いらない事ほど焼き付く

眺めのいい喫茶店で、あいにく富士山は見えなかったけど

お皿に砂糖の富士山
もう冷たいものでもいいかなというような日だったけどアップルティーと柚子のレアチーズケーキ

コーンフレークでかさ増しというのははよくあるけど空気でというのは
でもほかの店にはないこの眺めと、ゆっくりできてよかった。

仕事半休を取って用をこなしにいくため、会社を出て誰も来ないような山の中に車をとめ着替え小さなパンを食べる
桜?がきれい・・なのだけど、時間変更の連絡が来てぽっと空き時間が出来た。
以前なら馬鹿正直に仕事へ戻るところだったけれど

ピアノを弾きに来て
電話を入れてあったのに全く話が通ってなかったことはどうでもよく、先日とは違う部屋。
比べて初めて分かるものがあるけれど、先日のピアノは実は結構よかったのかもしれない。これはペダルの深さで響きが変わったりもしないしそもそもなんか踏みにくい。3本の弦の音程が微妙にずれてるんじゃないかという広がったような音が気持ち悪く・・
でもまあいいか。いろいろ確かめたいことがあった。
家の電子ピアノで弾いてるとどうもしっくりこないあるトリルはここで弾いたら問題ない事がわかった。


こういう同音連打は楽器のせいにしてはダメで自分が落ち着いてちゃんと鳴らさないから2音目が鳴らなかったりしているんだという事がわかる。
長いトリルが鍵盤に指を入れる深さでどうかわるかとか、長いトリルでペダルをぎゅーなんて踏み込むと騒がしくていけないんだなとか
あっという間に1時間半。

後ろにあったこれはエレクトーンじゃなく教会とかでオルガンの代わりにつかうやつじゃないの?
8’とか16’とかいうのがあってパイプオルガンじゃない
思わず電源入れてみるとよくあるパイプオルガン風みたいな風ではなくてちゃんとオルガンの…昔こんなのが欲しくて仕方なかった。
なんか弾こうかと思ったけど、弾けるものなんかないんだった。
用を済ませ、ノクターン後半

このあたりどうしてもどこか間違えて仕方がない。左手も楽譜の見た目以上に嫌な感じがあって
いや違う、楽譜見ないで覚える式だから、なりゆき運指だから変則的地帯が来るとおかしくなるだけ。
もう覚える式でもいいからと思っておんなじところを何度も繰り返すんだけどなぜかここだけいくらやっても覚えず・・
ちょうどこのあたりに差し掛かった時に覚えちゃだめだ見て弾くんだと強く念じてたから、覚えちゃだめだというのと俺はここで必ず間違えるという事を繰り返し頭に焼き付けちゃったのかもしれない。
覚える式ってそういうのも焼き付いちゃうのね。
それで
あの黄色い音は#のないDなのに長年聴いて耳に刷り込まれたルーヴィンシュタインは#のついたDisを弾いていて・・
さがしたら

あったそういう楽譜が。
直そうと思ってるけどどうしてもDisを弾いてしまい自分は耳コピで弾いてるんだなと思う。
レッスンでDisを弾けばその瞬間にそこ違うと止められると思う。
しかしどちらでもそれなりに説得力のある感じで聴こえちゃうところにこの曲の半音階的不安定さが作る世界感を感じるというか

出来ないと思ってたこれが何となくできそうになってきた?
と思う瞬間が突然来て、泣きそうになる。
という話とは別に、初見練習をまじめにやろうと思いそれ系の練習曲集を注文した。
よくある買ったら満足して終わりにならないように
一人勝手に、目指すところを目指したい。