断腸の思いと適当にスルーする力

仕事で重要な客人を囲んで食事をという声がかかる。
立場的に当然いかなければならないし、個人的にも是非というところ・・・
を断腸の思いで丁重に辞退する。
理由は、今私は物が食えないから。
普通なら許されない話だけど真面目に申し訳ない顔で今それで炎症を起こせば即入院で大きな迷惑をかけるからというようなことを訴える。
お前ものすごく痩せちまってるじゃないか普段なに食ってんだ?みたいな話が返ってくるのは、まあわかったという意味だと思う。
なに仕事してる人ぶってんだというとこでしょうけどそれより断腸の思いっていうけど、私いまほんとに腸に穴が開いてるしそのうち腸を切断してつなぐ手術を受けます。
リアル断腸。
ふざけたことを言ってちゃいけませんし仕事どうすんだというのもあるけど、
の先は書けない。
ほんとはなんにも食べられないわけじゃないし、そんな中でも何がどこまで食えてどこへならいけるのかを追求し始めたりもしてるんだけど。
嫁さんがぼそっとある店の名前を漏らした。
ずっとどこにもいってないもんね、あそこなら病人でもなんとかなるものもあるかな・・

小鳥が集まるのが嫁さんお気に入り。
餌を仕込んでないので鳥は全く来なかったけど。
机の上にはでっかいアクリル板。保健所の指導とか大変なんでしょうね。
事前に調べてあったイタリア風おじやというのを頼もうと思っていたけれど

嫁さんにつられて看板メニューを頼んでしまう。
量軽いの知ってるから。
油で揚げたようなものもないし・・はいいけど問題は生野菜のサラダである。
再入院以降生野菜はずっと食べてない。
健康な時なら繊維質のものを食べた方がいいというか食べなくっちゃいけないと思う。
でも穴が開いてる人はそんなもん食ったら手術室送りなのであって
と言いつつ慎重に一口だけ食べてみる。すごくよくかんで
でもすぐにそれが患部をえぐってゆくのが自分でよくわかった。
以前ゴボウ系の具沢山スープを食べちゃった時にもこの感覚があり、よせばいいのに食べ続けその後・
やばいのですぐにやめる。
私には、無理だった。
残すのは悪いので嫁さんに食べてもらう。
関係ないけどあのパンすごくうまいんだよ。

どうもコーヒー飲むと腹が痛くなる気がしているのでまたホットレモン。
なんか今回やけに薄い気がしたけどまあその方がいいくらいかな。
今ただの水も一気に飲むとあぶない。
わかってるけど不意に飲もうとしちゃったりして。
そこらじゅう罠だらけ。
https://www.youtube.com/watch?v=qjucvpxMDC8
ゴボウがやばいというのはなんとなくわかる感じで実際やばかったけど、わかめもやばい。
わかめ美味しいけど今は怖い。
らっきょうも怪しい気がしてる。
3枚しか食べてないはずのポテトチップスもやばい。
寿司か刺身が食べたいけど取り返しのつかないことになりそうでずっと食べてない。
先日カフェで食べたケーキは大丈夫だった。
今もう一つ言いたいことがあるけれどあえて飲み込む。
飲みこんじゃいけないだろスルーしろよそんなの。自分には一切入れずに掃き捨て・・
実際はちょっと失敗して中に入ってきちゃって喉の奥に髪の毛入っちゃってとれねーよみたいな不愉快さ。
そのうち消えるだろうこんなもん。
楽器吹くは手術終わって回復するまで無理かもしれない。
食べ物についての制約も続くけど、その中で何は食べても平気でどこへなら行けるか、
制約の中でどう楽しむかを追求したい・・・
とか言えるようになってきたかなちょっと。
身体以外の面でのこの先も全然油断はできないんだけど。