まだ生きてるから

遠くの魚屋で買ってきた伊豆沖天然もの石垣鯛と鯵の刺身。
鰺は普通だったけど石垣鯛は歯ごたえから何からびっくりするような・・
前回かその前か楽器のレッスンで先生が
一度できるようになったものが出来なくなる人というのはいない!あなた何かおかしいはずだ楽器が壊れているんじゃないのか?
怪我でもしない限り自転車に乗れるようになった人がまた出来なくなったりはしないし、鉛筆を持って字を書けるようになった子がまた書けなくなったりはしない。
そんなありえない人間を前にすると教えてる側は怒りを抑えきれず人額を否定するような罵倒を浴びせてしまうのは仕方がない事だと・・・いまはそう考えてみたりもできるけれど、これに限らず私は幼少期からずっとその繰り返しで浴びた言葉によって形作られ今に至る。
いったんつかんだよしこれだ!これを固着させて・・と思ったものが今日全くできずどうしてできていたのかも思い出せないというのは精神的にかなりこたえる。
今日もそんな一日だった。
https://www.youtube.com/watch?v=E2GrFCB9KGk
今朝起きたら頭の中に勝手にこれが流れてた。
このCDを買ったのは高校を卒業し進学するところだったと思うからちょうど30年前。
何度も書いてるけれど私は高校の時統合失調症みたいになってて、いやちがう。
街中で有名になってしまいあだ名を付けられ指をさされ唾を吐かれていた。
進学で私のことを知っている人間は一人もいないはずのはるかかなたの街へいける。そのことで死なずに済んだ。
こんな話は書かなくていいというか人前に出しちゃいけないんだけど、なんかこう心が嘆いてるんだろうな。自分とすぎちゃった人生と
初めてその街に向かう列車の中でもこれを聴いていて、ちょうどこの3楽章のある部分で窓の外を見ると野良犬が数匹群れを成して歩いているのが目に入った。
もう30年だからあの犬はこの世にいるわけもないけれど、なぜか全然関係ない私の頭の中で今も生きている。
それだけ。
昼、出かけたついでにスーパーによる。
夜は寿司か刺身でもと思ったけれどお盆期間だからかどうもさえない感じ。気持ちも死んでるしどこかほかでもう少しいいものを・・
だけどあの魚屋は高速を使って1時間とか遠すぎる。
魚屋なんて近くにも散々あったはずなのにこの30年くらいでほとんどたたんでしまいやってるようでも宝くじを売ってるとかそんなのばっかりだろうと思って調べると2件ほどレビューのたくさんついた魚屋が見つかった。
行ってみると一件は場所柄観光客がたくさん集まる感じに嫌な予感がしたので通り過ぎ、もう一軒は
あっ駐車場もあるし

入ってみるといらっしゃいでもない訳だけど恐る恐る話しかけてみればきちんと対応してくれる。
あたりまえか。
刺身は言えば言った内容で盛ってくれるみたいだけどよくわからないので値段だけ言ってまってみる。
ビニールじゃなく白い紙で包んでくれるのがなんだか懐かしく。
中身どんなかわからないまま晩飯までの楽しみとして持ち帰った。
楽しみを前にまた練習するけれど
もう死にたくなったところで晩飯

7種類かな。かんぱち?美味しかった。
赤と緑のもにょもにょ海藻もいいですね。
いろいろうまくいかないけど小さな楽しみを見つけて生きていく。