電柱と雷とブラームス

家のそばの電柱。近所の人になんの写真撮ってるの?と言われて返答に困りました。
ちょっと写ってるこの森にはフクロウが住んでいます。
私がそうだというわけではないですが、電柱にもマニアがいます。面白いんですよ結構。
電柱の電線て3本一組ですが・・興味ないかそんなの。
見にくいですが柱のてっぺんに細い線が一本のっかっています。これを架空地線と言います。
「かくう」じゃなくて「がくう」と読んだら電気屋ですね。
地面と同じ電位にしておいて雷に向かって「余計なとこへ行かないでここに落ちてください」と言ってるわけなんです。
配電線レベルじゃあんまり効果がないんじゃないかという事で最近の電柱にはつけないみたいですね。
こういう、みんなが信じてたけど違ったみたいなことってありますよね。
赤チンの効果とか。
20年以上前、住宅密集地に毒ガスがまかれ、多数の死者が出るという事件がありました。
報道などにより日本中が犯人に違いないと信じたその人は実は犯人ではなく一番の被害者でしかなかった。
音楽もそうじゃないかな・・この曲はこういう音楽で・・皆が信じてるのも・・のちの勝手な誤解を勝手に信じてるだけというのが結構あったりして。
雷といえば、作曲家を刺激するらしくいろんなな曲に出てきますね。
避暑地の美しさに触発されて書いたらしいブラームスの交響曲第2番

第1主題が一段落したところのティンパニ。
美しい午後のひと時、遠くで雷が鳴っているのが聞こえる・・・
夕立が来るのかな?・・遠いからな来ないか・・みたいな
結局来ないけど・・
いいですよね・・ここ・・
この曲、ブラームスの4つある交響曲で唯一テューバが使われています。
劇的な3曲ではなくて、ブラームスの田園交響曲なんて言われるこの曲にテューバというのが面白いですね。
何かテューバって派手でうるさい曲に入ってそうでしょ?
テューバほど柔らかく包み込むような音の出せる楽器もないだろみたいな話もあるんですけどまた・・

ここで2番を着想したそうです。
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