マーラー交響曲第2番「復活」 舞台裏のホルン

マーラーの「復活」第5楽章。
あの世に入ってから、どこかへ向かってトボトボ歩いています。
遠くからは導くような声が・・・・
舞台裏でホルンが朗々と歌うというか語るというか。
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その最後、高い音が出なかったらトランペットで・・みたいなオプションがあります。

プロなら余裕なんでしょうけど、ここにふさわしい感じの音色や雰囲気が得られるかみたいな話ですか。。。
不変の真理が静かに語られている場面だから。
いろんな録音を聴いてると、トランペットがというのもあります。どれだっけ・・
少なくともワルター、ニュ-ヨークフィル1958年はそうです。むかし、毎日毎日スコアを見ながら聴いた・・・宝の地図を見てるみたいな気がして。

ここはトランペットで・・とかいうのは誰が決めるんだろう?
ホルンはむっとしたりするもんなのかな。

この最後の2台のティンパニもなんかこう、知識と経験と、大編成オケを使える実権を握り始めていた若い作曲家のやってやろう感が出てると思うんですよね・・
マーラーの曲でティンパニが一番歌ってるのはこの2番・・・ちがうか、その後の曲のが大事な歌をってるか・・
ティンパニが一番派手で面白いのはこの2番かな・・

終わったところににホルンはオーケストラ内でやるみたいなことが書いてあります。

その後アレグロに入ってすぐのここ
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裏でやってたホルンはオーケストラの中で8-10番として参加するように書かれています。



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もう一か所ここをやってまた超神秘的部分のために裏へもどれの指示・・・

でも、聴きに行ったときそんなことやってたかなぁ?・・・やってなかったよ。
ここホルンは6本でやってたのかな・・10本いたんだっけ?・・忘れちゃった。

超神秘的部分終わったら静かにオーケストラへ戻って・・

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合唱入ってからの間奏で1番2番と一緒にやる・・みたい

ここも、実演ではオケへ戻るとかやってなかったなー

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最後に復活の合唱で盛り上がる直前からホルンの7、8、9、10番が楽譜上に登場します。
裏のトランペットは呼んでくれないのね・・・

聴きに行った際はここで袖から出てきて隅の方に窮屈にたまっているのを見ました。
なんか地元の音楽祭みたいだった・・中学生も参加!みたいなの
神聖な音楽だと思い込んでいましたが、見た目的にお祭りになってた。そういう曲なのかものな。

オーディオとかいうなら、ここで4人出てくるんだから、それをはっきり聞き取りたいですね。
正直実演だと大騒ぎすぎてもう音より見た目ですよねこの辺・・
ホールが小さいと音が飽和してビンビン言ったりしたりして・・

ちなみにこの楽譜の最後でトランペットとトロンボーンが復活のテーマを歌ってますが ’ の後、次の小節は休みです。
でもワルター・ニューヨークフィルの録音を聴いてると到達点の音が4分音符くらいで聞こえるんですよね。
あれなんだろ?
いろんな楽譜があるのかな?
マーラーと最もこの曲について話した人の一人であろうワルターの演奏なので興味深い。

マーラー自身が振っていたニューヨークフィルとこのニューヨークフィルは別団体なんだっけ?
いっしょだっけ?

しつこいけど、ついでに最後の4小節くらい、みんなでクレッシェンドしていますがfffに到達するタイミングがパートによって違うんですね。チェロだけ最初からfff連発だったり。
最高潮に達した合唱を低音がグワッと後押しして次になだれこむ・・と思ったらまさかの ’ ルフトパウゼ(一瞬の間)・・・
名人芸的な指揮の様子が想像されて・・・

Tag:マーラー交響曲第2番  comment:0 

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2022年11月からピアノ習い始めました

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