私の犬だと言いたい

クリスマスイブはまず歯医者に行ってきた。
気付かないふりをしている個所があったのだけど、長生きするっていうんならちゃんとしとかないとという気持ちが急にきて。
もしかするともんちがそう言ってるのかなと思ってみたり。
診てもらったら予想より大ごとになってしまい身構えたけれど、痛みのほか苦痛が全くない事において子供の頃の記憶からすれば天国みたいだ。
やってるうちに20年位前に親知らずでここにきたときにもそう思ったことを思い出したり。あの時は最初の塗る麻酔がバナナ味だった。
太陽の光が精神面に強く影響するとすごく思う。
今朝起きたときはなんとなくよかったのだけど曇天を感じたらだんだん下がってきて、日が出てきたらまた上がって。
俺は植物か。
もんちがいたから休日は何も考えなくても日に当たって歩く時間があった。
モモを散歩に連れて行ってると思ってたけど、モモが私を散歩に連れて行ってくれてたんだと今思う。

風がものすごく強くわざわざ出歩くのもどうかと思うような日、こんなところをほっつき歩く。
風にさらされ首の後ろが冷えちゃってあっという間にものすごい凝りが来たりしてなんだこれ?
もう若いころとは違うということ?
これも腹痛を促進させたかな?
腹痛になったらまた最小限のおかゆ生活。
それから嫁さんがほとんど野菜だけななにかを作ってくれるようになってきて
近所からもらったセロリがシャキシャキしてて香りも素晴らしくおいしかった。
別な人からもらった自家製沢庵も美味しかった。
モモがいれば散歩でいろんな人と顔を合わせるのでお礼も自然に言えてた。
この一か月、誰とも会ってないなそういえば。
人と一言二言話すだけでも全然違うんだけど、まったくないというのは危ないな。
いろんなことが、みんなもんちのおかげだった。

とんでもない急坂を登る。
この先今度は長い階段があって、飼い主がぜーぜーいいながら登ってる横を余裕で楽そうに。
もーちゃん速いねーっていったらすんごい満面の笑顔になって・・
もう、いないのか。
ハーネスは何度か買い替えたけどリードは写ってるあれが手になじんじゃったもんだから結局15年使い続けた。
リード外しても大丈夫かな?と最初に思ったのはこの先の無人地帯でだったと思う。
どっか行っちゃたりもせず、また人のいそうなところに戻ったらその紐つけなくていいの?って聞いてくれたりして。
ハーネスもリードもまだ今まで通り散歩に出かける感じで玄関に置いてある。
仏壇じゃないけど明るくモモの遺品を収めるところを準備中で、いずれほかのいろんなものと一緒に置く予定。
モモと歩いた道を一人で歩こうかなとも思うけれど、まだちょっといろいろ思い出しちゃって湿っちゃうかな。
なんか隠遁生活みたいだし。
https://www.youtube.com/watch?v=_VYrqO0YUC4
聴いてたらもんちと歩いたことを思い出し泣きそうになった。
この曲について思うことを書こうと思ったけどやめる。
誰にも通じなくてもどこにもなじめなくても嫁さんともんちがいてくれればいいかなんて思いながら、すぐそばに横たわる毛むくじゃらを眺めていたんだけど。

モモと散歩しだしたころはどこまででも歩いていけそうな感じだったから毎回全然違う方向へ飽きるまで歩いたけれど、そういえば行く先々で俺も昔犬を飼ってってさ・・と話しかけてくる人に出会った。
なんでそんなにと思ったりしたこともあったけど、今わかる気がする。
自分も誰かにやっちゃうかも。
俺も昔犬と散歩をよくしてね・・

市役所にモモの死亡届を出しに行ってきた。
30日以内にとか書いてあるから今日が期限かと思って。
ハンコを押すでもなくさらっと終了。
最初に登録の届け出をしたのは私じゃなく手帳の名前も私じゃない。
もーちゃんはもーちゃんで誰のものでもないけど、
でもモモは私の犬だと、そこだけは誰にも譲らず言い張り続けたい。
Comment
今朝は咳がおさまってきて随分楽になりました。
遅くなったけど、Merry Christmas unagiさん。
ももちゃんはunagiさんのわんこですよ。
誰が何と言ってもunagiさんのわんこです。
みてますよ~。
あなたの事を。
いつでもね。
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くるみさん、こんにちは
ありがとうございます。
どうかくるみさんが健康でいられますように。
どうか、くるみさんに明るくいいことがたくさん訪れますように。
pochasannさんこんにちは
そうだとうれしいですし
私もそう信じています。
どうもありがとうございました。
モモちゃんがいなくなりお寂しいお気持ちが感じられてしんみりします。色々な場所で思い出がたくさん。愛犬カードがあるのですね。手続きもまた辛いですね。昔、中学生の時に買っていた犬や猫が死んでそれ以来飼っていません。つらくて。息子たちが飼いたいと言ってもマンション住まいを口実にしていました。言葉が通じないからこそ心が通じたという思い出ですね。
たんぽぽ・ママさん、こんにちは
コメントいただけてうれしいです。
自分の親が死んでも泣きませんでしたが・・みたいな人が結構いるんですよね。
言葉がないし、建前論とかそういうのもないまっさらな心でお互い意思疎通や愛情のやり取りをした仲ですから、
人同士とは違う直結の絆が生まれるんですよね。
それはきっと体がなくなってしまってもずっと残るものなんだと思います。
たんぽぽ・ママさんの、お犬や猫さんもきっと幸せだったと思います。
どうもありがとうございました。
unagiさん、こんばんは。
お腹の痛みは大丈夫ですか?
くれぐれも無理しないようにして下さいね。
本当にお大事にね。
「愛犬カード」なんてあるんですねぇ。
横浜には(少なくても私の住んでいる区には)ありませんでした。
コロちゃんが死んだ時には区役所に電話一本で終わりでした。
「あ、そうですか。」の担当者の一言は今も忘れていません。
モモちゃんは紛れもなくunagiさんの大切な家族でしたよ。
godminaさん、こんにちは
ありがとうございます。
おなかをまた壊すのは絶対嫌なので気を付けます。
愛犬カード、どこにでもあるものだと思っていました。
モモがいてくれた証みたいで、この先も大事にとっておこうと思います。
minaさんのコロちゃんへの気持ちが伝わってきて
コロちゃんも今頃笑顔でいるだろうなと思います。
どうもありがとうございました。