逃げる羽もなく、愛でる月もない

この建物は昭和16年の航空写真に写っていて、その後増築され昭和21年の写真では数倍の大きさとなっている。間の写真がないのは戦争中だからだろう。
建物の角になる部分には塔のようなものがついて丸窓が付いたりとかそんな中でも意匠に凝ることをを意識してたのかなとか。
私が子供のころにはほとんどすべてが残っていたこの建物、かなり前にすべて解体されてしまったと思ってたのに

一部の壁だけかもしれないけど保存してくれてあったのを知った。
ここは民間企業だったけれどその横にはかつて海軍工廠というのがあり、その広さはこの比ではなく街全体くらいの巨大さをもっていたらしい。
今でいうレーダーのようなものを開発製造していたらしく、そこで技官をしていたという人と昔話す機会が何度かあった。
・・もうちょっと続けるつもりだったけど
今正直ブログなんて書いてる場合じゃない状況にあります。
ありますがブログしかないので書こうとしたり
でも今起きてることをここに書くわけにはいかず。
https://www.youtube.com/watch?v=wXD287qa8Vo
間違っていなければこの曲は火の鳥の懇願
捕まっちゃった火の鳥が逃がしてくれと言ってるらしい。
ただ逃げるんじゃなくて困ったときにはこれをと羽を一枚置いてゆく・・そしてそれはその後・・
私も逃げたいけれど、代わりに差し出せる羽は持ち合わせない。
夜、犬と外に出るとたくさんの星がすごく明るく瞬いてるのを見た。
何時頃からか私は目が悪いのでほとんど星なんか見た記憶がないんだけど。
あんなにきれいに光ってくれるのなら、もしかするとまだいいことがあったりもするのかな
振り返ると山の向こうがやけに輝いてる。
月か・・
あの月の光を浴びると・・
と書いてはみたけれど
そんな都合のいい話にはならなかった。
あたりまえか。
今日また同じ方角を見上げると雲もないのに真っ暗なのね。
調べると今日は月の出が昨日より40分くらい遅れるらしく・・
でもいつまでたっても出てこないじゃない。
もうでてくれないのかな?
唯一の救いは今まだ腹が暴発していない事。
今までいろんなところにいられなくなり逃げてきた。
羽がないもんだからいつも立つ鳥跡を濁しまくり
今、どんなことになっても絶対に逃げるわけにいかない
ふと窓を見るとカーテンの隙間から変な形の月が見える。
俺だけ見えないわけじゃなかった。
あそこから何か言ってるような気もするけど読み取れない。
今後さらに厳しい状況になる。
まあ、死ぬわけじゃないから。