好きなことも自分でつぶして忘れてた

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何年前かこの写真をなんとなく撮ったとき、ああこういうのをブログに載せたらいいのかと思った。
それまで好きな音楽のことを好きなように書いていればそれでよかったし、写真を撮って誰かに見せようとか言う発想もなかった。
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ここは私でも名前を知っている芸能人がオーナーなお店。
部屋の飾りつけは細かいところまでオーナーの意向だというのが伝わって来るほかに自作のアート的な物が沢山並んで子供部屋みたいだった。
でもなんかあまり共感できず。
そういう私も今日はこの先自分の好きな話を一方的に並べるので多くの人にははぁ?みたいな内容でしかないかもなと思って。
レジのところにでっかく赤ちゃんの写真があったから子供が生まれたところだったのかもしれない。
働いてる人たちはすごくよくしてくれたけどなにか引っかかってブログに載せなかった。

最近スマホに容量不足で操作不能という表示が頻発するようになり不要なものを削除してもだめ。
5年目だし買い替えか思ったりもしたけど物理的にはどこも壊れていいし実際支障もないからいいか。
もともと私は停波までガラケーを使ってるような人間だけどスマホを持ったのはあの頃複数個所から人に誘われスマホくらい持ってくれと言われたから。
ここから人生が変わるなんて予感に浮かれたけど急に木に竹いだところで育つはずもなく、元へ戻ってもう何もない。
昔のフォルダを見ると買ったスマホで最初に撮ったのは犬の写真だった。
次には私にスマホを買えと言った人間。
次に当時やってた楽器。なかったことにしたいので省略。
次は
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オルガンを聴きに行ってた。
ああいう遠隔コンソールをステージ上に置くとパイプまでの距離がありすぎてキーを押してから音が奏者に届くまでかなりのタイムラグがあるらしい。私が弾くわけじゃないから関係ないんだけど興味あるじゃないそういうの。
パイプオルガンというと見えてるあのパイプが鳴るイメージだけど実際はあの裏に大量のパイプが配置されていて壁の向こうで何か鳴っている感じ。うまくいけばそうじゃなくてこの広い空間全体が鳴っているような気がするはずだけど。
聴いたのはここじゃなくて2階席だったけど音が遠くてここまで来ない残念なんて思った記憶。席によるのかもしれず何度も通っていろんな席で聞いてみたかったけれど。と思ったらこの数週間後にも行ってた。
オルガンを持ったホールに助成金が出るらしく平日の昼休みに無料や500円くらいで開放というこういうのが各所でたくさんあって、自分も平日休みがあったので結構行った。
ここは数あるクラシック系ホールの中でもちょっと別格感が漂うところ。設計時の想定ミスだそうだけど休憩時間トイレ渋滞が起きるのが玉に瑕。
場所柄か周囲で働いてて昼休みに来てたような人が多かった気がする。
たまたま行った時がそうだったというだけだろうけど個人的な記憶として客の態度が最低だった思い出があるのは池袋芸劇。
なにしろ演奏者がかわいそうだった。
客の反応は忘れたけど演奏がよかった記憶があるのは新宿オペラシティー
書き込みだらけの譜面の乗ったコンソールをまじかに見ながらオルガン直下で聴けて楽しめた。
奏者は若い女性だったけどマイクなんて持ちなれないんだろうがちがちに緊張しちゃってなにしゃべってんのかわからなかったり音楽教室の発表会みたいな雰囲気で微笑ましいというか。
同じところへ次に行った時の人は喋りばかり饒舌で演奏は全くこなくシラケた。
演奏もお客も最高で素晴らしいコンサートが成立していたのは所沢ミューズ
演奏者の熱意に打たれたのは横浜何とか・・なんか小さいところ
名前も忘れちゃったけどまたいつか聴ける機会があればと思う。
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あの頃コンサートによく通ってたみたいだ。
池袋、ハープ2台とチェレスタだけどティンパニは一対。マーラーの大地の歌かな。
テノールの声が全然聞こえないと思った。一階席ならよかったのかな?
だけど別な曲別な歌手の時は2階で問題なかったし。
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月明かりがさしているような部分でステージ上に月の光を見たような気がしたのはこの時だったかな。
演奏がというのもあるけど、ある程度のクオリティーが得られれば必ずそう聞こえるように書いてあるというのがマーラかなとも思ったり。
ここは普段反響板みたいなのがオルガンを隠してるのね。ここでドイツレクイムやサンサーンスの3番を聴いたときオルガンのペダルがこの世の全部が鳴ってるように響いて圧倒された。
鳴りがすごいからという理由じゃなく音楽的にも感動したあの時は。
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錦糸町。オルガンの譜面台に明かりがついててステージにはピアノ。
プーランクのコンチェルトとストラヴィンスキーの火の鳥かな?※
通常客が入ったらそんなにガンガンさらわないものみたいだけどこの時ピアノの人がガンガン弾きまくってるのをまじかで見れたのが面白かった。オケが鳴っちゃったらあんな風には聴こえないから。
私が普段よく聴いていたのは最初に書かれたハープが3台出てくるよう巨大編成による原典版だけど、ピアノが出てくるこれは

https://www.youtube.com/watch?v=6wbkKWrUD-A
小さなオーケストラが小さな演奏会で客が飽きちゃわない一品目として演奏できるように、かつ小は大をを兼ねるじゃなくオリジナルには全然ない要素をたくさん入れて、原典版とは別にこれも演やなきゃ聴かなきゃと思わせるように作者が作った組曲1919年版というやつだと思う。
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ピアノさらってたのこのあたりかな?
原曲のハープ3台を拾うだけじゃなくて全然違う感じの音楽になってると思う。
あの時ピアノの人は同じ椅子で向きを変えるとチェレスタがあって・・※
と散々書いてきたけど よく見るとチェレスタが写ってないしピアノの前には譜めくりを含め椅子が3つ。
あれ連弾?サンサーンスの3番か。
全然違う日じゃないか・・と独りよがりな文章を書いてもはやだれが読むかも関係なく自分が楽しいだけ。
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合唱のひな壇があってオルガンのバルコニーにはバンダの譜面台。マーラーの8番は千人の交響曲というふざけた愛称がついていて作者も嫌がっていたらしいけれどこの時はこの曲コンパクトにやってもいけるんじゃないかみたいな感想を持った。
どうしても聴きたい曲なので席を変えつつ2日連続で聴きに行き満足した記憶。
家で同曲異演を聴き比べると好みから外れたものはなかなか乗れなかったりするものだけど実演に接するときは全然違うものでもすっと入れてああこれもいいなぁと思えることが少なくなかった。
音楽は発生する現場に立ち会わないとダメなんだなとこのころ思ってた。
思ってたんだけど。
毎回思うけどバンダあそこじゃあんまり面白くないけどなぁ。
あれ見てこの指揮者の曲への態度か距離感みたいなものを感じたような気もしたり。
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2階の後ろとか、明後日みたいなところから聴こえてきたら泣いてしまうと思う。
実際にはタイミング合わなくて難しいのかな。
でも現場でずっとやってたマーラーだからそんなの百も承知で回りとぴったり合わなくてもいける感じに書いてあったりしないかな・・あでもいきなりオルガンと重なってるな・・
あの超絶初演の時はどこに置いたんだろう?
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指揮者にサインをもらおうというところ。
こういう写真もほんとはとっちゃいけないのかもな。
この人はなぜか今民間航空会社でパイロットをしてるというのを何度もここに書いてるけれど、才能の有り余る人がうらやましいというより通常能力も欠落した自分としては・・なんだそりゃ。

コンサート通いは今後も続けるつもりで続くと思ってた。
スコアを俯瞰するように聴ける2階席前列を気に入っていたけれどオケの真横とか裏から聞くような変な席が実は超絶面白いことを知って・・

どれくらいの期間があったのかももう忘れたけれど属していたアマチュア楽団にいられなくなり逃げた。
一人で楽しむような楽器でもなくいったんみんな投げ捨てる。
たまたま知り合った人といろいろ話したはいいけれどいらんことを話しすぎて幻滅してしまい、いやそんなくだらない話にこだわっても仕方がないと解ってはいるのにステージ上にいるのは皆敵だとかいういかれた頭になっちゃってコンサートも全くいかず。
経験のあることだったのでこの先何が来るかを予感した。
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こんな写真を貼って私はこれから長いトンネルに入るなんて書いたりして。
思いがけず、暗いトンネルもこんなに短いといいですねとコメントをくださった方がいたんだけどお返事できないままになってしまった。
こんなブログなのにコメントをくださる方がいて、そのコメントで救われたりうれしかったりしたことが何度もありました。
どうもありがとう。
まれにですが人として許せないコメントが来ることもあります。だけどそういうこと書くと関係ない人があれは私のことですねとか言い出しちゃうのね。そう思えるようなあなたがそんな人なはずはありません。
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トンネルは出てないどころかさらに暗くなってきた。
下手でもいいから俺も楽器やって音楽してるんだかなんか思えればまたコンサートもいけるんじゃないかと考えている。
はいいけど今病気だとか言って練習もしてない。
してないものは前進するはずもない。
でも出口の全く見えない写真を貼るのもかなしいから。

書いててこの内容じゃ誰も読まないなと思ってるけど書いてる自分は楽しかった。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、私はうれしいです。
どうもありがとうございました。

Tag:ストラヴィンスキー  Trackback:0 comment:9 

プロフィール

unagi

Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

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