一緒に歳をとってた
私はいまごろ、大腸の一部を切り取ってつなぐ手術を受け入院しているはずだった。
回避できたのは大変ありがたいけれどいきなり治ったわけではなく、まだまだ自分の力で戦ってゆくという事なんだろう昨日あたりから腹が痛い。
これまで何度もあったことなので驚かないけれど結構な痛みでなんだよこれ。
うちのモモさんもどっか痛かったのかもな。
一人我慢をしながら、いろいろ悟っていたのかな。
先週近所だけどグーグルマップ上に存在しないため気付かなかったステルス的喫茶店にいった。
行ってみれば近所の常連さんが入れ代わり立ち代わり立ち寄って繁盛店じゃない。
多分みんな60歳以上というか60だと若手な感じ?若い時に集まった人たちがそのまま一緒に歳をとってるんだろうなと思った。

これ美味いんだよ。
お店の人は見慣れない客に少しも違和感やプレッシャーを感じさせず対応してくれてありがたかった。
途中定年延長くらいの人がやってきてタバコを吸いながらそこらにたくさんいるらしい知り合いのお金持ちの話をしてた。

これ外郎だけどー
わーありがとう。
美味しかったし、ああいいこともあるもんだね。
外郎一つでしあわせ。
あとはなかなか叶わない夢を一つかなえたい。
まだ昼食ってんのにもう外の光は日暮れの予感。
ふとあるところに行きたいと思った。
お礼を言って店を出て

これじゃなんだかわからないけれど、谷間で荒れていた休耕田をボランティアが整備しているようなところ。
冬枯れの時期に一度来て、いつかモモと来たら楽しいかなと思っていたのにそれっきりになってしまった。
モモはこういうところが大好きだったから、きっと喜んで走り回ってくれたと思うんだけど。
https://www.youtube.com/watch?v=N2SSIBrst6c
足が悪くなってきているのはわかっていたけれど、またよくなって元気で歩き回れる日が来ると思ってた。
モモが年老いてくるという事を認めたくなかったのかもしれない。
一度「ちゃんと散歩いかないと歩けなくなっちゃうよ!」なんて言っちゃったことがあったけれど、なっちゃうよじゃなくてもう歩けないんだよと思ってたかもな。
かなり前で細かくは覚えてないけどだれか家族を亡くして悲しんでる人に会って帰ってきたとき、モモに元気で長生きするんだよっと言ったらすごく悲しい顔をするのでえ?っと思ったのを覚えてる。
先に行かなくちゃならないことを知ってたのかな。
もーちいるかい?と声をかけながら歩いた。

写真撮ったらもんちが写ってたりしないかなと思ってたけど写ってないのね。
ずーっとあそこを眺めながらもんちが楽しく走ってくるところを浮かべて。
私が自分で撮った写真にはモモだけが写っているけど、嫁さんが撮ってくれたのにはモモが私にくっついて歩いてくれてるのがたくさん写ってるんだよね。
つい最近だと思ってたあの日は、もう何年も前だったりする。
もんちも年を取ったけど俺もそうだ。

別な犬と暮らしていたことのある嫁さんがモモが歩けるうちにいろんなところに行っといたほうがいいというようなことを言ったとき、それはそうだけどそんなのまだずっと先の話だろうなんて思った。
大切にしたい記憶をたくさん残してくれたから、後悔みたいなものはない。
今とてもさみしいけれど嫌な悲しみに襲われることはなく妙に落ち着いていられるのは、モモの優しさが来てるかもしれないな。
回避できたのは大変ありがたいけれどいきなり治ったわけではなく、まだまだ自分の力で戦ってゆくという事なんだろう昨日あたりから腹が痛い。
これまで何度もあったことなので驚かないけれど結構な痛みでなんだよこれ。
うちのモモさんもどっか痛かったのかもな。
一人我慢をしながら、いろいろ悟っていたのかな。
先週近所だけどグーグルマップ上に存在しないため気付かなかったステルス的喫茶店にいった。
行ってみれば近所の常連さんが入れ代わり立ち代わり立ち寄って繁盛店じゃない。
多分みんな60歳以上というか60だと若手な感じ?若い時に集まった人たちがそのまま一緒に歳をとってるんだろうなと思った。

これ美味いんだよ。
お店の人は見慣れない客に少しも違和感やプレッシャーを感じさせず対応してくれてありがたかった。
途中定年延長くらいの人がやってきてタバコを吸いながらそこらにたくさんいるらしい知り合いのお金持ちの話をしてた。

これ外郎だけどー
わーありがとう。
美味しかったし、ああいいこともあるもんだね。
外郎一つでしあわせ。
あとはなかなか叶わない夢を一つかなえたい。
まだ昼食ってんのにもう外の光は日暮れの予感。
ふとあるところに行きたいと思った。
お礼を言って店を出て

これじゃなんだかわからないけれど、谷間で荒れていた休耕田をボランティアが整備しているようなところ。
冬枯れの時期に一度来て、いつかモモと来たら楽しいかなと思っていたのにそれっきりになってしまった。
モモはこういうところが大好きだったから、きっと喜んで走り回ってくれたと思うんだけど。
https://www.youtube.com/watch?v=N2SSIBrst6c
足が悪くなってきているのはわかっていたけれど、またよくなって元気で歩き回れる日が来ると思ってた。
モモが年老いてくるという事を認めたくなかったのかもしれない。
一度「ちゃんと散歩いかないと歩けなくなっちゃうよ!」なんて言っちゃったことがあったけれど、なっちゃうよじゃなくてもう歩けないんだよと思ってたかもな。
かなり前で細かくは覚えてないけどだれか家族を亡くして悲しんでる人に会って帰ってきたとき、モモに元気で長生きするんだよっと言ったらすごく悲しい顔をするのでえ?っと思ったのを覚えてる。
先に行かなくちゃならないことを知ってたのかな。
もーちいるかい?と声をかけながら歩いた。

写真撮ったらもんちが写ってたりしないかなと思ってたけど写ってないのね。
ずーっとあそこを眺めながらもんちが楽しく走ってくるところを浮かべて。
私が自分で撮った写真にはモモだけが写っているけど、嫁さんが撮ってくれたのにはモモが私にくっついて歩いてくれてるのがたくさん写ってるんだよね。
つい最近だと思ってたあの日は、もう何年も前だったりする。
もんちも年を取ったけど俺もそうだ。

別な犬と暮らしていたことのある嫁さんがモモが歩けるうちにいろんなところに行っといたほうがいいというようなことを言ったとき、それはそうだけどそんなのまだずっと先の話だろうなんて思った。
大切にしたい記憶をたくさん残してくれたから、後悔みたいなものはない。
今とてもさみしいけれど嫌な悲しみに襲われることはなく妙に落ち着いていられるのは、モモの優しさが来てるかもしれないな。