2022/10/23

病気のおかげで

今土曜の夜。
今日もどこかへ出かけたかったのだけど不調で叶わなわず、楽器も持たなかった。
昼時にちょっとだけ散歩めいた時間があり、その写真をここに並べ誰も読まなくてもいいから一日寝ながらなんか書いていようと思ったら重かった気持ちが少し軽くなったりして。
けど結局あっという間に夜になってしまい今。
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朝から調子悪くこたつでボーっとしていると洗濯物を干す嫁さんがススキならそこにもあるよねとかいう。
先日ススキで有名な箱根の仙石原が人であふれてたことを話したから。
窓からこのススキを眺めるとその向こうは山。ずーっと進んでいくと間に人家の類は一軒もなく最初にぶつかるのは箱根神社の本殿だと私は勝手に思ってる。さらに最近思う事があるのだけど長くなるので
遠出はできないけどすぐ近所の居酒屋でやってるランチを食べに行くことにした
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お店はお母さんが一人でやっていて多分料理が大好きないいひと。
腹があれだからうどんとたまごかけご飯を・・なのだけど
隣のお客さんへうどんとたまご掛けご飯を持って行ったので同じのを頼んだんだなと思ったら隣なんかぼそぼそ言ってる。
しばらくたってカレー丼なんですけどぉ・・
あーごめんなさいと言いながらその卵とごはんを私のところへ持ってきた。
その後しばらくたってから私のところへ蕎麦を持ってくるのでちがうよ?
あれ?と言いながらまた隣へ行き、これもう手付ちゃった?まだ?と今度はうどんを私のところへ・・
その間結構な時間があって隣の客はマスクを外し料理の前で喋ってたし、もういいにしようと思ったのかさあ食べようかという体制に入ってるのも目に入ってた。
私も黙っていようかと思ったけどできず厨房に下がったお母さんにごめん、人前に置かれたものじゃ嫌だから
そう言うとハッとしたような反応のあとすぐ新しく作り直してくれた。
コロナ前なら黙ってられたかなと思ったけどそれも違うだろう?
大丈夫かというくらい安いけどこれにまだデザートか飲み物が付く。
先週もここに来ていてちょっと気に入ってる。言ったらちゃんとしてくれたしまた行こうと思う。

居酒屋なので駐車場がなく車まで少し歩く。
そのまま帰ってもよかったんだけど、ちょっと遠回りしようか
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もうやめちゃってかなりになるけど今もいい感じで残るここは洋食屋さんだった。
中学の頃誰かがステーキが美味いと言ってるのを聞き、高校へ電車通学のため駅まで毎日この前を走ってもいたのだけど入っててみたのはかなり後になってから。
結婚前の嫁さんと何度か行った気がするけれどあの頃若すぎて何が美味いとかそれどころじゃなかったかも。
今、行きたいなぁ。当時は高くて頼めなかったステーキを今食べてみたい。
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向かいはラーメン屋だったけど入らずじまい。
なぜか最寄り駅周辺の店に入ってはいけないという変な固定観念にずっと縛られてた。
サラッと書いたけど掘り下げてくと生い立ちから来る自分の何かにつながると思う。高校というのもそうだけどこの周囲それ系のキーワードだらけ。けど今日はそういうの考えない穏やかな日にしたいので。
もし今もやっていれば昭和なラーメン屋。行ってここになんか書いたはずだけどな。
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すぐそばにあったはずの叔母の家が無くなっていた。
もう全然関係ない誰かの手に渡っているんだろう。
たった一度だけで終わってしまったけれど、身内の誰にも言えない話を唯一聴いてもらえた人。
私が子供の頃その問題を一手に引き受けてくれたのはその叔母だった。
みんなが笑顔で寄ってくる明るく太陽みたいな人で、私を含む血筋の中では別格別系統的な

そのまたすぐそばには同級生の実家もあってそいつもよせばいいのに親父はお前のことをあんまりよく思ってないんだなんて言うもんだから、35年くらいたってもまだそういうつもりでその家を眺める。
ちょうど音楽に興味を持ったころで、その親父さんが聴きもしないのに買ったクラシックのCD何十枚組みたいなのをダビングしてもらって聴いた。
グルードのゴールドベルク変奏曲、マゼールの1812年、ギリレスのチャイコフスキー1番は今でも聴いてる。
高校に入ると彼とは、というかほとんど誰とも疎遠になってしまいそれきり。
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この写真撮りながらなんでこんな見栄えのしないようにしか撮れないんだろう?なんて思ってた。
太陽が雲から出て明るくなったらとればいいだけなのに、そんなことも忘れてしまったのか俺は。
どこでもそうだろうけど昔国鉄の駅には桜が植えられてあって、ここも毛虫とその消毒が名物みたいだったりもしたはずのにみんな枯れちゃってた。
だけどそのうちの一本が切り株からまた若芽でてきてるのをみてこう折れてもめげるなみたいな。いま折れかけてるもんだから
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生まれて初めて行った炉端焼きの店はこのうちのどれかだけどもうやめちゃってるんだろうな。
残念ながら、酒の話は書かないことになってるので終わり。
あれももう30年か。
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嫁さんが、ここもんちと歩いた?
ちょうど自分ももんちと歩いたなと思ってた。
一時はものすごい距離をニコニコワクワク歩いてくれたもんね。
それがずっと続くと思ってた。
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遠く、海が見える。
こたつ布団を出すともんちの臭いがしみ込んじゃっていてもう洗うか捨てるかしなくちゃならないレベルなんだけど、もんちがいなくなっちゃう気がして出来なかった。
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エレベーター出来たのいつだったか、考えてみると結婚して以降この駅から電車に乗ったことはないかもしれない。
子供の頃に見て焼き付いた駅前の光景はもうなくなってしまった。
あのころ駅舎付近にはいつも法華ぶりをしてほうきと塵取りを持ち掃除をしているおっさんがいて、子供だからそれもそのまま駅の風景として受け入れ記憶した。
戦争孤児というのを知ったころにはもうその人の姿はなかった。
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今そこそこの駅でも無人化されてるけどここは窓口生きてた。
駅の写真だったら普通駅舎を撮るでしょ。
さっきから駅名店名地名がわからないように写真を撮って並べてるこれも・・とかも書かないの。
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最近時々行くようになった駅前の喫茶店。
元気ならなんか飲んでいこうか?といいたいところだけど
このあたりを歩いてるときふとマーラーの1番の1楽章辺りが頭の中で鳴った。

https://www.youtube.com/watch?v=K0Til1yPuKs
先日朝比奈隆について読んでいたら、マーラーの1番は歌曲の寄せ集めであって交響曲ではないと断じ取り上げることをしなかったとあった。
マーラー理解が進んでからさらに何十年かたった今読むとなんだそりゃと思わないでもないけど、でもあの人マーラーどころかブルックナーだって誰も知らない頃からやって紹介してくれた世代というか時代の人なわけだし。
もう歴史上の貴重な話として読んどきゃいいのかな
前衛的な朝の序奏に続く主部はその歌曲と同一というか一体で、そこだけ見れば穏やかな気持ちで散歩しましたみたいなことを言ってる。
交響曲というにはちょっと間抜けなくらいにのどかなそれはでもその後に来るものとの極端な対比を狙っているわけでもあって、あの人はずっとその手法を追求してたよな
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なんだか、気持ちが軽く穏やかになってきた。
日に当たって少し歩くというのが効いてるのかもしれないけどもう一つ、今日はもう楽器を触らないし考えないと思ったからだと気づいた時自分でなんだそりゃと思った。
じゃあもうやめちゃった方がいいかと言えばそれは違う。
なんでそう思うかと言えば何度もやめたことがあるからで。
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嫁さんが寄りたいというので肉屋による。
あれもう何にもないじゃないと思ったけど、そうじゃなくて言うと揚げてくれるそうだ。
こういうの楽しいよね。
元気ならトンカツと・・と言いたいところなのに。
昨年病気勃発してからトンカツ食べたことあったかな?ないかもな。
昔毎日食べたこともあったけれど。
野菜コロッケくらいならいいかな。またきたい。
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ドラックストアで嫁さんが見つけたモンブラン的なケーキを家で。
なんか切るのに苦労してたけど笑ってられるこんな今でよかった。
久しぶりに穏やかな気持ちになれたのは病気のおかげ。
ここへきてこうなったのにも意味があるのかもしれない。
音楽に関してだけは神様に見捨てられてるのかなと思う事があるけれど、でもなにか、何か伝えて来てるんじゃないかと思ってみたり。