相性と黒い壁

すごく冷え込んだ朝にも朝顔が一生懸命咲こうとしてる。
しわしわになっちゃってたり破れながら開きかけてたり・・
逆にじゃないけど咲いちゃうとなかなか萎まず昼過ぎどころか夕方まで開いていたりする。
いいねーなんて思ったこの花は一晩超えて次の日も咲き続けてた。
もう朝顔じゃなくて二日顔である。
心配事や嫌な事というのは一つ来たなと思って身構えていると誰かが仕掛けたのかというように次々襲ってくる。
けどそんなのあたりまえでみんなそうだからこんなとこにピーピー書いてもくだらないか。
いらんこと言ってるとほんとにそうなるというのもあると思う。
近所にそりの合わない人間が来たら嫌だなんてここに書いたらそれ系のことがほんとに動き出したりして・・
この日遭遇した人や出来事はその一端であってすべてでもないし今後の・・まいいや。
動揺したけれどこのままずるずる行くのもと思い思考を整理し入れ替え‥とやってたらとりあえずおぼれかけたけど足がついたように落ち着いた。
それをここに書こうかと思ったりしつつ、出かけてた嫁さんが返ってきたのでまた出かけ・・

このカフェはかなり前に来たことがあり、私はいい印象が持てなかったけど嫁さんが喜んだからいいやいうようなことをここに書いたかもしれない。
また行きたいという嫁さんの返事に押されて入ってみると出てきた店主は持ってた印象そのままだった。
後から来た女性は前回見かけなかったけど店主の奥さんかもしれない、接客への適性があって文句のない感じ。
壁が真っ黒に塗られていて、そのせいで窓の外が強調され・・
このとき腹がいっぱいでケーキと飲み物は無理だったのでなんとかのパルフェと書いていあるものを頼んだら

こんな形で出てきた。
他所で食べた洋ナシのパルフェ綺麗ですごく美味しかったよなぁとよそ事を考えながら・・
店主が別なお客さんのとこにも料理をものも言わずぶっきらぼうに置くのを見て色々と思う事もあるけれど、でもこのお店レビューを見ると大好評大人気らしく入った時も結構人がいた。
彼らはこの店をしっかり立派に育てて守って、子供を育ててたりもするんだろう。
俺の負けだ。
なんだ負けって。
なんだじゃないよ。

そんなことは書かなくていいんだろうけどずっとハエがいた。
昔、短い間だけどハエをいちいち嫌がってたら飯も食えないという場で生活をしたことがあったけど今関係ないか。
シフォンケーキはシンプルな分店の技量がそのまま出る気もするけど嫁さんによるとあんまりよくなかったそうだ。
でもカフェに求めるところは人それぞれ、誰かにとっては大好きな大事なお店。
音楽の話にこじつけたってしょうがないけど、どんなに好きな曲でも頭の中がマーラーになってない日にマーラー聴いても全然入ってこないから。
もう誰の何聴いても入ってこない日もあるか、よそ事考えちゃって聴いてないな俺とか思いながら聞いちゃうような。
あのお店とたまたま共振する日もあるかもしれない。
・・ないかな。
相性っていい悪い正しい間違いじゃないですもんね。
いろんな人がいて好みもいろいろあっていいと思う。全部が全部自分と同じわけじゃない‥
とそこかしこで見聞きするこの論法、実際聞かされる方にとってはみなと同じ基準に乗れなかったことをネガティブにとらえている人間の自己免罪符、もっと言えばグダグダ言い訳に聞こえるかもしれない。
最近他所でそう聞こえたことがあった。
しかしそういうのもあんまり考えすぎるとじゃあ一言もしゃべらなければいいという結論になっちゃうからやっぱり駄目ね。
気分って、思考の内容や順番、積み重ねを意識して入れ替えると結構全然違う方向へもってくようなコントロールができると頭では思うんですよね。思うけどそこがうまくできないと、損ね。
https://www.youtube.com/watch?v=W1a1lkBwjAU
優れたピアニストであったブラームスにもピアノの小品がいくつかあるのは知ってるのにずっと大作ばっかり聴いてきちゃった。
このままだとそれらを知らないまま人生が終わっちゃ・・とか書くとほんとにそうなると思う。
私の余生は無限かと思うほど長く続くので、いつかもれなく楽しめるだろう。

帰り道、雨が見える化してた。
帰宅するともう真っ暗で寒いけれど犬と散歩。
出かける前にあった心動揺系な出来事をここにどう書くかを考えながら歩いた。
最後は明るく建設的に終わるとして、途中なんでそんなにというところでどうしても世間一般には理解されず批判の対処となりかねない部分があって、そこをどううまく・・
そうじゃなくて、そもそも書かなくていいんじゃないのそれ。
そういえばそうだな。
家に帰ると嫁さんが、雨降ってたの?
耳をすませば外でどーっ!と雨音
事の直前で避けることが出来、そのことに気づいてすらいなかった。
あ、俺にもいいことあったのかなという気がして書きかけてたここを明るく締められると思った。