ステルス喫茶
結構前から嫁さんが近所に発見したと騒いでいたんだけどあんなところに喫茶店なんか見た覚えがないしグーグルマップにも載ってないし・・怪しいなぁなんだそれなんて思ってた。
休日自転車で走ってると看板のパトランプが回ってるのを発見、別に変な団体専門とかそういうのじゃない普通の店らしきものが確かにある。
帰って嫁さんにそう言うと行すぐこうという事になり

入ってすぐ明るい声のいらっしゃいませーが聞・・タバコが見えああそうか失敗したと思うと同時に自分であんなに生きたがった嫁さんが帰ろうみたいなそぶりを見せる。
だけどもう氷をコップに入れる音が聞こて逃げるのも悪からご飯食べていこうと座ったところ。

持ってきてくれた2つのおしぼりの大きさが全然違うと嫁さんが笑ってる。
その時はものすごく素朴なイメージを持ったけど後で考えるとあえてかなと思わないでもない。
喫茶店だし漫画みたいな山盛りご飯なんか出てこないだろうとか考えながら待っていると
カウンターの常連さんが運んできてくれたご飯を置きながら、少し多めに持った方がこちらで・・
ああ素敵。
今どちらか問うとご飯減らしたい盛りだけど気持ちが素敵。
そしてでてきた

お浸しはサービスでつけてくれたとのこと。
このハンバーグは予想をはるかに超えておいしいかった。
乗ったこともないけれど昔の一等車が付くような列車の食堂車で食べてるような・・
そういえば食堂車というので食べた経験は一度しかないな。もう末期だったのでメニューもそんなになくて学食の250円みたいなカレーが千円位したような。ちょうど窓の外に八幡製鉄所を見ながらだった気がする。
それはいいけどこれ美味しいこんなことならもっと早く来ればよかったかな。
ここいつからあったのか壁はたばこのヤニで結構汚れちゃってるけどどんなに古くもないのか?昭和の終わりくらいからあったのか?
いずれにしても、この前をそこそこ通ったつもりだけど全然知らなかった。
こんなにおいしいならまた来ようか。

BGMが流れたりはしてなくてテレビのワイドショーを見て常連のおばさんたちがなんか言うというのがBGMなのかもしれない。
まさに今だなという話題で盛り上がっているのが聞こえる。
https://www.youtube.com/watch?v=7PCAkEfkHKU&t=324s
プロコフィエフの曲だと知ってて聴くからああいいなとかと思うけれど、知らずに聴くとよく喫茶店で流れてる安BGMだなんて言っちゃうかもしれず・・
昔、ある私的な集まりでラヴェルの高雅で感傷的なワルツという新作が作者を伏せたまま演奏された。
作者としてはお世辞や先入観抜きの感想を聞きたいという思いがあったかもしれない。
皆素直な感想を述べたけれど嘲笑や酷評を含むものだったらしく、無言で楽譜をカバンに入れ立ち去ってゆくラヴェルを見て皆取り返しのつかない悲劇に気づいた・・
多分そのまま出版されてすぐ有名になった曲だし歴史の後ろ側からみて批判するのは簡単だけど誰も責められないと思う。
昔、強権的練習みたいなのでも有名だったトスカニーニという指揮者はラジオから流れるベートーヴェンを聴いてこのひどい演奏はなんだと怒り狂い罵詈雑言を投げつけた。曲が終わると、ただ今の演奏はトスカニーニ指揮・・
馬鹿にして笑う話じゃなく演奏家とはどういうものかという点で非常に興味深い話かもしれない。
実際見たことを書こうかと思ったけどやめる。
かわりに書くとユダヤ人を批判というより愚弄し続けたワーグナーは実は自分にもユダヤ人の血が混じっている可能性があることにおびえていたという。
人や何かをけなしたくなることは素直な感想なので間違いではないと思う。
だけど人前に出すと自分とは全く違う視点からの評価が始まることを忘れちゃいけないと思う。
もっと言うと人をけなすと同じ大きさで自分を貶めている可能性が非常に高いことを忘れちゃいけないと思う。
それがどうしたってなもんだろうし、そんなことを訴えたいわけでもないけど。
今一番けなしたり文句を言いたい相手は自分だ。
でもそんなことしても解決しないしあんまりやってると危ない。
大丈夫まだ本当の八方塞じゃないはず。
ダメかと思ってもまだ続いてるし。

アイスコーヒーを持ってきてくれた店主が変な顔でこちらを見るから何かしちゃったのかと思ったら私じゃなく窓の外。
常連さんだろういつもの場所に私の車がとまっちゃってるから。
入ってきた一団も常連で皆顔見知りらしいけど酒も入ってないのによっぱ・・いいけどグーグルマップって店に入ると自動的にレビューしろみたいなのが出てきてわけわからないままなんか押しちゃう人がいるから存在くらいは登録されてたりするもんだと思う。けどここはそれに限らずネットで検索しても情報のかけらも出てこない。
今時珍しいステルス店か・・気付かないだけで実はそういうところが結構あったりするのかな?
あってもそういうところは排他感が爆発してたりしそうで。だけどここはそういうのもない。
すぐ近所にいいお店を見つけられてよかった。
生きてればいいことがあるじゃない。
じゃあいいじゃない。
休日自転車で走ってると看板のパトランプが回ってるのを発見、別に変な団体専門とかそういうのじゃない普通の店らしきものが確かにある。
帰って嫁さんにそう言うと行すぐこうという事になり

入ってすぐ明るい声のいらっしゃいませーが聞・・タバコが見えああそうか失敗したと思うと同時に自分であんなに生きたがった嫁さんが帰ろうみたいなそぶりを見せる。
だけどもう氷をコップに入れる音が聞こて逃げるのも悪からご飯食べていこうと座ったところ。

持ってきてくれた2つのおしぼりの大きさが全然違うと嫁さんが笑ってる。
その時はものすごく素朴なイメージを持ったけど後で考えるとあえてかなと思わないでもない。
喫茶店だし漫画みたいな山盛りご飯なんか出てこないだろうとか考えながら待っていると
カウンターの常連さんが運んできてくれたご飯を置きながら、少し多めに持った方がこちらで・・
ああ素敵。
今どちらか問うとご飯減らしたい盛りだけど気持ちが素敵。
そしてでてきた

お浸しはサービスでつけてくれたとのこと。
このハンバーグは予想をはるかに超えておいしいかった。
乗ったこともないけれど昔の一等車が付くような列車の食堂車で食べてるような・・
そういえば食堂車というので食べた経験は一度しかないな。もう末期だったのでメニューもそんなになくて学食の250円みたいなカレーが千円位したような。ちょうど窓の外に八幡製鉄所を見ながらだった気がする。
それはいいけどこれ美味しいこんなことならもっと早く来ればよかったかな。
ここいつからあったのか壁はたばこのヤニで結構汚れちゃってるけどどんなに古くもないのか?昭和の終わりくらいからあったのか?
いずれにしても、この前をそこそこ通ったつもりだけど全然知らなかった。
こんなにおいしいならまた来ようか。

BGMが流れたりはしてなくてテレビのワイドショーを見て常連のおばさんたちがなんか言うというのがBGMなのかもしれない。
まさに今だなという話題で盛り上がっているのが聞こえる。
https://www.youtube.com/watch?v=7PCAkEfkHKU&t=324s
プロコフィエフの曲だと知ってて聴くからああいいなとかと思うけれど、知らずに聴くとよく喫茶店で流れてる安BGMだなんて言っちゃうかもしれず・・
昔、ある私的な集まりでラヴェルの高雅で感傷的なワルツという新作が作者を伏せたまま演奏された。
作者としてはお世辞や先入観抜きの感想を聞きたいという思いがあったかもしれない。
皆素直な感想を述べたけれど嘲笑や酷評を含むものだったらしく、無言で楽譜をカバンに入れ立ち去ってゆくラヴェルを見て皆取り返しのつかない悲劇に気づいた・・
多分そのまま出版されてすぐ有名になった曲だし歴史の後ろ側からみて批判するのは簡単だけど誰も責められないと思う。
昔、強権的練習みたいなのでも有名だったトスカニーニという指揮者はラジオから流れるベートーヴェンを聴いてこのひどい演奏はなんだと怒り狂い罵詈雑言を投げつけた。曲が終わると、ただ今の演奏はトスカニーニ指揮・・
馬鹿にして笑う話じゃなく演奏家とはどういうものかという点で非常に興味深い話かもしれない。
実際見たことを書こうかと思ったけどやめる。
かわりに書くとユダヤ人を批判というより愚弄し続けたワーグナーは実は自分にもユダヤ人の血が混じっている可能性があることにおびえていたという。
人や何かをけなしたくなることは素直な感想なので間違いではないと思う。
だけど人前に出すと自分とは全く違う視点からの評価が始まることを忘れちゃいけないと思う。
もっと言うと人をけなすと同じ大きさで自分を貶めている可能性が非常に高いことを忘れちゃいけないと思う。
それがどうしたってなもんだろうし、そんなことを訴えたいわけでもないけど。
今一番けなしたり文句を言いたい相手は自分だ。
でもそんなことしても解決しないしあんまりやってると危ない。
大丈夫まだ本当の八方塞じゃないはず。
ダメかと思ってもまだ続いてるし。

アイスコーヒーを持ってきてくれた店主が変な顔でこちらを見るから何かしちゃったのかと思ったら私じゃなく窓の外。
常連さんだろういつもの場所に私の車がとまっちゃってるから。
入ってきた一団も常連で皆顔見知りらしいけど酒も入ってないのによっぱ・・いいけどグーグルマップって店に入ると自動的にレビューしろみたいなのが出てきてわけわからないままなんか押しちゃう人がいるから存在くらいは登録されてたりするもんだと思う。けどここはそれに限らずネットで検索しても情報のかけらも出てこない。
今時珍しいステルス店か・・気付かないだけで実はそういうところが結構あったりするのかな?
あってもそういうところは排他感が爆発してたりしそうで。だけどここはそういうのもない。
すぐ近所にいいお店を見つけられてよかった。
生きてればいいことがあるじゃない。
じゃあいいじゃない。
Comment
そういう喫茶店というか飲食店というか。
昭和にありそうな、粗野な飲食店も良いですね。
ハンバーグも非常においしそうでした。
こういう、ふと行く店も良いですね。
LandMさん、こんにちは
いいお店でした。
すぐそばにあって灯台下暗しという感じなのが
またいいですね。
こういうお店はどんどん減っていると思うので
捕まられるうちに。
どうもありがとうございました。