死ぬ覚悟で

拍手コメントをくださった方、どうもありがとうございます。

朝から穏やかに青い空が広がっていた。
昔、何より大事なのは田んぼなので戦というのは稲刈りが終わってからやるもんだったと聞いた。
ちょうど今頃だろうか。
11675.jpg
話的にこの写真じゃないだろうと自分で思いながら。

この辺りにも戦国時代の小さな城跡がたくさんあってなんとなくプラプラ行ってみたりする。
城と言ってもノイシュバンシュタイン城みたいなものじゃなく小高い山や丘の上に空堀を掘ったり小屋みたいなやぐらを建てた軍事的要塞でしょう。
そのどれもがよそから来た巨大勢力の脅威にさらされ、僅かな時間であっという間にというところもあれば兵糧攻めにあいながらかなりの長期間持ちこたえたというものもあるけれどいずれも滅んでしまった。
どう考えても勝てるわけのない状況でも、逃げずに迎え撃つわけでしょう。
どんな心境であったんだろうか?
明日の夕日を見ることはできないなという晩には綺麗な月が出ていただろうし、いよいよという朝には綺麗に青い空が広がり、小さな花が咲いていたかもしれない。
静かに眺め、愛でたりしたかな?
今日、何を間違ったか庭にユリが開花してた。
別に私は今日死ぬわけじゃないけど。


https://www.youtube.com/watch?v=-nafeWFfQ1o

私の祖父は戦争で亡くなった。
有名な激戦地でどう考えても勝ち目のないことは誰の目にも明らかだったと思う。
銃を構え配置についたとき隣の人と互いに生き残った者が家族に自分の最後を伝える約束をしたという。
その約束が果たされたのは36年後だったか、祖父は夢枕に立って約束を果たしてくれと何度も言ったそうだ。
本当に命をなくす覚悟までした人に比べれば私の今のこんな・・

あるピークを迎え精神的に追い詰められる中でそんなことを考え、ここに書きなぐってた。

と過去形で書いてみたりもしたけれどやっぱり駄目だ。
希望が生まれたかと思うとすぐさまつぶされてしまう。
今、真っ暗である。
少し見えかけていた希望が経たれてしまったことについて、
俺のせいかな?
あんなこと考えてたからか・・等と考えてしまうけれどそれは無関係で間違いだ。
腹の痛みが教えてくる。
無駄に入り込んで勝手につぶれるなと。

祖父たちが交わした約束は絶望的な状況にあって唯一の最後の希望だったんじゃないか。
一人しかいなかった自分の子供もまだ2歳かそこらとかじゃなかったんだろうか。
その約束のおかげで、想像することもなかったかもしれない孫の私にまでその時のことが伝わった。
私はこんなですができるだけ長く生き延びなくちゃいけないのかもなと思う。
かもなじゃないよ。

Tag:ワーグナー  Trackback:0 

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2022年11月からピアノ習い始めました

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