どうしてあの人がってよく聞くけど

休みはまた病人らしく静かにしてるつもりだったけれど心のガス抜きが必要な気もして数か月前に開通した高速道路を走ってみようと思った。
走る以上はその先に用事を見つけたくて
11684.jpg
吉田のうどん。
きれいに盛り付けてあったけどうどんが見えないので出してみる。
通常なら迷わずかけうどん大というのを頼むところ腹に穴の開いた病人なのでまさかの小。
吉田のうどんの特徴である堅い餅みたいな歯ごたえが堪能できおいしいねこれ。
もっと素朴にみそ汁みたいなので出してくるお店もあるけどここは澄んだ出汁。肉は多分馬肉。
ほかに野菜とひき肉みたいなのが合わさっておいしい。
美味しいから穴あき病人なのに大にすればよかったかななんて考えながら。
そして多分これは腹に穴が開いてる人にも優しい食べ物。
11685.jpg
この後どこに行こうか考えると妥当な線として富士山を一周して帰る案が浮かぶ。青木ヶ原樹海を通って・・青木ヶ原・・
最近、前日だったか読んだ話を思い出す。
自殺って思いつめ覚悟を決めて行うものだというイメージがあるけれどそうじゃない。その芽を持ってる人だと笑顔で出かけこれから何かをするつもりであったはずなのにふっと引き込まれ自殺に至ってしま・・
自分がそうだという気はさらさらないけれど、なんか今日あそこへ行くのはよそうと思った。

やめると来た道を戻るか非常に大回りなルートか、せっかくだし行ってみよう
ちょっと走るとあるリニア実験線に併設された展示解説施設みたいなものに行ってみた。
電力会社がやってるような無料の展示施設のイメージで建物に入るといきなり切符売り場みたいなところのお姉さんにロックオンされ逃げられず。
この際だからとお金を払って入ってみれば
11686.jpg
どうせレプリカだろと思ったこれはまさかの引退した本物。
中へ入ってみると新幹線と比べかなり狭い。
開業してもほとんどの区間は地下か山岳トンネル、地上区間はコンクリートの蓋をされているので景色が見られる乗り物じゃない。
40分間の水平エレベーターみたいな感じか

私の就職活動はバブルがはじけてすぐ、さっそく氷河期なんて呼ばれてた思う。
日経なんとかという雑誌を毎月買いマニュアルとして企業訪問やOB訪問、礼状を出して・・
その時第一志望だった企業はリニア実験線に絡んでいたのを思い出した。私だから先端技術の開発なわけはなく設備的な面でだけど。
結構偉い人が単独で会ってくれていろいろ説明してくれる中で営業線が本当に開通するのかはわからないという人もいると言っていたのを思い出す。。
結局落ちてしまい関係もないけどあれから20年以上を経た今もまだ実験線段階か。
馬鹿にしてるんじゃなくてデカいスケールだなというか。
11687.jpg
時速500kmとかで走るので長さ40kmの実験線を往復するのも模型が往復してるかのような短時間で・・

就職活動は第一志望落ちて投げやりになり後はみんな落ちた。今考えるとそうでなくてもあの時の自分じゃどこにもうからないだろう。
逃げ込むように入った企業は夜逃げで終わった。
夜逃げというのは正常に暮らしている人間が使う言葉ではないけどそこの説明は省略。
決めたのは昼頃、それから決行の夜まで誰にも悟られてはいけないと思ったけれど私は笑いが止まらなくなってしまいずっと声を出して笑っていた。
あんまり笑うので周りの人間もつられて笑っていたのを覚えているけれど若干の?が浮かんでたと思う。
あんなに楽しそうだったやつが何で逃げるんだ?みたいな話もあったらしいけどそういうものかなとも思う。
よく自殺をした人に対しどうしてあの人が?なんていうけれど。
11688.jpg
すごい速さで通過するのを見たかったけれど毎回目の前で止まってしまう。
デモの人によると午前中はぶっ飛ばして通過していたそうだ。
なんか理由があってそういうモードの試験をしてるんだろう‥とか書いてると仕事を思い出すのでやめ。
液体ヘリウムで冷やした超伝導体を用いた実験というかデモンストレーションみたいなのを見る。
若い人が慣れた感じで誰にでもわかりやすい感じで説明するけれどよくある子供だましな的なうにゃうにゃな感じではなくちゃんと工学系でなんかバリバリやってる人という感じ。
意外に面白く、なんか来てよかったかな。

https://www.youtube.com/watch?v=sHsFIv8VA7w
最近寝落ちすることが多いのだけど目が覚めたらもう聴き飽きちゃった感のあるマーラーの2番が頭の中で鳴ってた。
考えてみると三途の川を渡っていく曲だな。
この曲非常に大掛かりなうえに様々な仕掛けがしてあって中学生くらいから始まって二十歳すぎくらいまでスコアを見ながら何度も何度も聴いた。
毎晩歌劇場でワーグナーを振ってた人が交響曲を書くとこうなるというこの曲、ワーグナーの楽劇のスコアをなんとなくめくっていくとマーラーのオリジナルだと思ってたようなアイディアやスコア上の景色が当たり前にそこにあるのね。なんだ・・そうなのか・・なんて今頃思ったり。
でもそこから始まってオリジナルを確立していく様子も見ることができるわけで
とこんなことを書いてるけど今こういうでかい音楽を腰を据えて聴こうという心境ではなく。
なんとなく頭の中で勝手にループしてるからそれを聴いてる。
11695.jpg
あたりまえだけど自殺なんて微塵も考えないしこの先破滅というのも受け入れるわけにいかない。
腹は何とか持ちこたえてくれてる。
思いつめて夜逃げしちゃってるようなのは間違いだけど、とりあえずめげないで。

Tag:マーラー交響曲第2番  Trackback:0 

プロフィール

unagi

Author:unagi
誰にも迎合できません
2022年11月からピアノ習い始めました

ランキング
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ それでいいの - にほんブログ村
カテゴリ
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
.
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ それでいいの - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村