全部が悪夢じゃなかった

写真と本文の内容は全く関係ありません。
レッスン当日
家で練習してみると調子は最悪で、変なところに力が入ってるんだろう首筋から頬にかけて異常に凝ってしまってる。
そういうときに楽器をやるとガタガタになると勝手に思い込んでいるのでレッスンまでに効くかもわからないけど肩こりドリンクを飲んでみたり。
もうおまじないというか験担ぎというか藁をもつかむというか

こういう時はいつもこれから切腹する人が白装束に着替える時みたいな気分になるんだけど、急に気づいた別なトラブルに気が行ってる間に時間が来てしまいそうならずにすんだりして。
レッスンでは前回いいと言われたリードを使うつもりだったけれど、あまりに調子が悪いため禁断のやたらに楽な調整リードも持っていくことにする。
鳴りリードを使うと怒られるだけじゃなくまたこれを使えと言われてしまうんじゃないか・・だけど鳴らないリードでなんだそりゃなんて言われてればいつまでたってもレッスンにならないし・・
交差点でやけに長い?と前を見ると誰かが運転席から降りに前に走り出した。
ああ先頭が感応式のセンサの下にとまってないのか・・
信号が青になって走り出した時によしっ、今日は2番!っと決める。
1番2番は無敵の調整リード。

レッスン。
最初にエチュードを・・先生の指示で音価を楽譜と変えて吹くのでタンギングが落ち着いてできる反面息がくるしく・・あらだらけだったけれど
いいね。
え?
その後いろいろ吹いてみたんだけどいいねという声をかけてもらう。もちろんそのいいねは絶対評価じゃなく、先日までのどうにもならない私と比較しての相対評価でだけど。
でも今日も墜落炎上のつもり出来てる私にとってはびっくり展開なのと、リードについて何も言われないことが朗報というか。
初めは悪い癖でメトロノームが聞こえずずれたりしていたけれどそのうちそれが聞こえだし、部屋のせいもあるかもしれない自分の楽器が水あめみな音色で鳴っていることに気づいた。
もう鳴りにくいリードで自分をダメだとか思ってるのはやめて楽に鳴らせるリードをそろえて毎日エチュードをちゃんと練習するように切り替えよう。

最後に、ある曲で歌うことを指示される。
楽器で歌うというのは感情表現的な豊かな表情をもって演奏する・・そんなひと言じゃない気もするけど、そこは先生の教えたいところだから適当にいいですねなんて言われない。
やっててふと気づく。
まだ技術的にガタガタでそれどころじゃないというのがまずあるんだけどもう一つ、自分で今の自分がそんなに歌うのはおかしいしやれてこれくらいだろうなんて制限をかけてやってるところがあるかもしれない。
これ楽器に限らず昔からいろんなところであるかも。
最後に思いっきりやってみると
そうそう・・
ああ、今日こんなところまでいくとは思わなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=etb__Zs9U6Y
まずリードをそろえて基礎を・・
いや、よくある気が付いたらまた悪夢というのに戻らないように
どうかもどらないように
どうか先へ進ませてください。
誰にかわからないけれど、今日はどうもありがとう。
写真は先週。
ある種の人には有名かもしれない場所で一部の人には有名かもしれない駅弁を食べました。
駅弁に生野菜が入ってるって当たり前のようだけど画期的なことなんだって。
昔あの線路を、キャベツかなんかを満載した短い貨物列車を小さな蒸気機関車がひいて走っていたらしい。
天気悪いけど、とてもいいところでおいしい時間でした。