見ながら・・
盛りだくさんで他所だったら倍くらいの値付けをしてそうな内容なのに安価で笑う。
お砂糖入れてませんからという生ジュースをさっそく
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アルミのストローも斬新だけど。
あー、甘い。
甘いの前に素直。
ちょっと渋味を感じ素朴に野山の実の味がする。
でもよくある自然食品系の何だこりゃ味じゃなくて飲みやすくちゃんとおいしい。
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アイスの周りに転がってるブルーベリー本体もとても甘くておいしかった。
よくケーキの上に乗っかって出てきますよねこれ。
だけどああいうのいつも馬鹿みたいにすっぱくてなんだこれりゃな印象があったから驚く。
お母さん曰くああいうのは完熟する前にとっちゃうからなんだそうで。
ブルーベリー入りのチーズケーキはもちろんおいしいけどシフォンケーキもうまく焼けてた。
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ここも納屋を改装系。元々の梁が埋まってる。
窓の外にブルーベリーの木が見えるかななんてやってるとお母さんが色々話してくれた。
田圃をやめてブルーベリーの木を植えたのはもう20年くらい前
田植え機なんかがいなくなったので空いたところをカフェにしたのはもう9年前だそうだ。
知っている人は知っていて結構お客さんもあるみたいだ。
全然知らなかったよというと
営業日が日曜を除いた週三日だけだから・・
なかなか見えないってことか沈める寺みたいだな

https://www.youtube.com/watch?v=v9zCoKHqXr8
ドビュッシーの沈める寺。
呪われて海底に沈めらた大聖堂が霧の中姿をあらわす。
中からは巨大なオルガンと修道士たちの歌う讃美歌が・・
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オルガンが聞こえてくるところ。
左手Cの伸ばしは石造りの大伽藍にあって64フィート管みたいな超絶ペダルを持つオルガンを連想させ・・凡人的にはオクターブで豊かに響かせればと思っちゃうけど単音であることにすごい意味があるんでしょうねこれ。
ドビュッシー自身はオルガンのクラスにも入ったけどすぐ嫌気がさして逃げたかなんかだそうだ。
作風からしてそうかもなぁ・・と。
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再び霧の中、ドロドロと海の底へ沈んでゆく・・

このお店は呪われて沈んてる訳じゃなく営業日が週三日なだけ。
帰りがけ、畑も見て行って・・
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もうほとんど残ってないから・・を何度も何度も
鈴なりになってんのを見せたくてしょうがない気持ちが伝わってきて微笑ましいというか
残った実を目の前で一つ一つ摘んで
はい、なんてくれたりして。
持って帰って食べたそれも甘くておいしかった。
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すぐそこに川が見える。
300年くらい前に開削された人工用水路だ。
この川には幼いころからのいくつかの思い出があるけどどれについて書いてもまた自分はこんな子供時代でという自虐ねたに続けてしまうと思う。
自分のなかに不満があるからですね。
それはいいけど今こんなに話をしてもらっておいしいものを食べて
自虐とは違うひと時。

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灯台の光

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空がきれいだった。
仕事で監査というか審査を受けるという日、不具合は絶対に許されないうえにいつもと異なる条件で極度の緊張を強いられる場面・・でも実はこの緊張夜に控える楽器のレッスンからきてて・・とふざけた話ごめんなさい。
子供のころから身体的なところに起因する劣等感と自己批判感に支配されながら感じ考え行動してきたし今もそれは続いてる。
大変ありがたいことに仕事だけはそこに縛られることなく色々な人のおかげで積み重ねた成功体験に支えられ訳の分かんないダメ人間ではない自分というもので臨んでこれた。
そこに生じる自分像にすがって生きるみたいになってないのもありがたい。
この変態が普通でいられる複数の条件が偶然そろっていることを感じ、導かれたのだという事と他というものはないというようなことをよく感じる。
最近それがいつまでも安定して続く保証はないのだという事をよく感じるけれど、いいかそんなことは。
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行く前にガンガン吹いてバテるのを今度こそやめようと思い、音階を二つだけにして・・
変な意識が走るとまた力が入ってなんて書いた覚えがあるけれど、結論的にはその通りになる。
噛みすぎるからとんでもない音が鳴るし息も続かない。それに焦るから余計噛んでそのうち指も回らなくなりそれにあおられてテンポも何も・・
おかしい、こんなはずじゃ・・普段はちゃんと・・色々出ては来るがここへ来るとこうなっちゃうこれが事実で現状、問答無用というところであろう。
なぜそうなるかとどうすればそうならないかを考え探って知って、練習していくだけ。
だけどこのまま終わるのも・・
いつも終わり掛けに先生が何か質問はありますか?と聞かれるので
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先生ちょっとだけいいですか?
はいどうぞ。
この曲の・・
ああいいですね
この部分なんですけれど吹き方これで正しいかどうか・・
いいですねやってみてください。
前回めちゃくちゃだと怒られたそれがなぜそうなってしまい何故ちゃんとできないかをいろいろ探っていたら拭き方そのものから全然違うのではないかという事に気づいた。
だけどいいと思ってやったことが
それは全然違います。全く駄目です!
みたいなことが何度もあったからよくわからないままだましだまし行くんじゃなくそこをはっきり確認しようと。
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かってに手前のいつも練習している部分から吹き始める。
さっきまでめちゃくちゃだったからどうか・・あ・・いつも通り行けてる・・
該当部分を通過したとき横目に先生が指揮というかリズムをとって次へ進むことを促しているのが・思ってたのよりもうちょっと先まで行って、
うん、
いいですよ。
え?ほんとですか?
いいです。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=498&v=E4jZ21bLB_c
あたりまえだけどこの曲じゃなくて
この写真を撮ってた時に頭の中で流れてたというか・・
死を暗示する曲だけどとても美しく
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明るい気持ちで楽器を片付けていると先生から思いがけず
ちょっとなんて言って悪いけど、
ちょっとづつよくなってます。
あなたの練習法は間違っていません。
・・・・あなたの練習法は間違っていません・・(エコー)
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マーラーの2番のここみたいでしょ。
遥か遠くから聞こえるこの声に導かれてこの先三途の川前後みたいなところを歩いてゆく・・
ある時は船となりある時は行く先を示す灯となり・・日本のどっかの経典でも聴きますよね
全然だめだ練習してないからだ!ではどうすればいいかがわからず途方に暮れているうちに砂の中に見込まれ・・昔から何度も何度も繰り返されてきたそれなわけだけど、今の練習法でいいと言われたら後は頑張ればいいわけなので。
一般的には大した話じゃないのかもしれないけれど私にとってはこれほど力強い言葉はない。
これでまた次のレッスンまで2週間、私は自分を人間だと思って練習できると思う。
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こういうの、書いてる時はいいけどちょっと時間がたてば
だけどそんなもんふつうは子供でさえ・・とか
お前初めて何年たってんの・・
誰も何にも言ってこないけど読んだ人間はどう思ってるか・・
みたいなのが矢のように飛んでくる。
もう何十年も、そういうに対し聞こえないふりをするだけでなく気づかないよう何も見ない聴かない近づかないようにして生きてきた結果何も知らずわからないし見みると変な精神的発作みたいなのが来る変人になっちゃったのは今置いとくとして、それじゃ進まないから無理にみようとするとあぶないのよそういう人だから。
Youtubeをみてると若い人たちが作った練習のコツ教えマスみたいなのが腐るほどあって、一つ見ちゃうとどんどん勝手に出てくるんだけど危ない。
あれ見て理解できうまくいくんなら中学生くらいから下手でもおかしくてもなんかやってられただろう。
だけどやりたきゃ参考になるものは何でも拾わないと・・頭を攻撃してくるのは多分その内容本体じゃないところで。
やることは正いことを正しく積んでかないといつまでたったって出来るように派ならないと思う。
でも一般人的時間感覚を適用しないで。
外とは完全に遮断したシールドみたいな中でゆっくりでも馬鹿みたいでも一人確実にできるように積んでくだけ。
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この写真の時は嫁さんをでっかい病院に連れて行った帰り。
検査の結果を聞きに。
何言ってんだか分らなかったってなんだよそれと思うけれど急を要する大事になってはいないらしいことは分かった。
じゃいいか。

Tag:R.シュトラウス  Trackback:0 comment:2 

やりたいこととできること

もう20年近く散々走って見飽きたような道路から、路地へほんのちょっと入れば未知の場所だったりする。
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地図を見てるとそんなとこにある店があるらしいので行ってみたら確かにあった。
当たり前か。
木に囲まれたような・・
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若干古くなってきてるけどお金かかってるんじゃないかとか・・
木と言えば、今うちの周囲で木がやたらに枯れてる。
遠くの山までかなり広範囲で大規模に枯れ木の茶色いまだら模様が・・。
今年暑かったからかななんて思っていたけど、広報無線を聴いていたらあれはどうも病害虫によるものらしい。
木も受難の時なのか。
マスクもできないし自分で逃げたりできずなすすべのない木は気の毒というか。
樹もあの場所で何十年踏ん張って生きてきたわけで、動けないのをいいことに虫なんかにやられ枯れていくとき
ちくしょう!なんて叫んでるんじゃないかと思ったり。
山の木あんなに枯れちゃって大丈夫なのかな。
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パイ料理専門店ということで、冬に来ればいいんだろうけど。
こういうの食ったことあるようで初めてかな。
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部分的に開削すると開口部からビーフシチュー的な世界が
しかしここ車の通りも少ないし周りは工場住宅学校みたいなとこでお店のありそうなところじゃないよな。
スマホで簡単に探せる今は訳のわかんない山のなかとか住宅地の中の民家がお店だった的なものは商売上不利どころかかえって面白くプラスになると思う。
そんなものはなかったころからこんな裏の裏みたいなとこでやってきたこのお店はみんなに愛されるいいお店なんでしょうね。
以前よく知る人が定年と同時にだした店は一月後にはなくなっていた。
ある種の店でお客として別格的スターだったらしいけど自分がやるというのは話が別だよというのが皆の総意、あれじゃあねえ・・。
好きとやれるは違うところが世の中の酷なところというか・・違うかただのあたりまえか。
もう3年くらいになるのか間違えて入っちゃった吹奏楽団の練習中だめだ・・やめよう・
絶対あきらめないぞと自分に言い聞かせて家を出たその日、糸が切れたようとか言うけどほんとにそんな感じで。
一人で好きにやるのじゃなく他人と関わりながらな話だと、勝手に意気込むのとは別にリアルに持ってなくちゃならない基本的条件というものがどうしてもあるわけで。
楽器を車に積み運転席に付きながら唯一の楽しみで一番好きなことによって自分が駄目なことを具体的に明らかにされるとは神様は酷ですねなんて思ってた。
思ったけど神様はじゃなくてそんなのあたりまえのことをようやく知ったというところであろう。
でも諦められないのでまたやってるし、あれがあったからの今だからそれはいいの。
昔アマチュアオケでやってる人のブログを読んでたら私の大好きでかなり有名な曲を練習中なことが書かれてあった。読み始めると曲のことなんか全然知らないし愛着もないし興味もないんだというとこに・・その時自分はやらずに聴くだけの妄想的リスナーだったから驚き批判的な気持ちを持ったりした。けどそれは筋違いだろう。
私の話を書いたってしょうがないけど団にいる時自分もその曲が好きだからやろうとしたわけじゃなかった。
誰かが演目を決め楽譜が配られる・・に始まって読みながらやりながらその曲を知り感じ・・・という言う話を書く資格がある私じゃないからやめよか。
プロのオケ奏者の日記を読んでてもかなり有名な曲についてこの曲は初めて知ったなんて書いてて驚くことがある。
でもそれも当たり前なんだろう。
もちろん内容を無視して機械的に技術力だけでやってるとかそういうことを言ってるんじゃなくて。

やりたいとやれるは別だという事は子供のころからいろんなことをやってみることで自然に覚えてくるものなんだろうけど、先にできるわけないだろに染まって何もせずに来ちゃったから中年になってその基本を思い知ったりしてるのね。
そしてやろうと思えば何でもすっと出来ちゃう人というのもいて、そういう人にはそんなのやる気がないだけか馬鹿にみえるん・・なんか書いててくだらねーなーと思ってるけど他の話も別に思いつかなかったの。
なんでもいいけどできない私は聞き専のまま死にたくないの。
絶対嫌だ。
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本格的な採掘に着手。
煮込みハンバーグは2個入ってた。
皿の淵に引っかかってるパイも手ではがして食っちゃった。
おいしかったよ。

https://www.youtube.com/watch?v=Kl9kfs_4K7Q
アルプス交響曲は嵐の中急いで下山すると神様でも出てきそうな西日を見て、夕日の沈んで行くのを感じながら家で今日一日を思い出す。
曲のおしまいにある変ホ長調の回想的音楽を聴いているとログハウスみたいな木の内装のと暖炉の火みたいな中に自分もいるような気がする。
変ホ長調というのはベートーベンがそれで英雄交響曲を書いたりして英雄的な調なんて意味を持たされることがある・・俺はやったぞという達成感をそこに表してんのかなと思ったりしなくもないけど違うかもしれない。
正しいかどうかは問題でなくそんなことを考えることが音楽を聴くという事でもあ・・
音楽をやる側から好きな人にこういう話をすると嫌な顔をしたり馬鹿にしたり・・されると思ってんのは私の中にある記憶からくる勝手な被害妄想で、言っちゃいけないことか。
絶対音感なんかかけらもないから初聴きでEs durだなんて思ったりしない。以前楽譜を見て知った知識みたいなのがいろいろ言ってるだけでオタク的な役に立たない・・いや、そんなに悪くいう事もないだろう。
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ランチについてくるアイスティーは結構な量で・・
全体的に女性向でちょっと少なめかななんて思ってたけど
これ飲んでしばらくしたら腹がいっぱいになった。

プロオケ団員の日記は20年分くらいあったけど多分みんな読み終わった。
現在進行形だから今日の分も読むわけだけれど、ところどころ音楽という場はお前の来るようなところじゃないわきまえろと言われてるような気がすることがある。
もちろん書いている人はそんなつもりで書いてない。
音楽と関係ない話においては思ったことをそのまま書いちゃう人で会社員だったら色々あったんじゃないかなんて思わないでもない。同じ音楽のプロやそこを目指す音楽家にはとても厳しいことをいうけれど、関係のないアマチュア、聴き手、客に対しては俺のが偉いみたいなそぶりを絶対に見せないよう気を遣っているように感じられる。
そうでなきゃあそこまでいけないし、あそこにいられないしあそこまでいける人にはその余裕があるのかもしれない。
読んでてどうこう思うネガティブはすべて私の中に蓄積されたものから発せられているのであり、悪臭を放つそれをみんな掻き出し吐き出し雑巾がけをしてきれいになったのを見届けて死にたいと思う。
だからまだ全然死ねない。

Tag:R.シュトラウス  Trackback:0 comment:2 

キイチゴ

ショパン展を見終わっててみたここは山への斜面が開発され手出来た住宅街の中。
えこんなとこに?みたいな感じ。
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ちょっと高い所にあるので景色は見下ろす感じ。
すぐ隣はお茶畑だけ樹が引っこ抜かれてる。
もうすぐ、家が建つんだろうか?
立ち並ぶ建物の向こうに遠くの景色が見える感じだけど、そこに家が建つとふさがっちゃうかな。
誰もいないけど静かでいいじゃない。
持ってきてくれたメニューには飲み物しか書いてなく、ショーケースを見て頼むんだろうなと思いつつ聞いてみると
・・・・?
いや?じゃなくて
どうすればいいですか?
あ、あそこで選んでください。
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見やすいように拭いてくれたけどすぐに曇っちゃって笑う。
結構な種類がありつつ売り切れてるものもあった。
昔風に素朴なのがいいね。
なにより安価。
選ぶに困っちゃうとか幸せでいいよねえ。
左端に木苺のショートケーキ。
きいちご、小学生のころ通学路上山の斜面に黄色い実のなる木があってみんなそれを採って食ってた。
自分も一二度食ったかな。ちょっと渋かったけどまずくはない味の記憶ととげのある茎、晴れた日差し・・
誰とも一緒に帰ったりせずいつも一人だったはずで集団に入ってくなんてできなかったはずだけど・・
みんなそれをキイチゴと呼んでいて、黄色いから黄イチゴなのかと思ってた。
あれはモミジイチゴというらしいことを46歳になった今頃知る。
・・と書いてちょっと調べたらモミジイチゴの別名として黄苺と呼ばれることもあるそうだ。
じゃいいか。
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ピーチティーはあんまり香りがしなかったけど木苺のショートケーキはおいしかった。
お皿の柄がその世界に合わせてあるわけですかね。あカップもか。
今風のラズベリーと名のあるケーキならもっと全然違う見た目になるんだろうけど、そこも含めて素朴でいいですね。
嫁さんのはオレンジのタルトだっけ。
黄苺の自生していた場所は道路拡張で削り取られ今はもう跡形もない。
あの場所・・小学生のころか、山に沿った細い坂道を自転車で下っていると見下ろす田んぼを挟み遠くに並行する坂道を同じく自転車で下る彼が見える・・
彼は5年くらい前の同窓会にはこれなかったようだけど、その準備みたいな集まりに来た時はスターだった。
全然知らなかったけど彼は賞金系プロスポーツ選手になっていてその時まだ現役。
外車に乗ってきて別格異次元的に輝く彼にもその騒ぎにも近づいて邪魔しちゃいけないような気がして私は一人暗闇に鎮まる
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いいお店だったけど暗闇にいるあの子にどっか連れてかれちゃいそうな印象が記憶を支配しちゃってて笑う。

だけど、手を振ると手を振り返してくれた彼とはその直前まで親しく一緒にいたような記憶が・・そしてそういうことが何度かあったような気が。
今思えば肉体的にも精神的にも成長の差みたいなものがかなりあったと思う。
手を振ってなんて言うのはもう馬鹿に見えてたのかもしれないけど相手にしてくれたのか。
子供のころからスポーツとは皆目縁がないうえにファミコンもしなければ共通事項は何もなかったはずで・・あれなんだったんだろう?
もう何にも思い出せない。
同窓会では一度も話したこともなく俺のことなんか知るわけないだろうと思っていた優等生的な人間から思いがけず親しく名前を呼ばれたとか、同じテーブルになった女性にほとんど話もしなかったよねといったら何言ってんのって顔で話してたよ!返ってきたり。
それをもって自分で思っているほどダメな自分じゃなかったのかもしれないと書いて明るい結びとしようかと思ったけど、なんか違うか。
それより今日も楽器練習しました。
調子がいいと思っても30分すぎるとつぶれてきて、あれ何で変なんだろうなんて無理に力を入れてどんどん壊れてくことを自分で観測した。練習量が足りないからすぐばてるんだけど闇雲の続けるとまたおかしくなるしやめなきゃいけなのかな。
1時間休んだくらいじゃ戻らないみたいだけどなんでこれ?
調子がいいと思ってるそれも全然違う勘違いかもしれずレッスンで見てもらおうと思っているけど、勘違いだろ意識が先行してやる前からまた力が入り暴走な予感に・・
楽器、ダメだと思ってるとほんとにダメな音が鳴るから・・意識ってそのまま結果になっちゃうのね。
じゃあいいと思っていい音が出せるかって全然そんなじゃないからあれだけど。
人間生きてると全部がそうだけどね。
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食べてるうちに日が暮れてきた。
真っ暗になるかと思ったらちょっと空いた隙間から夕陽が。


https://www.youtube.com/watch?v=y2mCNB2anJs
2重フーガですね。
この人超絶天才速書き系だったような話を昔どこかでよんだ。
複雑なフーガもどんどん書いちゃって書いてる時楽しかったんじゃないかと思ってみたり。

会社帰りだろうかケーキを買っていくお客さんが結構来るのね。
最初の人は何度も何度も呼び掛けるんだけど奥のおばさんは気づかない。
諦めて帰っちゃったのかと思ったら戻ってきたしおばさんも出てきた。
どっかあさっていたいな窓から叫ぶと通じるとか知ってるんだろう。
次の人も呼んでも出てこない大会だった。
おしゃれ店もいいけどこんな素朴な店が好きだなぁ・・
きっと、ここはいいお店。
また機会があれば。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:0 

運動

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ショパン展行こうという日。
遠くのプリンみたいな山だけを狙って雨が降ってるように見えてなんだか笑いそうになる。
街の中の飯屋は狭くてうるさそうだからと思い手前のちょうど市街地が切れてここから田んぼ地帯になりますみたいなあたり。
昼飯を食う店はないかとローカルな道を曲がりここへ来たのは偶然で一期一会的な。
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車を置き横断歩道を渡って戸を開けると白くて長いあの帽子をかぶったオーナーがテーブルで客と談笑中。
ちょっとべらんめえ的な雰囲気も感じるオーナーはでも親切に案内してくれた。
オーナーというよりシェフ・・ご主人か・・・おやじでしっくりくるかもしれない。
写真入りで貼ってあるメニュ-なんかを見てるとステーキとかビーフシチューとか肉料理は任せろなお店なのか。
なんかそういうの頼もうかとも思ったけど価格を見てやっぱり手ごろなランチに。
お客さんまみんな顔なじみの常連さんのようだ。
多分、30年とかもっととか通ってるような。
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白いグランドピアノか。
その上にはマイクが置いてあって・・
ピアノが置いてあって時々誰かを呼んでなんかやるんだろうなというお店は結構見かける。
音楽が好きとか言いながらそういうのを含め音楽な場に一歩も近寄れないことに疑問も持たず30年。
ちがうか、目を伏せ耳をふさいで30年。
おかしいだろと思って数年。
今、やりたいと思ってあがいて・・があるからいいか。
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気が付けばどしゃ降りの庭には夏の花。
この日少し遅めに起きると家の窓も雨の中たくさんの朝顔が咲き乱れて絵になってた。
ちょっと時間が遅いから見た瞬間はああ咲いてるなと思ったのに見てるとどんどん萎んでゆく。
見てもらえるまで頑張って待っててくれたのかな・・
思った瞬間馬鹿にしたような表情や声が浮かぶ。
殴ってやろうかみたいなのとか。
私はずっと音楽をポエムみたいに捉えてた。
ステージ上にいる人たちはまず具体的に実態的問題を高い身体能力で解決してゆくアスリート集団なのであって変なポエムを垂れ流してるようなのは大嫌いであるかもしれない。
もういいのよそれはそれで。
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びっくりするような速さで出てきておっと思う。
手抜きだからとかじゃなく、昼めし食いに来てるような客を待たせるわけにはいかねーんだよ・・とか言ってるかは知らないけどなんかプロ魂かもしれないとか思って。
ちょっと足りないななんて思ってると嫁さんのご飯が半分来るので何とかおさまる。
おいしかったよ。
ここへ来る前かかりつけ医に健康診断の結果を見せたところカロリーの取りすぎだ炭水化物を減らせと言われたばかり。
先生はいつも他に困っていることはないか?と聞いてくれる。
体を人並みに動かせないコンプレックスで人生が・・とかは言わない。
最近謎のかゆみが全身にでてきたなんて言ってみと
うーん、なんだろうねえ。
更年期ですか?なんて言ってみたらそんな訳がないだろうという返事が返ってきた。
自分でどうするとそれが出るかを考え原因を探ってください
楽器のレッスンみたいな話で終わった。

オネゲルの作品に3 Symphonic Movementsというのがあって、曲の持つ内容からも交響的運動と訳されていたりする。
Movementsって音楽的には楽章と解釈するけど確かに運動とも読め、そこ2重の意味を持たせた洒落みたいなことを作者も考えていたわけなんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=oOCezhbNQnY
それでその第1番はパシフィック231という愛称がつけられていてよくクラシック入門みたいなところに載ってたような。
私もクラシックに目覚めるとすぐオネゲルとこの曲名は覚え、長く知ってるけど聴いたことがない曲の一つであり続けた。
SLマニアだった作者により書かれ、蒸気機関車が走り出して加速してゆき・・だけど聞いてみるとおもいきりオネゲルな音楽で結構とっつきにくくないこれ?
作者はこれはもともとSLを描写しようと思って書いたわけじゃないといったらしいけど、でも確かにドラフト音鳴らしながら走った挙句結構急なブレーキで止まってたね・・
やっぱりとっつきやすいか。
単に蒸気機関車をリアルに描写するのならもっとうまくやれるはずで、でもそれじゃあオネゲルの作品じゃないのかもしれない。
第2番はラグビーという曲で、昔テレビのクイズ番組でこれは何を表している曲でしょうか?という問題になってたのを覚えてる。
一人で電車に乗ってどっかでかけてた時だから結婚前か、相席になった6年生くらいの男の子がラグビーのルールかなんかを質問すると超絶スポーツマンみたいなお父さんがさっと答えて・・が忘れられない。
なんで忘れられないかは書かない。
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ランチのアイスコーヒーが家で飲むような体で出てきてちょっと笑う。
お母さんもすごく親切丁寧。
常連らしいおじさんがやってくるとメニューも見ないではらへったなぁ・・あれなかったっけ・・あれ
ある料理を大声で連呼する。
それはないからお母さんが近似の料理を厨房へ伝えると
え?あれ・・あれ・・
駄々っ子みたいにメニューにない料理を大声で連呼するおっさん
そこのメニューに載ってるそれしかないんだよ!
お母さんの一喝でおっさんはすっと黙った。
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庭のあのでっかい石よく見るとなんか書いてある?
土地改良記念・・
記念碑?あそこ庭じゃないじゃない・・
隣の区画なんだろうけど、でも庭みたいにいろんな植物置きまくっちゃって実質庭になってんのね。
話好きに見えるおやじは今度は女性一団の中に座り込んで話始める。
孫もいるだろう女性の集団にやさしく
ねぇ?なんて言えばウフフみたいなかわいい声が返ってくるのね。
自信に満ち溢れる感じ・・男はさあ、ああでなきゃいけないんだよ。
その根拠はまず・・
・・この先言いたくてしょうがないことがあるんだけれど、あんまり自虐ばっかり書かないようにしよう運動を展開中なのでやめ。
帰り際おかあさんのまたおねがいします。を聴く。
またったってここに来ることが・・いやまた来ましょう。
女性に囲まれたオーナーというかシェフにでっかい声で
ごちそう様。

今日も楽器の練習しましたよ。
明日もします。
明後日も。
もうそれだけ。

Tag:音楽を聴く話  Trackback:0 comment:0 

ショパソ

今まで拍手コメントをくださったたくさんの方々にお返し出来てないというのがずっとあるんだけど・・
とても嬉しいです。
どうもありがとうございました。
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駐車場からあの建物までゲリラ雷雨みたいなのにやられるリスクを感じながらも傘を持たずにに歩く。
めんどくさいからだけどそんなのただのあほである。
考えてみると遠出は久しぶり。実際は半日あればなところだけどそれすら。
地下道もあるけど自分が足を悪くして初めて階段のわずらわしさを知る。
9779.jpg
向かいのあの建物にはオルガンを持ったホールがあって、あこがれ続けた本物のパイプオルガンを初めて生で聴いたのはここだった。
演奏は素晴らしかったけどオルガンについては正直妄想の中で期待が現実を超えて膨らみすぎてしまっていることを知った。
あの頃まだ慣れないから直接電話をして切符を取ろうとしたらシルバー人材センター的なおじいさんが出てきて席なんか当日でもたくさんあるからその時買えばいいんだよ!かなんか言われたのを思い出す。だそりゃと思ったけど確かに好きな席に座れた。
東京のホールに行きだしてからきてないな。
9780.jpg
ここは音楽について書くブログのつもりだからカテゴリが作曲家の名になってて、記事の数を見るとショパンが一番多い。
私はピアノが弾けるわけではないし特別にショパンが好きなわけでもないのにそうなっちゃってるのは多分記事に合わせやすいとかそんな理由で。
でも、嫌いではないのか。

クラシック音楽を知ったのは中学二年生の時だったけれど、ショパンと言えば少女漫画に出てくるようなイメージやみんなが知っているみたいなのが気に入らず拒絶しようとした。聴くのは自分なんだから周りがどうかは全く関係ないはずでまさに中二病・・
だけど作品の魅力に打ち勝つことが出来ずすぐいろいろ聴いたし楽譜を買ってきて弾こうとした。
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ショパンの音楽は時代的にあるわけないところに当たり前のように存在しているというか、だれの真似でもなく誰にも引き継げない超絶独立感というか・・実際は先人の影響を受け後世に大きな影響を残してもいるけれど・・その異様なまでの特異性が一番の特徴じゃないかと思う。
だけどあまりにも受け入れられ好まれ聞かれ弾かれあり触れすぎてしまっているためにそこが見えなくなっちゃってると思う。
あのエレベータに貼られてるあの有名な美しい肖像はよくあるあの少女漫画的なキラキラショパン像を作り出すのに一役買ってきたんだとも思うけれど、あれは精神的側面を描いたものですべてでは全然ないと思う。
私の思うショパンはもっとリアルにおっさん。若く亡くなったけれどもうすぐ加齢臭も出てくるようなおっさん。ショパンはおっさん。
で、あの肖像画も展示されていてまじかで見ることが出来た。複製とはどこにも書いてなかったから多分本物なんだろう。
肖像画なんか興味がねーんだよこっちは自筆譜を・・
ちがう。
印刷された本で見るのとは全然違う。
2次元なのに立体、絵なのに角度をちょっと変えると表情が変わって見える。
その瞳はこちらに何かを訴えかけているような・・
おそらく本人も見たんだと思うあの肖像画は、モデルがモデルだけに長い間ものすごい数の人が気持ちを入れてみてきたものだと思う。そのおかげで絵の中に魂みたいなものが入っちゃってるんじゃないのかな?
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検温・消毒・・中にいる案内か見張りをしているお姉さんが機動隊みたいなフェイスガードをつけてるのがどうしても強く印象に残る。
変なこと言ってる場合じゃなく今大変ですよねみんな。

念願の自筆譜は極力照明が当たらないよう配慮されて人が前に立たない間は消灯するようなケースに入ってた。人類の宝だもんね。実際スルーな人のも多かったけど。
資料的な面白さはネットでファクシミリを見るでも十分確認できるわけで、ここに作者が間違いなく振れ、その音楽が刻まれたのか・・とかそういう感慨に浸る。
あでもやっぱりこれも実物を見ると写真で見るのとは違う印象を得る。
・・繊細で・・音楽はあんなに奔放奇抜ダイナミックなのにね。
速書きなのに一定していて読みやすいというか・・ブラームスのなんかすごいもんね。
2枚あったうちの

https://www.youtube.com/watch?v=z2na9sIkRtI
一つはこの曲の一部でこの曲あんまり好きじゃな・・
出版用清書稿だけど作者による修正が入ってたり・・
誰も来ないから何度も何度もずーっと眺めてきた。
9783.jpg
結核を患いかなり苦しくつらいものだったらしい最後の病床で愛用していたという呼び鈴が展示されていた。
実際これに触れて・・
その横には死の床にあるショパンを囲み嘆き悲しむ多数の友人という絵。
祖国を離れ家族を持つこともなく・・とはいえ彼の周りには常に慕う人たちがあった。
中二病じゃなくて人間失格の自意識が周囲との間に壁を作・・いちばん思うところがあったのは解説文の横にあったあの挿絵かも。

長く患って亡くなっているんだから当然なのかもしれないけれどデスマスクは30代ではなく老人のようにも見えた。
ピアニストであり最大のピアノ作曲家であった彼の左手のブロンズ像はよく残してくれました的なものでしょうけど変人的にでかいらしいラフマニノフのやつみたいなびっくり感はむしろなくむしろ普通に人間だななんて思っちゃったけど。
そういえば中学の時音楽の先生が所有するその複製を見せてくれたことがあったような気がする。
死にかけた自分に希望を与えてくれたのはベートーベンだかなんか語っていた先生はクラシック音楽に興味を持った私を特別かわいがってくれていたのかもなと今は思う。
だけどあの頃そのことに気付けなかった。
いや違う、先生の期待にはこたえられない自分をあんまり見ないでみたいな変なのがあった・・
あれから33年か、先生まだ楽器できるようにならないよ。
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ショパンが亡くなった歳を自分はとっくに超えていると今ふと思った。
彼のコンチェルトは大嫌いで真骨頂的な多くのマズルカは嫌いじゃないけどほんの何曲かしか聞かないままになっている。
でも時々彼の曲を聴き、楽譜を眺め、頭の中で鳴らす。
結構、好き。
いやかなり好き。
当たり前なんだろうけどこの催しは残された貴重な資料を分析することで作品解釈の新たな可能性を探るみたいなのでは全然なかった。
そんなもん行っても仕方がないかななんて思ったりもしていたけれど、多分死ぬまでポーランドに行くこともない私が彼のふれたものに近づけたことはやっぱり事件のようなものだ。
今日まで生きていてよかったと思う。

Tag:ショパン  Trackback:0 comment:2 

オリーブの葉を咥えた・・

朝、ものすごい土砂降りの中車に乗りこむが濡れる。
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もう10年くらい前になるのか何種類か蒔いた朝顔のうち、弱くて駆逐されそうな花が今日は結構咲いてることに気づく。
写真撮ろうにも窓も開けられないけど・・
きれいだね。
そして走り出せば雨はピタッと止み、挙句に晴れてくる。
世の中とはそういうもんでしょう。

嫁さんは最近夜眠れないみたいだ。
複数あるらしい原因を聞いてて更年期という言葉が浮かんだけど絶対に言っちゃいけないんでしょう?
そういう自分も寝返りを打つ際胸の中央部に激痛が走って目が覚めることが多くなってきた。
以前、全くおんなじことを言ってる人がいて他人事のように聴いてたのを思い出す。
調べるとティーツェ症候群というのが出てくるけど書けばご心配をいただいたりするのでもうやめる。
最近謎の痒みが前身の各所に現れる事もよくあってこれは更年期?と思わなくもない。
楽器にリードをつけようにも三次元的にぼやけて見えないの・・は老眼か。
楽器の・・とか書くとまたかってなもんだろうけど、
帰宅後練習しようと窓を閉めてもさほど暑くない。
クーラーつけなくても練習できるな。季節も変わったのかな・・
と吹き出してしばらくすれば暑くなってくる。
出来なかったことが出来るようになりかけたような気がして、
練習って気づきの連続ですよねなんてブログに書こうかというのが頭をよぎる・・・
気づきじゃねーよ勘違いだよ
お前全然できてねーよ。
あそうですか。
そうみたいですね。
また明日もやります。


https://www.youtube.com/watch?v=AJMueZyvnXI
オネゲルでも聞くかとCDを買ってきたのももう20年くらい前で・・と最近あれは何年前で・・ばかり書いてる気がする。
人生終わりだみたいな意識が内側に巣くってるのかな。
その20年くらい前は個人ホームページみたいなのが全盛のころで、あれもこれも思い出せばみんな10年前だ・・なんて書いてたのを思い出す。今から見れば30年前か。
思い出してばかりだと今は知らないうちに終わってしまうと思う。
あの頃はまだ地元のCD屋もクラシックを大きく扱っていたのを思い出した。それからすぐに衰退がはじまりあっという間にCDごとなくなってしまった。
クラシック音楽のいいところは、今意味が分からなくても20年後に急にピントが合ったように共振共鳴することがあるところだろう。
今急に聞きたくなり聞いてみると2楽章にしびれるものがある。
絶望的に厳しい状況、明日は生きていられないことが確定している夕方。美しく穏やかな空の青と白い雲、頬を撫でる風、そばに大切な人の・・いや、それは知識に引っ張られた偽の感想だな。
この先の悲惨な状況が予告されるけれどなんかこう、ここにいることに安心する・・
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おしまいに姿を現すフルートは作者自身が鳥の主題と呼んだもので空高く旋回している。
長くとどまってくれるかどうかわからない危うさみたいなものを感じなくもない。
私はキリスト教徒ではないのでオリーブを咥えた白い鳩というのをどこかで読み知識として入れてからそれがそう見えるようになったけれど、何の説明もなく聴いただけどそれとわかる人たちもいるのかもしれない。
前の楽章では長く鳴り止むことのなかった怒りと破壊のざわめきを一瞬で沈め、あっというまにみなどこかへ連れ去っていってしまった。その時は白い鳩ではなく巨大な怪鳥のような姿で。
2楽章のはじめ、鳩の姿でほんの一瞬現れかけているのはこの平和を運んできてくれたということか・
色々考えているうちに全曲が何を言おうとしているかが急に見えてきて、長年聴くでもなかったこの曲が私にとって大事な曲の一つになった。
生きていればいいこともあるかもしれない。
9776.jpg
紐を垂らしてみたら登ってきたこのあさがお、
もうこれ以上登るところはないんだと悟ると自分で生長点を枯らしちゃうのね。
分岐した新しい蔓がもう一度やってみればどっかいけるんじゃないかと・・・やっぱり駄目だと諦め
三本目は最初から絡むのやめちゃって・・
だけど今すごいいい絵になってるよあなた。

オケ奏者の日記を読んでいると生徒さんの中に70代の人がいることが書かれてあった。
私にとってはこの先まだまだ時間はあるのだという朗報のように思えたのだけど、
冷静に数えてみるとそこまでもう25年を切っていることにちょっと驚く。
25年なんて、昨日や明後日みたいにあっという間じゃないか。
時間を大事にしなくちゃとは思うけど、じゃあとか言って何かが急に進むわけでもない。

まだ全然諦められない。
死にたくない。
オリーブを加えた白い鳩・・
オネゲルの交響曲第3番の最後の部分を戦争で亡くなった人達へのレクイエムだと解釈する人が多いようだ。
私は聴いていて、これは希望と願いだと思う。
それは天からもたらされるものではなく、人間自身の中にあるものだとこの曲は言ってると私は思う。

生きるためには希望が必要だ。
私の願いが
確信的な希望となりますように。

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プロフィール

unagi

Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

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