突然びっくりするほど明るくなる。

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長雨の後、見慣れた景色がやけにきれいに見えた日。
ある人からもらって捨てられずにいた本を捨てた。
捨てれば何かが変わるかと言えばなんにも変わりは・・
というような話を書いてる途中で楽器のレッスンに行ってきた。
どんな内容であろうとこの次かその次でレッスンの話は書こうと思ってたけど頭の中がレッスンであったことでいっぱいになっちゃったのでここに

音出しと見せかけ練習して得たものを見てもらうべく吹いてみると
うん、いいですよから始まって最終的には
かなり練習したでしょう?今回は
そろそろ本格的なエチュードをやっても・・次回持ってきましょうか。
超絶微速で進めばいいやスタンスでやってるところ急にワープしたみたいな話で何だこりゃ的に沸き立つ。
そうなったのはなんとなくの偶然じゃなく実際ほんとに練習していろいろつかめてきたこと、リードのいい悪いが急に分かるようになりダメリードで自分を壊すことをやめられたこと、削って調整していたら偶然生まれた超絶高性能リードで勝負に出たこと・・
もうひとつ、前回先生にマウスピースが一ついかれちゃったんですがと言ってみたところ、いろんなマウスピースをもってきてくれて合うものがあるか吹いてみてくださいという事でやってみる。
ほんのちょっとの差なんだろうけど感覚的にはものすごく吹きやすく・・勘違いでもなんでもよしいける!と思えればほんとに行けちゃうから・・いやこれ勘違いじゃないだろう。
すごく楽に息が入ると今まで苦しかったり難儀してたりとかそんなの嘘みたいに消えて音楽のことを考えながら吹けるのね。
いい音が鳴ってますよという先生が嬉しそうなのが自分も嬉しい。
どうやってもどうにもならず自分のどこがおかしいのかわからなかった音程が高くなっちゃう件についても、
音程も完璧です。
どうしちゃったのこれ?
仕掛けでこんなに変わるのならもっと早く知りたかったは考えるの禁止。

https://www.youtube.com/watch?v=y1hiChMn5e0
幸せいっぱい という曲。
シューマンの子供の情景は何曲かが変奏曲ではないけどそれ的に連なることで一つの作品をなしていて、これだけ抜き出して聴くもんじゃないんだけど。

じっくり吹いて自分に合ったものを選んでくださいとマウスピースをいくつか貸していただけた。
大事さに急に気づいて注文してあったリードと養生用のケースも届いた。
この先の夢なんかもうどっかいっちゃってて今やめずにがんばれるかどうかが勝負みたいな世界だったけどまたこの先やりたいことなりたい自分がちょっと頭によぎったりして。
あんまり調子に乗るとまた落っこちるけどね。
今日くらいはいいじゃない。
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あの見えてる景色の中に中学高校のころ見たりいたりしたいろんな場所が・・
楽しく明るく思い出せるものは一つもない。
はちょっと言い過ぎか。
真っ黒く塗りつぶされ異臭を放つ記憶・・もういいか。
それよりいまも読めばすぐわかるようものなのに楽器名じゃなく楽器のレッスンなんてかいたりしてるでしょ?
素直に楽器の名前を書くというそれだけのことが出来ないという病気みたいな頭が素直な頭になるところを目指す。
そんなに遠くないんじゃないかと思えると少し気分が明るい。

この気持ちをどうしても記録しときたいと思って書きかけの記事に乱入。
一晩明けるとまたいろんなことを考えるようになる。
だけどさっき借りたマウスピースと複数のリードを吹いてみた結果、
押さえる所を押さえれば急に来たこの行けるかも感は幻に終わらないはずだと思えた。
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この日強い日差しがすごくあたると暑かった。
あの木陰、
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嫁さんが来ないと思ったらずっとあそこにいたようだ。
風が吹き抜けるてとても気持ちがいいのねここ。
向こうに見える
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あの景色を・・眺めて・・
風が富士山にあたって雲を作り
出来たくもが海の上まで流れて・・
ものすごくゆっくりだから止まってるように見えるけど。
ここに家を建てて、でっかい窓から一日ぼーっと眺めていられたら・・
家はなんでか外の景色を眺めるような窓がない。
そんな窓があって、外の景色を毎日眺めていたら違う人生があったかななんて訳の分かんないことを思うことがある。
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家に帰って、嫁さんがスーパーで買ってきた大福を食った。
食いながら窓を開けてみると、壮大な景色は見えないけど山の稜線と青空くらいは見えた。

最初の写真に写っているあの山は物心ついたころから毎日見ており、小さな自分の知っている世界の西の端に立ちはだかる大きな壁だった。
10代後半で廃人みたいになりかけつつなんとか学校は出て、入った会社では洗脳状態のようになって夜逃げをし・・のあとここへ戻ってきた時あの山にどうしても登ってみたくなりいろんなルートから何度か登ってみた。
山の向こうに寝てると思ってた星はいなかったし、人生観を変えるような発見も体験もなかったのはさみしいけど当たり前か、あんな低い山だけど鎖場や薄皮一枚のような絶壁の上を歩く場所を見たのは衝撃的であった。
毎年死人が出ていたようだし今そこは立ち入り禁止とされたらしい。
考えは気分に支配されているけれどそれも諸刃の上を歩くというか何もないのにどちらかへ大きく傾き落ちてしまったりする。
あんなに寒かった日の翌日がこの明るく晴れて暑かった日なのだけど、ここを書いている今また外は冷たい雨でとても寒い。
明るいときにその勢いで書き留めたものを忘れても消えないようここにそのまま残しておこうと思う。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:3 

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unagi

Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

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