時の流れと1000回とありがとう

先日病院へ行くため車に乗せたらう犬はすごくうれしそうにしてた。
ずっと続いた雨がちょっと止んだ隙間にどっかいこうか?
うちからすぐ近くのこのあたり、母屋のすぐ隣に牛小屋のあるような農家が何軒か空き家になっていてなんかこう・・ここにあった誰かの長い人生がひとつ終わっちゃったのかなとか。

山道を登ると開けた場所に・・
あれ曇っちゃった。
まあいいか暑いし。

うちの犬はUSJとかディズニーランドに行きたいとは言わないと思う。
言わないだけでそう思ってんのかな?
どちらかというと舗装道路よりあぜ道とか山道とか土の上を歩くと萌えるみたいだ。
最近足が悪くなっちゃって歩きにくい行かな。

この切り通しを子供のころにみた記憶を来るたびに思い出す。
少しくらいはあるのね思い出が。
あっという間で昨日のようだけどあれから37年とかかな、ここからあっというまに37年たったらもう80超えてるのか・・
そう考えるとあれですよねいま80くらいの人って、じつは結構つい最近まで若かったんじゃない。

なんか右がメインルートみたいにも見えるけど山頂を目指すなら左。
その37年前、畑にいた人がこの道は山の稜線を走るスカイラインまでつながっている・・もっともいまは今は鎖でふさいであって出られないけどねと教えてくれた。
どうしてもそこへ行ってみたくなって弁当をもち徒歩でこの道を登ったけど、どれだけ歩いてもたどり着かず根負けして断念。
自分の車で帰ってきた時最初に行ってみたのはここ。
その間とても長かったような気がしていたけど今考えればわずか10年程度か。
他所の子を見てて思うけど人間てわずかな期間であっという間に出来上がってもう人生の主部みたいなのはスタートしちゃってるのね。
自分を壊したと思ってる真っ黒い期間はわずか3年ほど。
その短い時間に縛られ今の自分は・・なんて言ってる間に何十年もおわちゃった。
https://www.youtube.com/watch?v=6OhbRGxonEo
同じ山にある農家の納屋なカフェにいったらこれが流れてたから。
これのCD買ってきたのは高校のいつごろだったか。
街中が私のことを知ってて嗚咽を吐きつけるみたいな毎日になっちゃってなんでそうなるのかとどうすればいいのかがわからなかったけど死にたいとかいう方向へは行かず毎日学校へは行った。あんなにひどかったのに帰りにCD買ったはりしてたんだな。何軒もあった店はもうビルごとなかったりして一つも残ってないか。
家に帰っても色々壊れており、一人部屋に閉じこもり音楽を聴くかキーボードを弾いてるかただそれだけだった。
それだけだったじゃなくてそれがあったから生きてられたの。
テレビドラマや歌番組は全く見ないで生きてきたはずだけど、なぜか北の国からの最終回はみようと思ってみた。
その最終場面でこれが流れてたのを覚えてる。
ちょっと音楽が浮いちゃってるなとか思った記憶はいいとして
あそこからももう20年くらいじゃない?
何思い出してもみんな昨日のようですごく前のことになっちゃってるのね。
考えてみれば、あれも人の長い人生が終わろうとしているところだった。
未来を託すべき相手が、あの人にはあったけど。
この曲ppでというか消えるように終わっていくけれど、先に書かれたピアノ版は

ffで終わるので印象が違う。
亡き王女という題名に意味なんかねーよと作者自身が言ってるけど、ffだと~に栄光あれ!に聞こえてppだと~の思い出にという感じ・・
オケがffで終わっちゃうとちょっとうるさいかもね。
オーケストレーションってただ色を付けりゃいいんじゃないんだよという・・
若い駆け出しのころに書いたピアノ曲をオーケストレーションしたのはその10年後くらいらしいけど、作者内の変化がここに作用していたりもするかな?

あのね、ふと見るとこれ記事番号がちょうど1000番ですよ。
このブログをはじめようと思うきっかけは私には珍しく人とのかかわりの中で出てきたものだった。
もうそんなことがほんとにあったのかわからないくらい跡形もなくなくなっちゃったけど。
初めてすぐ別なところに抱えた絶望の暗黒問題が勃発しかけ、誰にも助けを求められない苦しみをぶちまけるためのブログに転向しかけたりもした・・けどそうはならずに自分のことをうだうだ書いてられるブログであり続けたことは大変幸せな事であったと思います。

あの時一緒のこの道を歩いてくれた人間が今年の初めLINEでなんかメッセージをくれた。
誰とも付き合いがないから唯一だったそれを無視してもよかったんだろうけどありがとうなんて返したりして。
そんな大げさなもんじゃなく行きたいと言えば時々集まってるらしいところへすぐ呼んでもらえるのかもしれない。
ただのそんなこともきない私は・・
もうそれもいいから。
ブログ、読んでくれたり拍手ボタンを押してくれたりにコメントをくださったりしした方々がいてくださるという事が、こんな人間隔離状態みたいな私だからうれしかった。
どうもありがとうございます。
まだ別に終わるわけじゃないけど。

こういうのもあっという間に終わっちゃうのね。
いまこうして嫁さんと犬でへらへら適当に歩いてられるわけだし。
嫁さんと結婚して10年だけど、その前も長いから知り合ってからもう結構な年月になるのね。
犬とだってもう13年だし・・
自分に対して失敗した人みたいな自覚があるけど、
そんなに悪くないんじゃないかとも思うんだよね。
それをいちいち自分に言って聞かせて植え込まなきゃならないような頭になっちゃってるのはまだ治らないんだけど。
ブログに書いて自分で読むといろいろ整理されて新しい考えを発見したり・・
それらもみんな、ただ書くんじゃダメなんだと思う。
読んでくれる人がいると思うから。
読んでくれる人ありがとう。
Comment
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初コメントさせていただきます。
音楽とかはよくわからないので 普段は読み逃げさせていただいてました。 今回1000回と言う事で おめでとうございます
を 言いたくてコメントしました。
これからも 続けていってくださいね ^^
駐在おやじ
1,000回、おめでとう!
「光陰矢の如し」と言う言葉がありますが、「時間」って有って無いようなものだと感じてます。過去、現在、未来が全て今ここに凝縮されていて、結果、今を精一杯生きればOKみたいな感覚です。
それは地理的な意味でも同じで、世界中何処にいても同じ、今、ここにいるけれど、他のどの場所にも同じようにいる感覚。
(でも、この地球/宇宙的な感覚は、多分、銃を眉間に突きつけられて後数秒で命を奪われてしまうと言う事態になったら、変化するかも。自分が単なる「物/餌食」としてみなされている訳で。。。😱 それは絶対的に避けられるよう努力しますが!)
こんばんは、
1,000回、凄いですねーおめでとうございます。
クラッシック音楽にも疎く、世代も違うただのおばさんですが…
unagi さんのブログに癒されています。
大好きなワンちゃんや奥さまのこと書いて下さってありがとう。
そして時々ピアノ演奏も聴かせてくださいね。
今後も楽しみにしています。
1000回、おめでとうございます。
何を書くかということも大事なんでしょうが、書き続けることによって見えて来ることもあります。
私は道産子なんですが、思えば稚内方面の紀行文を拝読してコメントさせていただいのが最初でしたね。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
駐在おやじさん、こんにちは
コメントを頂けてうれしいです。
私は海外で生活をしたことがないので
いろいろ大変そうかなと思いつつ、いつもああうまそうだなぁと思いながらブログを見ています。
私の知らない世界を教えてくださってどうもありがとうございます。
またよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
yokoblueplanetさん、こんにちは
いつもコメントを頂けてうれしいです。
他人ってみんなオリジナルですが、それを表現できるオリジナリティーの強い人がいると思いますが
yokoblueplanetさんもいい意味でそうですよね。
今を精いっぱい生きたいと思いますね。
本当に。
またよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
MINAさん、こんにちは
いつもありがとうございます。
何もなければ絶対にお会いすることもない方とやり取りが生まれるブログって素敵ですよね。
私にとっては自分の曲を聴いて気に入ってくださった方はただの人ではありません、
忘れられない人です。
単身ソ連に乗り込んだ話も忘れられません。
どうもありがとうございました。
さえき奎さん、こんにちは
コメントうれしいです。
いままた北海道のことを考えていました。
なかなかいけないと思いが募りますね。
いろんなことを考えながら生きていきたいと思います。
またよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
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読み始めたのは割と最近ですが、1000回おめでとうございます。
そして、本当に、いつも写真の素敵な記事だなあと感心しております。
本当に素敵なところに住んでいらっしゃいますね。
はじめさん、こんにちは
コメントいただけてうれしいです。
読んでいただけてまた嬉しいです。
いいところと言っていただけて、このあたりの世界も喜んでいると思います。
どうもありがとうございました。
またよろしくお願いします。