長生きしてください

晴れてればきれいだろうなと思うけど無常の雨。
向こうの空が少しだけ青くなってるけど、どれだけ待っても日があたるようにもならないんだろうなぁとか思いながら。
写真映えはしないけど暖かい車内から冷たい雨の景色を静かに眺めるってのもかなりいいもんですよね。
実際晴れても逆光だっただろうとか余計なこともいいから

すぐそばにあったオーガニックカフェというのに行った。
駐車場に車をとめると出てきたおばさんが、まあまあこんな雨の中をようこそさあどうぞ中へ・・
おとぎ話みたいに迎えてくれた。

椅子や机のほか内装は業者さんがさっとやったものじゃなく、誰か好きな人が何度も何度も少しづつ重ねて作ってきてるものだとわかる。なんか、どっかの国にいるみたいだ。
よくあるケーキはあのショーケースの中からみたいな話なのでいってみるとここには入ってないけどこれとあれとそれがあって・・
なんかわかんないけどでもきっといいひと。
お客さんは一組だけいて・・アップライトピアノの上にギターが置いてあり裏にドラムがあったりしたから時々なんかやったりするんだろう。
たしかBGMなんか流れてなかったと思う。
こんなこと言ったらいけないけど、

ティラミスは変に強調したオーガニック感とかもなく普通においしかった。
イチジクと柿がついてくるところがそれらしいというか微笑ましいというか。
ショウガ紅茶は謎の素朴な味。ショウガの刻んだのが入って。
砂糖があんまり甘くないのはオーガニックだから?
なに砂糖なんか入れてんだよという話かもしれないけど入れるよ俺はどこまでも。
今までオーガニックみたいなのをうたうカフェに何軒か行き、ただの偶然だろうけどいずれも料理じゃないところで失敗したなとか思った記憶がなんとなくよぎる。
でもなんかここは大丈夫。人間がオーガニック。
これは何を使ってみたいな能書きも見当たらない。

食事もいいらしいから今度飯食いに来てみようか。
それはいいけど翌日、

犬がお腹壊しちゃった。
変なもん拾って食った疑惑もあるけど去年、一昨年と寒い時期に腹を壊してるから風邪なのか冷えるとなるのか・・
結構大変そうなのに時間になるとごはんはまだかな?時間ですけどどうお考えですか?ごはんなんですよー!とかやってるから大丈夫かな。
いずれもちゃんと治った実績があるからそんなに悲壮感にぬれたりもしないけど。
常備薬として置いてある薬を飲ますというか食わせて・・一回で調子が戻ったこともあったけど今回はちょっと違うみたい・・
まあいいや、ゆっくり治そう。
犬は最近腰というか後ろ足が弱ってきて段差を帯び降りるとこけたりしてる。
飼い主は膝が。
翌朝絨毯をふろ場で洗いながらあることを思いだ・・干せば日が当たって気持ちがいい。
今日は乾かないだろうけどいいよそんなこと。
俺たちせっかく出てきて出会ったんだから、お互いやたらに長生きしような。
https://www.youtube.com/watch?v=rjQ7TxpMizc&t=495s
この曲はどんどん登ってちゃって天国へ到達してしまいそうだけど・・
ベートーベンと言えば音楽家として命に相当する耳が聞えなくなってしまった話が有名だけど長く慢性的な下痢その他に苦しめられていたそうだ。
事実としてはそれらも含めたあらゆることが作品に影響を与えいると思うけれど、彼の晩年の作品を評していちいちここはその苦痛や苦悩が現れており・・みたいな事は言わない。いいたいことはそんな小さな話じゃない感が爆発してるというか・・あでもピアノソナタなんか聞いてれば心情告白みたいな場面もあるか
嘆きとか恐れとかよりも圧倒時な力とユーモアがあたかい日の光みたいな・・
そんなの捉え方は人それぞれでなにが正解というのもないんですけどね。
しかし絨毯って、洗えば洗えるんだな。
洗えば済むのかと思ったらある物がもはや敵ではなくなり勝った気がした。
何に勝ったかは書けない。

かなり冷えた朝だったけど朝顔はまだ元気にきれいに咲いてくれる。
あなたも長生きしてね。
12月まで咲いてくれるかな・・もう越冬しようよ
休みだからずっと楽器の練習をしてい・・よくあることだけど昨日までが嘘みたいにダメな感じになっちゃってやればやるほどダメになった。それはそれと切り離せばいいのになんだか自分全体までが駄目なような・・
でも夕方予想もしなかったようなところでちょっとだけいいことがあった。
勝手に悪い方へ解釈していたけど全然そうじゃないということが今目の前に事実として提示されてるじゃないかという・・
いつでも思ってるほど悪くないんだろうね世界は。
犬も少し良くなったように見える。
弱気になってるとどんどん変なもんを呼ぶから、気をしっかり持って頑張りましょう。
Comment
懐かしいです、城山でしょ!
23歳から15年ほどそこで過ごしたので色々な思い出がある景色です。
その町もずいぶんと変わったようで
当時はこんな洒落たお店はありませんでしたよ。
もう行く機会はないでしょうねえ、また写真で見せてください。
ベートーベンのピアノソナタ第32番は、私の最も好きな曲の一つです。
本当に、天上の美しさを奏でる曲だと思えます。
2回ずつ繰り返しながらどんどんのぼっていって昇華するところは、まさに神の調べだと思うのです。
また、私はウィルヘルムバックハウスの演奏が一番好きです。
毎回素敵なお店と音楽を教えていただいて、ありがとうございます。
いつも楽しみにしています♪
ワンちゃん、大丈夫ですか?
「お腹痛いんだけど・・・」のお顔が可哀想だけど、かわいいです(*^^*)
朝顔さんも頑張ってますね。
枯れてしまうときっと寂しくなるから、このままずっと夏まで咲き続けてほしいですね♪
kazさん、こんにちは
一度見たら忘れられないような特徴的な山がすぐそばにありますよね。
勤務されたのはあの会社かな?とかいろいろ想像しますが、
23歳から15年ほど
って、きっと心に刻み込まれて忘れられない光景でしょうね。
時代がどれだけ変わって人も変わってしまっても
あの山は変わらなそうですね。
どうもありがとうございました。
恵比寿さんこんにちは
コメントいただけてうれしいです。
この曲は特別な音楽だという気がしますね。
心を落ち着けてちゃんと聴きたいというか。
聴けば心もつれていかれるというか。
作者にもそうだったと思うんです。
芸術家は満足したら終わりだと言いますが、もうこの後はないんですもんね。
この曲は特にバックハウスでとか思ってしまいますよね。
きっと若い人の素晴らしい演奏もいっぱいあるんだとは思いましけれど。
どうもありがとうございました。
こまちょんたさん、こんにちは
いつもコメントいただけてうれしいです。
犬はおやつくれようとか言いだしたので大丈夫だと思います。
朝顔、今日咲こうと思ってたつぼみに霜がかかって固まってるのを見ると
泣けてきます。
ほんとに最後まで必死になって咲こうとしてるから。
何をかわからないけど自分も必死に頑張らなくちゃいけないんでしょうね。
とりあえず咲いたら凝視して喜んでやろうと思ってます。
どうもありがとうございました。